平成28年度大宮国道事務所の事業概要

平成28年5月19日(木)
国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所
記者発表資料
平成28年度大宮国道事務所の事業概要
大宮国道事務所では、上尾道路や本庄道路、入間狭山拡幅等の改築事業及び国道4号、16号、17
号の交通安全事業、電線共同溝事業の整備を行っています。
平成28年度は約82億円で事業を実施します。
主な事業は以下のとおりです。
あげ おど うろ
え がわ
○国道17号 上尾道路
にし
平成28年4月29日開通(江川地区4.7km)
みやまえちょう
おけがわ
かわた や
・さいたま市西区宮前 町 から桶川市川田谷間(Ⅰ期区間)において、用地買収、改良工事等を推進す
えがわ
るとともに江川交差部において、引き続き環境調査を実施します。
きたもと
い し と しゅく
こうのす
み
だ
・北本市石戸 宿 から鴻巣市箕田間(Ⅱ期区間)においては、道路設計、環境調査及び用地買収を推進
します。
ほんじょう ど う ろ
○国道17号 本 庄 道路
かんながわ
・神流川橋架替区間の道路設計、橋梁下部工事及び用地買収を推進します。
ほんじょう
ぬ ま わ だ
みやこじま
・本 庄 市沼和田から都 島 間においては、道路設計及び用地買収を推進します。
いる まさ やま
い る ま
○国道16号 入間狭山拡幅
い るま
かわらまち
いるま
平成29年度開通予定(入間市)
くろす
・入間市河原町から入間市黒須間の道路設計、改良工事を推進します。
し ゅ と け ん ちゅうおうれんらく じ ど う しゃどう
けん おう どう
○首都圏 中 央 連絡自動車道(圏央道)
おけがわきたもと
しらおか しょうぶ
・桶川北本ICから白岡菖蒲IC間において、側道部の道路設計及び改良工事を推進するとともに引
き続き環境調査を実施します。
しんおおみや あ げ お
よ の
あ げ お みなみ
○新 大 宮 上尾道路(与野∼上尾 南 )
よ
の
平成28年度新規事業
あ げ お みなみ
・与野JCTから上尾 南 IC(仮称)間の道路設計を実施します。
○交通安全事業
そ う か し しんぜんちょう
・国道4号草加市新善 町 等の交差点改良事業を実施します。
う らわ
きた
・国道17号さいたま市浦和区・北 区等の自転車通行環境整備を推進します。
○電線共同溝事業
かわごえ
あさひちょう
・国道16号川越市 旭 町 地先等における電線類の地中化を推進します。
発表記者クラブ
竹芝記者クラブ
埼玉県政記者クラブ
神奈川建設記者会
問い合わせ先
国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所
こばやし
たつのり
あいざわ
こう
はいしま
副所長【改築担当】 小林 達徳、副所長【管理担当】 相沢 興、 計画課長 蓜島
TEL :
048-669-1200 (代)
1/15
ひろのぶ
洋伸
平成28年度 大宮国道事務所 事業費
(単位:百万円)
事 業 名
H28事業費
4,377
改築事業
国道468号 首都圏中央連絡自動車道
1,576
国道17号
上尾道路(Ⅰ期)
1,090
国道17号
上尾道路(Ⅱ期)
300
国道17号
本庄道路
国道16号
入間狭山拡幅
230
国道17号
与野大宮道路
51
国道17号
新大宮バイパス
10
国道17号
新大宮上尾道路(与野∼上尾南)
1,020
100
交通安全事業
国道4号 新善町交差点改良事業
国道17号 さいたま市浦和区(北浦和駅周辺)・北区(日
進周辺)自転車通行環境整備 他3箇所
1,184
電線共同溝事業
国道16号川越(2)電線共同溝 他28箇所
2,656
8,217
合 計
※上記のほか、維持管理費、調査費等がある。
2/15
大宮国道事務所の主な事業
本庄道路
延長7.0km
群馬県
栃木県
茨城県
境古河IC
首都圏中央連絡自動車道
五霞IC
延長10.5km
上尾道路(Ⅱ期)
幸手IC
白岡菖蒲IC
延長9.1km
3/15
久喜白岡JCT
桶川加納IC
埼玉県
桶川北本IC
川島IC
上尾道路(Ⅰ期)
千葉県
延長11.0km
坂戸IC
新大宮上尾道路
(与野∼上尾南)
圏央鶴ヶ島IC
さいたま市浦和区(北浦和駅周辺)・北区
(日進駅周辺)自転車通行環境整備事業
鶴ヶ島JCT
延長8.0km
与野大宮道路
延長1.5km
狭山日高IC
三郷JCT
川越(2)電線共同溝
川口JCT
入間IC
入間狭山拡幅
凡例
三郷南IC
美女木JCT
管理延長
新大宮バイパス
(都内区間)
新善町交差点改良事業
(H28.5.1現在)
国道4号
41.29m
首都高速
国道4号バイパス
24.28km
一般国道(直轄)
国道16号
56.49km
事業化区間
国道17号
78.56km
未事業化区間
国道17号バイパス
高速道路
延長4.6km
延長2.3km
東京都
合 計
65.57km
266.19km
しゅ と けん ちゅうおう
れんらく
じ
どう しゃ どう
国道468号 首都圏中央連絡自動車道
H28年度事業費: 1,576百万円
事業の概要
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は、首都圏の幹線
道路の骨格となる3環状9放射の道路ネットワークを形
成し、都心から半径およそ40∼60kmの位置に計画
された総延長約300kmの環状の高規格幹線道路です。
圏央道は、都心部への交通の適切な分散導入を図り、
首都圏全体の道路交通の円滑化等を図るとともに経済活
動の活性化が期待されており、埼玉県内については、新
桶川北本IC(平成28年2月撮影)
たな東西の交通軸を形成します。
しらおかしょうぶ
おけがわきたもと
平成27年10月31日の桶川北本IC∼白岡菖蒲IC間
の開通により、圏央道埼玉県区間は全線が開通しました。
平成28年度予定
桶川北本ICから白岡菖蒲IC間において、側道部の道路
設計及び改良工事を推進するとともに、引き続き環境調
査を実施します。
桶川加納IC(平成28年2月撮影)
さって
幸手市大字木立地先
いるま
入間市大字木蓮寺地先
国道468号 首都圏中央連絡自動車道(埼玉県区間) 延長58.4km
開通済 延長58.4km
鶴ヶ島IC
圏央鶴ヶ島IC
坂戸IC
鶴ヶ島JCT
川島IC
おおあざきだち
おおあざ もくれんじ
加須IC
埼玉県
桶川北本IC
圏央道
桶川加納IC
白岡菖蒲IC
久喜IC
久喜白岡JCT
境古河IC
五霞IC
狭山日高IC
青梅IC
茨城県
幸手IC
入間IC
千葉県
東京都
道路設計、改良工事
環境調査、用地買収
大宮国道事務所
担当区間 延長10.5km
延長10.8km
平成27年10月31日開通
4/15
北首都国道事務所
担当区間 延長14.7km
凡 例
圏央道
:開通
:事業中
事業中
:高速道路
:国道
あげ お
どう ろ
国道17号 上尾道路
H28年度事業費(Ⅰ期) : 1,090百万円
H28年度事業費(Ⅱ期) :
300百万円
事業の概要
こうのす
上尾道路は、国道17号の上尾市から鴻巣市間の交通
混雑の緩和と沿道環境の改善を図るとともに、首都圏中
おけがわ きたもと
央連絡自動車道(桶川北本IC)に接続し、さいたま新
都心へのアクセス強化など幹線道路網を形成する埼玉県
み だ
みやまえちょう
さいたま市西区宮前町(国道16号)から鴻巣市箕田まで
の延長20.1kmのバイパス事業です。
至 さいたま市
かわたや
りょうけ
さいたま市西区宮前町から桶川市川田谷(圏央道)
上尾市領家付近(平成28年4月29日撮影)
えがわ
までの延長11.0km(Ⅰ期区間)については、平成28年4月29日の江川地区延長4.7
kmの開通により、全線が開通(一部、暫定2車線)しました。
いしとしゅく
また、北本市石戸宿から鴻巣市箕田までの延長9.1kmをⅡ期区間として事業を進めています。
平成28年度予定
えがわ
Ⅰ期区間において、用地買収、改良工事等を推進するとともに江川交差部において、引き続
き環境調査を実施します。
Ⅱ期区間においては、道路設計、環境調査及び用地買収を推進します。
さいたま市西区宮前町地先
こうのす
鴻巣市箕田地先
国道17号 上尾道路 延長20.1km
Ⅱ期 延長9.1km
Ⅰ期 延長11.0km
みだ
開通済(2車線) 開通済(4車線)
延長1.2km
延長0.9km
かわたや
いしとしゅく
桶川加納IC
上尾
桶川
上尾市
主( 川)越上尾線
北上尾
北本
北鴻巣
みやまえちょう
おけがわ
きたもと
鴻巣
北本市
桶川市川田谷地先
北本市石戸宿地先
鴻巣市
開通済(4車線)
延長4.2km
宮原
至 東京
桶川市
桶川
北本IC
至 高崎
領家地区
小敷谷地区
荒川
2車線
延長4.4km
4車線
延長0.3km
平成28年4月29日開通済
延長4.7km
環境調査、用地買収、改良工事等
道路設計、環境調査、用地買収
5/15
凡 例
:開通
:事業中
:高速道路
:国道
:県道
ほんじょう どう ろ
国道17号 本庄道路
H28年度事業費:1,020百万円
事業の概要
ふかや
本庄道路は、深谷バイパス等と一体となって地域
の幹線ネットワークを形成し、国道17号の混雑緩
和や本庄地方拠点都市地域開発を支援するとともに、
かんながわ
県境に架かる老朽化が著しい神流川橋を架替えるこ
とにより、地域の防災・震災対策に大きく寄与する
ふかや
たかさき
おか
しんまち
埼玉県深谷市岡から群馬県高崎市新町までの延長
13.1kmのバイパス事業です。
高崎側(群馬)から埼玉方面を望む (平成27年11月撮影)
ぬ ま わ だ
現在、埼玉県本庄市沼和田から群馬県高崎市新町
間の延長7.0kmについて事業を進めています。
平成28年度予定
神流川橋架替区間の道路設計、用地買収及び橋梁下部工事を推進するとともに、本庄市
みやこじま
沼和田から同市都島地区間の延長1.1kmについて、道路設計、用地買収を推進します。
埼玉県深谷市岡
ふかや
おか
ほんじょう ぬまわだ
しんまち
坂東大橋
埼玉県本庄市沼和田
事業化区間 延長7.0km
たかさき
群馬県高崎市新町
国道17号 本庄道路 延長13.1km
深谷市
至 東京
関越自動車道
至 新潟
神流川橋
道路設計
用地買収
橋梁下部工事
神流川架替区間
延長1.4km
道路設計
ほんじょう みやこじま
埼玉県
本庄市都島
上里町
群馬県
本庄市
本庄児玉IC
至 練馬
道路設計
用地買収
延長1.1km
6/15
凡 例
:事業中
:調査中
:高速道路
:国道
:県道
いるま
さやま
かくふく
国道16号 入間狭山拡幅
H28年度事業費: 230百万円
事業の概要
国道16号入間狭山拡幅は、2車線区間である
かわらまち
至 川越
かみおくとみ
入間市河原町から狭山市上奥富に至る延長4.6km
を4車線に拡幅する事業です。
埼玉県内の国道16号で唯一の2車線区間が4
車線化されることで、交通の流れがスムーズにな
り、交通の円滑化が期待されます。
また、歩道のバリアフリー化と電線共同溝の整
備により、安心・安全な通行空間が確保されます。
くろ す
これまでに、入間市黒須から狭山市上奥富間の
至 八王子
八王子側から川越方面を望む(平成27年11月撮影)
延長4.2kmが開通済みであり、残る0.4km区間
についても平成29年度の開通に向けて事業を進
めています。
平成28年度予定
入間市河原町から入間市黒須間の道路設計、改良工事を推進します。
かみおくとみ
いるま
くろす
入間市
狭山市
入間市駅北口土地
区画整理事業区域
入間IC
さやま
開通済 延長4.2km
延長0.4km
入間市黒須
かわらまち
:事業中
:調査中
:高速道路
:国道
:県道
狭山市上奥富
いるま
入間市河原町
凡 例
国道16号 入間狭山拡幅 延長4.6km
至 川越
道路設計、改良工事
至 八王子
7/15
しん おお みや あげ お
H28年度新規事業
どう ろ
国道17号 新大宮上尾道路(与野∼上尾南)
H28年度事業費 : 100百万円
事業の概要
とうきょう
新大宮上尾道路は、埼玉県の中央部を南北に縦断し、東京
がい
かんじょう
しゅ と けん ちゅうおう れん らく じ
どう しゃ どう
外かく環状道路と首都圏中央連絡自動車道をネットワークで
えん な み
こうのす
つなぐ路線であり、埼玉県さいたま市中央区円阿弥から鴻巣
み だ
市箕田までの延長25.1kmの自動車専用道路です。
あげお
つつみさき
このうち、埼玉県さいたま市中央区円阿弥から上尾市堤崎
までの延長8kmの区間について事業を進めます。
与野JCT側から宮前IC方面を望む(平成28年2月撮影)
平成28年度予定
与野JCTから上尾南IC(仮称)間の延長8.0kmの道路設計を実施する予定です。
さいたま市中央区円阿弥地先
こうのす
鴻巣市箕田地先
国道17号 新大宮上尾道路 延長25.1km
ちゅうおう えん な み
上尾市
桶川加納IC
事業化区間(与野∼上尾南)
延長8.0km
あげお つつみさき
上越新幹線
上尾市堤崎地先
みだ
至 白岡菖蒲IC
さいたま市
北本市
至 高崎
鴻巣市
こうのす
桶川北IC
(仮称)
桶川JCT
(桶川北本IC)
凡 例
:事業中
:未事業化
:高速道路
:首都高速
:国道
:県道
宮前IC
宮前南IC
(仮称)
上尾南IC
(仮称)
桶川南IC
(仮称)
にしおおみや
大宮IC
(仮称)
与野JCT
荒川
さしおうぎ
至 川島IC
道路設計
事業の効果
○首都圏中央連絡自動車道沿線から都心方面へのアクセス性が向上し、円滑な物流が確保さ
れ、地域の産業活動の支援に寄与します。
○さいたま新都心は首都圏広域防災拠点に位置付けられており、信越、東北方面の主要拠点等
から、さいたま新都心へのアクセス性が強化され、拠点間の物資輸送等の速達性向上に寄与
します。
○国道17号などの渋滞が緩和され、事故が減少するなど、沿線地域の生活環境が改善します。
8/15
至 東京
鴻巣中央IC
(仮称)
鴻巣南IC
(仮称)
北本南IC
(仮称)
主( 川)越上尾線
鴻巣北IC
(仮称)
さいたましんとしん
にっしん
宮前IC
(仮称)
上尾北IC
(仮称)
北本北IC
(仮称)
【交通安全事業】
しんぜんちょう
国道4号 新善町交差点改良事業
H28年度事業費 : 66百万円
事業の概要
しんぜんちょう
国道4号新善町交差点は、国道4号と国道298号が交わる交差点で、①歩道を前に出すことによ
る線形改良及び横断歩道の位置変更、②路面のカラー舗装を行う交通事故対策を目的とした交差
点改良事業です。
当該交差点は、停止線付近での追突事故が多く、また、歩行者自転車との事故も多発していること
から、交差点の線形改良及び横断歩道の位置変更や路面のカラー舗装による注意喚起を行うことで、
追突事故防止及び歩行者自転車の安全性向上に寄与するものと期待されます。
平成28年度予定
調査設計、工事を実施する予定です。
■計画平面図
■現地状況
①線形改良及び
横断歩道の位置変更
②路面のカラー舗装
施工箇所
至 東京都
至 春日部市
至 春日部市
至 東京都
9/15
【交通安全事業】
うらわ
きた うら わ えき
きた
にっ しん えき
国道17号 さいたま市浦和区(北浦和駅周辺)・北区(日進駅周辺)自転車通行環境整備
H28年度事業費 : 159百万円
事業の概要
にっ しん えき
きた うら わ えき
国道17号さいたま市浦和区(北浦和駅周辺) ・北区(日進駅周辺)自転車通行整備事業は、さいたま市
たかさご
おおなり
きた うら わ
ひがしおおなりちょう
浦和区高砂4丁目∼北浦和駅入口に至る延長約1.5kmおよび北区大成一丁目∼東大成町に至る
延長約2.7kmの自転車通行環境整備事業です。
当該区間は、自転車利用者が多く「さいたま市自転車ネットワーク整備計画」の対象路線であり、小
学校の通学路にも指定されているため、自転車専用通行帯等による自転車通行空間整備を行うことで、
歩行者の安全確保と安全性向上に寄与するものと期待されます。
平成28年度予定
調査設計、工事を実施する予定です。
■計画平面図
浦和区(北浦和駅周辺)
■横断図
現
況 北区(日進駅周辺)
計
画 北区(日進駅周辺)
北区(日進駅周辺)
自転車通行空間
整備箇所
■現地状況
北区(日進駅周辺)
至 戸田市
※電子国土基本図(地図情報)を加工して作成
至 上尾市
10/15
【電線共同溝事業】
かわごえ
国道16号 川越(2)電線共同溝
H28年度事業費: 60百万円
事業の概要
あさひちょう
あらじゅくまち
国道16号川越(2)電線共同溝は、商業施設が隣接する川越市旭町から新宿町間
の延長1.2kmについて、川越市の無電柱化計画と一体となって整備を進めます。
当該区間の無電柱化の整備を図ることで、安全で快適な通行区間の確保、防災の向上を図
るとともに、良好な景観の形成に寄与します。
平成28年度予定
電線共同溝引込管工事を推進します。
■計画平面図
■横断図
本川越駅
川越市駅
引込管
引込管
至 さいたま市
川越駅
■現地状況写真
至 八王子
至 八王子
川越(2)電線共同溝
L=1.2km(上下線)
至 さいたま市
国道16号川越市旭町付近の状況
※電子国土基本図(地図情報)を加工して作成
11/15
維持修繕
事業の概要
大宮国道事務所では、国道4号、16号、17号の3路線、延長約266kmを維持管理して
おり、巡回、清掃、除草、樹木の剪定、路面の補修など道路の維持管理を実施しています。
効率的な維持管理によりコストの縮減を図りつつ、道路利用者の安全安心な交通の確保に努
めます。
また、重要な道路ネットワークの安全性・信頼性を確保するため、橋梁の定期点検により状
況を把握し、劣化や損傷が生じた箇所を補修することで橋梁の長寿命化を図るとともに、大規
模地震発生時における緊急輸送道路の確保のため、橋梁の耐震対策を実施しています。
〈道路のひび割れ補修作業〉
〈巡回(落下物回収)〉
〈除草作業〉
平成28年度予定(主な事業)
ささめばし
そうかこうかきょう
【橋梁補修:国道4号 草加高架橋】
【橋梁耐震対策:国道17号 笹目橋】
経年変化に伴いコンクリートの剥落や鉄筋
地震に対する更なる安全性確保のため、落
の露出が生じているため、補修を実施します。
橋防止装置設置等の耐震対策を実施します。
橋梁補修(草加高架橋 草加市)
耐震対策(笹目橋 都県境)
橋梁補修対策:断面修復・剥落防止
耐震対策:落橋防止(例)
12/15
道路メンテナンス会議
我が国では、近年、高度経済成長期に集中的に整備された道路施設の老朽化が急激に進行し
ており、今後さらに進行していくことが懸念されているところです。
国・地方ともに厳しい財政状況の中、これらの老朽化した道路施設の補修や更新を適確に対
応していくかが重要な課題となっております。
埼玉県道路メンテナンス会議(平成26年5月28日設立)
【設立の目的】
道路法第28条の2の規定に基づき設置するもので、埼玉県の道路管理を効率的に行うため、
各道路管理者が相互に連絡調整を行うことにより、円滑な道路管理の促進を図ることを目的
とする。(埼玉県道路メンテナンス会議規約より抜粋)
構
成
:
県内の全道路管理者(高速道路会社(NEXCO東日本(株)、
首都高速道路(株)、国、県、政令市、道路公社、62市町村)
【主な役割】
1.自治体向けの技術講習会・研修の開催及び基準類の説明会等の調整
2.点検・修繕において、優先順位等の考え方に該当する路線の選定・確認
3.点検・措置状況の集約・評価・公表
4.点検業務の発注状況支援(地域一括発注等)
5.技術的な相談対応
等
【平成27年度の実績】
・平成27年12月 2日
第1回技術講習会(橋梁点検講習会)
内容:現場実習
・平成27年12月21日
国道17号肥塚高架橋及び柿沼肥塚立体
第2回技術講習会(支承講習会)
内容:支承構造の説明及び維持管理についての講義
【平成28年度の取り組み】
・自治体との合同点検、技術講習会の開催、点検業務の地域一括発注の技術的なサポー
トを行うとともにメンテナンス会議の充実を図ります。
13/15
道の駅
「道の駅」は、地元の名物や観光資源を活かし、多くの人々を迎え、地域の雇用創出や経済の
活性化、住民サービスの向上に貢献しています。
大宮国道事務所では、「道の駅」が地域の拠点としての機能を強化するための企画検討を進め
るため、「地域で意欲的な取り組みが期待できる重点「道の駅」候補」に十分な知識と経験を有
する専門家を派遣する取り組みを行っており、現在計画中の「道の駅(仮称)おけがわ」におい
てアドバイザー会議を実施しております。
また、将来の地域活性化の担い手となる人材を育成・確保するとともに「道の駅」が地域活性
化の拠点を目指して進化を遂げるため、平成27年度から「道の駅における大学との連携・交
流」の企画・立案等を実施しています。平成28年度は、「道の駅めぬまと立正大学」「道の駅
果樹公園あしがくぼと淑徳大学」「道の駅いちごの里よしみと立教大学」との連携企画に引き続
き取り組んで参ります。
<専門家派遣の状況>
「道の駅(仮称)おけがわにおける
アドバイザー会議の実施状況
埼玉県内の19の「道の駅」
14/15
防災対策
①首都直下地震道路計画「八方向作戦」
国土交通省では、関係機関や業界等と連携しつつ、
状況に応じた優先的な道路啓開を実施すべく、深刻な
道路交通麻痺へ対応するための各機関が行うべき道路
啓開、放置車両の処理及び交通制御の手順や役割を明
確にした具体的計画(首都直下地震道路啓開計画「八
方向作戦」)を作成し、大規模災害にそなえる取り組
みを進めているところです。
このうち、大宮国道事務所では、北西方向からの道
路啓開を担当する責任啓開事務所となっており、実行
可能な体制の拡充に努めていきます。
<北西方向の道路啓開候補路線>
関越道、首都高5号線、国道17号
国道254号、目白通り
②道路啓開技術の向上
平成26年11月21日に施行された災害対策基本法改正に伴い、首都直下地震など、
大規模地震や大雪等の災害時において、大量の立ち往生車両や放置車両発生により緊急車
両の通行の妨げとなる車両の移動が道路管理者自ら実施できることになりました。
道路啓開技術の向上のため、平成28年度は実行可能な体制の拡充に努め各関係機関と
連携し、道路管理者自ら車両を移動するための実働訓練や、橋梁部に生じた段差を解消す
るための訓練を実施します。
<車両移動の実働訓練>
平成27年8月31日車両移動実働訓練状況
15/15