茨城県教職員女性活躍推進プランの策定について

教育庁総務企画部総務課
茨城県教職員女性活躍推進プランの策定について
趣旨
・ 女性活躍推進法(H28.4 施行)に基づき,雇用主として,女性職員の活躍に向けた行動計画を策定するもの。
※ 県教育委員会事務局及び学校以外の教育機関(以下「教育庁等」という。
),県立学校の全ての職員及び県費負担教職員を対象
・ 国から示された必須7項目について状況を把握し,課題を分析したうえで,数値目標を設定。目標達成に向けて4つの取組を積極的に推進する。
現状
※必須7項目
■採用・登用
採用に占める
女性の割合
1
(行政職はH26,
その他はH27)
役職毎の女性の割合
(教育庁等)(H27)
2
( )は全国平均
行政職 64.3%(31.9%)※1
小学校 64.6%(61.7%)
中学校 44.9%(45.1%)
小中学校 56.3%
高等学校 32.6%(36.5%)
特支学校 71.1%(64.5%)
県立学校 41.6%
課長級以上 6.8%(7.7%)※2
課長補佐級 13.0%(16.4%) ※2
係長級 25.0%(20.5%) ※2
管理職(教頭以上)に占め
る女性職員の割合(教育
15.1%(15.7%)
職員)(H27)
■働き方改革
時間外勤務時間
3
7.4時間/月
(教員を除く,H26)
10年後の離職率
男性 7.3%
4
(H27.4.1)
女性 10.7%
■働きやすい職場環境
男性の育児休業取得率
5
1.2%(1.5%)※3
(H27)
配偶者出産休暇取得率
6
58.3%(64.3%) ※3
(H27)
男性の育児参加休暇取得
7
8.5%(21.7%) ※3
率(H27)
(全国平均)に係る注記
数値目標(H32 年)
※計画期間 5 年
目標達成に向けた4つの取組
■採用・登用
受験者に占める
女性の割合
小中学校 50%(H27 46.0%)
県立学校 40%(H27 35.1%)
※行政職は女性の採用率(64.3%),受験
率(50.3%)がともに過半数を超えているこ
とから数値目標は設定なし
新規
役職毎の女性の割合
※4
課長級以上 15%
課長補佐級 20%
係長級 30%
管理職(教頭以上)に占め
る女性職員の割合(教育
職員) ※4
■働き方改革
20%
時間外勤務時間
H27年度比 1割削減
新規
年休の取得日数
14日/年
継続
■働きやすい職場環境
男性の育児休業取得率
13%
(H27)
配偶者出産休暇取得率
100%
(H27)
男性の育児参加休暇取得
100%
率(H27)
■ 継続目標は,「教職員子育て応援プラン」に掲げる目標
継続
■採用・登用の拡大
◇受験者の拡大【①】
・募集・採用活動の充実
・教員養成大学との連携
◇登用の拡大【②】
・女性の積極的な登用
・研修機会の拡充
(女性向け研修への参加促進)
(民間・海外・他県等への派遣)
■働き方改革の推進【③】
・時間外勤務の縮減
・年次休暇等の取得促進
■働きやすい職場環境づくり【④】
・管理職の意識啓発
・男性の育児休業等の取得促進
継続
継続
※4 第4次男女共同参画基本計画における社会的目標(H32)
課長級:15% 課長補佐級:25% 係長級:30% 初等中等教育機関の教頭以上に占める女性の割合:20%以上
※2 内閣府調査。対象は都道府県職員のうち本庁に勤務している職員。
※3 総務省調査。対象は一般職に属する職員(警察・消防・教育公務員を含む。) 課長補佐級への登用に係る目標は,標記基本計画に掲げられた社会的目標に比べ低い目標としているが,係長への登用拡大に取り
組むことで,中長期的に社会的目標を達成することを目指す。
※1 内閣府調査。対象は教職員以外で各地方公共団体の定員となっている職員。
現状認識
・採用に占める女性の割合について,小・中・特支学校については,ほぼ全国平均以上だが,高等学校は全国平均より4%ほど低い。
・課長級以上,課長補佐級以上に占める女性の割合は全国平均を下回っているが,係長級における割合は全国平均を上回っている。
・教育職員の管理職に占める女性の割合は,全国平均を若干下回っている。
・配偶者出産休暇等の取得率は,全国平均を下回っている。
・時間外勤務については,行政職のみを対象としている。なお,教員の長時間勤務の縮減については,別途,業務の効率化を図るなど,検討していく。