川口市高校生海外派遣事業派遣生募集要項

平成28年度
川口市高校生海外派遣事業派遣生募集要項
川口市では、21世紀を担う高校生を外国に派遣し、現地の人々との交流や異文化体験を通し
て、豊かな国際感覚と日本人としての自覚と責任感を身につけ、グローバル社会に貢献できる人
材の育成を図ることを目的として、川口市高校生海外派遣事業を行います。
帰国後は、報告会への参加や報告書の作成等を通して、海外派遣の成果を発表し、本市におけ
る国際理解を進めてもらいます。 国際交流に意欲のある生徒は、以下の募集要項等をよく読み、
保護者とよく相談して応募してください。
1 主催
川口市・川口市教育委員会
2 派遣先
カナダ・バンクーバー
3 派遣期間
平成28年7月21日(木)∼ 8月11日(木)
4 募集人員
15名
5 応募資格
(1)市立高等学校に通学している又は市内に住居を有し、高等学校(国立・公立・私立)の
第1、2学年に在学している生徒
(2)心身共に健康で、海外滞在期間の生活に適応できる生徒
(3)主催者の計画に従って、規律ある行動のできる生徒
(4)国際交流や英語学習に興味・関心を持ち、意欲的に研修に取り組むことができ、帰国後
も地域社会に貢献しようとする意欲のある生徒
(5)主催者が実施する事前研修会(6回程度、5月下旬∼7月上旬の毎週1回【原則として金曜
日】午後4時15分から)、結団式、帰国報告会等に参加できる生徒
(6)この事業の応募に保護者が同意している生徒
(7)これまでに本事業もしくは中学生海外派遣事業に参加した者は応募対象外とする。
6 参加費用
120,000円(ただし、燃油サーチャージ高騰の場合、追加徴収あり)
*なお、健康診断、旅券取得費用、国内の交通費、現地での食事代の一部等は別途自己負担
7 応募書類
(1)川口市高校生海外派遣事業参加申込書(表裏両面記入してください。)
(顔写真はカラーまたは白黒のどちらでもけっこうです。)
(2)在学証明書 *生徒手帳のコピーは不可。所属学校で発行してもらってください。
(3)作文
指定された原稿用紙(700字以内 1枚)に次のテーマで、あなたの考えを
書いてください。
テーマ 「あなたは、グローバル化が進展する社会において必要となる資質・能力は何と考
えますか。また、その資質・能力を身に付けるために本事業にどのように取り組
み、その成果をグローバル化が進展する社会でどのように生かしますか。具体的
に述べてください。
」
(4)第一次選考作文審査結果を郵送するための返信用封筒(詳しくは、補足資料を参照して
ください。)
*応募書類が印漏れなど不備だと受付できませんので、確認の後、提出してください。
*参加申込書や作文は、折らずに提出してくださるようお願いします。
8 応募書類提出先
封筒に(1)∼(4)を入れて、郵送で以下の宛先まで提出してください。
宛先 〒332−8601
川口市青木2−1−1
川口市教育委員会学校教育部指導課
9 受付期間
高校生海外派遣 係
平成28年4月1日(金)∼4月11日(月)
*4月11日(月)の消印有効
10 選考方法
教育委員会において、選考委員会を開き、第一次選考作文審査、第二次選考面接審査を経て、
派遣生を決定します。
11 第一次選考作文審査
提出された書類に基づいて審査を行い、応募者には第一次選考作文審査の結果を連絡します。
12 第二次選考面接審査(第一次選考作文審査合格者)
(1) 内 容
面接(日本語による面接、英語による面接) *制服着用
(2) 日 時
平成28年5月8日(日)
*集合時間は、第一次選考作文審査の結果とともに連絡します。
(3) 会 場
川口市立教育研究所芝園分室
住所 川口市芝園町3−17
TEL 267−8208
*駐車場・駐輪場は用意できませんので、公共交通機関等をご利用ください。
(4) 持ち物
筆記用具(ボールペン)、自己PRをする際に必要なもの、
82円切手、上履き、下履き入れ
(5) その他
派遣生に内定した際に、保護者(1名)の旅券のコピー(平成28年8月末日ま
で有効のもの)を7月1日(金)までに提出していただきます。
13 問い合わせ先
川口市教育委員会学校教育部指導課
TEL 259−7661∼3
午前8時30分から午後5時15分まで(土曜日、日曜日、祝日を除く)
*応募取り消しの場合は、事前にご連絡ください
補足資料
1
応募書類の作文は、指定の作文用紙を使ってください。本人の自筆でお願いします。なお、
ワープロ、パソコンは不可とします。
また、作文用紙には、氏名、学校名を忘れず記入してください。番号のところは、空欄でけ
っこうです。
2 第一次選考作文審査結果を郵送するための返信用封筒については、A4サイズを3つ折にし
て入る大きさで、自分の住所・名前を書き、82円切手を貼ってください。
【裏面に続く】
◇現地での日程(内容に多少変更がある場合があります。)
月
日
7月21日(木)
7月22日(金)∼
8月9日(火)
8月10日(水)
8月11日(木)
ス ケ ジ ュ ー ル
羽田空港集合 空路バンクーバーへ
バンクーバー着、開校式、ホストファミリーと対面
kaikousiki
平日午前:マギー・セカンダリースクールでの英語研修
日常会話をはじめカナダの歴史、文化、社会、地理、
生活様式などについて学ぶ。
平日午後:野外活動等
* 土・日曜日:ホストファミリーと過ごす
* 期間中に、ホストファミリーを招いて「サヨナラパーティー」
を開催する。
バンクーバー発
羽田着
派遣生の感想より
初日は英語を話す速さに慣れず不安でしたが、monitor やマザーと本当の友達や家族の
ように積極的に会話をすることでいつの間にか「Your English is so good!」と誉められ
るようになり、自分から話しかけることに慣れていきました。週末にはマザーの親戚に会
いに行ったり、花火を見たり、Peace Park というカナダとアメリカの国境のある公園に連
れて行ってもらいました。マザーはとても優しく笑顔の素敵な方で、会話の中では笑いが
絶えませんでした。別れの日にはマザーからサプライズで手紙をもらい涙が止まりません
でした。
カナダでの生活の中で再認識した日本の素晴らしい習慣があります。それは「いただき
ます」をする習慣です。料理を作った人にはもちろん、食材の命に対しても感謝する意味
が込められた言葉です。しかし英語にそのような言葉はなく、盛られた料理を席に着いた
人から無言で食べ始めます。それに対して私はすごく抵抗がありました。
「いただきます」
の意味についてホストファミリーに話すと、私の説明を理解し、納得してくれました。日
本の文化が認められた気がして非常に喜びを感じました。日本であたりまえに使っている
言葉でしたが、改めていい習慣だなと実感しました。
町を歩くとインド系、フランス系、中国系など様々な民族の人々を目にしました。また、
カナディアンは親切で、バスの中ではお年寄りの方にすすんで席を譲ったり支えてあげた
りしていました。面識がない人にも気軽に話しかけていて、とてもフレンドリーだと感じ
ました。私はよくマザーに“Don’t be shy.”と言われ、日本人がどれだけ消極的かを知
りました。
豊かな国際感覚を身に付けるという大きな課題を背負いカナダに渡りましたが、国際交
流は何か伝えなければ、何か教わらなければという義務感の中行われるのではなく何気な
い会話や生活の中でふとした瞬間に異文化を体験するということが分かりました。だから
こそ、積極的に新しいものを吸収しようという心持が何よりも必要だと感じました。将来
は、カナダだけでなく各国の素晴らしい文化を日本に取り入れていく仕事に就きたいと考
えています。