業務の目的と内容(PDF 3267KB)

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業務の目的と内容
(1)業務の目的
「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」は、地方公共団体と、観光協会、旅行会社等の観光
関係者、多様な地域資源を活用しようとする関係者、交通事業者等の総力を結集し、地域資源を活
かした地域づくりの取組と、滞在型コンテンツの充実、受入環境整備、二次交通の充実等の観光振
興のための取組を一体で実施することで、地域の観光資源を世界に通用するレベルまで磨き上げる
ことを目的とする。
北海道では、第三者委員会において、十勝ファームツーリズム等推進協議会が実施する『「農業」
を活用した体験・滞在型ツーリズムの推進』が選定され、帯広市を中心とする十勝エリアにおいて、
基幹産業となっている「農業」や「食」を中心とした地域資源を活用し、体験・滞在型ツーリズム
の推進を図ることとしている。
以上を踏まえ、本調査においては、地域の強みや弱み、ニーズ等を把握するためのマーケティン
グ調査や地域資源を題材としたモデルコース造成、外国人目線によるパンフレット作成等、地域資
源を磨き上げるための効果的な手法を検討・実施する。
(2)業務の内容
1.調査対象案件の事業行程・実施体制の構築
対象案件提案者等からのヒアリングを踏まえ、地域の詳細な取組実施体制を構築し、詳細な
取組スケジュールを取りまとめる。
2.マーケティング調査
該当地域において、地域の強みや弱み、ニーズ、不足している受入環境、ターゲットとすべ
き顧客層やライバルとなる地域と自地域の関係性、観光旅客及び市場に関するマーケティング
調査を実施する。
3.地域資源の磨き上げ手法の検討
地域資源である「農業」
「食」を磨き上げるため、
「ファーム」
「サイクリング」
「ヘルスケア」
「ばん馬」をテーマとして、協議会が実施する以下の業務の進捗状況の確認、助言、支援を行
い、磨き上げの手法について検討を行う。
①ファーム・ヘルスケアツーリズム事業
・モデルコース造成・モニターツアー企画実施
20代~30代の女性をメインターゲットとして、女性の視点で観光素材を体験・視察す
るモニターツアーの企画実施、モデルコース造成等を実施。
・情報発信の手法の検討
パンフレット、WEB等を活用し効果的な情報発信の手法についても検討を行う。
②サイクルツーリズム事業
・モデルコース造成
北海道・十勝地域での大周遊コース、十勝地域東西南北の各エリアのコースの造成を行う。
・人材育成
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十勝エリアのサイクルツーリズムの受入体制を充実させるため、専門家を招いた講習会
を開催し、ガイドを育成する。
③ばん馬馬車事業
・ばんえい競馬のばん馬を活用した馬車を運行し、ガイドから北海道・十勝の農耕やばんえ
い競馬の歴史を聞きながらスイーツめぐりを楽しむ企画を実施。
④外国人向け観光パンフレット制作
・従来の日本人向けの観光パンフレットの英訳ではなく、制作当初から外国人目線を取り入
れることによって、外国人によって魅力的な情報が掲載された訴求力の高いパンフレット
の制作を行う。
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