Weekly Market Research Report 2016年5月16日号 今週の POINT 国内株式市場 政策期待も為替睨みで下へのトレンドに警戒 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - ソニー【 東証1部 6758 】ほか テーマ別分析 テーマ物色再燃でデジタル教科書関連に関心 話題のレポート スマートベータのリバランスによる市場インパクト スクリーニング分析 今期営業増益予想の好需給銘柄 決算ピーク通過、アク抜け期待よりもまずは順張り対応 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 目次 週刊相場観測誌 Market 1 展望 今週の市場見通し Vol. 167 Weekly 2016 05 16 国内株式市場 マーケット概観 3 新興市場 4 米国株式市場 2 3 マーケットを読む 今週の分析銘柄 為替市場 米ドル/円予想レンジ 6 債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6 今週のポイント 7 日経平均株価 8 FISCO Selection 読者の気になる銘柄 テクニカル妙味銘柄 4 5 カテゴリー考察 5 ブイキューブ〈3681〉東証 1 部 9 保土谷化学工業〈4112〉東証 1 部 10 サイバネットシステム〈4312〉東証 1 部 11 トリケミカル研究所〈4369〉JASDAQ 12 ACCESS〈4813〉マザーズ 13 資生堂〈4911〉東証 1 部 14 リクルートホールディングス〈6098〉東証 1 部 15 ソニー〈6758〉東証 1 部 16 みずほフィナンシャルグループ〈8411〉東証 1 部 17 三菱自動車工業〈7211〉東証 1 部 17 ディー・エヌ・エー〈2432〉東証 1 部 18 日産自動車〈7201〉東証 1 部 18 テーマ別分析 19 スクリーニング分析 20 先週の話題レポート 21 信用需給動向 22 連載コラム 2 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 国内株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 政策期待も為替睨みで下へのトレンドに警戒 ■円高一服で買い戻しに向かう 2 四半期連続のマイナスと考えられ、コンセンサス通りの結果 先週の日経平均は上昇。大型連休明けとなった先週は、急ピ としても、財政政策への期待が高まる可能性がある。なお、安 ッチな円高が落ち着きをみせたこともあり、自律反発の流れと 倍首相は、来年 4 月に予定する消費増税 10%への引き上げを なった。大型連休中に円相場が約 1 年半ぶりに 1 ドル 105 円台 延期する方針を固めたと報じられている。 熊本地震の発生で増 まで上昇。2014 年 10 月に日銀が大規模な追加の金融緩和に踏 税延期論はより活発になっていたが、サミット後にも表明する み切る前の水準に戻っていた。 麻生財務相の急激な為替変動に 見通しとの報道もあり、 市場は評価する可能性がある。 しかし、 は「介入する用意がある」といった発言など、円高けん制の動 消費増税の延期によって税収が伸びず、財政健全化が進まない きが強まり、先週は一時 1 ドル 109 円台を回復するなど、過度 可能性から日本国債の格下げリスク等が警戒されてくる可能 な円高に対する修正がみられた。これにより連休明けに 7 営業 性はある。 日ぶりに反発をみせた日経平均は、 その後 4 日続伸に。 その他、 原油相場の落ち着きもみられたことも、買い戻しに向かわせ た。 ■FOMC 議事録で再びドル安・円高基調にも 海外では 18 日に 4 月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC) もっとも、決算発表がピークを迎えるなか、積極的な売買は 議事録が公表される。4 月の FOMC ではイエレン FRB 議長の記 手控えられていた。機関投資家は様子見ムードのなか、個人主 者会見がなかったこともあり、6 月利上げの可能性について 体による決算を手掛かりとした新興市場での日替わり物色が FOMC メンバーがどのような議論を行ったのかに注目が集まり 中心。また、週末にオプション SQ を控えていたこともあり、 そうである。6 月にはイギリスで EU からの離脱の賛否を問う 先物主導によるインデックスに絡んだ商いに振らされる格好 国民投票が行われ、金融不安が高まりやすい局面においては、 となった。週末には SQ に絡んだ商いによって 16800 円を回復 追加利上げの可能性は低いとみられる。再びドル安・円高基調 して始まった日経平均だが、SQ の需給通過後は下げに転じる が強まるようだと、株式市場への重しとなりそうだ。さらに、 など、方向感の掴みづらい展開となり、今年初めての 5 日続伸 11 月の米大統領選の共和党候補指名獲得をほぼ確実にした不 とはならなかった。 動産王ドナルド・トランプ氏の支持率が急上昇し、民主党の最 有力候補とされるヒラリー・クリントン氏と拮抗していること ■決算ピーク通過で業績面を見直す流れ 決算がピークを通過した。今回の決算ではトヨタ自<7203> の2017 年3 月期の営業利益が前期比4 割減となる見通しなど、 が明らかになったと一部メディアが伝えている。 経済の混乱を 警戒したスタンスも意識されやすい。 その他、経済統計では、17 日に 4 月の米住宅着工件数、4 コンセンサスを下回る下方修正が相次いだ。ただし、これらも 月の米消費者物価指数、18 日には 4 月の訪日外国人客数、19 相当織り込んでいると考えられ、今週からは業績面を見直す流 日に 3 月の機械受注が予定されている。決算はピークを通過し れなどが意識されそうだ。下方修正等もアク抜けとなれば、目 ているが、16 日には三菱 UFJ<8306>、20 日には NKSJHD<8630>、 先リバウンドが意識されてくる。また、主要7か国の首脳会議 MS&AD<8725>、東京海上<8766>の決算が予定されている。 「伊勢志摩サミット」を控え、政府の財政出動策への期待が改 めて下支えとして売り込みづらくさせそうだ。 ■テクニカル面では下へのトレンドを警戒 なお、テクニカル面では、日経平均は先週末に 5 日ぶりの反 ■1-3 月期の GDP に注目 落となり、一目均衡表では雲の水準に位置しているが、今後は また今週は 18 日に発表される 1-3 月期の GDP(速報値)が 雲がねじれを起こしてくる。価格帯別出来高では 16800-17200 注目される。事前予想では前期比年率 0.3%増と 2 四半期ぶり 円処での商いが膨れており、これが抵抗として意識されてい プラス成長が予想されている。ただ、うるう年効果であり、2 る。目先的にはやや下へのトレンドを警戒する必要もありそう 月が 1 日長いことで個人消費を押し上げている。 これを除けば だ。 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 新興市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の市場見通し 国内株式市場 新興市場 決算発表のピーク越え業績面を再評価へ、政策期待も追い風 ■そーせいグループの今期は市場予想どおり大幅増益へ マザーズ指数 今週の新興市場は、決算発表のピークを通過し、業績面を 再評価する動きが広がりそうだ。マザーズ指数は年初来高値 水準で上値の重さが意識されるものの、4月から始まった今 期の大幅増益見通しを示した企業や、期中の順調な業績進捗 が確認された企業が多く、中小型株への期待感は持続すると みられる。その後は、月末の伊勢志摩サミット(主要国首脳 会議)などを控え、政策期待が相場の押し上げ要因となるだ ろう。 前週末の決算発表で注目されたそーせいグループ<4565> は、17年3月期の営業利益が170億円(前期は10億円)に拡大 する見通しを示しており、おおむね市場予想に沿った内容だ った。一部証券会社では不確実性の低いガイダンスとの見方 を示している。また、サイバーダイン<7779>の17年3月期業 績予想は非開示だが、市場では黒字転換が見込まれている。 なお、今週は5月16日にUBIC<2158>、テクノホライゾン・ HD<6629>などが決算発表を予定している。 そーせいグループ<4565> ■ホープなど4社の新規上場が発表 IPO関連では、ホープ<6195>(6月15日、マザーズ・福証 Q-Board) 、アトラエ<6194>(6月15日、マザーズ) 、農業総合 研究所<3541>(6月16日、マザーズ、やまみ<2820>(6月17日、 ジャスダック)の新規上場が発表されている。4月21日のジ ャパンミート<3539>上場以来、IPO空白期間が長かっただけ に、投資家の初値買い意欲は高まりそうだ。需給妙味の大き い小型案件や時流に沿ったテーマ性のある銘柄もあり、好調 な初値スタートが期待される。 円 サイバーダイン<7779> 円 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 米国株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の市場見通し 米国株式市場 FOMC 議事録に注目 る。ホームセンターのホームデポ(16 日) 、ディスカウント ■先週の動き ストアのターゲット(18 日)やウォルマート(19 日) 、アパ 週初はサウジアラビアのヌアイミ石油相の退任で、主要産 レルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(18 日) 、 油国の増産凍結が困難との見方から原油相場が下落し売り ギャップ(19 日) 、ネットワーク機器メーカーのシスコ・シ が先行。その後、原油相場や主要ハイテク株の上昇で大きく ステムズ(18 日) 、半導体製造装置のアプライド・マテリア 反発したものの、ディズニーなど主要企業の軟調決算が嫌気 ルズ(19 日)などの決算が控えている。ギャップは 9 日に 4 されたほか、小売セクターにも売りが広がり、再び下落に転 月既存店売上高が前年同期比で 7%減と落ち込んだことを明 じた。アップルの株価が 90 ドルを割り込み、検索大手グー らかにした。百貨店なども相次いで冴えない決算を発表して グルの時価総額を下回るなど、ハイテクセクターも相場の重 おり、ギャップやアメリカン・イーグル・アウトフィッター しとなった。週末にかけては、小売企業の軟調決算が相次い ズなどアパレル関連企業の決算には特に警戒が必要だ。 だことや原油相場の下落が重しとなり下げ幅を拡大した。結 局、週を通じて主要株価指数は下落。 13 日時点のファクトセット社の集計によると S&P500 構成 銘柄の 91%が決算発表を終了し、71%が利益、53%が売上高 でアナリスト予想を上回った。 全体では、 先月末時点で 8.8% の減益が予想されていたが、7.1%の減益見通しへと改善し ■今週の見通し た。アマゾンの好決算などを受けて一般消費財セクターの業 今週は 18 日公表の FOMC 議事録に注目が集まりそうだ。4 月の FOMC では景気判断が下方修正されたが、記者会見もな 績が成長したほか、長らく業績不振の要因だったドル高と原 油安に反転の兆しが見られたことも要因だろう。 く、その後複数の地区連銀総裁による講演は行われたもの 経済指標では 5 月 NAHB 住宅市場指数(16 日) 、4 月住宅着 の、イエレン議長などのコアメンバーによる発言等はなかっ 工・建設許可(17 日) 、4 月消費者物価指数(17 日) 、4 月中 た。議事録では世界経済やインフレ動向、6 月利上げの可能 古住宅販売(20 日)などの発表が予定されている。住宅関連 性について FOMC メンバーがどのような議論を行ったのかに 指標の中でも先行性を持つとされる NAHB 住宅市場指数は、2 注目したい。 月から 4 月にかけて横ばいで推移しているが、5 月分はプラ 個別企業では、小売各社の決算発表が多数予定されてい ス成長が予想されており、注目したい。 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 為替/債権市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場 為替市場 米ドル・円 予想レンジ 今週のドル・円はもみあいか。18 日に公表される米連邦公 開市場委員会(FOMC)の議事録(4 月 26-27 日開催分)と日本 の 1-3 月期国内総生産(GDP)速報値が有力な手掛かり材料に なりそうだ。米 FOMC 議事録については、早期利上げを連想さ せる内容でなければ、ドルの押し上げ要因にはなりにくいとみ られている。 また、18 日発表の 1-3 月期国内総生産(GDP)速報値が予想 通りならば、ドル・円相場への影響は限定的との見方が多い。 ただし、市場予想を大きく下回り、前期比年率でマイナスとな った場合、日本銀行による追加金融緩和への期待が高まり、リ スク選好的なドル買い・円売りが優勢となりそうだ。 なお、1 ドル=110 円以上の水準で利益確定を狙った投資家 のドル売りや輸出企業などのドル売り予約が増えるとの声が 聞かれている。新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル が 110 円を超えて一段高となる可能性は低いとみられる。 106.00 円 ~ 111.00 円 【日・1-3 月期国内総生産(GDP) 】 (18 日発表予定) 1-3 月期 GDP は年率換算で昨年 10-12 月期の-1.1%から +0.3%程度に改善することが予想されている。市場予想を大き く下回った場合、6 月 15-16 日開催の日銀金融政策決定会合で の追加金融緩和への期待感が高まり、株高・円安の要因となり そうだ。 【米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表】 (18 日公表予定) 4 月 26-27 日開催の FOMC 会合で利上げは見送られた。議事 内容から次回 6 月会合で利上げ実施の可能性が浮上した場合 はドル買い要因になる。ただし、年内 2 回の利上げの可能性が 読み取れなかった場合はドル売りが強まりそうだ。 【米・4 月消費者物価指数(CPI) 】 (17 日発表予定) 米連邦準備制度理事会(FRB)は追加利上げに向け、インフ レ関連指標などを丁寧に点検する方針。 CPI は注目材料となる。 市場予想を上回った場合、ドルの下値を固める材料となりそう だ。 債券市場 債券先物予想レンジ 長期国債利回り予想レンジ ■先週の動き 先週の債券相場は底堅い動きを続けた。10 日に行われた 10 年国債入札はまずまず順調な結果となったが、12 日に行われ た 30 年国債入札は、最低落札価格が市場予想を下回り、やや 低調な結果となった。ただし、超長期債の需給関係悪化に対す る警戒感は台頭せず、長期債などの利回り水準は上げ渋った。 ■今週の見通し 今週の債券相場はもみあいとなる見込み。18 日に発表され る 1-3 月期国内総生産(GDP)一次速報値と 19 日に行われる 20 年国債入札の結果を見極める展開となる。1-3 月期 GDP につ いては、昨年 10-12 月期の前期比年率-1.1%から+0.3%程度に 改善すると予想されており、予想通りならば、長期債などの利 151.70 円 ~ 152.10 円 -0.13 % ~ -0.08 % 回り水準はやや上昇する可能性がある。日本銀行による追加緩 和への期待は持続し、債券利回りの上昇を抑制する可能性があ る。 19 日に行われる 20 年国債入札はまずまず無難な結果となり そうだ。外国人投資家の需要はあまり期待できないものの、国 内勢の投資興味は低下していない。為替・株式相場に大きな動 きがない場合、20 年国債入札終了後に長期債の気配はやや強 含むことが予想される。 債券先物は主に 151 円台後半で推移か。20 年国債入札が順 調な結果となった場合、債券先物は 152 円台に上昇する可能性 があるが、為替相場が円安方向に大きく振れた場合、債券先物 は 151 円台後半で上げ渋る展開が予想される。 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のポイント 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 マーケットを読む 今週のポイント サミットの接近で政策期待が高まる余地 先週の株式市場は、方向感の定めにくい状況が続いたもの の堅調な推移となった。ゴールデンウイーク明け直後は東証 1 部の売買代金が今年最低、日中値幅も今年2 番目の低水準とな り、模様眺めムードが強まったが、その後は明確な手掛かり材料 に欠ける中で買い優勢の展開に。 ピークを迎えた決算の発表銘柄が物色の中心になった。とり わけ、注目されたのはトヨタであったが、今期の営業利益見通し は市場コンセンサスを約 1 兆円下回る 4 割減益に。2 割強の減 益は想定内とみられたが、下振れ幅は想定以上になり、高水準 の自社株買いも発表したが、売りが先行する形になった。ほか、 サンケン、カシオ、武田薬品、太陽誘電、ベネッセなども決算内 容がマイナス視される。一方、ライオン、イーレックス、ヤマダ電 機、SCREEN、Vテク、サンデン、UACJ、ネクソンなどは決算が ポジティブ視される。新生銀は自社株買いが評価材料に。 日産による三菱自への出資発表もサプライズとなった。最悪 シナリオの後退とともに買戻しが入り、三菱自は一時急伸。日産 は負担増懸念が先行したが、その後は中期的なシナジー効果 なども期待される状況となった。ほか、スターティアやワイヤレス G などはデジタル教科書関連として買われ、トクヤマはファンド の出資、新日科学は出資企業のファイザーとの協業、日写印は 投資判断格上げが好感される。中国鉄鋼業界の生産拡大報道 から鉄鋼セクターは上値が重くなった。 決算発表が一巡したことで、目先は手掛かり材料が欠ける展 開も想定されるが、今後は政策期待の高まりが相場の押し上げ 要因になっていこう。週末には消費増税先送り報道が伝わって いるが、26-27 日の伊勢志摩サミットが接近する中で、今後も財 政政策などを中心とした政策への期待が高まることになろう。東 京株式市場は底堅い展開になると想定する。 今週は 18 日に 1-3 月期の GDP が発表される。前期比年率 0.3%増とプラスに転じると予想されているが、「うるう年」の影響 を除けば、実質的にはマイナス成長と捉えられる。大幅な上振 れがない限り、GDP を受けて政策期待はより高まる方向と考え る。また、週末には G7が開催されるが、こちらは円高反転への リスク要因と捉えられよう。ほか、機械受注や訪日外客数の発表 も予定されている。海外では、シスコ、ウォルマート、アプライ ド、ディアなどの決算発表が予定されている。 全般的に堅調な相場展開が見込まれるものの、決算発表を通 過したことで、テーマ関連株への物色意欲も再度強まるものと期 待したい。とりわけ、サミットを控えて資金決済法改正などの成 立期待も高まる可能性があり、フィンテック関連などには注目し たいタイミングである。ほか、テーマ物色では有機 EL 関連など も注目されるが、決算発表が一巡したタイミングでもあり、あらた めて好決算銘柄などを見直す動きなども強まりそうだ。 先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く) 上昇率 上位銘柄 コード 銘柄 下 落率上位銘柄 終値(円) 騰 落 率 ( %) コード 銘柄 業種 別騰落率 終値(円) 騰 落 率 ( %) 上位セクター 騰 落 率 ( %) 2395 新日本科学 690.0 73.80 1885 東亜建設工 業 160.0 -26.27 その他製品 4.81 4043 トクヤマ 266.0 56.47 7408 ジャムコ 2,097.0 -24.46 建設業 4.20 4346 ネクシィーズ グループ 3,415.0 53.14 7606 ユナイテッ ドアローズ 3,545.0 -21.66 ガラス・土石製 品 3.69 7717 ブイ・テクノ ロジー 6,080.0 39.61 9783 ベネッセH D 2,483.0 -20.54 食料品 3.37 3658 イーブックイ ニシアティブ 722.0 31.27 7294 ヨロズ 1,750.0 -18.60 化学工業 3.16 9663 ナガワ 3,525.0 29.69 3252 日本商業開 発 1,816.0 -18.57 繊維業 3.08 5741 UACJ 267.0 25.35 7537 丸文 機械 6315 TOWA 846.0 25.33 4186 東京応化工 業 5234 デイ・シイ 401.0 25.31 6848 9039 サカイ引越セ ンター 3,270.0 24.29 7915 日本写真印刷 2,068.0 4912 ライオン 1,650.0 6444 サンデンHD 6619 1951 611.0 -17.32 2,525.0 -17.21 2.88 東亜ディー ケーケー 470.0 -17.11 ゴム製品 -5.12 6707 サンケン電 気 294.0 -16.48 石油・石炭製品 -3.82 24.06 7238 曙ブレーキ 工業 224.0 -16.10 鉱業 -2.55 23.87 7022 サノヤスH D 180.0 -15.49 海運業 -2.48 384.0 23.47 6952 カシオ計算 機 1,660.0 -14.92 鉄鋼 -2.04 ダブル・スコ ープ 7,000.0 23.46 3232 三重交通グ ループHD 492.0 -14.73 非鉄金属 -1.61 協和エクシオ 1,472.0 21.55 6914 オプテック ス 3,070.0 -14.72 水産・農林業 -1.25 下位セクター 7 騰 落 率 ( %) 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テクニカル分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 マーケットを読む 日経平均株価 雲下放れが警戒されるが、リバウンドを狙いたい水準 ■価格帯別出来高では 16800-17200 円が抵抗 ため、支持帯としても意識されやすいだろう。しかし、気掛か 前週の日経平均株価は週間ベースで 305.49 円の上昇。円高を りなのが一目均衡表である。日経平均は週末に 5 日ぶりの反落 けん制する要人発言が相次ぎ、過度な円高が修正されたことか となったが、一目均衡表では雲を突破して始まったものの、転 ら、自律反発の流れに向かった。もっともオプション SQ を控え 換線に跳ね返された。さらに、雲上限を割り込むと、雲下限レ ていたこと、決算発表がピークを迎えていたことから、売買の ベルでの攻防となった。今週は雲が縮小し、ねじれを起こして 中心は先物主導によるインデックス売買であり、 大型連休明け 9 くる。そのため、トレンドが出やすいタイミングとなるが、ね 日の東証1 部の売買代金は1.7 兆円と今年最低を記録している。 じれの局面で雲を下放れてくるリスクはありそうだ。週間形状 この先物に振らされやすい需給状況のなか、 5 月 2 日の下落局面 では 13 週線が上値抵抗として機能してしまっている。政策期待 で空けたマド(16357-16652 円)を埋めると、上値抵抗として意 から売り込みづらいとはいえ、押し目拾いも慎重にさせよう。 週間ごとに値振れが大きい状況が続いており、前週の上昇に対 識されていた 25 日線もクリアし、一時 16800 円を回復。 ただし、価格帯別出来高では 16800-17200 円辺りで出来高が する反動安も警戒される。 とはいえ、2 月安値で目先底を形成しており、中期トレンドで 膨らんでいる。ゴールデンウィーク週の下落で一気にこれを割 は下値を切り上げる形でのリバウンド基調が継続。現在はこの り込んだ水準でもあり、戻り待ちの売り圧力が意識されやすい。 来週は決算発表がピークを通過したことから、改めて機関投資 トレンドの下限に位置している状況である。タイミングとして 家の資金が流入しやすいとみられる。しかし、先週は幻の SQ と はリバウンドを狙いによる押し目買いを入れたいところであろ なり、これが上値の重しとなろうが、水準としては価格帯別出 う。週間形状でのボリンジャーバンドではバンドが収れんして 来高で膨れている処でもある、目先の上値抵抗帯として 16800 きており、煮詰まり感が台頭してきている。中心値となる 13 週 線を明確にクリアしてくることができると、 18000 円近辺までの 円処が意識されやすいであろう。 一方で、下値は政策期待が売り込みづらくさせる可能性があ トレンドが意識されてくる。 る。価格帯別売買高では 16000-16200 円処で積み上がっている 一目均衡表(日経平均) ■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲) 円 8 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週の分析銘柄 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -1- ブイキューブ〈3681〉東証 1 部 第 1 四半期決算受けての下落場面は押し目買いの好機 ■第1四半期の収益伸び悩みは想定線 12 日に発表した第 1 四半期決算では営業損益が赤字に転落、 先週末の株式市場では売りが先行する展開となった。ただ、もと もと、2016 年 12 月期通期の営業利益は前期比 2.4 倍と急拡大を 計画するなか、上半期は前年同期比 24%減益を見込んでいるよ うに、第1四半期の収益悪化は想定線と考えられる。前12月期の 第 4 四半期に 5 社を連結子会社化するなど、グループ規模拡大 に伴う人件費負担が一時的に増加する格好になっているためで あり、第 1 四半期も売上高は約 3 割増と想定どおりの急拡大とな っている。急激な先行投資負担の軽減が想定される下半期以降 は、収益水準も急回復する可能性は高いと判断され、足元での 下落場面は短期的にも押し目買いの好機と捉えられよう。 ■中長期成長期待高くテーマ性も豊富 2 月には初めてのグループ中期経営計画を発表。数値目標と しては、2018 年度に売上高139億円、営業利益30 億円を掲げて いる。また 2020 年度の目標数値は正式には発表されていない 売買単位 100 株 5/13 終値 1210 円 目標株価 1579 円 業種 情報・通信 が、会社資料によれば、売上高 240 億円、営業利益 90 億円くら いを想定と見られる。ちなみに、会社側の説明会資料によると、 「地方創生」「一億総活躍社会」「メンタルヘルス」「フィンテック」 「ドローン」などでビジュアルコミュニケーションの利用シーンを 拡大としており、今後はいくつかのテーマ関連銘柄として浮上し ていくことも考えられる。年初来高値 1579 円の奪回を目標に。 ★リスク要因 信用倍率約 4 倍など需給面。 3681:日足 4 月以降は下値支持線として機能し ている 75 日線レベルでは下げ止まる。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/12連 2,005 18.9% 105 107 723.1% 116 3820.88 2013/12連 2,525 25.9% 276 263 145.8% 230 69.66 2014/12連 4,681 85.4% 403 594 125.9% 261 57.32 2015/12連 6,083 30.0% 348 179 -69.9% 93 10.02 2016/12連予 8,500 39.7% 839 771 330.7% 650 34.51 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -2- 保土谷化学工業〈4112〉東証 1 部 有機 EL 市場の本格拡大期待が再燃も ■有機EL市場の広がりがあらためて期待される展開に 先週末には日本写真印刷がストップ高、底堅い業績推移やア ナリストの投資判断格上げの動きが背景となった。評価引き上げ の背景に設備投資計画の大幅な拡大を挙げており、これは、主 要顧客の OLED(有機 EL)シフトに伴う事業機会とみているよう だ。また、直近では、JDI が 500 億円を投じて有機 EL パネルの 生産ラインを立ち上げるとも伝わっている。つれて、有機EL関連 銘柄には先行きの市場成長期待があらためて高まっていくもの とみられ、関連の材料株で中心格となる同社の動向などに注目 が向かおう。なお、有機 EL 用パネルでは韓国勢などが先行して いるが、材料・装置分野では日系メーカーの優位が今後も続くと いった見方が多くなっている。 ■足元の業績も順調に推移 16.3期営業利益は第4 四半期に盛り返して前年同期比4%増と 増益を確保、17.3 期は 21%の大幅増益を見込んでいる。また、 前期は 0.5 円の増配を実施したが、今期は創立 100 周年の記念 売買単位 1000 株 5/13 終値 224 円 目標株価 257 円 業種 化学 配当を含めて1.0 円の増配を計画している。業績も堅調な低位の テーマ関連株としては、0.6 倍台の PBR 水準には割安感が強く、 評価余地はたぶんに残ると考えたい。直近で長い上ヒゲを残す 格好になっているが、上昇する 25 日線が目先の支持線となり、 再度の上値追いに転じていく可能性は高いと判断したい。目標 株価としては、昨年 11 月末高値の 257 円を設定する。 ★リスク要因 250 円レベルでの上値の重さ意識も。 4112:日足 直近で上ヒゲ残すが、上昇する 25 日線が目先の支持線に。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 35,191 0.0% 898 611 -50.2% -90 - 2014/3連 35,687 1.4% 34 -310 - -1,271 - 2015/3連 34,688 -2.8% 796 730 - 623 7.89 2016/3連 33,826 -2.5% 828 633 -13.3% 811 10.26 2017/3連予 34,000 0.5% 1,000 900 42.2% 800 10.12 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -3- サイバネットシステム〈4312〉東証 1 部 サード・ポイントの米アルファベット株取得でクラウドや AR/VR 関連に思惑も ■AR(拡張現実)分野は立ち上がり順調 総合的なITソリューションを提供。研究機関および自動車業界 向け、電機業界向け、航空宇宙関係といった分野に各種ツール を販売している。IT ソリューション分野ではセキュリティ関連ソリュ ーションの新規ライセンス販売が好調なほか、クラウドサービス についても好調である。その他、イノベーション支援ソリューショ ンでは、昨年開始した AR(拡張現実)分野は自社AR サービスの 立ち上がりが順調であり、業務用 AR アプリ開発の受託案件の引 き合いが増加している ■クラウドやAR/VRに資金シフト 米国では投資ファンドのサード・ポイントが、米グーグルの持ち 株会社アルファベットへの投資を開始したほか、仮想化ソフト大 手である米 VM ウエア株への投資を開始したと報じられている。 他のファンドにおいても、アップルを売却し、アルファベットにシ 売買単位 100 株 5/13 終値 899 円 目標株価 1230 円 業種 情報・通信 フトしていると伝えられている。クラウドや AR/VR といった成長分 野へ資金がシフトしているなか、関連銘柄として注目する。株価 は足元でリバウンドをみせてきており、直近戻り高値水準を回 復。年初来高値更新を想定し、目標株価を 1230 円とする。 ★リスク要因 短期筋の逃げ足の速さ。 4312:日足 75 日線に沿ったトレンド形成。25 日 線が抵抗から支持線に変わる。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 13,575 -0.3% 555 731 4.7% 380 1220.98 2013/12連 11,772 - 494 676 - 335 10.78 2014/12連 15,396 - 810 974 - 596 19.14 2015/12連 15,518 0.8% 851 1,003 3.0% 463 14.87 2016/12連予 16,800 8.3% 950 1,048 4.5% 461 14.80 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -4- トリケミカル研究所〈4369〉JASDAQ 5 月末の決算発表に向け業績期待が再燃 ■17年1月期以降も業績拡大が続く見通し 5 月31 日に予定されている 17 年1 月期の第1 四半期(2-4 月) 決算発表に向けて、再び上場来高値水準を試す展開となること を想定する。同社は、半導体や太陽電池、光ファイバー分野向 けの化学材料を手掛ける。先端半導体に向けた材料の需要が好 調で、営業利益推移は 16 年 1 月期が前期比 2 倍で着地してお り、17 年 1 月期も同 5 割増と急拡大が続く見通し。さらに、3 月に 発表した中期経営計画では 19 年 1 月期に 16 年 1 月期実績比 2.5 倍の目標を示している。 ■国内機関投資家による買いも観測 今年3 月の通期決算発表を受けて好業績銘柄として人気化し、 株価は急動意を見せた。足元は調整しているが、第 1 四半期決 算発表に向けて業績期待が再燃しそうだ。また、現在実施されて いる信用取引に関する規制の解除を巡る思惑に加え、大量保有 売買単位 100 株 5/13 終値 1625 円 目標株価 1930 円 業種 化学 報告書等で国内機関投資家による買いが相次ぎ観測されている ことも株価の押し上げ要因となるだろう。今期予想 PER16 倍程度 と現在の株価水準に特段の割高感はない。目標株価は前述のと おり 4 月 21 日に付けた上場来高値 1930 円とする。 ★リスク要因 信用規制が続けば株価の重しに。 4369:日足 足元は高値警戒感から調整してい る。しかし、切り上がる 25 日線の接近 で過熱感は薄れつつある。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/1単 3,217 -19.9% 39 60 -79.8% 15 2.18 2014/1単 3,361 4.5% 47 53 -11.7% 67 9.40 2015/1単 4,103 22.1% 351 426 703.8% 360 49.45 2016/1単 4,956 20.8% 721 693 62.7% 473 61.77 2017/1単予 5,710 15.2% 1,080 1,050 51.5% 790 101.54 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -5- ACCESS〈4813〉マザーズ デジタル教科書関連として物色再燃へ ■デジタル教科書配信システム提供 組み込みソフトウェア分野を中心にソフトウェア製品を提供す る。携帯電話向けから情報家電や電子出版、スマホ向けソリュー ションまで事業領域を拡充。先週は決算ピークを迎えた業績相 場のなか、チエルなどデジタル教科書関連株の物色が目立っ た。今週は決算ピークを過ぎてテーマ株へと物色シフト本格化が 見込まれるなか、関連銘柄として同社に物色が再燃する展開を 予想する。同社はデジタル教科書プラットフォーム「Lentrance(レ ントランス)」を展開しており、既に東京書籍で採用実績がある。 ■前期は国内ソフト事業が黒字化 第 1 四半期の決算発表を 31 日に控えている。上半期の業績予 想は 2 億円の営業赤字が予想されていることから、決算内容を期 待した物色は手掛けづらいところであるが、前期はレントランス 事業を含むソフトウェア事業(国内)がセグメント黒字化を果たし 売買単位 100 株 5/13 終値 713 円 目標株価 840 円 業種 情報・通信 ており、同セグメントの業績動向には注目しておきたい。株価は 4 月中旬の強い動きから足元では調整局面を迎えているが、テ ーマ物色再燃となれば同社にも買いが進むと想定。目標株価は 4 月につけた年初来高値水準を窺う 840 円に設定する。 ★リスク要因 第 1 四半期業績に対する警戒感の台頭。 4813:日足 足元で 25 日線を割り込むも 200 日線 で踏みとどまる。5 月2 日とのダブルボ トム形成も。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/1連 11,712 -15.0% 1,425 1,675 595.0% 2,600 6705.67 2014/1連 10,922 -6.7% 802 932 -44.4% 193 5.03 2015/1連 7,520 -31.1% -1,058 -873 - -2,505 - 2016/1連 6,837 -9.1% -114 27 - -1,318 - 2017/1連予 7,100 3.8% 150 150 455.6% 80 13 2.07 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -6- 資生堂〈4911〉東証 1 部 化粧品などコスメ商品のインバウンド需要は好調持続 ■インバウンド取り込み通期業績予想を上方修正 化粧品大手。13 日に発表した 2016 年 12 月期第 1 四半期(1-3 月)業績は、売上高が2132.64億円、営業利益が220.89億円だっ た。決算期を変更しているが、調整後の比較では売上高が 1.4% 増、営業利益が 75.9%増だった。化粧品の販売も国内外で好調 であり、外国人観光客の増加に対して、店頭対応強化、市中免 税店への積極的なカウンター展開が奏功した。また、中国のほ か、韓国、タイ、ベトナムが成長している。1-3 月期が想定を上回 っており、16 年 12 月期の純利益見通しを従来の 280 億円から 345 億円に上方修正した。 ■4月の訪日外国人客数に注目 中国のインバンド消費は一巡したとの見方も一部ではあるが、 化粧品などコスメは順調。また、越境 EC への関心が高まってい る。18 日には 4 月の訪日外国人客数が発表されるが、熊本地震 売買単位 100 株 5/13 終値 2450.5 円 目標株価 2650 円 業種 化学 の影響が軽微との見方ともなれば、インバウンド関連への見直し も意識されやすいだろう。株価は 2350-2600 円辺りでのもち合い が継続しているが、25 日線レベルでの攻防からのレンジ上放れ を期待。目標株価はレンジ上限突破水準の 2650 円とする。 ★リスク要因 一段の円高。 4911:日足 200 日線が上値抵抗として意識され ている。75 日線、25 日線を支持線に 変えつつ、突破を試すか。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 677,727 -0.7% 26,045 28,406 -28.0% -14,685 2014/3連 762,047 12.4% 49,644 51,426 81.0% 26,149 65.65 2015/3連 777,687 2.1% 27,613 29,239 -43.1% 33,668 84.44 2015/12連 763,058 - 37,660 37,588 - 23,210 58.17 2016/12連予 872,000 - 38,000 38,000 - 34,500 86.44 14 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -7- リクルートホールディングス〈6098〉東証 1 部 デジタル教科書からスタディサプリに注目へ ■昨年度の有料会員数は累計25万人に 販促メディア、人材メディア、人材派遣などを展開する。13 日に 発表した 2016 年3 月期の通期業績は減益となったが、海外企業 買収に伴うのれん償却負担が大きいことが要因。今期は教育関 連サービス「スタディサプリ」を強化するとしている点に注目。株 式市場では足元でデジタル教科書関連銘柄が注目されている が、同社のスタディサプリは2015年度累計有料会員数が25万人 を突破するなど、デジタル教育分野で一定の地位を占めてい る。今週は決算通過でテーマ性ある銘柄への物色が進むと想定 されるなか、先週に注目を集めたデジタル教科書関連から今週 はスタディサプリなどへと物色がシフトすると予想する。 売買単位 100 株 5/13 終値 3600 円 目標株価 4000 円 業種 サービス ■大卒内定率の早期化はポジティブ 売り手市場へシフトしていることで、リクナビを展開する同社には ポジティブとみる。株価は足元で決算期待から上昇しているが、 スタディサプリや新卒内定率を材料に更に上昇する展開を想 定。目標株価は先週末終値から 10%高を突破し節目となる 4000 円に設定する。 人材募集メディアに関連して、5 月 1 日時点の大卒就職内定率 が前年同月比 3.9pt アップの 24.6%と発表している。新卒就職が ★リスク要因 中小型株中心の物色展開の可能性。 6098:日足 足元では上昇する 5 日線を上放れる 強い値動きで 200 日線を捉える。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 1,049,224 30.1% 124,983 128,165 9.0% 71,800 1434.57 2014/3連 1,191,567 13.6% 117,438 122,050 -4.8% 65,421 1266.47 2015/3連 1,299,930 9.1% 122,499 125,617 2.9% 69,702 127.79 2016/3連 1,588,623 22.2% 114,032 119,336 -5.0% 64,535 114.28 2017/3連予 1,690,000 6.4% 121,500 126,500 6.0% 61,500 108.90 15 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 今週の分析銘柄 -8- ソニー〈6758〉東証 1 部 海外ファンドによるアルファベット投資でテーマ物色へ ■熊本工場は順次稼動へ 画像センサーを生産する熊本工場で、17 日から組み立てライ ンが稼動するほか、回路を形成するウエハー工程を 21 日から稼 動する見込み。供給再開についての見通しが明らかになったこ とにより、事業への影響は軽微と見込まれている。業績見通しに ついては、5 月 24 日に発表する予定であるが、工場稼動により、 モバイル・コミュニケーション分野、ゲーム&ネットワークサービ ス分野などへの影響は限られるため、見直しの流れが強まる展 開が期待される。 売買単位 100 株 5/13 終値 2897 円 目標株価 3200 円 業種 電気機器 ァベットへの資金シフトをみせてきており、自動運転車への画像 センサー、VR 機器の発売を控えている同社への関心も集まりそ うである。目標株価は直近戻り高値の突破を想定し、3200 円とす る。 ■自動運転やAR/VRでの中心的な銘柄に 米国では投資ファンドのサード・ポイントが、米グーグルの持ち 株会社アルファベットへの投資を開始したと報じられる。アルファ ベットは自動運転ソリューションや AR(拡張現実)、VR(仮想現 実)といった成長分野に注力している。他の海外ファンドもアルフ ★リスク要因 高水準の信用買い残高による戻り売り圧力。 6758:日足 いったんは 75 日線を割り込んだが、 早期に回復。25 日線突破で 200 日線 突破を目指すか。 (百万円) 会計期 売上高 2013/3連S 6,800,851 4.7% 230,100 245,681 - 43,034 2014/3連S 7,767,266 14.2% 26,495 25,741 -89.5% -128,369 - 2015/3連S 8,215,880 5.8% 68,548 39,729 54.3% -125,980 - 2016/3連S 8,105,712 -1.3% 294,197 304,504 666.5% 147,791 2017/3連S予 前期比 - 営業利益 - 経常利益 - 前期比 - 当期利益 - 16 1株益(円) - 42.80 119.40 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 読者の気になる 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 読者の気になる銘柄 みずほフィナンシャルグループ 東証 1 部〈8411〉/決算はほぼ想定線と捉えられる 先週末に決算を発表している。16 年 3 月期純利益は 6709 億円で前期比 9.6%増益、一方、今期は 6000 億円で 同 10.5%減益の見通しとなってい る。市場コンセンサスとの比較では、 前期実績は小幅な上振れ、 今期見通し はほぼ一致の格好に。また、新たに中 期経営計画を発表、利益目標は定め ず、ROE8%程度などを掲げている。 決算数値に対するインパクトは限 定的と考える。一部では、自己資本比 率の中計目標値から自社株買いのタ イミングが遠のいたとの見方もある が、 マイナス金利導入による過度な影 響懸念などは薄れていく公算もあろ う。 当面の株価は全体相場の動向に引 き続き左右されることになるが、 サミ ットの接近で政策期待などは高まり やすい局面にあるため、 比較的同社な どのメガバンクは堅調な展開が続い ていくと考える。 円 (株) 三菱自動車工業 東証 1 部〈7211〉/買戻しにも一巡感で上値の重さ意識 先週 12 日にはストップ高比例配分 となる。日産<7201>が約 2000 億円を 投じて、3 割強の株式を取得する方向 で最終調整に入ったと報じられたこ とが背景。企業の「存続」に対する安 心感が強まったことで、買戻しの動き が急速に強まったとみられる。一方、 株式の 34%取得が正式に発表された 翌日は高寄り後に急速に伸び悩んで 取引を終えている。 貸借倍率 0.03 倍とショートポジシ ョンが大きく膨らんでいたことから、 買戻しの動き継続も期待されたが、想 定外に早い失速となった印象もある。 株式価値の希薄化も織り込んだとみ られるが、依然として不正の全容など は明確となっておらず、ショートカバ ー以外は機関投資家の資金流入は目 先期待しにくいだろう。600 円レベル でしこりを残した形にもなり、上値の 重さは当面意識されることになろう。 円 (株) 17 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のテクニカ 週刊相場観測誌 Market 展望 ディー・エヌ・エー Vol. 167 Weekly 2016 05 16 東証 1 部 〈2432〉 週足の一目均衡表。3 月から 4 月 にかけての急伸でピークを形成し、 その後は上値切り下げのトレンド が継続。ただし、足元のリバウンド でこのトレンドの上限を捉えてき ており、トレンド転換が意識されて くる。雲下限での攻防だが、雲上限 の切り下がりにより、雲は次第に薄 くなるため、突破しやすい(点線・ 四角A) 。遅行スパンは昨年 10 月の 戻り高値水準を通過してきており、 実線を上抜く格好での上方転換シ グナルを発生させている(点線・丸 B) 。まずは雲突破に期待。 日産自動車 今週のテクニカル妙味銘柄 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン A B 東証 1 部 〈7201〉 日足の一目均衡表。上値を切り下 げる格好での調整トレンドが継続 しているが、一方で 930 円辺りでの 底堅さが意識されている。煮詰まり 感が出てくる中、直近のリバウンド で一気に雲上限を捉えている(点 線・四角A)。いったんは跳ね返さ れる格好だが、想定内であり、転換 線、基準線辺りが支持線となるよう だと、仕切り直しに。遅行スパンは 実線を突破してきており、上方シグ ナルを発生してきた(点線・丸B)。 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン A B 18 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テーマ別分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 カテゴリー考察 テーマ別分析 テーマ物色再燃でデジタル教科書関連に関心 ■教育用端末の市場規模は 2020 年度 2120 億円に 先週で 3 月期決算発表がひと段落したことから、今週は業績相場からテーマ株相場へと物色の矛先がシフトしていこう。とりわ け、4 月下旬からテーマ化しつつあるデジタル教科書や教育 ICT 分野で物色が再燃すると想定、今週は関連銘柄を分析したい。 デジタル教科書とは、従来の紙の教科書の内容をタブレット端末などのデジタル機器で見られるものを指す。4 月下旬には文部 科学省の専門家会議が 2020 年度にデジタル教科書を導入する案を示したと報じられている。現在は副教材の扱いだが、2017 年度 にも法改正で正式な教科書と位置づける方針が伝わっている。 従来の紙の教科書(文字や図、写真)だけでは理解しづらい部分、たとえば英語の発音、理科の実験や漢字の書き順などといっ た分野で音声や動画が掲載されることによって、生徒にとっては学習内容の理解が深まりやすくなる。5 月 8 日には、総務省が 2020 年までに全国すべての小・中・高校に無線 LAN「Wi-Fi」を導入する方針と報じられた。デジタル教科書の普及に当たっては、無線 LAN 環境が不可欠となるが、現在、無線 LAN を利用できる小・中・高の教室は 24%にとどまっているもようで、今後の環境整備が 必要とされる。総務省では 2019 年度までの 3 年間で計 100 億円を確保し、導入費用を補助していく方針と伝わっており、関連市 場での恩恵享受が期待できよう。シード・プランニングによると、2015 年度に 52 億円だった教育用タブレットの市場規模は 2020 年度に 2120 億円に拡大すると予測されている。 また、教育 ICT の分野まで広げて考えると、27 日には日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)が都内で教育委員会・学校関係者向 けセミナー「学校現場で活きる ICT 機器とデジタル教材の整備にむけて」を開催すると伝わっている。講演のほか、併設展示コー ナーでは導入事例紹介やワークショップが行われるもよう。デジタルテストやデジタルドリルの体験、プログラミング教育模擬授 業、図工・美術での協働学習「体感型デジタル鑑賞教材」 、デジタル教科書×ワークシートを活用した授業モデルなど、教育 ICT 機器やデジタル教材を、参加者が体験できることになっており、こういった関連銘柄にも注目が集まろう。 ■デジタル教科書・教育 ICT 関連銘柄 コード 9432 6098 6724 9831 7912 7911 3933 6187 9419 9424 4813 3681 2468 3393 2326 3694 4348 9749 6629 3658 2488 8057 銘柄名 NTT リクルートHD エプソン ヤマダ電機 大日本印刷 凸版印刷 チエル リタリコ ワイヤレスG 日本通信 ACCESS ブイキューブ フュートレック スターティア デジタルアーツ オプティム インフォコム 富士ソフト テクノホライ イーブックIJ JTP 内田洋行 コメント 教育ICT分野でソリューション展開 子会社で受験生向け「スタディサプリ」など展開 プロジェクターや電子黒板などで学校向け需要獲得 中計でデジタル教科書導入による需要増を盛り込む 傘下に教科書や電子書籍の出版子会社を擁する 子会社で教科書や電子書籍の出版事業を展開 学校教育ICT市場に特化して事業展開 デジタルツールを活用した専門塾「クレモ」事業 すべての小・中・高校に無線LAN導入で恩恵享受へ 米ベライゾンとデジタル教育分野で提携 デジタル教科書プラットフォーム「レントランス」 子会社PVCは電子黒板や教育ICTで高いシェア 子会社スーパーワンでデジタル教科書分野に実績 電子書籍作成ソフトを手掛けており思惑も 教育ICT普及でフィルタリングソフトの需要増へ デジタル端末監視システムは教育機関の需要増へ 教育研究機関などに各種ITサービスを提供 「みらいスクールステーション」でデジタル教科書 学校や教育機関向けWiFi書画カメラ「TX-1」発売 電子書籍配信システムを手掛けており思惑 ICT教育事業やICTソリューションを展開 デジタル教科書の配信システム「EduMall」など 市場 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 JASDAQ マザーズ 東証1部 東証1部 マザーズ 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証1部 JASDAQ 東証1部 JASDAQ 東証1部 JASDAQ 東証1部 5/13終値(円) 4,992 3,600 1,818 523 1,062 944 4,450 3,130 2,177 223 713 1,210 847 631 2,626 5,350 1,758 2,481 277 722 580 455 時価総額(億円) 104,652.01 20,351.52 7,265.36 5,054.74 7,226.70 6,602.45 81.92 258.55 225.43 313.58 279.73 228.92 80.11 64.61 371.13 353.72 506.30 836.09 58.34 38.66 34.89 237.04 売買代金25日 平均(百万円) 18,421.72 4,639.92 4,077.13 3,278.92 1,907.88 1,770.86 1,584.57 1,573.25 607.13 597.50 588.82 431.10 350.73 308.05 262.11 214.34 199.65 181.76 178.60 56.61 45.61 41.03 出所:フィスコ作成 19 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 スクリーニング 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 カテゴリー考察 スクリーニング分析 今期営業増益予想の好需給銘柄 ■決算ピーク通過、アク抜け期待よりもまずは順張り対応 決算がピークを通過した。今回の決算では、円高や資源価格の影響から下方修正が目立ったほか、トヨタ<7203>が今期 4 割営業 減益を見込むなど、コンセンサスを下回る慎重な業績予想が相次いだ。今後は決算内容を改めて評価する動きが出てくるとみられ るが、アク抜けを意識するというよりも、決算内容が評価され、トレンドが強まっている銘柄の順張りを意識したい。そのため、 (1)3 月期決算企業の中で、 (2)17 年 3 月期営業増益予想、 (3)ROE8%以上、 (4)信用倍率 2 倍以下、 (5)4 月末株価からの騰落 率がプラス、の銘柄を挙げている。 ■今期営業増益予想の好需給銘柄 営業利益(百万円) コード 銘柄 連単 17年3月期 16年3月期 (予) (実) 増益率 (%) 市場 5/13株価 4月末終値 (円) (円) 騰落率 (%) 信用倍率 (倍) ROE (%) 3258 ユニゾホールディングス 連結 13,000 10,605 22.58 東証1部 6,060.0 4,720.0 28.39 1.75 12.36 9039 サカイ引越センター 連結 7,174 6,787 5.70 東証1部 3,270.0 2,664.0 22.75 1.85 10.23 1951 協和エクシオ 連結 20,000 18,412 8.62 東証1部 1,472.0 1,252.0 17.57 1.00 8.20 9422 コネクシオ 単独 9,210 9,203 0.08 東証1部 1,431.0 1,242.0 15.22 0.08 22.13 4739 伊藤忠テクノソリューションズ 連結 30,000 27,942 7.37 東証1部 2,487.0 2,160.0 15.14 0.90 10.35 6869 シスメックス 連結 62,000 56,962 8.84 東証1部 7,910.0 7,000.0 13.00 1.01 20.38 3092 スタートトゥデイ 連結 22,140 17,756 24.69 東証1部 5,240.0 4,640.0 12.93 0.25 55.46 1870 矢作建設工業 連結 7,600 7,353 3.36 東証1部 881.0 781.0 12.80 1.61 12.92 2782 セリア 単独 13,000 12,016 8.19 JASDAQ 7,080.0 6,330.0 11.85 1.51 21.64 6455 モリタホールディングス 連結 8,700 7,517 15.74 東証1部 1,469.0 1,316.0 11.63 1.65 9.07 3167 TOKAIホールディングス 連結 12,560 8,245 52.33 東証1部 675.0 609.0 10.84 0.13 8.27 6750 エレコム 連結 9,600 8,901 7.85 東証1部 2,046.0 1,849.0 10.65 0.92 19.15 5857 アサヒホールディングス 連結 10,000 8,705 14.88 東証1部 1,629.0 1,480.0 10.07 1.98 9.93 2220 亀田製菓 連結 6,000 4,649 29.06 東証1部 4,815.0 4,375.0 10.06 1.14 9.24 3635 コーエーテクモホールディングス 連結 11,500 11,069 3.89 東証1部 1,898.0 1,728.0 9.84 1.20 10.90 7994 岡村製作所 連結 14,000 12,960 8.02 東証1部 1,118.0 1,020.0 9.61 1.49 8.59 7105 ニチユ三菱フォークリフト 連結 11,000 10,086 9.06 東証1部 541.0 496.0 9.07 1.84 8.36 9037 ハマキョウレックス 連結 8,800 8,108 8.53 東証1部 2,142.0 1,966.0 8.95 1.55 12.53 2413 エムスリー 連結 23,000 20,022 14.87 東証1部 3,255.0 3,010.0 8.14 1.66 24.99 2412 ベネフィット・ワン 連結 5,350 4,355 22.85 東証2部 2,719.0 2,524.0 7.73 1.58 23.22 9437 NTTドコモ 連結 910,000 783,024 16.22 東証1部 2,782.0 2,597.0 7.12 1.54 10.27 4507 塩野義製薬 連結 91,500 91,406 0.10 東証1部 6,026.0 5,643.0 6.79 1.32 13.56 2127 日本M&Aセンター 連結 8,000 7,002 14.25 東証1部 6,750.0 6,340.0 6.47 0.95 32.05 7735 SCREENホールディングス 連結 27,000 23,557 14.62 東証1部 917.0 868.0 5.65 1.57 16.32 9619 イチネンホールディングス 連結 6,000 5,515 8.79 東証1部 1,030.0 979.0 5.21 0.42 15.63 8897 タカラレーベン 連結 15,000 7,563 98.33 東証1部 749.0 712.0 5.20 0.64 13.33 6745 ホーチキ 連結 5,100 5,055 0.89 東証1部 1,283.0 1,224.0 4.82 0.72 10.45 9882 イエローハット 連結 8,200 7,203 13.84 東証1部 2,344.0 2,245.0 4.41 1.94 9.14 4217 日立化成 連結 54,000 53,036 1.82 東証1部 1,938.0 1,876.0 3.30 1.78 10.93 4307 野村総合研究所 連結 62,000 58,295 6.36 東証1部 4,015.0 3,890.0 3.21 0.82 10.65 9065 山九 連結 24,500 24,317 0.75 東証1部 533.0 517.0 3.09 1.83 9.00 4684 オービック 連結 27,700 26,108 6.10 東証1部 5,980.0 5,810.0 2.93 0.54 14.89 6367 ダイキン工業 連結 220,000 217,872 0.98 東証1部 9,085.0 8,884.0 2.26 0.78 13.44 5332 TOTO 連結 51,000 46,137 10.54 東証1部 3,885.0 3,805.0 2.10 1.34 13.08 8425 興銀リース 連結 18,000 17,573 2.43 東証1部 1,945.0 1,906.0 2.05 1.27 9.48 4917 マンダム 連結 7,400 6,594 12.22 東証1部 5,080.0 4,980.0 2.01 0.51 11.04 9735 セコム 連結 130,000 128,582 1.10 東証1部 8,592.0 8,445.0 1.74 1.39 9.43 8056 日本ユニシス 連結 14,000 12,525 11.78 東証1部 1,359.0 1,344.0 1.12 0.81 10.41 4694 ビー・エム・エル 連結 8,700 8,429 3.22 東証1部 4,675.0 4,645.0 0.65 0.69 8.94 9058 トランコム 連結 6,340 6,017 5.37 東証1部 6,540.0 6,500.0 0.62 0.85 15.79 出所:フィスコアプリより作成 20 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 先週の話題レポート 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 カテゴリー考察 先週の話題レポート スマートベータのリバランスによる市場インパクト ■野村證券では 2016 年 5 月最小分散指数のリバランス予想をアップデート 野村證券では、5 月 20 日の日本時間早朝に公表される MSCI Japan 最小分散指数の見直し予想をアップデートし、MSCI のグロー バル最小分散指数(MSCI World、MSCI EAFE、MSCI AC World をそれぞれユニバースとする最小分散指数)におけるリバランスを予 想したうえで、総売買インパクトが大きいと思われる銘柄を挙げている(本稿ではウエート上昇予想のみ抜粋掲載) 。今回のグロ ーバル最小分散指数の見直しでは日本株のウエートが低下すると予想しており、特に、MSCI EAFE 最小分散指数におけるウエート 低下が大きく、今回のリバランスは日本株の構成銘柄に対してネガティブとなる見込みとしている。 ■見直しによりウエートの上昇が予想される銘柄(野村證券) No Code 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 8028 8418 7911 9506 8411 9022 1801 7459 9501 7182 7731 2002 9831 2875 7203 6417 9987 9613 6178 2282 9504 7752 9783 9364 9006 Name ファミリーマート 山口フィナンシャルグループ 凸版印刷 東北電力 みずほフィナンシャルグループ 東海旅客鉄道 大成建設 メディパルホールディングス 東京電力ホールディングス ゆうちょ銀行 ニコン 日清製粉グループ本社 ヤマダ電機 東洋水産 トヨタ自動車 SANKYO スズケン エヌ・ティ・ティ・データ 日本郵政 日本ハム 中国電力 リコー ベネッセホールディングス 上組 京浜急行電鉄 GICSセクター 生活必需品 金融 資本財・サービス 公益事業 金融 資本財・サービス 資本財・サービス ヘルスケア 公益事業 金融 一般消費財・サービス 生活必需品 一般消費財・サービス 生活必需品 一般消費財・サービス 一般消費財・サービス ヘルスケア 情報技術 金融 生活必需品 公益事業 情報技術 一般消費財・サービス 資本財・サービス 資本財・サービス 推定 正の 推定ウエート 新規採用 インパクト インパクト 変化幅(%) (日) 上位15 0.50 0.63 ★ 0.48 1.82 ★ 0.46 新 1.25 ★ 0.42 0.78 ★ 0.39 0.06 0.37 0.18 0.36 0.28 0.34 新 1.71 ★ 0.34 0.18 0.34 新 0.28 0.33 0.26 0.31 新 1.06 ★ 0.31 0.51 ★ 0.31 1.29 ★ 0.29 0.02 0.29 1.40 ★ 0.25 新 1.17 ★ 0.24 0.25 0.23 新 0.18 0.22 0.49 0.22 0.69 ★ 0.21 0.25 0.19 0.84 ★ 0.19 1.48 ★ 0.18 0.80 ★ 出所:MSCI、Bloomberg、インスティネットより野村證券作成 注: MSCI Japan 最小分散指数と最適化ポートフォリオ(見直し後推定)の構成ウエートを比較し、見直しによりウエートが上昇するとみられる銘 柄を推定ウエート変化幅の降順に25銘柄表示。ユニバースは2016年5 月の半期見直し後の推定 MSCI Japan 構成銘柄、最適化にあたっては MSCI Barra の Global Equity Model2 を使用。推定インパクトは連動する資産を 5,000 億円と仮定して推計。リスクモデル、構成ウエートは 2016 年4 月末時点、推定インパクト計算に使用した日次平均売買代金は 2016 年5 月6 日時点。なお、条件を満たす銘柄であっても野村社内規定によ り掲載していない場合がある。 21 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 信用需給動向 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data 売り方の評価損益率はあっさりプラス圏を回復 信用残高 金額ベース 単位:百万円 連休の谷間であったため、5 月 6 日申し込み時点の信用 残高は発表されていない。買い方の信用評価損益率(4 月 28 日時点)は、前週の-8.02%から-11.54%に悪化、売り 方の評価損益率は-0.23%から+4.25%へとわずか 1 週間 でプラス圏を回復した。 この週 (5 月 2-6 日) の日経平均株価は、 先週末比 559.33 円安の 16106.72 円だった。下げの要因としては、日銀会 合での「現状維持」といった日銀ショック、これに伴う 円高の進行であった。大型連休中には円相場が約1年半 ぶりに 1 ドル 105 円台まで上昇。円相場は 2014 年 10 月 に日銀が大規模な追加の金融緩和に踏み切る前の水準に 戻った形に。 信用倍率(倍) 取組みが改善した銘柄 コード 市場 銘柄 5/13終値 (円) 6178 東証1部 日本郵政 1,407.0 7182 東証1部 ゆうちょ 1,302.0 7211 東証1部 三菱自 565.0 6755 東証1部 富通ゼネ 1,974.0 6788 東証1部 日本トリム 7,530.0 4581 東証1部 大正薬HD 9,140.0 6594 東証1部 日電産 8,196.0 2702 JASDAQ マクドナルド 2,916.0 2413 東証1部 エムスリー 3,255.0 2593 東証1部 伊藤園 3,525.0 7181 東証1部 かんぽ 2,382.0 2587 東証1部 サントリーBF 5,350.0 4063 東証1部 信越化 6,173.0 6770 東証1部 アルプス 1,856.0 6971 東証1部 京セラ 5,284.0 信用買残 (4/28:株) 3,860,000 信用売残 (4/28:株) 信用倍率 (4/28:倍) 2,588,300 1.49 2,848,700 2,978,500 0.96 21,026,800 36,312,500 0.58 88,000 608,000 0.14 130,600 155,500 0.84 2,300 117,300 1,359,400 391,400 165,100 528,500 信用買残 (4/22:株) 信用売残 (4/22:株) 4,177,400 信用倍率 (4/22:倍) 578,800 7.22 3,464,200 1,058,200 3.27 18,907,300 10,191,200 1.86 160,000 385,000 0.42 66,700 38,400 1.74 0.02 4,200 119,600 0.04 3.47 1,696,400 291,100 5.83 551,400 0.30 198,000 425,400 0.47 318,700 1.66 632,600 250,700 2.52 92,800 712,900 0.13 169,000 874,700 0.19 2,259,400 1,777,300 1.27 2,723,700 1,470,800 1.85 86,900 230,300 0.38 109,000 204,600 0.53 460,700 332,500 1.39 550,200 292,700 1.88 4,015,900 1,178,500 3.41 4,726,900 1,039,400 4.55 186,300 491,300 0.38 229,700 470,000 0.49 22 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 連載コラム 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 連載コラム ドル 100 円割れシナリオ 安倍内閣による必死の「口先介入」で円高は人為的に食い り込まないとも限りません。英国の国民投票については、直近 止められ、ドル・円は一段安を免れています。足元は、円高を の世論調査でEU離脱支持と残留支持は拮抗しながらも、最近 見込んでいた投資家によるドルの買戻しで下値の堅い展開が では残留支持の方がやや上回る傾向が鮮明になってきまし 続いていますが、どう見ても円高要因しかなく、放っておけば た。5 月 5 日に行われたロンドン市長選をはじめとする統一地 ドル 100 円割れは時間の問題のように思えます。今後はどう 方選では、EU 離脱を掲げたイギリス独立党(UKIP)が健闘しま いうシナリオで円高が進んでいくのでしょうか。 したが、それをもって離脱の懸念がより強まったとまでは言い 切れません。どちらかといえば保守的な英国の国民性を考慮 まず、今月 26-27 日に開催される伊勢志摩サミットでは、主 すると、残留予想の方が現実的に思えます。 催国の日本が金融政策だけでなく財政出動によって世界経済 をけん引していこうと訴えかけることで、政策協調が期待され 残留決定の場合、リスク回避で売られたポンドやユーロは、 ています。実現できれば成長への大きな原動力になるでしょ 一転して買戻しが強まるでしょう。しかし、ドル・円は FOMC で う。しかし、そもそも国・地方の公的債務が 1000 兆円を超える 利上げが見送られたばかりで、多少の円売りに振れたとして 日本が財政出動して経済成長を提案すること自体、ブラックジ も大きく切り返す展開は考えられません。米利上げ観測後退 ョークのようで説得力がありません。英国やドイツなど財政規 を好感した日米の株高によって下支えされるのが精一杯で、 律に厳しい国から合意を取り付けるのは難しく、政策協調を打 株価が失速すればそれに連動してドル・円は一段安となるか ち出せない場合にはリスクオフの円買い材料になります。 もしれません。 次に、6 月 14-15 日(日本時間 15-16 日)開催の米連邦公開 「ブリグジット」が終わっても安心してはいられません。7月に 市場委員会(FOMC)が大きなヤマ場となるでしょう。最大の焦 入ると、米大統領選本選に向け、各党は候補者を一本化しま 点は同23 日の英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投 す。最新の支持率調査によると、共和党の指名候補にほぼ決 票ですが、その結果を見極めようと連邦準備制度理事会 まったドナルド・トランプ氏は、現時点では民主党の最有力候 (FRB)は金融政策を維持する公算です。FOMC 後の声明文か 補と目されるヒラリー・クリントン氏に拮抗しているようです。あ ら年内 2 回の利上げという市場コンセンサスを後押しできなけ る外為ディーラーは「経済政策などの次元の話ではなく、米国 れば、ドル売り・円買いに振れるでしょう。FOMC とほぼ同じタ がどのように進むのか全く予測がつかなくなる」との理由で、7 イミングで開かれる 15-16 日の日銀金融政策決定会合は、日 月 18 日開催の共和党大会でトランプ氏が指名候補に正式決 銀の政策決定が今年に入って円高を加速させる「鬼門」のイベ 定すれば大きなドル売り要因と指摘しています。 ントとなっていることを考慮すると警戒が必要です。 恐怖は去ったと思っていたらさらに大きな恐怖が襲ってくる その後、英国の国民投票に近づくとリスク回避的な動きは広 サスペンス物のハリウッド映画のような展開に対し、日本の通 がり、ユーロやポンドを売って円が買われやすくなります。こ 貨当局は実弾投入なしで大団円を迎えることができるでしょう か。 れはドル・円の押し下げ要因になり、弾みがつけば100円を割 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のマーケットデータ 週刊相場観測誌 Market 1 2 3 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 スケジュール レーティング 投資主体別売買動向 資料編 今週のMarket Data 経済カレンダー 2-4 決算カレンダー 5-6 格上げ・買い推奨 7 格下げ・売り推奨 8 総括コメント 9 市場別データ 10 4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 11 5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証 1 部) 12 雲下抜け銘柄(東証 1 部) 13 1 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 経済カレンダー - 1 Market Data 5 月 16 日~5 月 21 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 5月16日 月 時間 内容 08:50 国内企業物価指数(4月) 08:50 預金者別預金(半期調査<国内銀行分>3月、日本銀行) 09:00 安倍首相や麻生財務相らが出席し衆院予算委員会で16年度補正予算案の基本的質疑、採決 11:00 中古車販売台数(4月) 11:30 亜・タイGDP(1-3月) 15:00 工作機械受注(4月) 15:30 印・卸売物価指数(4月) 16:00 トルコ・失業率(2月) 16:30 フェイルの発生状況(4月、日本銀行) 17:00 業態別の日銀当座預金残高(4月、日本銀行) 20:25 ブ・週次景気動向調査 21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月) 23:00 米・NAHB住宅市場指数(5月) 29:00 米・対米証券投資収支(3月) 決算発表 大正製薬H、あおぞら銀、MUFG、三菱Uリス、ソニーFH、電通 米・ミネアポリス連銀総裁がタウンホールミーティングを開催 5月17日 火 08:50 マネタリーサーベイ(3月、日本銀行) 14:00 移動電話国内出荷(3月) 17:30 英・消費者物価コア指数(4月) 17:30 英・生産者物価産出コア指数(4月) 18:00 欧・貿易収支(3月) 21:30 米・住宅着工件数(4月) 21:30 米・住宅建設許可件数(4月) 21:30 米・消費者物価コア指数(4月) 22:15 米・鉱工業生産指数(4月) 22:15 米・設備稼働率(4月) 米・サンフランシスコ連銀とアトランタ連銀総裁がイベントで発言 米・ダラス連銀総裁が会合で質疑応答 5月18日 水 08:50 GDP速報値(1-3月) 08:50 預金者別預金(半期調査<信用金庫分>3月、日本銀行) 10:30 中・不動産価格指数(4月) 13:00 マンション発売(4月) 16:00 訪日外国人客数(4月) 17:00 南ア・消費者物価指数(4月) 17:30 英・失業率(4月) 17:30 英・ILO失業率(3カ月)(3月) 18:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(4月) 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週) 米・FOMC議事録公表(4月26、27両日分) 米・決算発表 シスコシステムズ 中・決算発表 テンセント 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 経済カレンダー - 2 Market Data 5 月 16 日~5 月 21 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 5月19日 木 時間 内容 08:50 機械受注(3月) 08:50 対外対内証券売買(先週) 10:30 豪・失業率(4月) 17:00 欧・経常収支(3月) 17:30 英・小売売上高指数(4月) 19:00 亜・マレーシア国立銀行(中央銀行)が政策金利発表 21:00 ブ・全国失業率(3月) 21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月) 21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 22:45 米・消費者信頼感(先週) 22:45 米・景気期待指数(5月) 23:00 米・景気先行指数(4月) 南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 米・NY連銀総裁が講演 米・決算発表 アプライド・マテリアルズ、ギャップ、ウォルマート 欧・ECB議事要旨 亜・フィリピンGDP(1-3月) 亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表 5月20日 金 08:50 貸出先別貸出金(四半期調査3月、日本銀行) 14:00 百貨店売上高(全国・東京地区4月) 14:00 鉄鋼生産(4月) 15:00 独・生産者物価指数(4月) 16:00 コンビニエンスストア売上高(4月) 21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(5月) 21:30 加・消費者物価指数(4月) 21:30 加・小売売上高(3月) 23:00 米・中古住宅販売件数(4月) G7財務相・中央銀行総裁会議 決算発表 損保日興H、MS&AD、東京海上H、光通信 5月21日 土 G7財務相・中央銀行総裁会議 G7議長国記者会見 オバマ米大統領がベトナムと日本訪問(28日まで) 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 スケジュール 日米主要経済指標のポイント ■(米) 4 月住宅着工件数 17 日(火)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は 112 万戸) 参考となる 3 月実績は 108.9 万戸。一戸建て住宅の着工件数は-9.2%の 76.4 万件に落ち込んだ。集合住 宅も減少した。ただし、雇用情勢は穏やかに改善しており、住宅市況がただちに悪化する可能性は低いとみられる。4 月につい ては 3 月に減少した反動で増加する見込み。同時発表の建設許可件数も増加が予想されている。 -------------------------------------------------------------------■(米)4 月消費者物価コア指数 17 日(火)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は前年比+2.1%) 参考となる 3 月実績は前年比+2.2%で予想をやや下回った。新車は横ばい、衣料は-1.1%、航空運賃 は-0.9%だった。4 月については衣料や航空運賃の動向次第となるが、いずれも上昇に転じる可能性は低いとみられており、コ アの物価上昇率は 3 月実績をやや下回る可能性がある。 -------------------------------------------------------------------■(米)4 月鉱工業生産 17 日(火)午後 10 時 15 分発表予定 (予想は前月比+0.3%) 参考となる 3 月実績は前月比-0.6%で市場予想を大幅に下回った。世界経済の成長鈍化、ドル高、原 油安などの影響を受けた。ただし、製造業部門は底打ちしつつあるとみられており、4 月の鉱工業生産は増加する見込み。鉱業 部門が持ち直しつつあることも鉱工業生産を押し上げる要因になるとみられている。 -------------------------------------------------------------------■(日)1-3 月期実質国内総生産(GDP)速報値 18 日(水)午前 8 時 50 分発表予定 (予想は、前期比年率+0.3%) 今年 1-3 月期の実質 GDP 速報値は、昨年 10-12 月期の前期比年率-1.1%から+0.3%程度に改善 される見込み。ただし、うるう年の効果を考慮すると、実質的には低い伸びにとどまりそうだ。個人消費と輸出はやや順調であ り、GDP 成長に寄与するとみられるが、設備投資は減少したとみられており、経済成長を抑制する要因となる。 -------------------------------------------------------------------- 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 コード 1711 1757 1979 2158 2264 2586 2788 2908 3032 3077 3150 3224 3350 3388 3551 3675 3817 3825 4031 4095 4203 4216 4275 4324 4512 4531 4581 4686 4736 4766 4783 4837 4845 5199 5631 5856 6307 6316 6365 6405 6480 6629 6678 6772 6803 6839 6864 6891 6907 6942 6993 7236 7414 7458 7459 7628 8073 8130 8141 8147 銘柄 省電舎 クレアHD 大気社 UBIC 森永乳 フルッタフルッタ アップル フジッコ GOLFDO ホリイフード グリムス ゼネラル・オイスター RED 明治電機 ダイニック クロスマーケG SRAHD REMIX 片倉コープアグリ パーカライ 住友ベ 旭有機材 カーリットHD 電通 わかもと 有機薬 大正薬HD ジャストシステ 日本ラッド ピーエイ 日ダイナミク シダックス フュージョン 不二ラテ 日製鋼 東理HD サンセイ 丸山製 電業社 鈴茂器工 日トムソン テクノHR テクノメディカ コスモス電 ティアック 船井電機(05/17) NF回路 イーター電機 ジオマテック ソフィアHD AGCap ティラド 小野建 第一興商 メディパル オーハシテクニカ MAGHD サンゲツ 新光商 トミタ 上場部名 東証2部 東証2部 東証1部 マザーズ 東証1部 マザーズ 東証2部 東証1部 セントレックス ジャスダックS ジャスダックS マザーズ ジャスダックS 東証1部 東証1部 マザーズ 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証2部 東証2部 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 ジャスダックS 時刻 12:00 14:00 14:00 15:00 13:00 11:00 15:00 16:00 15:00 11:00 15:00 16:00 16:00 16:00 13:00 16:00 14:00 15:30 15:00 13:00 12:30 16:00 15:00 15:00 15:00 15:00 16:00 15:00 13:00 14:00 15:00 13:00 16:00 15:00 12:00 16:00 16:00 15:00 14:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 11:00 日付 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月16日 5月17日 5月17日 5月17日 5月17日 5月17日 5月17日 5月17日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月18日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月19日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 5月20日 コード 8304 8306 8367 8593 8729 8938 8952 8973 9060 9082 9193 9351 9539 9709 9995 4237 4990 6820 7521 8139 8205 8958 5194 5268 5387 6743 6863 6944 7413 7744 7946 1841 3390 3437 3453 3515 6904 7169 7621 8045 8421 1847 1971 2329 2773 3466 3734 3753 5363 6072 6343 6351 6416 6488 6588 6852 8630 8725 8766 9318 銘柄 あおぞら銀行 三菱UFJ(05/24) 南都銀 三菱Uリース SONYFH ロジコム JRE 積ハSI 日ロジテム 大和自 東汽船 洋埠頭 葉ガス NCS&A イーストン フジプレアム 昭和化 アイコム ムサシ ナガホリ シャクリーGG グロバルRE 相模ゴム 旭コンクリ チヨダウーテ 大同信 ニレコ アイレックス 創健社 ノーリツ鋼機 光陽社 サンユ建 USシステムズ 特殊電極 ケネディ商 フジコー 原田工業 ニュートンFC うかい 横丸魚 信金中金PS イチケン ビルト工 東北新社 ミューチュアル ラサールロジ インテアHD フライトシステム TYK 地盤ネットHD フリージアマク 鶴見製 桂川電 ヨシタケ 東芝テック テクノセブン NKSJHD(05/20) MS&AD(05/20) 東京海上(05/20) アジア開発キャピタル 5 上場部名 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックG 東証REIT 東証REIT ジャスダックS 東証2部 東証2部 東証1部 東証2部 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS 東証REIT 東証2部 東証2部 ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証REIT ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証優先株 東証1部 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS 東証REIT マザーズ 東証2部 東証1部 マザーズ 東証2部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 時刻 16:00 16:00 15:00 15:00 15:00 15:30 15:00 15:00 14:00 14:00 15:00 15:00 14:00 11:00 15:00 13:00 16:00 15:00 15:00 13:00 15:00 15:00 15:00 16:00 15:00 16:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 16:00 14:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 14:00 15:00 16:00 14:00 14:40 13:20 15:00 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 5月20日 5月20日 コード 銘柄 9435 光通信 9898 サハダイヤ 上場部名 東証1部 ジャスダックS 時刻 12:00 15:00 日付 コード 銘柄 6 上場部名 時刻 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 レーティング 格上げ・買い推奨 格上げ・買い推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 5月9日 5月10日 5月11日 証券会社 レーティング 目標株価(円) 協和キリン NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 1600→2200 SMBC日興 2503 キリンHD 2→1格上げ 1670→2010 岩井コスモ 3778 さくら A新規 三菱UFJ 2809 キユーピー OVERWEIGHT新規 3300 岡三 4217 日立化成 中立→強気格上げ 2400 5214 日電硝 中立→強気格上げ 620 岩井コスモ 3649 ファインデックス A新規 野村 8572 アコム NEUTRAL→BUY格上げ 550→680 UBS 2503 キリンHD NEUTRAL→BUY格上げ 1600→2260 6756 日立国際 NEUTRAL→BUY格上げ 1400→1500 7867 タカラトミー B+→A格上げ - 8801 三井不 B→B+格上げ - 8985 JHR OVERWEIGHT新規 113000 8987 Jエクセレント OVERWEIGHT新規 164000 いちよし 6871 マイクロニクス C→B格上げ - 岩井コスモ 2282 日本ハム B→B+格上げ - 2432 DENA A新規 - メリルリンチ 8795 T&DホールディングスUNDERPERFORM→中立格上げ 野村 8303 新生銀 NEUTRAL→BUY格上げ JPモルガン 7915 日写印 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ - 岩井コスモ 8860 フジ住 A新規 - モルガン 5月13日 社名 4151 岩井コスモ 5月12日 コード CS 7 - - 270 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 レーティング 格下げ・売り推奨 格下げ・売り推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 5月9日 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円) いちよし 6920 レーザーテク A→B格下げ 三菱UFJ 6172 メタップス NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ モルガン 7741 HOYA OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 岡三 6902 デンソー 強気→中立格下げ 5月10日 東海東京 6645 オムロン OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 5月11日 UBS 2212 山崎パン BUY→SELL格下げ 岩井コスモ 8087 フルサト A→B+格下げ モルガン 8953 日本リテール UNDERWEIGHT新規 岩井コスモ 7203 トヨタ A→B+格下げ ドイツ 4502 武田 BUY→HOLD格下げ 5750→5100 みずほ 7203 トヨタ 買い→中立格下げ 8100→5500 大和 4732 ユー・エス・エス 2→3格下げ 5月12日 5月13日 2000→800 4120 3200 2700→2400 250000 - - 5019 出光興産 2→3格下げ 野村 6952 カシオ BUY→NEUTRAL格下げ いちよし 7294 ヨロズ A→B格下げ 9438 カドカワ A→B格下げ - シティ 6594 日電産 1→2格下げ 8900→8400 三菱UFJ 5938 LIXIL G OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 3180 6762 TDK OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 8800→6000 メリルリンチ 3099 ミツコシイセタン 中立→UNDERPERFORM格下げ モルガン 3197 すかいらーく OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 大和 9783 ベネッセHD 3→4格下げ 8 2900→2000 - 2000→1450 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 -400 9 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 事業法人 2016/4/4 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 信託銀 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2015/12/7 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2016/1/4 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 外国人 2016/3/28 0 2016/3/22 -200 2015/11/30 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 2016/3/14 2000 2016/3/7 3000 200 2016/2/29 4000 400 2016/2/22 5000 600 2016/2/15 800 2016/2/8 1000 2016/2/1 1200 2016/1/25 単位:億円 2016/1/18 -500 2016/1/12 -400 2016/1/12 1000 2016/1/4 -300 2016/1/4 2000 -200 2015/12/28 3000 -100 2015/12/21 4000 0 2015/12/28 5000 100 2015/12/21 200 2015/12/14 6000 2015/12/7 単位:億円 2015/12/14 300 2015/11/24 -6000 2015/11/30 -4000 2015/12/7 -2000 2015/11/16 0 2015/11/24 2000 2015/11/16 4000 2015/11/30 単位:億円 2015/11/24 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/3/7 2016/3/14 2016/3/22 2016/3/28 2016/4/4 2016/4/11 2016/4/18 2016/4/25 2016/5/2 8000 2015/11/16 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 投信 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 生・損保 2016/4/11 2016/2/8 2016/2/15 2015/11/16 2015/11/24 2015/11/30 2015/12/7 2015/12/14 2015/12/21 2015/12/28 2016/1/4 2016/1/12 2016/1/18 2016/1/25 2016/2/1 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/22 2016/2/29 個人 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/14 2016/3/22 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2016/1/4 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 2015/12/7 2015/11/30 2015/11/24 2015/11/16 展望 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2016/1/4 2015/12/21 2015/12/28 2015/12/14 2015/12/7 2015/11/30 2015/11/24 2015/11/16 週刊相場観測誌 Market 投資主体別売買動向 - 1 総括コメント 外国人投資家は総合で売り越しに転じる となった。また、個人投資家は 2669 億円と買い越し継続となった。 5 月第 1 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 5686 億円と売り越しに転じた。現物については売り越し継続 その他、事法は 323 億円と買い越し継続となった。投信は 678 億円、生・損保は 305 億円、都地銀は 188 億円、信託は 452 億円 と買い越しに転じた。自己は TOPIX 先物、225 先物買いの、現物売りで 686 億円と買い越し継続となった。この週の裁定残は、ネ ットベースで 1902 億円減少の 1 兆 6409 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 3.36%の大幅下落へ。 8000 単位:億円 6000 6000 4000 2000 -2000 0 -4000 -6000 -10000 -8000 -12000 -14000 単位:億円 -1000 0 -2000 9000 単位:億円 1400 8000 7000 6000 1000 -1000 0 株式会社フィスコ 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 投資主体別売買動向 - 2 市場別データ 単位:億円 日付 現 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/01/25 208 ▲686 ▲2,073 ▲62 ▲86 39 ▲122 2,708 16/02/01 3,079 1,941 ▲6,112 545 312 ▲107 ▲178 252 16/02/08 2,501 1,886 ▲5,735 ▲285 1,024 20 ▲223 401 16/02/15 ▲2,809 25 ▲4,053 546 1,385 113 ▲276 5,000 16/02/22 ▲1,262 ▲417 ▲4,082 1,174 189 ▲37 110 3,848 16/02/29 ▲149 ▲1,989 ▲954 557 ▲294 ▲27 ▲44 2,813 16/03/07 8,768 2,038 ▲11,932 ▲223 334 ▲272 84 737 16/03/14 1,759 1,875 ▲4,580 229 93 ▲101 ▲64 182 16/03/22 381 ▲205 ▲2,043 80 ▲232 ▲143 ▲45 1,831 16/03/28 ▲493 1,107 ▲79 287 9 ▲443 ▲65 ▲581 16/04/04 ▲2,683 111 327 414 376 ▲40 ▲147 1,542 16/04/11 ▲1,646 ▲3,466 3,849 1,075 88 ▲208 ▲230 891 16/04/18 1,032 ▲4,606 5,321 ▲156 ▲103 ▲143 ▲116 ▲698 16/04/25 84 1,013 ▲892 ▲151 368 ▲233 ▲90 ▲313 16/05/02 ▲890 2,617 ▲3,143 ▲113 322 117 79 578 単位:億円 日付 T O P I X 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/01/25 ▲308 ▲48 523 134 ▲4 205 ▲106 16/02/01 ▲4,068 ▲96 4,424 ▲322 ▲31 65 49 ▲207 ▲37 16/02/08 ▲519 136 1,139 ▲785 61 ▲116 127 ▲410 16/02/15 66 ▲92 ▲274 134 ▲0 ▲44 125 43 16/02/22 29 31 ▲61 ▲166 5 35 125 7 16/02/29 355 13 ▲161 ▲72 9 ▲252 57 37 16/03/07 ▲784 235 281 ▲24 116 ▲108 117 78 16/03/14 ▲199 ▲91 83 280 ▲1 41 9 ▲128 16/03/22 ▲795 72 828 121 2 97 ▲4 ▲347 16/03/28 ▲385 ▲105 ▲3,598 452 ▲25 ▲284 0 4,012 16/04/04 1,448 ▲169 ▲869 3 ▲115 ▲72 ▲9 ▲21 16/04/11 752 150 35 ▲595 22 ▲132 ▲44 ▲210 16/04/18 ▲1,026 73 1,333 ▲423 ▲3 29 ▲20 ▲58 16/04/25 439 ▲57 18 ▲292 4 66 72 ▲216 16/05/02 991 ▲64 ▲922 ▲28 ▲0 188 20 ▲175 単位:億円 日付 日 経 平 均 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/01/25 232 ▲174 ▲1,022 916 ▲3 28 114 ▲242 16/02/01 255 ▲192 690 ▲1,149 1 15 498 ▲309 16/02/08 ▲1,174 82 3,878 ▲2,100 ▲75 ▲21 ▲52 ▲192 16/02/15 2,294 ▲483 ▲3,172 669 ▲11 ▲14 710 180 16/02/22 ▲572 ▲122 594 95 2 67 131 ▲126 16/02/29 251 ▲213 ▲465 362 ▲6 138 ▲21 55 16/03/07 1,053 360 ▲943 ▲383 ▲111 66 187 79 16/03/14 ▲505 ▲120 1,645 ▲1,280 34 157 ▲85 113 16/03/22 ▲1,948 8 897 856 ▲16 63 140 105 16/03/28 268 ▲44 1,033 ▲1,589 13 ▲142 138 208 16/04/04 442 ▲110 ▲902 1,193 99 0 ▲399 ▲519 16/04/11 89 ▲328 2,006 ▲710 ▲35 ▲210 ▲144 ▲124 16/04/18 ▲49 186 1,442 ▲1,615 ▲4 9 216 47 16/04/25 ▲147 106 2,860 ▲2,588 8 ▲39 ▲106 ▲333 16/05/02 585 116 ▲1,621 819 1 0 89 49 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ※ 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 新規上場銘柄 結果とスケジュール データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。 証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。 銘柄名 ホープ コード 市場 上場日 仮条件 (円) 公募株数 (株) 売出株数 (株) 公募価格 (円) 初値 (円) 6195 東M・福Q 6/15 - 110,000 158,500 - - 95,000 129,000 - 主幹事 5/13終値 (円) - みずほ - - 大和 - 事業内容: 自治体向け財源確保支援サービス アトラエ 6194 東M 6/15 事業内容: 成功報酬型求人メディア「Green」、タレントマイニングサービス「TalentBase」及び完全審査制AIビジネスマッチングアプリ「yenta」等の企画・運営 農業総合研究所 3541 事業内容: やまみ 東M 6/16 - 270,000 100,000 - - 大和 - 生産者及び農産物直売所と連携し、スーパー等の直売所コーナーで委託販売を行うための物流・情報・決済のプラットフォームを提供する農家 の直売所事業 2820 JQ S 6/17 - 720,000 350,000 - - みずほ - 事業内容: 豆腐、厚揚げ、油揚げ等の製造、販売 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 1721 コムシスHD 1814 大末建 1951 協エクシオ 2269 明治HD 9810 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1874 1578.25 899 1472 コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1645 1780 ヤマウラ 526 525.5 498 818.25 808.5 1909 ドライケミ 2274 2268.75 2262.5 1278 1329.5 1975 朝日工 441 431.5 436.5 9011.25 7882.5 2395 新日科学 690 568 681.5 2433 博報堂DY 1375 1252.5 1264.5 2580 コカ・コーラE 2178 1904.25 2097.5 25935 伊藤園第1種優先株 1886 1840.75 1881.5 2670 ABCマート 7310 7187.5 6745 2882 イートアンド 2138 2129.75 2007 2899 永谷園HD 1140 1074 1111 3034 クオール 1699 1661.5 1502.5 3101 東洋紡 188 179.25 185.5 3141 ウエルシアHD 6030 5886.25 5080 3276 日本管理 1761 1462 1717.5 3277 サンセイラン 967 940.5 931.5 3291 飯田GHD 2177 2097.25 1860.5 3319 GDO 1015 988.25 869 3360 シップHD 2870 2764.5 2743 3398 クスリのアオキ 6370 5918.75 5017.5 3659 ネクソン 1850 1743 1513 3946 トーモク 296 269 272 4021 日産化 3010 2897.75 2645.5 4043 トクヤマ 266 232 243.5 4045 東亜合成 1023 961.75 982.5 4151 協和キリン 2027 1907.25 1707.5 4403 日油 928 916.5 908.5 4506 大日住薬 1501 1333.75 1378.5 4514 あすか薬 1377 1365.25 1371 4552 JCRファーマ 2852 2662.75 2711.5 4555 沢井薬 7520 7442.5 7435 4613 関ペイント 2007 1836 1959.5 4674 クレスコ 1857 1841.75 1824.5 4743 アイティフォー 4985 アース製薬 5261 524 502 491 4809 パラカ 1633 1530.75 1292 4895 4775 4515 5122 オカモト 982 980.75 845 リソル 303 300.5 299 5352 黒崎播磨 254 249.25 253 5393 ニチアス 801 774 747 5451 淀川鋼 2600 2392.5 2487 5703 日軽金HD 206 198.5 198 5975 東プレ 2561 2455 2161.5 6082 ライドオンEX 1581 1324.75 1483 6113 アマダHD 1149 1079.75 1123.5 6420 福島工業 2694 2503.5 2228 6737 EIZO 3175 2818.75 2661.5 6869 シスメックス 7910 7100 6807.5 7453 良品計画 25180 24607.5 20755 7613 シークス 3480 3387.25 2874 7864 フジシール 4035 3863.75 3877.5 7971 東リ 330 328.5 301.5 7994 岡村製 1118 1081.75 991 8078 阪和興 529 498 500.5 8572 アコム 624 578 502.5 8686 AFLAC 7470 7352.5 7315 8715 アニコムHD 2886 2628.75 2310.5 8841 テーオーシー 939 882.75 873.5 8934 サンフロンティア 1146 950.75 1053.5 9039 サカイ引越 3270 2945 2591 9058 トランコム 6540 6422.5 6127.5 9072 ニッコンHD 2232 2165.75 2040 9428 クロップス 524 507.75 508 9470 学研HD 250 244.25 245 9511 沖縄電力 3110 2940 2887.5 9663 ナガワ 3525 3413.75 3122.5 9684 スクエニHD 3170 3050.5 2792.5 9948 アークス 2544 2440.75 2533 9962 ミスミG 1561 1496.25 1549 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 167 Weekly 2016 05 16 一目均衡表雲抜け銘柄 雲下抜け銘柄(東証1 部) 雲下抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1871 PS三菱 376 389.25 422.5 1941 中電工 2221 2455.75 2222.5 1950 日本電設 1927 2237 1951.5 2112 塩水糖 242 253.75 264.5 2335 キューブシステ 2540 養命酒 2730 エディオン 3252 日本商業開発 3708 特種東海 4517 ビオフェル 5358 イソライト工業 5912 OSJBHD 230 6744 能美防災 1388 6848 東亜ディーケー 470 520 7244 市光工 231 7467 萩原電気 1857 7520 エコス 1314 7606 Uアローズ 3545 9031 西鉄 9600 アイネット 9991 ジェコス 1110 574 608 641 2533 オエノンHD 212 218.75 225 1878 1941.75 1921 2597 ユニカフェ 886 896 958.5 836 890.75 872.5 3193 鳥貴族 2138 2429 2175.5 1816 2025 2341 3648 AGS 964 968.75 1094.5 325 355 328.5 4246 DNC 1328 1693 1528.5 3135 3315.75 3219 4746 東計電算 1841 2138 2004 222 227.75 242.5 5541 大平洋金 322 327.5 346.5 234.5 252.5 5915 駒井ハルテク 205 225.75 251.5 1416.5 1462.5 6773 パイオニア 255 292 280.5 575.5 7242 KYB 356 364.5 412.5 239.25 263 7451 三菱食品 2704 2795 2721.5 1879.5 1898 7482 シモジマ 976 1065.75 1059.5 1454.75 1347 7522 ワタミ 919 922.5 1044 5003.75 4403.5 8168 ケーヨー 515 517.75 533.5 567 609.5 580.5 9046 神電鉄 1096 1188.5 1111 9622 スペース 1126.25 1411.5 356 358 365.5 1273 1335.5 1297.5 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 【ご投資にあたって】 本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除 く)の場合は約定代金に対して最大1.134%(税込み)(ただし、約定代金の1.134%に相当する額が2,700円(税込み)に満たない 場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。 また、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者の信用状況(財 務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。 なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保 証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。なお、商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商 品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。 【免責事項】 ■ 本資料は株式会社フィスコ(以下「フィスコ社」という)独自の調査・判断に基づくものであり、ひろぎんウツミ屋証券株式会社によ る投資情報ではありません。そのためひろぎんウツミ屋証券は本資料の正確性、完全性について一切の責任を負うものではな く、また、本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負いません。 ■ フィスコ社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありませ ん。また、掲載される情報はフィスコ社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容及び情報の正確 性、完全性または適時性について、フィスコ社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。 ■ 本文、データなどに関しましては、著作権法などの法律、規制により知的所有権が保護されており、個人の方の本来目的以外で の使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除く)。 ■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ■ 商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、金融商品をお申込の際は、当該商品等の契約締結前交付書面もしくは投資 信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。 私たちはお役に立つ情報提供を常に考え、行動しています。 商 号 等:ひろぎんウツミ屋証券株式会社 金融商品取引業者 中国財務局長(金商)第20号 加入協会:日本証券業協会 本社 〒730-0032 広島市中区立町2-30 電話:082-245-5000(代) htt p://www.hirogin-utsumiya.co.jp 本 店営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ゆめタウン 広島市南区皆実町2-8-17 〒734-0007 広 島出 張所 ゆめタウン広島内 法 人営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121 ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600 ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161 福 山 支 店 〒720-0808 福山市昭和町1-1 ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611 ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161 投 資 相 談 岡山市北区磨屋町1-3 〒700-0826 ブース岡山 広島銀行 岡山支店内 府 中 支 店 〒726-0004 府中市府川町337-1 尾 道 支 店 〒722-0035 尾道市土堂1-11-17 ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350 因 島 支 店 〒722-2323 尾道市因島土生町塩浜1894-10 ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871 竹 原 支 店 〒725-0026 竹原市中央1-5-3 ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105 三 原 支 店 〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121 呉 ℡:0823-21-6401 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515 別 府 支 店 〒874-0935 別府市駅前町12-11 ℡:0977-21-3111 東 京 支 店 〒103-0025 中央区日本橋茅場町1-12-4 ℡:03-3668-7551 支 店 〒737-0046 呉市中通2-4-13 支 店 ネットセンター(インターネット取引) http://www.hirogin-utsumiya.co.jp コールセンター(コール取引) フリーコール:0120-506-084 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