Guide To Emerging Markets 新興国市場マンスリー

Guide To Emerging Markets
新興国市場マンスリー
2016年5月
0 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
目次
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
P1 ………….. 目次
P2~3 ……… 新興国株式市場
P4 ………….. BRICS株式の見通し
P5 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
本資料に記載の指数について
■ 以下に記載のインデックスは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが発表し
ており、著作権はJ.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーに帰属しております。
JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル(および構成各国指数)
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(および構成各国指数)
P6 ………….. アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド
P7 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)
P8 ………….. 現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッ
ド・スプレッド
P9~10.…….. 為替市場
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)
P11 ………… 経済成長率
P12 …………
VIX指数と商品市況
P13 ………… 世界の市場規模
P14 ………… 本資料をご覧いただく上での留意事項
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)ブレンディッド・スプレッド
■ 以下に記載のMSCIインデックスは、MSCI Inc.が発表しております。以下のインデック
スに関する情報の確実性および完結性をMSCI Inc.は何ら保証するものではありませ
ん。著作権はMSCI Inc.に帰属しております。
MSCIワールド・インデックス
MSCI米国インデックス
MSCI日本インデックス
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(および構成各国指数)
■ 以下に記載のインデックスは、知的所有権その他の一切の権利は発行者に帰属してお
ります。 発行者は原則として指数の正確性、完全性、信頼性、有用性を保証するもの
ではなく、ファンドの運用成果等に関して一切責任を負いません。
マーケット・レポートのご案内
最新のマーケット・レポートは、弊社HPからもダウンロードできますので、
併せてご活用ください。
(指数名)
(発行者)
VIX指数:Chicago Board Options Exchange, Incorporated (CBOE)
CRB指数:Thomson Reuters/Jefferies Financial Products, LLC
WTI :CME Group Inc.
http://www.jpmorganasset.co.jp/market/index.html
1 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
S&P GSCIアグリカルチャー指数: Standard & Poor's Financial Services LLC
新興国株式市場
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
BRICS株式市場の推移
先進国および新興国の株式市場の推移
200
300
新興国株式市場(現地通貨ベース)
先進国株式市場(現地通貨ベース)
250
150
新興国株式市場(円ベース)
200
ブラジル
ロシア
インド
中国
南アフリカ
先進国株式市場(円ベース)
100
150
100
50
50
0
2011/4
2012/4
2013/4
2014/4
2015/4
0
2011/4
2016/4
2012/4
2013/4
2014/4
2015/4
2016/4
各市場の騰落率
年初来
新
先
3ヵ 月
6ヵ 月
1年
3年
5年
・先進国株式市場:MSCIワールド・インデックス
・新興国株式市場:MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス
(現地通貨ベースはPrice Index(価格指数)、円ベースは税引後配当込)
2.2%
7.9%
-1.9%
-14.8%
-1.6%
-6.4%
ブラジル
22.4%
30.2%
14.8%
-7.1%
-7.5%
-15.9%
ロシア
13.0%
11.3%
12.9%
7.1%
19.8%
-6.6%
インド
-2.2%
2.4%
-3.4%
-4.0%
26.7%
28.2%
中国
-4.9%
8.5%
-9.4%
-32.2%
-7.0%
-18.4%
南アフリカ
7.3%
8.7%
0.2%
-5.9%
40.4%
59.9%
・上記チャートはいずれも過去5年間、計算基点を100として指数化
-1.8%
3.8%
-3.6%
-6.6%
19.4%
32.8%
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
米国
0.8%
6.5%
-1.0%
-1.7%
28.6%
50.7%
日本
-13.7%
-6.6%
-14.7%
-17.5%
12.3%
52.4%
興
進
国
国
2 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
・ブラジル:MSCIブラジル・インデックス、ロシア:MSCIロシア・インデックス、
インド:MSCIインディア・インデックス、中国:MSCI中国インデックス、
南アフリカ:MSCI南アフリカ・インデックス、
米国:MSCI米国インデックス、日本:MSCI日本インデックス
(上記はいずれも、Price Index(価格指数)、現地通貨ベース)
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
新興国株式市場
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
国別の月間騰落率
新興国株式
市場概況
当月、新興国株式市場*は前月末比で小幅下落しました。上旬は、
-0.2%
各国の中央銀行による金融政策への期待が低下したこと等により、
ブラジル
7.3%
ロシア
景気回復への警戒感が高まったことなどから、株価は下落しまし
4.9%
インド
た。その後原油価格の回復や中国の景気減速懸念の後退、米国
0.6%
南アフリカ
のFOMC(米連邦公開市場委員会)での追加利上げの見送りなど
0.0%
から反発したものの、月間で株価はわずかに下落しました。
-0.2%
中国
エジプト
13.1%
ペルー
12.4%
* MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(価格指数、現地通貨ベース)
3.9%
アラブ首長国連邦
ギリシャ
2.6%
トルコ
2.5%
ハンガリー
当月の主な変動要因
△ブラジルは、小売売上高の水準が市場予想を上回り、経常収支
2.0%
チリ
の赤字幅も縮小傾向にあることや、下院本会議においてルセフ大
1.0%
コロンビア
統領の弾劾手続きが承認され、弾劾実現に対する市場の期待感
0.6%
チェコ
が高まっていることなどから、株価は上昇しました。
0.1%
メキシコ
-0.5%
韓国
-0.8%
タイ
-1.0%
▼台湾では、政府系ファンドである国家金融安定化基金による株
式の買い支え策の終了の可能性の高まり、原油価格の下落や熊
フィリピン
-1.5%
本地震で一部日本メーカーの工場の生産停止による台湾企業へ
カタール
-1.7%
の影響の懸念、アップル社が発表した2016年1-3月期決算の減収
インドネシア
-2.5%
台湾
ポーランド
による同社関連銘柄の下落などを背景に、株価は下落しました。
-2.1%
マレーシア
-5.1%
-5.6%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
3 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
20%
・国別の月間騰落率は、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスの各国指数
(Price Index(価格指数)、現地通貨ベース)をもとに算出。
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
BRICS株式の見通し
各国の見通し
予想PER
(倍)
PBR
(倍)
予想EPS
成長率
(%)
ル
◆ルセフ大統領の弾劾手続きが進んでいることで政権交代への期待が高まり、同国
株式に対する投資家心理は改善しつつありますが、ブラジル経済は依然として不況か
ら脱することができておらず、今後の財政改革は困難なものになると予想されます。
◆ブラジル中央銀行は4月末の金融政策決定会合において政策金利を14.25%に据え
置いたものの、当社グループでは今後2016年後半にかけてインフレ率がさらに落ち着
きを取り戻すに連れて、政策金利の引き下げが行われるものと見ています。
15.1
1.6
11.9
ア
◆企業業績に対する市場の評価が依然として実態よりも悲観的であると見ており、こ
の評価が今後改善すればさらなる株価の上昇が期待できると考えています。
◆また、利回りの高い政府系企業に牽引され、同国株式の配当利回りは4-5%の水準
で推移すると考えられます。
7.4
0.9
9.5
ド
◆モンスーン期の動向が農村部の経済や金融政策の行方を左右し、投資家心理に大
きな影響を与える可能性があることから注視する必要があると考えます。
◆一方で、中長期的には予想より時間がかかっているものの、景気や企業業績は今
後回復してくると見ており、インド株式市場に対する良好な見通しを維持しています。一
時的に変動性が高まったとしても、長期投資家にとっては収益を高める機会としてとら
えることができると見ています。
17.2
2.9
19.0
国
◆原油価格、中国の景況感や各国の金融政策などに一喜一憂する変動性の高い相
場環境が続いています。
◆不動産や自動車等の消費に回復の兆しが足元で見られ、全国人民代表大会で政
府が経済目標の達成に強い自信を示したことを受けて、経済成長率鈍化に対する現在
の悲観的な見方から、今後揺り戻しがあると考えられます。
10.3
1.3
10.7
南 ア フ リ カ
◆現在南アフリカは投資適格から格下げされるリスクに直面していることが市場の懸念
材料となっています。
◆また、経済活動は停滞している一方で、金融・財政政策などによる景気浮揚の余地
は限られており、大統領はスキャンダルに巻き込まれ、弾劾手続きに直面していること
から、同国に関して短期的には楽観的な見通しを立てるのが難しいと見ています。
15.7
2.3
20.5
ブ
ロ
イ
ラ
ジ
シ
ン
良好
中立
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
中
慎重
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル・エマージング株式運用グループの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・予想PERおよび過去のPBRは基準日時点、予想EPS成長率はデータ作成時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。
出所:ブルームバーグ
4 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
上記は将来の成果を保証するものではありません。
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
現地通貨建て新興国債券市場の推移
米ドル建て新興国債券市場とスプレッド(利回り格差)の推移
180
16%
220
220
200
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
現地通貨建て債券(現地通貨ベース)
スプレッド[右軸]
200
現地通貨建て債券(円ベース)
14%
米ドル建て債券(米ドルベース)[左軸]
180
12%
米ドル建て債券(円ベース)[左軸]
160
160
10%
140
140
8%
120
120
6%
100
100
4%
80
80
2%
60
2011/04
2012/04
2013/04
2014/04
2015/04
2016/04
・現地通貨建て債券:JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数、米ドル建て
債券:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(円ベースはJPモルガン・アセット・
マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指
数ストリップ・スプレッド
・上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
60
2011/04
2012/04
2013/04
2014/04
2015/04
0%
2016/04
スプレッド(利回り格差)
新興国国債が米国国債に比べて何%上乗せした利回りで取引されているかを表します。
スプレッドの縮小は新興国の債券が米国国債より選好されたこと、拡大はその逆を意味します。
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
市場概況
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
現地通貨建て新興国債券市場
米ドル建て新興国債券市場
 当月の現地通貨建て新興国債券市場*1は月間で1.7%上昇しました。
 当月の米ドル建て新興国債券市場*2は月間で1.8%上昇しました。
 当月は、原油価格が上昇するなど商品市況が堅調に推移する中、資源輸出国
を中心に上昇しました。
 新興国国債利回りが低下し、米国国債利回りが上昇したことから、スプレッドは
縮小しました。
 国別では、ブラジル下院がルセフ大統領の弾劾手続きの開始決議を承認した
ことなどを材料に政策転換への期待が高まり、ブラジルが上昇しました。
 国別では、原油価格が堅調に推移したことを受けて、ベネズエラなどの産油国
が上昇しました。
*1 JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)
5 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
*2 JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)
アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
米ドル建て新興国高利回り社債市場とスプレッドの推移
米ドル建てアジア高利回り社債市場とスプレッドの推移
240
220
スプレッド[右軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(円ベース)[左軸]
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
50%
240
45%
220
50%
スプレッド[右軸]
45%
米ドル建て新興国高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
40%
200
180
35%
180
35%
160
30%
160
30%
140
25%
140
25%
120
20%
120
20%
100
15%
100
15%
80
10%
80
10%
60
5%
60
5%
200
40
2011/04
2012/04
2013/04
2014/04
2015/04
0%
2016/04
・米ドル建てアジア高利回り社債: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non
Investment Grade) (米ドルベース) (円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円
換算)、スプレッド: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレ
ンディッド・スプレッド
40
2011/04
40%
米ドル建て新興国高利回り社債(円ベース)[左軸]
2012/04
2013/04
2014/04
2015/04
0%
2016/04
・米ドル建て新興国高利回り社債:JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)(米ドル
ベース)(円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモル
ガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド) ブレンディッド・スプレッド
上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
出所:ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
6 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
現地通貨建て債券
米ドル建て債券
月間騰落率
4.9%
12.1%
ブラジル
5.9%
メキシコ
1.2%
メキシコ
3.4%
トルコ
0%
7.7%
インドネシア
2.2%
インドネシア
10%
0%
2.1%
1.3%
10%
20%
メキシコ
5.0%
トルコ
4.8%
4.8%
2.0%
インドネシア
ロシア
1.8%
ロシア
1.1%
-10%
0%
7.4%
アルゼンチン
インドネシア
フィリピン
9.0%
トルコ
3.7%
アルゼンチン
トルコ
9.3%
南アフリカ
1.9%
利回り
メキシコ
2.4%
ポーランド
-0.5%
南アフリカ
-10%
月間騰落率
利回り
ブラジル
ポーランド
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
4.2%
3.0%
フィリピン
10%
0%
10%
20%
・グラフデータは、JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)およびJPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)の各国指数をもとに算出。
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
7 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
各国の見通し
債券
ブ ラ ジ ル
通貨
債券
メ キ シ コ
通貨
債券
ポ ー ラ ン ド
通貨
良好
債券
南 ア フ リ カ
通貨
中立
債券
インドネシア
通貨
慎重
ル
コ
通貨
( 前年比、%)
下段:前月変化
政策金利
(%)
<2016/3>
◆ルセフ大統領に対する弾劾プロセスが進展していることは、ブラジルのリスクを考える上でプラス
材料と捉えています。
◆債券については、インフレ見通しが改善していることなどから強気に見ています。
◆財政改革に加え、通信セクターや労働市場の構造改革などが推進されていることから、経済環境
については強気に見ています。
◆インフレ見通しについては、メキシコ中央銀行による堅実な政策運営が行われていることや、内
需が低迷していることから、安定した推移を見込みます。
9.39
(前月変化)
14.25
▲ 0.97
<2016/3>
2.60
(前月変化)
3.75
▲ 0.27
<2016/3>
◆金融政策については、2016年1-3月期の経済指標が軟調だったことから、金融緩和を実施する可
能性があると見ています。
◆通貨については、景気減速やインフレ圧力の低下などを背景に、短期的に慎重に見ています。
◆経済見通しについては、構造改革の欠如や資源価格の下落の影響により、企業収益が実質ベー
スで悪化していることなどから、慎重に見ています。
◆インフレ率については、2017年まで中央銀行のインフレターゲットのレンジ上限を上回って推移す
る可能性があると見ています。
▲ 0.90
(前月変化)
1.50
▲ 0.10
<2016/3>
6.30
(前月変化)
7.00
▲ 0.70
<2016/3>
◆金融政策については、インフレ圧力が落ち着いており、追加緩和の余地があると見ています。
◆公的支出の拡大などを背景に経済環境は総じて良好であることから、2016年の経済成長率は昨
年を上回ると予想します。
4.45
(前月変化)
6.75
0.03
<2016/3>
債券
ト
インフレ率
◆債券については、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和政策の恩恵を受けると見ています。
◆インフレ見通しについては、国内需要の鈍化などによりインフレ圧力は和らぐと見ています。
7.46
(前月変化)
▲ 1.32
7.50
信用格付け
S&P
(前月変化)
Moody's
( 前月変化)
BB
Ba2
→
→
A
A3
→
→
A-
A2
→
→
BBB+
Baa2
→
→
BB+
Baa3
→
→
BBB-
Baa3
→
→
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル債券運用グループ エマージング債券運用チームの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・インフレ率は消費者物価指数、政策金利は各国が政策金利としている金利、信用格付けは自国通貨建て長期債格付けで、いずれもデータ基準日時点で取得可能なブルームバーグのデータを使
用しています。
出所:ブルームバーグ
8 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
上記は将来の成果を保証するものではありません。
為替市場(対円)(過去5年間)
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
各通貨の騰落率(対円)
新興国通貨の推移
60
50
インドネシア・ルピア
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
ブラジル・レアル
70
1.4
1.2
1.0
30
20
11/04
12/04
13/04
14/04
15/04
40
0.6
12/04
13/04
14/04
15/04
16/04
メキシコ・ペソ
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
ポーランド・ズロチ
50
0.8
0.4
11/04
16/04
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
40
12
10
8
20
10
11/04
12/04
13/04
14/04
15/04
10
4
12/04
13/04
14/04
15/04
16/04
トルコ・リラ
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
南アフリカ・ランド
13
6
2
11/04
16/04
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
30
100
80
60
4
11/04
12/04
13/04
14/04
15/04
16/04
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
7
40
20
0
11/04
12/04
13/04
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
9 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
14/04
15/04
16/04
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
1年
3年
5年
ブラジル
レアル
-1.8%
3.5%
-1.9%
-23.6% -36.8% -40.3%
インドネシア
ルピア
-4.4%
-7.5%
-7.5%
-11.4% -19.0% -14.4%
ポーランド
ズロチ
-7.6%
-6.7%
-10.9% -16.3% -10.0%
メキシコ
ペソ
-4.4%
-5.7%
-14.3% -20.0% -22.1% -11.5%
南アフリカ
ランド
-0.9%
0.4%
-13.7% -25.0% -30.7% -38.7%
トルコリラ
-4.1%
-6.4%
-7.7%
アメリカ
ドル
-4.7%
-11.4% -11.1% -10.0%
-9.9%
-14.7% -29.8% -28.8%
9.7%
31.6%
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
為替市場(対円)(過去1年間)
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
新興国通貨の推移
40
20
15/04
15/07
15/10
16/01
0.9
0.8
15/07
15/10
16/01
メキシコ・ペソ
9
8
35
25
15/04
15/07
15/10
16/01
10
4
15/04
15/07
15/10
16/01
16/04
15/10
16/01
トルコ・リラ
55
50
45
40
35
15/04
15/07
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
10 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
15/10
16/01
当月の為替市場では、日銀が追加金融緩和を見送っ
たことなどを材料に円高が進み、新興国通貨は概ね
ポーランド・ズロチは、格付会社Moody’sによりポーラ
ンドのソブリン格付けが引き下げられるとの観測が高
まったことなどを主因に、対円で大きく下落しました。
南アフリカ・ランドは、円高の進行により軟調に推移し
た局面があったものの、商品市況の上昇などをサ
16/04
ポート要因に底堅く推移し、月間では対円で小幅下
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
7
15/07
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
南アフリカ・ランド
13
6
5
15/04
16/04
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
30
7
市場概況
対円で下落しました。
16/04
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
ポーランド・ズロチ
40
1.0
0.7
15/04
16/04
インドネシア・ルピア
現地通貨安
円高
現地通貨安
円高
30
1.1
現地通貨高
円安
現地通貨高
円安
ブラジル・レアル
50
落となりました。
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
16/04
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
経済成長率
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
経済成長率 (四半期 : 前年同期比) の推移
経済成長率 <IMF (国際通貨基金)>
2014年
2015年
2016年
(予測値)
(%)
4.6%
4.0%
4.1%
9
ブ ラ ジ ル
0.1%
-3.8%
-3.8%
ロ
シ
ア
0.7%
-3.7%
-1.8%
イ
ン
ド
7.2%
7.3%
7.5%
国
7.3%
6.9%
6.5%
南 ア フ リカ
1.5%
1.3%
0.6%
ト
2.9%
3.8%
3.8%
新
興
中
ル
国
コ
メ キ シ コ
2.3%
2.5%
2.4%
ポー ラ ンド
3.3%
3.6%
3.6%
イ ンドネシ ア
5.0%
4.8%
4.9%
1.8%
1.9%
1.9%
国
2.4%
2.4%
2.4%
ユ ー ロ 圏
0.9%
1.6%
1.5%
日
0.0%
0.5%
0.5%
先
米
進
国
本
・経済成長率はGDP(国内総生産、前年比)を使用。
・上左図の数値は、2016年4月現在のIMFデータを使用。
・上右図は、データ基準日時点で取得可能なデータをもとに作成。
7
ブラジル
ロシア
5
インド
3
中国
南アフリカ
1
トルコ
メキシコ
-1
ポーランド
-3
インドネシア
-5
-7
2015/3
2015/6
2015/9
出所: IMF World Economic Outlook Database, April 2016、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績およびIMFの予想値であり、将来の成果を保証するものではありません。
11 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2015/12
2016/3
VIX指数と商品市況
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
VIX指数の推移 (過去10年間)
国際商品指数および原油価格の推移 (過去1年間)
100
(米ドル/バレル)
300
国際商品指数(左軸)
原油価格(右軸)
80
250
65
55
60
45
40
200
35
20
0
2006/4
2007/4
2008/4
2009/4
2010/4
2011/4
2012/4
2013/4
2014/4
2015/4
2016/4
150
2015/4
2015/7
2015/10
2016/1
25
2016/4
農産物価格指数の推移 (過去1年間)
VIX指数
350
VIX指数とは、米国株式S&P500のオプション市場に織り込まれた予想株価変動率のことで、
数値が高いほど将来の株式市場に対する投資家の不安感が強いことを示しているとされます。
・VIX指数:シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ・ボラティリティ指数
・国際商品指数:ロイター・ジェフリーズCRB指数(CRB指数)
・原油価格:ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)
・農産物価格指数:S&P GSCIアグリカルチャー指数
300
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
12 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
250
2015/4
2015/7
2015/10
2016/1
2016/4
世界の市場規模
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
ロシア
ポーランド
トルコ
中国
メキシコ
インド
インドネシア
ブラジル
株式市場
債券市場
南アフリカ
・単位:億米ドル
・債券は、現地通貨建て債券市場
・株式市場はMSCIの各国インデックスの時価総額、債券市場はGBI-エマージング・マーケッツ・ブロードの各国インデックスの時価総額をそれぞれ使用
・データ基準日時点で取得可能なデータを使用
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、MSCI、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
13 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
本資料をご覧いただく上での留意事項
新興国マンスリー 2016年5月 │ データ基準日:2016年4月末
 投資信託に係るリスクについて
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投資信託
の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証さ
れているものではありません。投資信託は預貯金と異なります。
又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に当たって
は各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
 投資信託に係る重要な事項について
・投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申し込みの受付を行わない場合があります。
・投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合があります。
・分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。
 投資信託に係る費用について
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない場合もあ
るため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。
投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額
投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%)
投資信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%(税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円))
*費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率を記載
しております。
運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資産の保
管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の費用がかかることがあり
ます。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が、信託財産中から支払われる場合があります。
<投資信託委託会社>
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の有価証券の
勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社は信頼性が高いとみなす情報等に基づい
て本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を使用することによりお客様が投資運用を行った結果
被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意
見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。
14 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。