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主催 名古屋精神分析協会
精神分析・精神分析的心理療法 連続セミナー2016 全 6 回
私ども名古屋精神分析協会では、会長 青木滋昌著『精神分析治療で本当に大切なこと』の出版を記念して、2011 年度
に初めてオープン・セミナーを開催いたしました。その後、毎年、1 クール全 6 回の精神分析・精神分析的心理療法 連続セ
ミナーを開催してまいりました。これまで多くの方々が参加され、ご好評をいただきました。心より感謝いたします。
さて、ここに、通算 6 回目になります連続セミナー2016 のご案内をお届けします。今年度のテーマは、「原点回帰 精神
分析治療の基本理論とテクニック」とし、一度基本に立ち返ります。毎回のセミナーの前半では臨床実践のための基本理
論やテクニックに関するレクチャー、後半ではライブ・スーパービジョン(参加者のみなさまから発表ケースを募集します)を
行います。
本物の精神分析治療は、分析や解釈の前に、クライエントと治療者の情緒的相互交流・コミュニケーションを重視し、毎
回のセッションで治療者が情緒的に自由であることが求められます。このために個人分析やスーパービジョンの訓練がどう
しても必要不可欠になります。私どものセミナーが、参加者のみなさまの臨床実践に役立ち、さらには訓練に続いていくき
っかけになれば幸いです。大学院生、初心者、基本を再確認しようと考えておられる臨床心理士の方々などの参加をお待
ちしております。
なお、セミナー全過程終了後、6 回中 5 回以上遅刻早退なく参加された臨床心理士の方には、日本臨床心理士資格認
定協会に研修ポイント(4P)を申請します。
また、今回のセミナーは『精神分析治療で本当に大切なこと』を指定テキストとして用います。まだお持ちでない参加者の
方は各自で購入、予習されますことをお願い申し上げます。
講
師
青木滋昌
・臨床心理学博士
・名古屋精神分析研究所 所長
・名古屋精神分析協会 会長
・ニューヨークNPAP精神分析研究所 訓練分析家
・参考著書 『精神分析治療で本当に大切なこと』 誠信書房 2011
参加手続き
対象: 臨床心理士、資格取得予定者、大学院生、その他関係領域に従事する方
定員: 60 名
参加費: シリーズ申し込み (全 6 回)
30000 円
各回ごとの申し込み
1回 6000 円
申込方法: 基本的にメールにて受付いたします。
[email protected] 宛てに、必ず件名に「連続セミナー参加希望」と記載し、①名前、②所属、
③連絡先の郵便番号・住所、④電話番号(携帯番号可)、⑤メールアドレス、⑥参加希望の回(シリーズ申し込
みの方はシリーズと、それ以外の方は参加を希望する回を記載)、⑦(臨床心理士の方)資格登録番号を送信
してください。事務局よりメール返信し、参加費振込先をお知らせいたします。個人情報はセミナー終了後に
消去・削除いたします。ケース発表を希望される方は、申し込みメールにその旨もお書きください。
メールのない方は下記事務局までお電話ください。別途対応いたします。
申込受付期間: シリーズ申し込み (全 6 回)
各回ごとの申し込み
2016 年 6 月 1 日(水)~2016 年 9 月 16 日(金)まで
2016 年 6 月 1 日(水)~各回の一週間前まで
お問い合わせ: 名古屋精神分析協会 事務局
〒466-0046 名古屋市昭和区広見町 5-61 メゾン桜山 802 名古屋精神分析研究所内
TEL:(052)852-8403 E-mail:[email protected]
日 程 ・ 概 要
*各回とも
主催 名古屋精神分析協会 連続セミナー2016
原点回帰 精神分析治療の基本理論とテクニック
時間:13 時~17 時(13:00 から受付、13:15 から開始) 会場:ウインクあいち 1203 会議室
第 1 回 2016 年 9 月 25 日(日)
「治療者はどのようにクライエントの心を聴くのか」
毎回のセッションで、治療者は自分自身の感覚、感性、直感をフルに使い、クライエントの言葉、態度、行動の背
後にある気持ちや心理状態を共感します。症例をもとに具体的に「共感」についてお話しします。クライエント・治療者
のロール・プレイも試みます。
第 2 回 2016 年 10 月 23 日(日)
「インテーク面接とアセスメント」
インテーク面接の方法を示し、その後、得られたクライエントの情報からどのように診断、見立て、治療方針などを
決定するのか、症例をもとに具体的にお話しします。
第 3 回 2016 年 11 月 20 日(日)
「精神発達レベルと転移状況」
クライエントの無意識の精神発達レベルと転移状況にはパラレルな関係があり、これをいかに理解し、治療的に扱う
かが精神分析治療の鍵となります。この考え方について症例をもとに具体的にお話しします。
第 4 回 2017 年 1 月 15 日(日)
「遊戯療法」
連続セミナー初公開。子どもの精神分析的遊戯療法の基本について解説し、遊びの中の無意識的な象徴表現、精
神発達レベル、転移などの理解と扱い方について症例をもとに具体的にお話しします。
第 5 回 2017 年 2 月 12 日(日)
「逆転移の臨床的利用」
治療者の誘発される感情、ファンタジーなどの逆転移をどのように臨床的に利用するのか、特にプレ・エディパルの
投影性同一視の理解と扱い方について、症例をもとに具体的にお話しします。
第 6 回 2017 年 3 月 12 日(日)
「理論と臨床を結びつけること」
今年度のセミナーの「まとめ」として、様々な抵抗や病理の重さなどにより治療が困難な症例をもとに、どのように理
論と臨床を結びつけてクライエントを援助するのか、具体的にお話しします(ライブ・スーパービジョンを 2 ケース行う
可能性があります)。
*日程は、愛知県スクールカウンセラーの研修会とは重ならないように設定してあります。