校長だより第 17 号 平成 28 年 5 月 18 日 諦めない心 今大相撲夏場所が東京両国国技館で行われています。今場所は郷土出身力士の隠岐の海の取り組み も気になりますが、横綱白鵬と大関稀勢の里が現在まで全勝で優勝争いをしていること、稀勢の里が 全勝で優勝したら、日本人が久しぶりに横綱に昇進するのではないかという期待が膨らんでいる場所 でもあります。 今場所このほかに注目を集めているのが十両の取り組みです。特に新十両の宇良の相撲が注目され ています。身長 173cm と力士の中では小柄なのですが、その取り組み内容が話題で、現在十両の優 勝争いに絡んでいるようです。昨日も「腰投げ」という十両では 6 年ぶりの珍手で勝利したようで す。対戦相手は出羽疾風という力士で、宇良は立ち遅れて出羽疾風に土俵際に押し込まれてしまった ので、相手の懐に入り、両手で抱え上げて反りながら倒す「居反り」を試みましたがこれが見事に失 敗。相手に背中をとられ、土俵際に追い込まれてますます不利になり、絶体絶命の状態。そこで、土 俵から送り出されそうになった瞬間、宇良は相手の左腕を抱えてぶん投げた。これが「腰投げ」とい う技のようです。この取り組みの後宇良は、 「苦し紛れだったけど、諦めなかったことが結果につな がった」とコメントしています。 絶体絶命のピンチに、火事場の底力(馬鹿力)と言う諺があります。切迫した状況に置かれると、 普段には想像できないような力を無意識に出すことのたとえなのですが、これもその気がないと出て こない力なのでしょう。今回の宇良も、もうダメだと思ったときに 諦めなかったことが結果につながったのでしょう。 昨日の総体激励集会でも「最後まで諦めない」話をしましたが、 ニュース等でこの宇良という力士の話題を聞き、諦めない心は、部 活動での勝負に限らず、勉強でも仕事でも大事なんだろうなと感じ ています。 1 点負けている、残り 2 分。さあ、サッカー部どうする? (昨日の総体激励会より) 生徒会が企画した、応援メッセージが現在生徒 玄関に掲示してあります。多くのメッセージが寄 せられていました。そして、本日から総体強化練 習期間として、放課後生徒たちは練習を見学した り、部の応援に行きます。 学校がこの総体を機に、 “チーム松農”としてさ らにまとまっていくことを期待していますし、出 場する選手の皆さん活躍を祈っています。
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