新ごみ処理施設整備運営事業 募 集 説 明 書 見 附 市

新ごみ処理施設整備運営事業
募 集 説 明 書
平成28年5月
見
附
市
目
用語の定義
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.事業概要等
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3
1.1 事業名
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3
1.2 事業に供される公共施設等の種類
・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
1.4 事業目的
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3
1.5 事業概要
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3
1.3 公共施設の管理者
1.6 民間事業者の業務範囲
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5
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7
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8
1.7 市が実施する業務の範囲
2.民間事業者選定の手続
2.1 民間事業者の募集及び選定方法
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8
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8
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8
2.2 募集及び選定スケジュール
2.3 選定委員会の設置
2.4 民間事業者選定の流れ
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9
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10
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10
3.応募者の参加資格要件
3.1 応募者の構成
3.2 応募者等の参加資格要件
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10
3.3 参加資格の喪失
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12
3.4 構成員等の変更
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12
4.募集説明書の質疑、参考資料等
4.1 募集説明会
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12
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12
4.2 参考資料の閲覧
4.3 現地確認
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12
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12
4.4 募集説明書に対する質疑回答
5.参加資格審査(資格審査)
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13
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13
5.1 参加資格審査申請書類の提出
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5.2 参加希望者が提出する参加資格審査申請書類
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14
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14
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15
5.3 参加資格審査申請書類の提出方法
5.4 資格確認方法
13
5.5 資格審査結果
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15
6.提案書類の提出
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15
6.1 提案書類の構成書類
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15
6.2 提案書類の提出方法
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15
6.3 応募の辞退
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16
6.4 応募の無効
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16
6.5 提案書類の修正等の禁止
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16
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16
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16
6.6 応募に当たっての留意事項
7.民間事業者の決定
7.1 優先交渉権者の選定方法(本審査)
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16
7.2 優先交渉権者の決定
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17
7.3 優先交渉権者の失格
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17
7.4 優先交渉権者決定後の手続
8.契約保証金
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17
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18
9.特別目的会社の設立
10.その他
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19
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19
10.1 費用負担
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19
10.2 著作権等
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19
10.3 募集説明書等の使用の制限
10.4 使用言語等
11.公表資料一覧
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19
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20
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20
11.1 募集説明書添付資料
11.2 別添資料
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20
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20
用語の定義
本募集説明書で用いる用語を次のとおり定義する。
DBO方式
: D e s i g n ( 設 計 )、 B u i l d ( 建 設 )、 O p e r a t e ( 運 営 ) を 民
間事業者に一括して委ねる事業手法をいう。
本施設
:本事業において整備を予定している新ごみ処理施設を
いう。
処理対象物
:市内から排出され、本施設に市が搬入する燃えるご
み 、 燃 え な い ご み 、 粗 大 ご み ( 収 集 ご み )、 市 民 及 び 許
可業者が搬入する燃えるごみ、燃えないごみ、粗大ご
み ( 直 接 搬 入 ご み )、 堆 肥 化 処 理 施 設 か ら 発 生 す る 堆 肥
化不適物、地震等の災害発生時に発生する災害ごみか
ら処理不適物を除いたものをいう。
民間事業者
:市と特定事業契約を締結し、本事業を実施する者をい
う。
建設請負事業者
:民間事業者のうち、本施設の設計・施工業務を担当する
企業又は特定共同企業体をいう。
特別目的会社
:本事業の運営業務を実施するために、民間事業者が会
社法(平成 17 年法律第 86 号)上の株式会社として見附
市内に設立する会社をいう。
運営事業者
:本施設の運営管理を行う特別目的会社をいう。
基本協定
:民間事業者に設計・施工業務及び運営業務を一括で委託
し、又は請け負わせる際に、本事業に係る基本的な事
項を定めるために民間事業者と締結する協定をいう。
建設請負契約
:基本協定に基づいて建設請負事業者と締結する本事業
に係る建設工事請負契約をいう。
運営委託契約
:基本協定に基づいて特定目的会社と締結する本事業に
係る運営委託契約をいう。
特定事業契約
:基本協定、建設請負契約及び運営委託契約の総称をい
う。
応募者
:本事業の公募に参加する企業又は企業グループをい
う。
代表企業
:単独の企業で参加する場合には、当該企業を指し、企
業グループで参加する場合には、構成員から選出さ
れ、応募手続等を行う企業をいう。
構成員
:本事業の公募に複数の企業で参加する場合において、
応募者を構成する企業のうち、特別目的会社に出資す
るそれぞれの企業をいう。
協力企業
:本事業の公募に複数の企業で参加する場合において、
構成員以外の者で、事業開始後、設計・施工業務、運営
- 1 -
業務の一部を、市又は民間事業者から請負若しくは受
託することを予定している企業をいう。
選定委員会
:本事業の実施に際して必要となる事項の検討及び提案
審査を行う目的で、市が設置する「新ごみ処理施設整
備運営事業者選定委員会」をいう。
募集要項
:本事業の公募開始時に公表する募集説明書、要求水準
書、契約書案及び優先交渉権者選定基準書などの資料
であり、本事業に関する要求水準、契約条件及び民間
事業者の選定基準等の基本条件を示す資料をいう。
特定事業
:「 特 定 事 業 の 選 定 」 に よ り 選 定 さ れ た 事 業 を い う 。
優先交渉権者
:応募者の中から選定委員会により最優秀提案者として
選定され、本事業を実施する候補者として市が決定し
た者をいう。
ごみ焼却施設
:本施設のうち、燃えるごみ等の処理対象物を焼却処理
するエネルギー回収推進施設のことをいう。
不燃物資源化施設
:本施設のうち、燃えないごみ及び粗大ごみ等の処理対
象物を破砕・選別処理するマテリアルリサイクル推進
施設のことをいう。
プラント
:本施設のうち、処理対象物を焼却処理、又は破砕・選
別するために必要なすべての機械設備、電気設備及び
計装制御設備等をいう。
建築物
:本施設のうち、プラントを除く施設・設備をいう。
焼却灰
:ストーカ式焼却炉において発生する焼却残渣(残渣中
の不燃物も含む)をいう。
飛
灰
:集じん装置、その他燃焼ガス冷却系統及び排ガス処理
系統で捕集された灰をいう。
飛灰処理物
:有害物に係る溶出基準及び含有基準を満たすよう適正
処理した飛灰をいう。
不燃残渣
:不燃物資源化施設にて発生する埋立処分対象となる不
燃物のことをいう。
処理残渣
:焼却灰、飛灰処理物及び不燃残渣のことをいう。
- 2 -
見 附 市 ( 以 下 「 市 」 と い う 。) は 、 平 成 2 8 年
4月20日に新ごみ処理施設
整 備 運 営 事 業 ( 以 下 「 本 事 業 」 と い う 。) を 特 定 事 業 と し て 選 定 し た 。
本募集説明書は、本事業を実施する事業者を公募型プロポーザル方式により
募集するにあたり適用されるものであり、本事業を実施する民間事業者の選定等
については、関係法令に定めるもののほか、本募集説明書を含む募集要項による
ものとする。
本事業を実施する民間事業者の公募への参加を希望する者は、本募集説明書
に記載された民間事業者の役割を十分理解した上、本事業の目的に合った条件で、
書類の作成等を行うものとする。
1.事業概要等
1.1 事業名
新ごみ処理施設整備運営事業
1.2 事業に供される公共施設等の種類
廃棄物処理施設(ごみ焼却施設及び不燃物資源化施設)
1.3 公共施設の管理者
見附市長
久住
時男
1.4 事業目的
新 ご み 処 理 施 設 整 備 運 営 事 業 ( 以 下 「 本 事 業 」 と い う 。) は 、 搬 入 さ れ る
処理対象物を環境負荷の低減を考慮した方法で、安定的かつ効率的に処理す
るとともに、焼却による熱エネルギーを有効利用することや有価物を再資源
化することで、循環型社会の構築に寄与する施設として整備及び運営を行う
ことを目的とする。
1.5 事業概要
本事業は、市の所有となる本施設の設計・施工及び運営業務を民間事業
者が一括して受託するDBO方式にて実施する。
本事業の設計・施工に係る業務は、民間事業者単独又は民間事業者が設
立する特定共同企業体が行う。
本事業の運営に係る業務は、運営事業者が設立する特別目的会社が行う
ものとし、特別目的会社は 20 年間の運営期間にわたって本施設の運営を行
う。なお、市は本施設を 30 年間にわたって使用する予定であり、民間事業
者は 30 年間の使用を前提として各業務を行うこととする。
- 3 -
1)施設の立地条件
(1)事業用地
見附市椿澤町滝ノ入地内
(2)敷地面積
約 6,000m2
(3)土地利用規制等
事業用地の土地利用規制等は次のとおりである。
項 目
内 容
都市計画区域
長岡都市計画区域
用 途 地 域
指定なし
防 火 地 区
指定なし
高 度 地 区
指定なし
建 ぺ い 率
70%以内
容 積 率
200%以内
適用距離
20m
道路斜線制限
勾 配
1.5
日 影 規 制
なし
垂直積雪量
2.1m
積 雪
単位荷重
積雪深1cm ごとに 29.4N/m 2
2)施設概要
(1)ごみ焼却施設
燃えるごみ等の処理対象物を受入れ、燃焼処理を行い、処理の過程
で発生する熱エネルギーの有効活用を図る施設
(2)不燃物資源化施設
燃えないごみ及び粗大ごみ等の処理対象物を受入れ、破砕・選別を
行い、金属類等の資源物を回収する施設
3)年間計画処理量
本施設の年間計画処理量は、次のとおりである
①
ごみ焼却施設:約 9,300t/年
②
不燃物資源化施設:約 300t/年
なお、災害廃棄物(約 3,900t/年)及び平成 31~33 年度における過剰
処理分(約 600t/年)は、24 時間連続運転等にて対応するものとする。
4)施設規模等
(1)ごみ焼却施設
施設規模は、38t/16h以下(19t/16h以下×2炉)とし、ごみの定
格量投入が可能な状態における年間稼働日数は 260 日以下とする。
災害廃棄物(約 3,900t/年)については、24 時間連続運転にて処理可
能なものとする。また、供用開始当初の3年間程度は、運転時間を延長
することで対応できるようにすること。
- 4 -
(2)不燃物資源化施設
1.5 t/ 5h 以下 で とし、 年間 処理 計 画を満 足す るも の とし、 提案に
よるものとする。ただし、年間稼働日数は 240 日以下を基本とする。
5)処理方式
(1)ごみ焼却施設
ストーカ式焼却方式とする。
(2)不燃物資源化施設
破砕・選別設備と保管設備から構成されるものとする。
6)供用開始
平成 31 年4月1日(予定)
7)事業期間
事業期間は、次のとおりとする。
(1)建設期間
契約締結(平成 29 年6月予定)から平成 31 年3月 31 日までとする。
ただし、平成 31 年1月4日からはごみの全量受入れをし、試運転を
行うこと。
(2)運営期間
平成 31 年4月1日から平成 51 年3月 31 日までの 20 年間とする。
8)契約の形態
市は、民間事業者に設計・施工業務及び運営業務を一括で委託し、又
は請け負わせるために、本事業に関する基本契約を民間事業者と締結す
る。
市は、この基本契約に基づき、建設請負事業者と本事業に関する建設
請負契約を締結するとともに、民間事業者が運営業務のために設立する
運営事業者たる特別目的会社と本事業に関する運営委託契約を締結する。
1.6 民間事業者が実施する業務の範囲
民間事業者が実施する主な業務は、次のとおりとする。
1)設計・施工業務
建設請負事業者は、市と締結する建設請負契約に基づき、本施設の設
計・施工業務を行うこと。
施工については、ごみ焼却施設設備工事、不燃物資源化施設設備工事、
電気計装設備工事、建築工事及び建築設備工事、土木工事及び外構工事
及びその他本事業の実施に必要な工事を行う。なお、施工範囲の詳細は
今後公表する募集要項に示すものとする。
さらに、本施設の建設等に伴って発生する建設廃棄物等の処理・処分
及びその他の関連業務、手続関連業務、本施設の試運転及び引渡性能試
験を行うこととする。
- 5 -
2)特別目的会社の設立
民間事業者は、試運転業務開始の 60 日前までに、本施設の運営業務を
行う特別目的会社を設立し、運営業務を行うために必要な許認可の取得
を行う。
3)運営業務
運営事業者は、市と特別目的会社が締結する運営委託契約に基づき、
本施設の運営業務としてごみ焼却施設及び不燃物資源化施設の運営管理、
用役管理、維持管理業務(機能維持のための点検整備・補修・設備更新を
含 む 。)、 清 掃 、 保 安 警 備 、 環 境 管 理 及 び 情 報 管 理 業 務 等 を 行 う こ と 。
運営事業者は、焼却灰及び飛灰処理物等の発生量を抑制するような運
転管理をするとともに、焼却灰及び飛灰処理物等埋立処分となる廃棄物
は、埋立基準を満足しなければならない。
埋立処分対象物は、運営事業者が貯留設備に搬入・貯留した上で、市
が指定する場所まで運搬し、市は運搬された当該廃棄物等を処分する。
なお、民間事業者は応募段階で焼却灰量及び飛灰処理物量を提案し、そ
れを上回った場合は、市に処分費を支払うことにより市が処分するもの
とする。
運営事業者は、施設見学者について、市と連携して適切な対応を行う
こと。
不燃物資源化施設において回収する鉄類、アルミ類については、運営
事業者が本施設内のストックヤードに貯留し、市が指定する資源回収業
者へ引き渡すこととする。なお、資源回収業者の車両への積込み作業は
運営事業者の業務範囲とする。
4)業務終了時の引継業務
市は、事業期間終了後も本施設を継続して利用する予定である。市は、
事業期間終了前に、終了後の本施設の運営方法について検討し、建設請
負事業者及び運営事業者は、市の検討に際して次に示す事項に関して協
力及び実施するものとする。
(1)所有する図面・資料の開示
(2)新たな運営事業者による本施設及び運転状況の視察
(3)運営業務全般に係る指導
(4)運営期間中の次に示す項目に関する費用明細等の提出
①
人件費
②
運転経費
③
維持管理費
④
修繕補修費
⑤
運営管理に必要な調達費
⑥
その他市が指示するもの
(5)本施設における定期検査結果及び精密機能検査等検査結果
- 6 -
5)本施設の機能検査
運営事業者は、市又は市が指定する第三者による引継ぎの前提として
第三者機関による性能機能検査を市の立会いの下に実施し、その検査結
果の合格をもって、市は引継ぎを承諾できるものとする。
1.7 市が実施する業務の範囲
市が実施する主な業務は、次のとおりとする。
1)用地の準備
本 事 業 を 実 施 す る た め の 用 地 は 市 に お い て 確 保 し 、「 都 市 計 画 決 定 」 等
の必要諸手続を行う。また、市は平成 29 年3月末までに用地の粗造成工
事を完了する。
2)処理対象物の搬入
市は、分別に関する指導等の啓発活動を行うとともに、処理対象物の
搬入を行う。
3)本事業のモニタリング
市は、設計・施工業務において、設計内容の承諾及び工事監督を行う。
また、運営業務において、本事業の実施状況の監視を行う。
4)施設見学者への対応
市は、施設見学者に対して、運営事業者と連携して適切な対応を行う
こととする。
5)建設費及び運営委託料の支払い
市は、特定事業契約及び見附市財務規則等に基づき、建設費を建設請
負 事 業 者 へ 、 運 営 費 を 運 営 期 間 に わ た っ て 運 営 事 業 者 に 支 払 う 。( 詳 細 は 、
入札説明書添付資料「本事業における民間事業者への支払について」を
参照)
6)住民対応
市は、本施設の周辺住民からの意見や苦情に対する対応を建設請負事
業者又は運営事業者と連携して行う。
7)処理不適物及び飛灰処理物等の処分
市は、運営事業者が市の指定する場所まで運搬した焼却灰、飛灰処理
物及び処理不適物等を処分する。
8)その他
市は、本施設の設計・施工に係る循環型社会形成推進交付金の申請手
続等を含む行政手続等の対応を行う。
- 7 -
2.民間事業者選定の手続
2.1 民間事業者の募集及び選定方法
民間事業者の選定は、公平性・透明性の確保の観点から、公募型プロポ
ーザル方式により実施する。
2.2 募集及び選定スケジュール
本事業における公募から契約締結に至るまでのスケジュールは、概ね次
のとおりである。
スケジュール(予定)
内
容
平成 28 年5月 16 日(月)
募集要項の公表・配布(公募開始)
平成 28 年5月 31 日(火)
募集要項に関する質問の受付締切
平成 28 年6月 10 日(金)
募集要項に関する質問の回答の公表
平成 28 年6月 13 日(月)
参加資格審査申請書類の受付
平成 28 年7月1日(金)
参加資格審査結果の公表
平成 28 年 10 月 20 日(木) 事業提案書の受付
平成 29 年2月 10 日(金)
優先交渉権者の決定及び公表
平成 29 年3月
基本協定の締結
平成 29 年5月
基本契約の締結
平成 29 年6月
建設請負契約・運営委託契約の締結
※
上記スケジュールは審査の進捗状況等により変更が生じる場合がある。その場合
は変更内容を公表する。
2.3 選定委員会の設置
市は、民間事業者の審査を実施するに当たって、見附市新ごみ処理施設
整備運営事業者選定委員会を設置する。選定委員会は、市職員で構成し、要
求水準書及び優先交渉権者選定基準書等から提案内容を検討し、評価した結
果を市に報告する。
選定委員会の委員は次のとおりとするが、民間事業者が本事業について、
選定委員へ自己に有利になる目的のため、接触等の働きかけを行った場合は、
応募者の資格を失うことがある。
委 員 長
副市長
委
員
総務課長
委
員
企画調整課長
委
員
市民生活課長
委
員
建設課長
委
員
ガス上下水道局長
- 8 -
2.4 民間事業者選定の流れ
本事業における事業者の選定は、図1に示す手順で実施する。
応募資格確認申請書類の提出
資 格 審 査
参加資格が
確認できない場合
失
格
事 業 提 案 書 等 の 提 出
事業提案書の提出
価格提案書の提出
事 業 提 案 書 の
基 礎 審 査
失
格
提 案 審 査
基礎審査を
満たしていない場合
事 業 提 案 書 の
定 量 化 審 査
価格提案書の開封
提案限度額
を超えていた場合
提 案 価 格 の
定 量 化 審 査
総合得点の算出
最優秀提案者、次点提案者の選定
優先交渉権者、次点交渉権者の決定
図1
優先交渉権者選定の手順
- 9 -
失
格
3.応募者の参加資格要件
応募者は、次に掲げる資格要件をすべて満たさなければならない。
また、市は、応募者の資格の確認を行うために参加資格審査を実施する。
なお、応募者は、参加表明書の市への提出をもって、募集説明書、要求水
準書、優先交渉権者選定基準書等の記載内容及び条件を承諾したものとする。
3.1 応募者の構成
1)応募者のうち、代表企業の特別目的会社への出資割合は出資者中で最大
になるものとすること。また、代表企業を含む構成員の議決権を有する
株式の保有割合が、事業期間中を通じて 50%を超えるものとする。
2)応募者は、設計・施工業務又は運営業務のうち、主要な業務を担当する
協力企業を定めることができる。ただし、プラントの設計・施工業務を、
協力企業に担当させることはできない。
3)応募者は、代表企業、構成員及び協力企業の企業名並びにそれらが携わ
る業務について明らかにすること。
4)代表企業、構成員又は協力企業のうち、少なくとも1社は見附市内に本
社又は本店、支店がある企業が含まれるものとする。
5)代表企業、構成員及び協力企業は、他の応募者の構成員又は協力企業と
して参加できないものとする。なお、特定事業契約締結後において選定
されなかった応募企業グループの構成員は本事業に携わることはできな
い。ただし、協力企業はこの限りではない。
6)代表企業、構成員又は協力企業のいずれかと、財務諸表等の用語、様式
及び作成方法に関する規則(昭和 38 年大蔵省令第 59 号)第8条第3項
に規定する親会社及び子会社並びに同規則第8条第5項に規定する関連
会 社 ( 以 下 こ れ ら を 総 称 し て 「 関 係 会 社 」 と い う 。) に 該 当 す る 各 法 人 は 、
それぞれ他の代表企業、構成員又は協力企業になることはできない。
3.2 応募者等の参加資格要件
1)共通の参加資格要件
代表企業、構成員及び協力企業は、参加資格審査申請書類提出時にお
いて、次に示す資格要件を満たさなければならない。なお、参加資格審
査申請書類提出後において、代表企業、構成員又は協力企業が次に示す
資格要件を満たさなくなった場合でも、市は当該応募者の参加資格を取
り消すことができる。
①
地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に
該当しない者であること。
②
市 の 入 札 参 加 資 格 者 名 簿 ( 以 下 「 名 簿 」 と い う 。) に 登 載 さ れ て い る
者であること。
- 10 -
③
見附市建設工事請負業者等指名停止措置要領の規定に基づく指名停
止を受けていない者であること。
④
会社法に基づき会社の整理の申立てがなされている者又は会社の整
理の開始を命じられている者でないこと。
⑤
会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)若しくは旧会社更生法(昭和
27 年法律第 172 号)に基づく更生手続開始の申立てがなされていない
こと又は民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づく再生手続開始
の申立てがなされていないこと。
⑥
破産法(大正 11 年法律第 71 号)に基づき破産の申立て又は旧和議法
(大正 11 年法律第 72 号)に基づき和議開始の申立てがなされている
者でないこと。
⑦
最 近 1 年 間 の 法 人 税 、 消 費 税 ( 地 方 消 費 税 を 含 む 。)、 法 人 事 業 税 、
法人市県民税、固定資産税及び都市計画税を滞納していないこと。
⑧
事業に関する市のアドバイザリー業務を受託する株式会社環境フレ
ックス及び同社が本業務において提携関係にある者又はこれらの者と
資本若しくは人事面で関連がある者でないこと。
2)施設整備に関する資格要件
代表企業又は構成員のうち、本施設の設計・施工を行う企業は、以下
の要件を満たすこととする。また、同一業務を複数の企業で実施する場
合は、少なくとも主たる業務を担う1社が以下の要件を満たすこととし、
工種ごとに配置できる専任の監理技術者を有すること。
(1)建築物の設計・施工を行う企業
①
市の名簿に登録されていること。
②
建築物の設計及び工事監理に係る業務を行う企業は、建築士法(昭
和 25 年法律第 202 号)に基づく有資格者であること。
③
建築物の施工を行う企業は、建設業法(昭和 24 年法律第 100 号)
の建築一式工事及び清掃施設工事に係る特定建設業の許可を受けて
いること。
(2)プラントの設計・施工を行う企業
①
市の名簿に登録されていること。
②
プラントの設計・施工を行う企業は、自治体から元請受注して建設
した一般廃棄物処理施設で、1炉当たり 30t/日以上かつ2炉以上の
ストーカ式ごみ焼却施設の納入実績を有すること。
3)本施設の運転及び維持管理に関する資格要件
代表企業又は構成員のうち、本施設の運転及び維持管理業務を担当す
る企業(運営事業者から同業務を受託する企業又は運営事業者に運転人
員の派遣を行う企業)は、以下の要件を満たすこと。また、同一業務を
複数の企業で実施する場合は、少なくとも主たる業務を担う1社が以下
の要件を満たすこと。
- 11 -
①
運営事業者には、プラントの設計・施工を行う企業が含まれている
こと。
②
プラントの運転を行う企業は、自治体から元請受注して建設した一
般廃棄物処理施設で、1炉当たり 30t/日以上かつ2炉以上のストーカ
式ごみ焼却施設の運転実績を有すること。
③
前項の施設で運転実績を有する専門の技術者を運営開始から1年以
上専任で配置できること。
3.3 参加資格の喪失
代表企業、構成員又は協力企業が、参加資格審査申請書類受付締切日か
ら優先交渉権者の決定までの間に、3.2 に掲げる資格を欠くこととなった場
合は、市は当該応募者の参加資格を取り消すことができる。
3.4 構成員等の変更
代表企業、構成員及び協力企業の変更は原則として認めない。ただし、
やむを得ない事情が生じた場合は協議を行い、構成員等を変更してもなお
3.2 に掲げる資格を満たすことを市が確認し、市が当該変更を妥当と認めた
ときは、代表企業を除く構成員及び協力企業の変更を認めるものとする。
4.募集説明書の質疑、参考資料等
4.1 募集説明会
募集説明会は実施しない。
4.2 参考資料の閲覧
応募書類を作成するに当たっての参考として、ごみ処理年報、生活環境
影響調査報告書、地質調査報告書、現況図面等を希望者に閲覧させるものと
する。閲覧の場所及び返却場所は見附市清掃センターとし、閲覧の期間は平
成 28 年5月 16 日(月)から平成 28 年5月 30 日(月)まで(土曜日、日
曜日及び祝日を除く9時から 17 時まで)とする。なお、閲覧を希望する者
は、電話(電話番号:0258-62-3564)で事前に閲覧日を予約することとし、
同一日を希望する者が複数となった場合は先着順とする。
4.3 現地確認
現地確認を希望する者は、参考資料の閲覧当日もしくはその前後の日で
現地確認できるものとする。現地確認希望者は、様式第1号(使用するソフ
トは Microsoft 社製
Word(Windows 版))に必要事項を記載のうえ、電子
メールに添付し、下記の要領で提出すること。確認日は電子メールで申込者
に連絡する。同一日を希望する者が複数となった場合は先着順とする。
1 ) 受 付 期 間 : 平成 28 年5月 16 日(月)から平成 28 年5月 30 日(月)17 時まで
- 12 -
2)提出先:見附市
市民福祉部
市民生活課
施設係
E-mail:[email protected]
3)メール件名:現地確認申込み
4.4 募集要項に対する質疑回答
募集要項に関する質問がある場合は、様式第2号及び同添付書類(使用
するソフトは Microsoft 社製 Word(Windows 版))に記載のうえ、電子メー
ルに添付し、下記の要領で提出すること。持参、郵送、電話、FAX 等による
問い合わせには応じない。
なお、提出のあった質問に関しては、本事業に直接関係するもので、市
が必要と認めたものについてのみ回答を行うこととし、すべての質問につい
て回答するとは限らない。
1)受付締切日:平成 28 年5月 31 日(火)12 時まで
2)提出先:見附市
市民福祉部
市民生活課
施設係
E-mail:[email protected]
3)メール件名:募集要項に係る質問書
4)回答の公表:平成 28 年6月 10 日(金)17 時までに市のホームページに
おいて公表する。
5.参加資格審査(資格審査)
参加希望者は、次に従って資格審査の申請を行い、審査を受けるものとす
る。
5.1 参加資格審査申請書類の提出
参加希望者は、3.2 に掲げる参加資格を有することを証明するための参加
資格審査申請書類を提出しなければならない。
- 13 -
5.2 参加希望者が提出する参加資格審査申請書類
提出書類は次のとおりとする。様式集に沿って作成し、A4縦長左綴じ
片面印刷とし、様式第3号が表紙となるよう袋とじで綴り、正本1部、副本
3部を提出する。
様式番号
第3号
第4号の1
第4号の2
第4号の3
第5号
第6号
第7号
第8号
第9号
書
類
名
備
参加資格審査申請書
応募者の構成(代表企業、構成員の連絡先)
企業ごとに会社概要、履歴事項全部証明書及び公募日以
降に交付された次の納税証明書(本店所在地のみ)
・法人税、消費税及び地方消費税
・法人事業税
応募者の構成(協力企業の連絡先)
企業ごとに会社概要、履歴事項全部証明書及び公募日以
降に交付された次の納税証明書(本店所在地のみ)
・法人税、消費税及び地方消費税
・法人事業税
応募者の構成(業務実施体制)
本施設の設計・施工を行う企業の実績
建築士法に基づく有資格者であることを証明する書類の
写し
建設業法の建築一式工事に係る特定建設業許可を受けて
いることを証明する書類の写し
建設業法の清掃施設工事に係る特定建設業許可を受けて
いることを証明する書類の写し
納入実績を有していることを証明する書類
(契約書及び仕様書の写しなど)
本施設の設計・施工を行う企業が工種ごとに配置を予定
する監理・主任技術者の一覧
本施設の運転及び維持管理を行う企業の実績
運転実績を有していることを証明する書類
(契約書及び仕様書の写しなど)
本施設の運転及び維持管理を行う企業が配置を予定する
専門の技術者の一覧
委任状
考
第4号の1に添付
第4号の2に添付
3.2 2) (2) ②に示す
実績。複数件の記入可
3.2 2) (1) ②に示す
資格。第5号に添付
3.2 2) (1) ③に示す
資格。第5号に添付
3.2 2) (1) ③に示す
資格。第5号に添付
3.2 2) (2) ②に示す
実績。複数件の記入可
第5号に添付
3.2 3) ②に示す実績。
複数件の記入可
3.2 3) ②に示す実績。
複数件の記入可
第7号に添付
3.2 3) ③に示す資格。
5.3 参加資格審査申請書類の提出方法
参加資格審査申請書類は、下記の要領で持参により提出すること。
1)受付締切日:平成 28 年6月 24 日(金)まで(土曜日、日曜日及び祝日
を除く9時から 17 時まで)
2)受付場所:見附市
市民福祉部
市民生活課
- 14 -
施設係
5.4 資格確認方法
応募者の資格確認は、提出された参加資格審査申請書類に対する書類審
査により行う。
また、提案概要書内容について、応募者に対し、選定委員会によるヒア
リングを実施する。ヒアリングは、平成 29 年1月中旬に行う予定であり、
詳細は各応募者に市民生活課より通知する。
5.5 資格審査結果
資 格 審 査 結 果 は 、 平 成 2 8 年 7 月 1 日 ( 金 ) 以 降 に 書 面 (「 参 加 資 格 審 査 結
果 通 知 書 」) に よ り 各 応 募 者 へ 通 知 す る 。
6.提案書類の提出
資格審査を通過した応募者は、提案書類を提出する。
6.1 提案書類の構成書類
提案書類の構成は次のとおりとする。提案書類は、様式集に沿って作成
するものとし、1)は封筒に封緘すること。
なお、様式内に別途指示がある場合を除き、代表企業、構成員及び協力
企業を直接的に特定できる記述並びに社名若しくは会社ロゴマーク等を入れ
ないこと。
1)価格提案書(様式第 10 号)
2)技術提案書(様式第 11 号)
3)設計・建設に関する提案書(様式第 12、13 号)
4)運営・維持管理に関する提案書(様式第 14、15 号)
5)事業計画に関する提案書(様式第 16、17 号)
6.2 提案書類の提出方法
提案書類は、正本1部、副本9部、電子データ2セットを下記の要領で
持参により提出すること。
1)受付締切日:平成 28 年 10 月 20 日(木)まで(土曜日、日曜日及び祝日
を除く9時から 17 時まで)
2)受付場所:見附市
市民福祉部
市民生活課
施設係
なお、電子データには、提案書類と同じ内容を格納すること。格納する
電子ファイルは、Microsoft 社製の Word、Excel ファイル(計算の数式及
びリンクが残った状態で提出すること)とし、図面等については、PDF 形式
とする。
- 15 -
6.3 応募の辞退
応募者は、提案書類の受付締切日まで随時応募を辞退することができる。
応募を辞退する場合は、平成 28 年 10 月 20 日(木)17 時までに「応募辞退
届 」( 様 式 第 1 8 号 ) を 市 民 生 活 課 に 持 参 又 は 郵 送 ( 配 達 記 録 又 は 書 留 ) す る
こと。
6.4 応募の無効
次のいずれかに該当する場合は無効とする。
1)応募資格のない者による応募
2)応募資格申請書類その他の一切の書類に虚偽の記載をしたもの
3)提案書類の記載事項が不明なもの又は提案書類に記入もしくは押印のな
いもの
4)提案書類が不足しているもの
5)2通以上の価格提案書を提出したもの
6)価格提案書の金額を改ざんし、又は訂正したもの
7)その他応募の条件に違反して応募したもの
6.5 提案書類の修正等の禁止
提案書類の提出後の修正、差し替え、再提出又は撤回は認めない。ただ
し、この規定は審査の過程において、市がこれらの書類の明瞭化作業を行う
ことを妨げない。
6.6 応募に関する留意事項
応募者は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年
法 律 第 5 4 号 )」 に 抵 触 す る 行 為 を 行 っ て は な ら な い 。 ま た 、 応 募 者 は 、 本 募
集説明書に定めるもののほか、関係法令を遵守すること。
7.民間事業者の決定
7.1 優先交渉権者の選定方法(本審査)
市は、優先交渉権者選定基準書に基づき、次に掲げる手順を経て優先交
渉権者を選定する。
1)技術審査
技術審査では、要求水準書等に規定された性能要件を満足できるか否
かの審査を行う。
2)非価格要素審査
1)の技術審査を通過した応募者を対象に、非価格要素について優先
交渉権者に基づき審査し、非価格要素審査点を決定する。なお、審査に
- 16 -
当たっては、提案内容に関する理解を深めるため、選定委員会によるヒ
アリングを実施する。
3)提案限度額
市は、本事業の提案に係る上限金額(消費税及び地方消費税を含まな
い。)は次のとおりとする。
11,943,000,000円
( う ち 、 建 設 費 は 5 , 1 3 0 , 0 0 0 , 0 0 0 円 程 度 と す る 。)
4)価格審査
3)に示す提案限度額を超過していない応募者の提案価格を、優先交
渉権者選定基準書に定める価格審査点算定式により価格審査点に換算し、
価格審査点を算定する。
5)最優秀提案者の選定
2)で決定した非価格要素審査点と3)で決定した価格審査点から優
先交渉権者選定基準書に定める評価方式により総合得点を算定し、総合
得点が最も高い提案を行った応募者を最優秀提案者とし、次いで総合得
点が高い提案を行った応募者を次点提案者として選定する。
なお、総合得点の最も高い提案が複数ある場合、事業提案に関する得
点が高い提案者を最優秀提案者とする。
7.2 優先交渉権者の決定
市長は、選定委員会から提出された最優秀提案者に係る報告に基づき、
優先交渉権者を決定し、その結果を各応募者に書面で通知するとともに、速
やかに公表する。また、優先交渉権者選定に係る講評を公表する。
7.3 優先交渉権者の失格
応募者又は応募者を構成する企業が、優先交渉権者決定から契約締結ま
でに、市との特定事業契約に関して次の事由に該当した場合は、失格とする。
①
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54
号)第3条又は第8条第1項第1号若しくは第 19 条に違反し、公正取引
委員会から排除措置命令を受けたとき。
②
贈賄・談合等著しく信頼関係を損なうような不正行為の容疑により個人
又は法人の役員若しくはその使用人等が逮捕された場合、又は逮捕を経
ないで公訴を提起されたとき。
ただし、該当企業が協力企業の場合に限り、直ちに失格とはせず、市
との協議の上、当該協力企業の変更を認めることとする。
7.4 優先交渉権者決定後の手続
1)基本協定の締結
- 17 -
市と優先交渉権者は、優先交渉権者の決定後速やかに、特定事業契約
の締結に向けて市と優先交渉権者の双方の協力について定める基本協定
を締結する。
2)特定事業契約の締結
市と優先交渉権者は特定事業契約詳細の詰めを行い、基本契約を締結
する。その後、建設請負契約及び運営委託契約の見附市議会での議決を
経て正式な契約となる。
なお、特定事業契約詳細の詰めは、契約書(案)における詳細の詰めを
行うものであり、募集要項に規定された内容及び条件の変更は行わない。
また、特定事業契約以降は、法令改正等によるもの又は事実関係の修正
を除く文言の修正は一切行わない。
3)建設請負契約の締結方法について
本事業では、プラントの設計・施工と建築物の設計、建築物の施工に
ついて個別に資格要件を求めているが、本施設において建屋とプラント
は一体で機能することから、プラントの設計・施工、建築物の設計及び
建築物の施工を複数の構成企業が担当する場合、優先交渉権者は、市と
建設請負契約を締結するに当たり、次のいずれかの方法により契約を締
結するものとする。
(1)JV方式
市は、プラントの設計・施工を行う企業と建築物の設計・施工を行
う 企 業 が 組 成 し た 建 設 共 同 企 業 体 ( J V )( 甲 型 : 共 同 施 工 方 式 ) と 建 設
請負契約を締結する。
(2)下請方式
市は、プラントの設計・施工を行う企業と建設請負契約を締結する。
プラントの設計・施工を行う企業は、建築物の施工を建築物の設計・施
工を行う企業に下請けさせる。
4)交付金申請手続への協力
建設請負事業者は、市が行う循環型社会形成推進交付金の申請手続等
に協力するものとし、関連資料等の作成を行うこと。
8.契約保証金
建設請負事業者が支払う契約保証金については、見附市財務規則別記建設
工 事 請 負 基 準 約 款 ( 以 下 「 約 款 」 と い う 。) 第 4 条 第 1 項 か ら 第 4 項 ま で の 規
定によるものとする。
また、運営事業者は、運営業務の契約保証として運営期間にわたって各年
度の運営費予定額の 1/10 に相当する金額以上の額の契約保証金の支払又は約
款第4条第2項に規定する担保の提供を各年度の運営開始日までに行うもの
とする。
- 18 -
ただし、約款第4条第4項第2号に規定する履行保証保険証券(保険金額
は 、 各 年 度 の 運 営 費 予 定 額 の 1 / 1 0 以 上 と す る こ と 。) の 差 入 れ を も っ て こ れ
に代えることができる。
9.特別目的会社の設立
民間事業者は、基本協定の規定に従い、本施設試運転開始の 60 日前までに
会社法に定める株式会社として、運営事業者たる特別目的会社を設立するも
のとする。特別目的会社は、次に掲げる事項を遵守するものとする。
1)特別目的会社の所在地は、新潟県見附市とすること。
2)特別目的会社の設立に当たり、代表企業を含むすべての構成員が出資を
行うこと。
3)代表企業の議決権を有する株式の保有割合は、事業期間を通じて単独で
出資者中最大とすること。
4)代表企業の議決権を有する株式の保有割合は、代表企業を含む構成員の
議決権を有する株式の保有割合に対して、事業期間中を通じて 50%を超え
ること。
5)特別目的会社の最低資本金額は、本施設試運転開始の 60 日前から事業期
間中を通じて9千万円以上となるようにし、また、市の同意なくして減資
を行わないこと。
6)会社法第 326 条第2項に従い監査役及び会計監査人の設置に関する定款の
定めを置くこと。
7)特別目的会社の株主は、市の書面による同意なくして特別目的会社の株
式の譲渡及びこれに対する担保権の設定その他の処分を行わないこと。
8)本事業以外の事業を兼業することはできない。
10.その他
10.1 費用負担
応募に係る経費は、応募者の負担とする。
10.2 著作権等
提出された提案書類の著作権は、当該書類を提出した応募者に帰属する
ものとするが、審査結果の公表において必要な場合、市は、必要な範囲にお
いて公表等を行うことができるものとする。
10.3 募集説明書等の使用の制限
市から提示された募集説明書は、本事業への参加の目的のためのみに使
用することとし、他の一切の目的のために使用しない。
- 19 -
10.4 使用言語等
本事業に関するすべての意思疎通は書面によるものとし、用いる言語は
日本語とする。
また、提案書類、質疑、審査等における通貨は円、単位は計量法(平成
4年法律第 51 号)に定めるものとする。本説明書に関して用いる日時は、
日本標準時とする。
11.公表資料一覧
本募集説明書と同時に公表する資料は次のとおりである。
11.1 募集説明書添付資料
添付資料1:事業スキーム
添付資料2:事業の対象となる業務範囲
添付資料3:リスク分担表
添付資料4:本事業における民間事業者への支払う対価について
添付資料5:モニタリング及び運営業務委託料の減額等
11.2 別添資料
別添資料1:要求水準書
別添資料2:優先交渉権者選定基準書
別添資料3:様式集(Word 版、Excel 版)
別添資料4:設計・建設に関する提案書に対する様式集
別添資料5:運営・維持管理に関する提案書に対する様式集
別添資料6:事業計画に関する提案書に対する様式集
別添資料7:基本協定書(案)
別添資料8:基本契約書(案)
別添資料9:建設工事請負契約書(案)
別添資料 10:運営業務委託契約書(案)
- 20 -
添付資料1
事 業 ス キ ー ム
本事業おける事業スキームは次のとおりとする。
見
附
市
基本協定
(基本契約に基づく)
建設工事請負契約
(基本契約に基づく)
運営業務委託契約
基本契約
民間事業者
建設請負事業者
建築物の設計企業
建築物建設企業
その他建設工事下請企業
運営事業者
プラント建設企業
代表企業
出
資
運転管理企業
構成員もしくは協力企業
維持管理企業
構成員もしくは協力企業
配
当
委
託
その他運営管理委託企業
- 21 -
特別目的会社
(SPC)
添付資料2
事業の対象となる業務範囲
本事業において運営事業者が行う業務範囲は次のとおりとする。
また、詳細については要求水準書に示すとおりである。
堆肥化処理施設
(平成34年度稼働予定、
それまでは実験棟へ)
堆 肥
資源化
堆肥化処理不適物
燃えるごみ
(生ごみ)
※1
焼却灰・固化灰
燃えるごみ
(生ごみ以外)
運搬
ごみ焼却施設
受
付
・
計
量
最
終
処
分
場
余熱利用
可燃物
不燃物
燃えないごみ
不燃物資源化施設
保
管
・
計
量
運搬
粗大ごみ
鉄・アルミ等
資源ごみ
(プラスチック製容器包装)
※2
【本事業の業務範囲】
資源化
プラスチック製容器包装
圧縮梱包施設
資源物
プラスチック製容器包装処理不適物
※1
資源ごみ
(プラスチック製容器包装以外)
資源回収棟
資源物
資源化処理不適物
※2
- 22 -
添付資料3
リスク分担表(1/2)
段階
リ ス ク 項 目
募集要項リスク
社会リスク
リ
ス
ク
内
容
1 募集要項の誤りに関するもの、内容の変更に関するもの
本施設の設置自体又は市が民間事業者に対して提示する条
2 件に関する周辺住民等の反対運動、訴訟もしくは要望による
計画遅延、条件変更、操業停止及び費用の増大に関するもの
周辺住民等
への対応
全
第三者賠償
環境保全
期
政 治
分 担
市 民間
〇
〇
民間事業者の提案内容に関する周辺住民等の反対運動、訴
3 訟又は要望による計画遅延、条件変更、操業停止及び費用の
増大等に関するもの
民間事業者が実施する業務に起因する周辺住民等の対応に
4
関するもの
民間事業者が実施する業務に起因して発生する事故、施設
5
の劣化など維持管理の不備による事故等
民間事業者が実施する業務に起因する有害物質の排出、騒
6 音及び振動等の周辺環境の悪化又は法令等の規則基準の不適
合に関するもの
政策方針の変更による事業もしくは操業の中止又は費用の
7
増大に関するもの
〇
〇
〇
〇
〇
制度関連リスク
法制度
(税制度を含む)
許認可の取得
間
交付金等
本事業に影響を及ぼす法制度の新設・変更に関するもの(た
8 だし、国内で事業を行う者に一般的に適用される法人税の税
率変更等税制の変更等を除く)
9 民間事業者が取得すべき許認可の遅延に関するもの
民間事業者の事由により予定していた交付金額が交付され
10
ない等による計画遅延、費用の増大等に関するもの
その他の事由により予定していた交付金額が交付されない
11
等による計画遅延、費用の増大等に関するもの
〇
〇
〇
〇
経済リスク
資金調達
12
13
共
14
金利変動
15
16
物価変動
17
18
通
不可抗力リスク
19
20
債務不履行リスク
21
民間事業者における本事業に必要な資金の確保に関するも
の
市における本事業に必要な資金の確保に関するもの
金利変動に伴う民間事業者における資金調達費用の増大に
関するもの
金利変動に伴う市における初期投資に係る資金調達費用の
増大に関するもの
設計・施工期間中の物価変動(インフレ、デフレ)に伴う民
間事業者の経費の増減によるもの
運営期間中の一定の範囲内の物価変動(インフレ、デフレ)
に伴う民間事業者の経費の増減によるもの
運営期間中、上記の一定の範囲を超える急激な物価変動(イ
ンフレ、デフレ)に伴う民間事業者の経費の増減によるもの
天災等大規模な災害又は暴動等予期できない事態の発生に
より、事業の延期、中断もしくは契約解除等の原因となりう
るもの
民間事業者の事業放棄、事業破綻によるもの又は民間事業
者の業務内容が契約に規定した条件を満足しない場合等
市の債務不履行、支払遅延又は本事業が不要になった場合
等
- 23 -
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
リスク分担表(2/2)
段階
計
リ ス ク 項 目
設 計
画
測量、調査
段
階
用 地
建設着工遅延
用 地
建
工事費の増加
設
工事遅延
段
リ
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
階
運
試運転・性能試験
35
計画変更
36
搬入量
37
搬入物の組成
38
営
・
39
40
41
42
維
持
管
施設・設備損傷
43
44
理
45
リ
46
ス
ク
契
約
終
了
段
階
性能未達及び
施設の瑕疵
不適物処理
47
48
49
50
施設の引継ぎ
51
52
ス
ク
内
容
市の提示条件、指示の不備又は市の要求に基づいた変更に
よるもの
民間事業者の提案内容、指示又は判断の不備等によるもの
市が実施した調査等に関するもの
民間事業者が実施した調査等に関するもの
市が実施する敷地造成工事の遅延等に関するもの
市の事由による建設工事の着工遅延に関するもの
民間事業者の事由による建設工事の着工遅延に関するもの
地中障害物等の予見できない事項に関するもの
市の提示条件の不備又は指示による工事工程や工事方法の
変更もしくは工事費の増大に関するもの
民間事業者の事由による工事費の増大に関するもの
市の事由による工事遅延に関するもの
民間事業者の事由による工事遅延に関するもの
試運転・性能試験に要する処理対象物の供給等に関するも
の
試運転・性能試験の結果、契約で規定した要求性能の不適
合によるもの
市の事由による事業内容、用途の変更に関するもの
搬入する処理対象物の量に関するもの(計画範囲内の場合は
除く)
搬入する処理対象物の組成に関するもの(計画範囲内の場合
は除く)
収集運搬に起因するもの
施設設計・施工に起因するもの
施設・設備の老朽化、劣化に起因するもの
運営不備に起因するもの
警備不備等による第三者の行為に起因するもの(想定できな
い第三者の行為によるものを除く)
事故・火災等に起因するもの
搬入する処理対処物に起因するもの(民間事業者の善良なる
管理者の注意義務をもっても排除できない場合)
搬入する処理対処物に起因するもの(民間事業者の善良なる
管理者の注意義務違反の場合)
事業契約に規定する要求性能の不適合によるもの又は施設
の瑕疵に関するもの
搬入される不適物の処理に関するもの
契約終了に当たり、本施設の引継ぎ先の選定に関すること
契約終了に当たり、本施設の引継ぎ先に対する運転指導等
引継ぎ業務の際に発生する費用に関するもの
契約終了に当たり、本施設を同一機能及び状態を維持した
まま引継ぐ際に発生する費用に関するもの
契約終了に当たり、本施設を異なる機能及び状態で引継ぐ
際に発生する費用に関するもの
- 24 -
分 担
市 民間
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
添付資料4
本事業における民間事業者に支払う対価について
1.対価の構成
本事業において市が事業者に支払う対価の構成は、次のとおりである。
対価の構成
対象業務
・設計、建設業務
・その他上記項目の関連業務
・運営業務委託料
・その他上記項目の関連業務
設計・建設業務に係る対価
運営業務に係る対価
2.対価の算定方法
1)設計・建設業務に係る対価
区 分
支払の対象となる費用
対価の算定方法
・設計・建設業務に係る対価
設計・建設業務に
係る対価
①
②
設計・建設業務費用
その他費用
※
市の示す交付金年度計画に対する出
来高から算定する。
2)運営業務に係る対価
(1)運営業務委託料の算定方法
区 分
支払の対象となる費用
運営業務委託料A
運営業務委託料B
① 変動費用
・燃料費
・薬剤費
・ 光 熱 水 費 (電 力 の 基 本 料 金 を
除く)
・ そ の 他 費 用 (一般廃棄物等の
処理量に応じて増減する費用
で、合理的な説明を付するこ
とにより事業者が提案でき
る。)
① 固定費用
・人件費
・ 維 持 管 理 費 (補修費用を除く)
・ そ の 他 費 用 (SPC経費等)
② 補修費用
対価の算定方法※1
各支払期の運営業務委託料A
= 各 支 払 期 の 処 理 量 ( 実 績 値 )※ 2 × 提 案
単価(円/t)
※
提案価格の算定にあたっては、各年
度運営委託料Aは、
= 各 年 度 処 理 量 ( 計 画 値 )× 提 案 単 価
(円/t)とする。各年度処理量(計画
値)については、要求水準書を参照す
ること。
各支払期の支払金額
=〔左欄対象費用の運営期間中の費用の
合計金額〕÷支払回数(12 回/年×20 年)
補修費用は各年度の補修計画に合わせた
金額とし支払金額が変動することは認め
るが、支払金額の平準化について、一定
の配慮をすること。
※1
各支払時期の運営業務委託料は1円未満を切り捨てるものとする。
※2
「対価の算定方法」に記載してある「各支払期の処理量(実績値)」の単位は(t)とし、
小数点以下第2位(10kg 単位)までを有効桁数とする。
- 25 -
3.対価の支払方法
1)設計・建設業務に係る対価
建設工事請負契約によるものとする。
(1)各会計年度における設計・建設業務に係る対価の支払限度額の割合
平成 29 年度:15%
平成 30 年度:85%
各会計年度の支払限度額及び出来高予定額は、契約書作成時に通知す
る。
2)運営業務に係る対価
(1)運営業務委託料の支払方法
①
支払回数
運営業務委託料A:240 回(20 年間×年 12 回)
運 営 業 務 委 託 料 B ( 固 定 費 用 ): 2 4 0 回 ( 2 0 年 間 × 年 1 2 回 )
運 営 業 務 委 託 料 B ( 補 修 費 用 ): 4 0 回 ( 2 0 年 間 × 年 2 回 )
ただし、運営業務委託料は平成 31 年度以降の支払となる。
②
市は、本施設の引渡し後、運営業務委託契約書の規定に従い、毎月
の月報を受領した場合、当該受領日から 10 日以内に事業者に対して業
務確認結果を通知する。事業者は、当該通知に従い速やかに直前の1
ヶ月に相当する運営業務委託料に係る請求書を市に提出する。
市は請求を受けた日から 30 日以内に、事業者に対して当該運営業務委託
料を支払う。
③
運営業務委託料Aの1回あたりの支払額は、各支払期の処理量(実
績値)×提案単価(円/t)によるものとする。
④
運営業務委託料Bのうち、固定費用の1回あたりの支払額は、20 年
間の合計額を 240 等分した額とする。
⑤
運営業務委託料Bのうち、補修費用については、各年度の補修計画
に 合 わ せ た 支 払 額 と し 、 半 期 ご と に 支 払 う 。( 支 払 時 期 は 、 9 月 度 、 3
月 度 の 業 務 委 託 料 の 支 払 時 と す る 。) な お 、 市 と 事 業 者 が 協 議 の 上 、 補
修計画の見直しにより、各年度の支払額を見直すことができる。ただ
し、当該運営業務委託料B(補修費用)の事業期間中の総額は変更し
ない。
4.物価変動等による改定
1)物価変動等の指標
(1)設計・建設業務に係る対価
建設工事請負契約書によるものとする。
(2)運営業務に係る対価
- 26 -
運営業務に係る対価のうち、改定の対象となる費用及び各費用に対応
した物価変動等の指標を以下に示す。なお、当該指標は、優先交渉権者
決定後、優先交渉権者の提案については、合理性及び妥当性があると市
が認める場合、協議を行い見直すことができる。
区
分
運営業務委託料A
改定の対象となる費用
標
「消費税を除く国内企業物価指数/石
油・石炭製品/石油製品/灯油」日本銀行
調査統計局
・薬剤費
「消費税を除く国内企業物価指数/化学
製品/無機化学工業製品」日本銀行調査
統計局
・ 光 熱 水 費 (電力等の基本料金
を除く)
各供給事業者等との需給契約が変更等さ
れた場合、市と事業者が変更内容をもと
に協議し、市が変更等を決定する。
「消費税を除く企業向けサービス価格指
数/総平均」日本銀行調査統計局
・ そ の 他 費 用 (一般廃棄 物等の
処理量に応じて増減する費用
で、合理的な説明を付するこ
とにより事業者が提案でき
る。)
・人件費
・ 維 持 管 理 費 (補修費用を除く)
・ そ の 他 費 用 (SPC経費等)
運営業務委託料B
指
・燃料費
・電力等の基本料金
・補修費用
「毎月勤労統計調査/調査産業計(事業
所規模 30 人以上)/現金給与総額指数」
厚生労働省
「消費税を除く企業向けサービス価格指
数/総平均」日本銀行調査統計局
各供給事業者等との需給契約が変更等さ
れた場合、市と事業者が変更内容をもと
に協議し、市が変更等を決定する。
「消費税を除く企業向けサービス価格指
数/自動車整備・機械修理/機械修理」日
本銀行調査統計局
2)改定の条件
運営業務に係る対価の支払額については、年1回改定のための確認を行
うものとする。
改定時の指標と前回改定時の指標を比較し、±1.5%(下記2)①に示す
改定割合に±0.0151 以上の増減があった場合であり、小数点以下第4位未
満 に 端 数 が 生 じ た 場 合 は 、 小 数 点 以 下 第 4 位 未 満 を 切 り 捨 て る も の と す る 。)
を超過する増減があった場合に改定を行うものとする。なお、事業者は変動
の有無にかかわらず、市へ書面により毎年報告を行うこと。
毎年、8月末時点で公表されている最新の指標(直近 12 ヶ月の平均値)
に基づき、9月末までに見直しを行い、翌年度の運営業務の対価を確定する。
改定された運営業務の対価は、改定年度の翌年の第1支払期の支払から反映
させる。
- 27 -
初回の改定は、平成 31 年 8 月末時点で公表されている最新の指標(直近
12 ヶ月の平均値)に基づき、平成 31 年9月末までに見直しを行い、平成 32
年 度 の 運 営 業 務 の 対 価 を 確 定 す る 。( 比 較 対 象 は 平 成 2 8 年 8 月 末 時 点 で 公 表
さ れ て い る 最 新 の 指 標 ( 直 近 1 2 ヶ 月 の 平 均 値 ) と す る 。) 改 定 さ れ た 運 営 業
務の対価は、平成 32 年度の第1支払期の支払から反映させる。なお、初回
改定時の基準額は事業契約に定めた額となる。
3)改定の計算方法
①
算定式
運営業務に係る対価のうち、改定の対象となる費用については、次式
に従い見直しを行う。
Y=α×X
Y:改定後の当該費用(税抜き)
X:前回改定後の当該費用
(税抜き、第1回目の改定が行われるまでは事業契約に示された当該費用)
改定時の指数
α:改定割合
前回改定時の指数
注1)当該指数については、「1)物価変動等の指標」に示すとおりである。
注2)改定が行われるまでは契約締結年度における当該指数とする。
注3)当該改定割合に小数点以下第4位未満に端数が生じた場合は、小数点以下第4
位未満を切り捨てる。
②
消費税及び地方消費税の改正による改定
運営期間中に消費税及び地方消費税が改正された場合、市の事業者へ
の支払にかかる消費税及び地方消費税については、市が改定内容にあわ
せて負担する。
③
その他例外的な見直しについて
固 定 費 、 変 動 費 を 構 成 す る 費 目 の う ち 、「 ①
算定式」による見直し方
法が適当でないと市が認めた費目については、市と事業者が協議の上で
別途見直し方法を定めるものとする。
- 28 -
添付資料5
モニタリング及び運営業務委託料の減額等
1.運営期間中の業務水準低下に関する措置
本事業における運営期間中の業務水準低下に関する措置は、下図に示すと
おりとする。
市のモニタリング
・業務月報等の確認
・定期モニタリング
・随時モニタリング
「上記のモニタリングの結果、事業者による業務が
要求水準及び契約条項等を満たしていない」と
市が判断した場合
「上記のモニタリングの結果、事業者による業務が
要求水準及び契約条項等を満たしている」と
市が判断した場合
是正勧告(1回目)
委託料の支払
随 時 モ ニ タ リ ン グ に よ る 改 善 の 確 認
改善予定期限までに改善が確認された場合
委託料の減額措置なし
改善が認められない場合
←「添付資料3 2. 3)運営業務に係る対価の
是正勧告(2回目)
減額等の措置」に基づく減額が発生
随 時 モ ニ タ リ ン グ に よ る 改 善 の 確 認
改善が認められない場合
業
務
担
当
企
業
等
の
変
更
随 時 モ ニ タ リ ン グ に よ る 改 善 の 確 認
業務担当企業の変更から6ヵ月
経っても改善が認められない場合
契
約
の
解
除
- 29 -
2.モニタリングの方法
モニタリングは、運営業務に係る対価の減額を目的とするものではなく、
市と運営事業者との対話を通じて、本事業が安定して継続できるよう実施状
況を一定の水準に常に保つことを目的に実施する。
1)市によるモニタリングの方法
本事業における運営業務のモニタリングについては、以下のとおりとす
る。
(1)業務月報等の確認
市は、運営事業者が運営業務委託契約、募集要項等及び提案書に定め
る業務内容の実施状況を、運営事業者から市へ提出される業務月報等で
確認する。
(2)定期モニタリングと随時モニタリング
市は、月1回、本施設の現場調査を行い、運営事業者から提出された
業 務 月 報 等 の 記 載 内 容 、 契 約 の 履 行 状 況 に つ い て 確 認 を 行 う 。( 定 期 モ ニ
タリング)その他、随時必要に応じて、市は本施設の現場調査を行い確
認 す る 。( 随 時 モ ニ タ リ ン グ )
2)業務の改善についての措置
(1)是正勧告(第1回目)
市は、上記モニタリングの結果から、運営事業者による業務が要求水
準及び運営業務委託契約の各条項を満たしていないと判断した場合には、
その内容に応じて次に示すような適切な初期対応を行う。
①
是正勧告
確認された不具合が、繰り返し発生しているものであるか、初発で
も重大であると認めた場合、市は事業者に適切な是正措置をとることを
通告(是正勧告)する。運営事業者は、市から是正勧告を受けた場合、
速やかに改善対策と改善期限について市と協議を行うとともに、改善対
策、改善期限、再発防止策等を記載した業務改善計画書を市に提出し、
市の承諾を得ること。
②
やむを得ない事由による場合の措置
やむを得ない事由により要求水準及び運営業務委託契約の内容を満
たすことができない場合、運営事業者は市に対して速やかに、かつ、詳
細にこれを報告し、その改善策について市と協議する。運営事業者の通
知した事由に合理性があると市が判断した場合、市は、対象となる業務
の中止又は停止等の変更を認め、再度の勧告の対象としない。
(2)改善の確認
市は、運営事業者からの改善完了の通知又は改善期限の到来を受け、
随時のモニタリングを行い、業務改善計画書に沿った改善の実施状況を
確認する。
- 30 -
(3)是正勧告(第2回目)
上記(2)におけるモニタリングの結果、業務改善計画書に沿った期間
及び内容での改善が認められないと市が判断した場合、市は、運営事業
者に第2回目の是正勧告を行うとともに、再度、業務改善計画書の提出
請求、協議、承諾及び随時のモニタリングによる改善確認の措置を行う。
(4)業務担当企業の変更等
上記(3)の手続を経ても第2回目の業務改善計画書に沿った期間及び
内容による改善が認められないと市が判断した場合、市は当該業務を担
当している業務担当企業を変更することを運営事業者に請求することが
できる。
(5)契約の解除等
市は、上記(4)の業務担当企業の変更を行った後、最長6ヶ月を経て
改善効果が認められないと判断した場合、市が本契約の継続を希望しな
い時には、本契約を解除することができる。
3)運営業務に係る対価の減額等の措置
運営業務実施の状況により、以下に示す委託料の減額措置を行う。
(1)減額の対象
減 額 の 対 象 は 、「 運 営 業 務 委 託 料 B ( ① 固 定 費 用 )」 と す る 。
なお、補修業務については、運営事業者が特段の理由なく補修計画ど
おりに実施しなかった場合、実施内容に応じて当該年度の補修費用を減
額 す る も の と す る 。 そ の 際 、 減 額 の 対 象 と な る 運 営 業 務 委 託 料 は 、「 運 営
業 務 委 託 料 B ( ② 補 修 費 用 )」 と す る 。
(2)減額の決定過程
モニタリングの結果、市が再度の是正勧告を行った場合、当該事象に
対 し て 再 度 の 勧 告 を 行 っ た 日 を 起 算 日 ( 同 日 を 含 む 。) と し て 、 当 該 是 正
勧告の対象となる事象が解消される日まで、1日(1日未満は1日とす
る 。) に つ き 、 1 ポ イ ン ト の ペ ナ ル テ ィ ポ イ ン ト を カ ウ ン ト す る 。 ま た 、
1事象に対して、1つの是正勧告を行い、複数の事象については、複数
の是正勧告を行うこととし、各事象につき、それぞれ累積ペナルティポ
イントをカウントする。
(3)減額の決定
市は、各月末時点の累積ペナルティポイントが以下に規定する基準に
達した場合は、当該月の委託料の固定費用部分につき、以下の該当箇所
に規定される減額措置を実施する。
- 31 -
累積ペナルティポイント
1~5
6~10
11~15
16 以上
減額措置の内容
減額なし
30%の減額
40%の減額
50%の減額
4)委託料の減額の積算例
上記の内容をもとに、以下に2つのケースの委託料の減額例を示す。
【ケース1】
ケース1
事象Aに対する
是正勧告
事業Aの改善による
是正勧告の解除
事象A:累積ペナルティポイント 15
1日
30日
1日
4月
31日
5月
☆4月分の委託料(固定費用)
事象Aについては、市が再度(2回目)の是正勧告を行った日から、当
該事象が改善され是正勧告が解除されるまでに 15 日を要したことから、4
月末日における事象A累積ペナルティポイントは 15 となる。
この場合、4月の累積ペナルティポイントは、事象Aによるもののみで
あ る た め 1 5 (「 3 ) ( 3 ) 減 額 の 決 定 」 よ り 減 額 率 4 0 % ) と な る 。 こ れ に よ り 、
4月分の委託料は以下のようになる。
減 額 後 の 4 月 分 の 固 定 費 = 減 額 前 の 4 月 分 の 固 定 費 × �(1 − 0.4) ×
☆5月分の委託料(固定費用)
通常通りの委託料(固定費用)の支払となる。
- 32 -
15
15
+1× �
30
30
【ケース2】
ケース2
事象Bに対する
是正勧告
事業Bの改善による
是正勧告の解除
事象B:累積ペナルティポイント 15
事象Aに対する
是正勧告
事業Aの改善による
是正勧告の解除
事象A:累積ペナルティ
ポイント 10
事象A:累積ペナルティポイント 28
30日
1日
31日
1日
4月
5月
☆4月分の委託料(固定費用)
事象Aについては、市が再度(2回目)の是正勧告を行った日から、4
月末日までに 10 日間経過していることから、4月の事象Aに関する累積ペ
ナルティポイントは 10 となる。
この場合、4月の累積ペナルティポイントは、事象Aによるもののみで
あ る た め 1 0 (「 3 ) ( 3 ) 減 額 の 決 定 」 よ り 減 額 率 3 0 % ) と な る 。 こ れ に よ り 、
4月分の委託料は以下のようになる。
減 額 後 の 4 月 分 の 固 定 費 = 減 額 前 の 4 月 分 の 固 定 費 × �(1 − 0.3) ×
10
20
+1× �
30
30
☆5月分の委託料(固定費用)
事象Aについては、4月からの累積ペナルティポイントが 10 あり、5月
についても当該事象が改善され是正勧告が解除されるまでに 18 日を要した
ことから、5月末日における事象Aの累積ペナルティポイントは 28 となる。
また、5月は新たに事象Bについて市から再度(2回目)の是正勧告が
発せられ、当該事象が改善され是正勧告が解除されるまでに 15 日を要した。
これにより、5月末日における事象Bの累積ペナルティポイントは 15 とな
る。
この場合、5月の累積ペナルティポイントは、事象A、事象Bによるも
の を 合 計 し た 4 3 (「 3 ) ( 3 ) 減 額 の 決 定 」 よ り 減 額 率 5 0 % ) と な る 。 ま た 、
減額対象期間は、18 日間であることから、5月分の委託料(固定費用)は
以下のようになる。
- 33 -
減 額 後 の 5 月 分 の 固 定 費 = 減 額 前 の 5 月 分 の 固 定 費 × �(1 − 0.5) ×
18
13
+1× �
31
31
3.運営業務に関する対価の返還
運営業務に係る対価支払後に、業務報告書への虚偽の記載を含む、市への
虚偽報告が判明し、当該虚偽報告がなければ運営業務に係る対価が減額され
る状態であった場合、運営事業者は、減額されるべき運営業務に係る対価に
相当する額を返還すること。
この場合、当該減額されるべき運営業務に係る対価を市が事業者に支払っ
た日から、市に返還する日までの日数につき、政府契約の支払遅延防止等に
関する法律(昭和 24 年法律第 256 号)第 8 条第 1 項の規定に基づき財務大臣
が決定する率で計算した額の違約金を付するものとする。
- 34 -