早 く 相談することでできること ∼ ▼ 準備ができる 認知 ∼ うじ ・ ち ま い 症の人にやさし 宇治市の認知症ケアの流れ 早期に診断を受け、症状が軽いうちに本人や家族が今後について話し合うことで、将来の生活に備えができ ます。 ▼ 生活の困りごとが軽減できる 本人だけでなく、周りの人も症状を理解し、本人に対し適切な対応をすることで、本人の困りごとも軽減します。 ▼ 治療ができる 認知症の原因となる病気には早期に治療すれば改善が可能なものもあります。また、中には一時的な症状の 場合もありますので、原因がわかることで、その後の対処法も変わってきます。 れもんパスとは… 認知症の発症前や発症して症状が進行していく段階で見られる、 「本人の様子」や「暮らしの中の困りごと」に 応じて「本人や家族に必要な支援やサービス」を例示した認知症ケアパス(支援のながれ)です。 ▼ 遅らせることができる 原因となる病気によって、治療方法が異なります。適切な治療を受けることで、進行を遅らせることができる 場合もあります。 認知症になっても、適時適切な支援やサポートを受けることで、住みなれた地域で、希望や生きがいをもって、 自分らしく暮らし続けることができます。“安心のみちしるべ” として「れもんパス」をご活用ください。 本 人・ 家族の気持ちの変化の例 本人の気持ち 家族の気持ち 認知症と告知された当初 仲間と出会った時 ●何もできなくなるのではないか ●仲間と出会い、 「先の見えない と恐怖感があった。 不安(分からない・判らない・ 現 在 ●認知症になってもできるうち にできることを楽しもう。 解らない)」から「先の見える 認知症コーディネーター 不安」へ変わっていった。 ●仲間がいると安心、思いの共 ●夫婦二人でどう過ごしていい の か、孤 独と孤 立 感を覚え、 有ができる。 認 知 症に関する問い合わせ先・相談先 ●症状がわかるとうまく接する ことができる。 認知症に向き合うことができな かった。 ☎0774-28-3686(中宇治地域包括支援センター内) ☎0774-21-8123(北宇治地域包括支援センター内) ※担当地域はお問い合わせください。 認知症コーディネーターが初期の認知症に関するご相談をお受けします。 月曜日∼金曜日 9時∼ 17時(祝日・年末年始除く) お住まいの地域を担当する地域包括支援センター 65歳以上の高齢者の総合的な支援を行う地域の拠点です。 本人・家族からのメッセージ 主人が認知症と診断されてから、早 いかな、と思いながらも、本人としっ かり最後のことまで話し合いました。 早い段階から本人の思いをしっかり 聞いて、話し合うことが大切です。 別所 美奈子さん 認知症になってもできることはたくさ んあります。できるうちにできること を楽しむことが大切です。 伊藤 俊彦さん 伊藤 元子さん 本人 家族 家族 妻が認知症であることを周りの人に 公表したところ、多くの人が支援の 手を差し伸べてくれて、妻が元気に なりました。 中西 俊夫さん 家族 中西 美幸さん 認知症のご本人やご家族から、 皆様に伝えたいメッセージを お伝えします。 本人 居場所と仲間とやりがいがあ れば、認知症であっても自分 らしく地域で暮らしていけるこ とができます。「大丈夫」と言 いたい。杉野 文篤さん 本人 杉野 由美子さん 今までできていたことができなくなっ たことをサポートしないといけない、 と思っていました。 しかし、それよりも、 その妻をありのまま受け止めること が大事だったと後で気づかされまし た。 馬場 暉さん 家族 家族 環境に配慮し、古紙配合率80%以上・グリーン購入法総合評価値80以上の用紙及び植物油インキを使用しています ※担当地域はお問い合わせください。 平成28年3月 東宇治北地域包括支援センター ☎0774-33-8270 東宇治南地域包括支援センター ☎0774-38-1250 東宇治南地域包括支援センター支所 ☎0774-23-7880 中宇治地域包括支援センター ☎0774-28-3180 北宇治地域包括支援センター ☎0774-21-8123 北宇治地域包括支援センター支所 ☎0774-21-6247 西宇治地域包括支援センター ☎0774-28-6180 南宇治地域包括支援センター ☎0774-45-1544 木幡金草原43 五ケ庄折坂5−149 兎道岡谷16−3 宇治琵琶1−3 小倉町西畑1−4 槇島町郡50−1 小倉町山際63−1 大久保町平盛91−3 月曜日∼土曜日 9時∼ 17時(祝日・年末年始除く) 宇治市健康生きがい課 ☎0774-22-3141(代表) 月曜日∼金曜日 8時30分∼ 17時15分(祝日・年末年始除く) お近くのかかりつけ医でもご相談できます。 宇 治 市 れもんパス 宇治市の認知症のケアの流れ 発症前 認知症の進行 本人の様子 (例) 暮らしの中の 困りごと (例) 介護予防 安否確認・ 見守り 認知症 軽度認知症 (MCI) 認知症の疑い ●物忘れは多少あるが、 日常生活は自立してい る。 ● 「あれ」 「それ」 「あの人」 などという代名詞が多 くなる。 ●何かヒントがあれば思 い出せる。 あれ、 なんだっけ ? 日常生活は自立 誰かの見守りがあれば日常生活は自立 日常生活に誰かの手助け・介護が必要 常に介護が必要 最初にもの忘れが目立ちはじめます。また、もの忘れとともに、何かを計画し、順序立 ててやり遂げることが難しくなってきます。時間の感覚が薄れてきます。 ●約束を忘れることがある。 ●時間がわかりにくくなる。 ●置き忘れやしまい忘れが目立ち、探し物が増えた。 ●ものの名前やよく知っている人の名前が出てこない。 ●何度も同じことを言ったり聞いたりする。 いつ、どこで、何をしたかの出来事を忘れる ようになります。日付や季節、年次の時間感 覚がわかりにくくなり、自分がいる場所につい ても見当をつけることが難しくなってきます。 ●日にち、曜日、季節感がわからなくなる。 ●自分のいる場所がわからなくなる。 最近のことだけでなく、古い記憶も曖昧に なってきます。人物についても見当をつける ことが難しくなってきます。 ●家の近所でも道に迷ったりする。 ●家のトイレの場所がわからない。 ●家族がわからなくなる。 ●物を見てもそれが何かわからない。 言葉によるコミュニケーションが難しくな ります。 ●言葉が減ってくる。 ●話しかけた言葉が理解できない。 ●表情が乏しくなる。 ●イライラして怒りっぽくなった。 ●買い物に行くと同じものばかり買ってくる。 ●冷蔵庫が賞味期限切れのものや腐ったものであふれて いる。 ●料理の味付けが変わったと言われるようになる。 ●趣味や好きなことが楽しめなくなってきた。 ●それまでできていた作業ができなくなる。 ●ガスの消し忘れがあり、鍋を焦がすように なってきた。 ●薬やお金の管理ができない。 ●季節にあった衣服を選べなくなる。 ●毎日の入浴を忘れることがある。 ●服をうまく着ることができない(前後や裏 表、上下、順番がわからない) 。 ●入浴することを嫌がったり、体がうまく洗 えなくなる。 ●トイレの水を流し忘れたり、排泄の失敗が 増えてくる。 ●食べたことを忘れる。 ●食事が飲み込みにくくなり、介助に時 間がかかる。 ●排泄や入浴など身の回りのこと全般に 介護が必要になる。 ●日中も眠っている時間が多くなる。 認知症予防のために脳を活性化させる教室【脳活性化教室(頭すこやか講座、みんなの認知症予防ゲーム、こはた脳力あ っぷ教室、歌笑会、小倉げんき塾、楽笑くらぶ)】 認知症予防に効果的なゲームや創作活動を通じて、心身を刺激し、認知機能を向上する教室【認知症予防教室(あ たまイキイキ教室) 】 心配事の相談、地域の見守りを行う【民生児童委員・学区福祉委員・認知症あんしんサポーター等】 認知症等により行方不明になった際、早期に発見・保護するために、高齢者等の情報を事前に登録することができる【宇治市高齢者等 SOS ネットワーク】 高齢者の位置情報がわかる GPS 機能を備えた機器の貸与等【高齢者への GPS の貸与】 災害時に自力での避難が困難な人を早期に救出するために事前登録ができる【要配慮者の情報登録】 認知症の相談を受け、医療・介護の専門職が訪問し、必要な支援を考える【認知症初期 集中支援チーム】 認知症の相談や人との交流ができる場、認知症の人や家族が安心して過ごせる場【認知症対応型カフェ(れもんカフェ) 】 本人・ 家族支援 認知症に関する相談などができる【お住まいの地域を担当する地域包括支援センター】 認知症についての正しい知識を持ち、認知症の本人・家族の支援を行う人 材の養成【認知症あんしんサポーター養成講座】 安心して介護サービスが受けられるように介 護サービス事業所などと連絡や調整を行う【居宅介護支援事業所】 介護者家族に認知症の理解の促進と仲間づくり等を行う【認知症家族支援プログラム】 【認知症家族支援プログラム OB 会(鈴音会)】 介護者家族の交流と健康づくりを行う【家族介護者教室】 主な支援・サービス 介護が必要などといった事情により、収集場所へゴミ出しが困難な世帯の玄関先に取りに行く・安否確認【ふれあい収集】 紙おむつ等の給付・家族介護慰労金 在宅要介護高齢者介護者への激励金の支給・介護者のリフレッシュ事業 自分に代わって契約を結んだり、財産の管理を依頼できる【成年後見制度】 食事や掃除、洗濯、買い物などの身体介護や生活援助を行う【訪問介護/介護予防訪問介護】 食事、入浴などの日常生活上の支援や機能訓練などを行う【通所介護/介護予防通所介護(デイサービス) 】 通いを中心に、訪問や泊まりのサービスを組み合わせることにより、多機能なサービスを行う【小規模多機能型居宅介護】 生活支援・ 身体介護等 在宅の認知症の人を対象に、日常生活上の世話や機能訓練などの専門的なケアを日帰りで行う【認知症対応型通所介護/介護予防認知症対応型通所介護】 急病になった 時の緊急通報装置【シルバーホン】 介護保険では利用できないサービスや、介護保険がなくても自費でサービスを受けることができる制度外のサービス【自費ヘルパー・自費デイ・自費ショート】 お弁当や食材を 自宅まで届けてくれる【配食サービス】 介護老人保健施設や病院等に短期入所して、医学的な管理のもとでの介護や機能訓練 を受けることができる【短期入所療養介護/介護予防短期入所療養介護(ショートステイ) 】 日常生活において常に介護が必要で、在宅での適切な介護が困難な場合に入所し、食事・入浴・排泄等の介護を受けることができる【介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)】 病状が安定し、入院等の必要はないが、リハビリや看護が必要な場合に入所し、家庭に戻れるようにリハビリを中心とする医療ケアと介護を受けることができる【介護老人保健施設】 病状は安定しているが、常に医学的な管理が必要な場合に入所し、食事・入浴・排泄等の介護を受けることができる【介護療養型医療施設】 認知症かどうかの診断を受けることが できる専門の医療 機関【認知症疾患医療センター(府立洛南病院・宇治おうばく病院) 】/【宇治久世地域認知症専門医療機関】 医療等 体調の管理や、病気の治療・予防など、自分や家族の 健康に関して日常的に相談できる【かかりつけ医】【かかりつけ薬局】/往診 看護師などが居宅を訪問し、療養上の世話や診療の補助を行う【訪問看護/介護予防訪問看護】 歯の治療・予防など日常的に相談できる【かかりつけ歯科医】/【訪問歯科診療】 共同生活住居で、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、入浴、排泄、食事などの日常生活上の支援などを行う【認知症対応型共同生活介護/介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)】 住まい 介護保険の認定がなくても改修費用の一部助成が受けられる【介護予防安心住まい推進事業】 介助を要する人が生活しやすいように住宅を改修する際の費用一部助成する【要介護者等の住宅改修費の支給】 高齢者の居住の安定を確保することを目的に、バリアフリ ー構造で生活相談・安否確認等のサービスを受けることができる【サービス付高齢者向け住宅】 家族と同居できない事業があり、比較的低額な料金で、食事や生活相談等のサービスを受け 、自立した生活を送ることができる【軽費老人ホーム(ケアハウス) 】 60歳以上または65歳以上で(施設により年齢が異なる) 、介護、食事の提供、洗濯、掃除 等の家事及び健康管理のいずれかのサービスを受けることができる【有料老人ホーム】
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