新 た な 歴 史 を 創 る の は 君 だ - 東京大学 工学部機械工学科・大学院

2 016
http://www2.mech.t.u-tokyo.ac.jp
想像から創造へ。
新 た な 歴 史 を 創 る の は 君 だ
東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻
Department of Mechanical Engineering, The University of Tokyo
教員一覧
固体力学・材料分野
職名
教員氏名
◎
本務先と担当分野
研究内容
工学系研究科,トライボロジー,表面工学
炭素系超低摩擦材料の開発および応用,固体の凝着力測定装置の開発,
ボブスレーの氷面との摩擦に関する研究
工学系研究科航空宇宙工学専攻,
構造信頼性工学,リスクベース工学
リスクアセスメント,破壊力学,信頼性工学,保全学,ロケット宇宙機信頼性
教 授
加藤 孝久
教 授
酒井 信介
教 授
吉川 暢宏
生産技術研究所,マルチスケール固体力学
燃料電池自動車用高圧水素容器の最適設計,CFRP 製ジェットエンジンの開発,美肌の力学
教 授
泉 聡志
工学系研究科,計算材料科学
マルチスケールシミュレーション(電子状態計算・分子動力学・転位動力学・有限要素法),
ボルト締結体の有限要素法シミュレーション
チェ
◎
ジュンホ
准教授
崔 埈豪
工学系研究科,機械材料,表面工学,
トライボロジー
プラズマプロセスによる三次元 DLC コーティングおよびナノカーボン材料の創生,超潤滑,
自己組織化単分子膜,ナノレオロジー
准教授
梅野 宜崇
生産技術研究所,ナノ構造強度物性学
第一原理解析,分子動力学,微小材料強度,マルチフィジックス,マルチスケール解析
熱・流体分野
職名
教員氏名
※
本務先と担当分野
研究内容
生産技術研究所,
電気化学エネルギー変換工学
固体酸化物形燃料電池の劣化機構解析と寿命予測,燃料電池・電解の熱力学的考察,
熱力学データベースの拡張と応用技術の発展
工学系研究科,数値流体力学,風車工学
数値流体力学,風力エネルギー,風車,再生可能エネルギー,メディアアート
教 授
横川 晴美
教 授
荒川 忠一
教 授
橋本 彰
教 授
横野 泰之
教 授
堤 敦司
教 授
小林 由則
教 授
加藤 千幸
生産技術研究所,熱流体システム制御工学
エネルギー変換,エネルギー変換機器の高効率化,非定常乱流現象の数値解析と制御,
空力騒音の予測と制御 , 超大規模数値シミュレーション技術
教 授
丸山 茂夫
工学系研究科,分子熱工学
カーボンナノチューブの科学と応用技術,分子動力学,界面の熱輸送,太陽電池,燃料電池
教 授
鈴木 雄二
工学系研究科,熱流体工学
マイクロエネルギー,環境発電(エネルギーハーベスティング),燃焼場における壁面効果,
マイクロ熱流体システム,熱流体機器の最適設計
※
※
生産技術研究所,低炭素社会エネルギー工学, 低炭素社会実現のロードマップ,高効率発電技術,燃料電池,バイオマス発電,波力発電,
加工工学
電力系統の安定化,省エネ加工技術
工学系研究科,GMSI プログラム
電子機器の熱問題,数値解析・統計手法・最適化技術の設計適応,
6sigma による研究開発プロジェクト支援
次世代を牽引する人材育成に関する企画実践・調査研究
※
生産技術研究所,
エネルギー・物質生産プロセス工学
エネルギー変換,電池・燃料電池,クリーンエネルギー,コプロダクション,
エクセルギー再生技術,物質・エネルギー環,エネルギー戦略
※
低炭素社会実現のロードマップ,高効率発電技術,石炭ガス化複合発電(IGCC,IGFC)
,
生産技術研究所,先端エネルギー変換工学,
燃料電池複合発電,エクセルギー再生,クリーンエネルギー,バイオマス発電,
炭化水素資源高度利用工学
電力系統の安定化
※
※印は平成29年度に修士課程および博士課程の指導教員として志望できない教員。
また、◎印は、平成29年度に博士課程の指導教員として志望できない教員。
本教員一覧は平成28年4月現在のものであり、今後変更の可能性があります。
熱・流体分野
職名
教員氏名
本務先と担当分野
研究内容
教 授
鹿園 直毅
生産技術研究所,熱エネルギー工学
固体酸化物形燃料電池,蒸気エンジン,ヒートポンプ
教 授
末永 和知
産業技術総合研究所,ナノマテリアル,
原子レベル計測
最先端透過型電子顕微鏡の開発,低次元物質の光学特性および輸送特性測定,
電子線エネルギー損失分光法による単分子・単原子分析技術,
ナノマテリアルの原子レベル欠陥構造解析
教 授
高木 周
工学系研究科,流体工学
生体流体力学,計算力学,混相流,分子熱流体力学,マイクロ流体力学,超音波医療工学
教 授
白樫 了
生産技術研究所,相変化熱工学
生体の長期高品位保存,熱輸送デバイス,バイオトランスポート,結合水と熱物性測定,
応用誘電分光
教 授
大宮司 啓文
工学系研究科,エネルギーシステム工学
ナノ・マイクロ熱流体工学,機能性材料,環境技術,エネルギーシステム
教 授
杉山 和靖
大阪大学大学院基礎工学研究科,
数値流体力学
ハイパフォーマンスコンピューティング,流体力学,計算力学,混相流,マイクロ流体力学
教 授
東 隆
医学系研究科,超音波医療工学
超音波 CT,超音波治療,超音波モニタリング,医療用マイクロバブル,医療用ナノ液滴
教 授
松尾 豊
University of Science and Technology
of China(USTC),光電変換科学,
ナノ材料科学
有機無機ハイブリッド太陽電池,ナノカーボン材料の修飾,光エネルギー変換
准教授
塩見 淳一郎
工学系研究科,熱エネルギー工学
ナノスケール熱・物質輸送,界面熱・流体工学,熱電エネルギー変換,蓄熱技術,放熱技術,
電気運動現象
准教授
長谷川 洋介
生産技術研究所,界面輸送工学
逆問題解析,乱流輸送現象の最適制御,熱流体システムにおける形状最適化,
計測とシミュレーションの融合,塗布乾燥プロセスにおける微粒子自己配列化
准教授
千足 昇平
工学系研究科,分子熱工学
カーボンナノチューブの合成と応用,ナノ材料,光学物性・計測,ナノ構造界面,複合材料,
光電変換デバイス
准教授
児玉 高志
工学系研究科,熱エネルギー工学
単一ナノ構造材料の伝熱特性や熱電変換能の解明,ナノ領域の熱伝導特性計測技術の開発,優
れた熱伝導性を有した新規ナノ構造材料の創製と産業応用
講 師
森本 賢一
工学系研究科,熱流体工学
熱流動の最適設計・最適制御,マイクロ熱流体システム,相変化熱プロセス
講 師
杵淵 郁也
工学系研究科,流体工学
分子熱流体力学,希薄気体流れ(マイクロ気体流れ),ナノスケール熱流動現象,
固体高分子形燃料電池
※
※
Department of Mechanical Engineering, The University of Tokyo
教員一覧
機力・制御分野
職名
教員氏名
本務先と担当分野
研究内容
◎
工学系研究科,システムズメカニクス,
小型分散エネルギーシステム
バイオマス対応マイクロガスタービン / ガスエンジン発電システム,マイクログリッド,
小型高速ターボ機械の振動,エネルギー変換機器の耐震設計,居眠り運転事故防止技術,
道路交通騒音,航空機騒音,血行力学とその応用
※
新領域創成科学研究科,生活支援工学,
ヒューマンマシンインタフェース
交通安全,福祉工学,支援機器,高齢化対応技術
生産技術研究所,制御動力学
自動車・鉄道車両の運動力学と制御,ITS,LRT,パーソナルモビリティ・ビークル,
ドライビングシミュレータ,アクティブサスペンション,路面・タイヤ,
レール・車輪の接触力学,快適性の評価
工学系研究科,運動力学,運動制御
自動車の運動力学,鉄道車両の運動力学,ITS
生産技術研究所,
モビリティ・フィールドサイエンス
準静電界を用いたモビリティ通信,センシング基礎研究,微細構造による準静電界制御技術,
生体における感覚器官の微細構造と電界の研究
教 授
金子 成彦
教 授
鎌田 実
教 授
須田 義大
准教授
藤岡 健彦
准教授
滝口 清昭
准教授
中野 公彦
情報学環・学際情報学府,
生産技術研究所(兼務),
機械生体システム制御工学
車両,振動,制御,生体信号解析,ヒューマンファクタ,ドライビングシミュレータ,
パーソナルモビリティ
准教授
山崎 由大
工学系研究科,動力エネルギーシステム工学
小型分散型エネルギー工学,エンジンダイナミクス,エンジン制御,エンジン燃焼,
バイオマス燃料
准教授
小竹 元基
新領域創成科学研究科,生活支援工学,
アシスティブテクノロジ
移動支援技術,ヒューマンインターフェイス,ユニバーサルデザイン,
アクティブセイフティ技術,ドライバディストラクション
※
※
※
設計・生産分野
職名
教員氏名
※
本務先と担当分野
研究内容
生産技術研究所,創成加工工学
航空機の生産加工技術,薄膜センサ,薄膜のマイクロ3次元造形,
表面の微細構造と加工のトライボロジー
感性工学,デザインエンジニアリング
予想感性工学,デザインエンジニアリング,デザインシンキング理論,
センシング・デザイン理論
教 授
帯川 利之
教 授
中川 聰
教 授
光石 衛
工学系研究科,医療用ロボティクス,
生産工学
コンピュータ統合手術支援システム,知能化生産システム,ナノバイオ・インテグレーション,
ナノ・マイクロ加工
教 授
中尾 政之
工学系研究科,ナノ・マイクロ加工,
創造設計学
ナノ・マイクロ加工,加工の知能化,科学器械の微細化,失敗学,創造設計学
教 授
山中 俊治
生産技術研究所,デザインエンジニアリング
プロダクト・デザイン,インタラクション・デザイン,未踏領域における先導型プロトタイピング,
バイオメカニクス・デザイン,メディア・アート,パーソナル・ファブリケーション
※
※印は平成29年度に修士課程および博士課程の指導教員として志望できない教員。
また、◎印は、平成29年度に博士課程の指導教員として志望できない教員。
本教員一覧は平成28年4月現在のものであり、今後変更の可能性があります。
設計・生産分野
職名
教員氏名
※
本務先と担当分野
研究内容
工学系研究科,ナノ・マイクロ加工,
創造設計学,建設機械
ナノ ・ マイクロ加工,情報機器,建設機械,トライボロジ,失敗学,創造設計
教 授
濱口 哲也
教 授
柳本 潤
生産技術研究所,高次機能加工学,
塑性加工学,素形材工学
変形加工の力学解析と圧延理論,CFRP 薄板の成形加工と接合による超軽量構造の創製,
航空機用素形材加工および耐熱合金の鍛造加工,
超高速多段圧縮試験による材料組織変化の定量化(材料ゲノムの解読)
教 授
村上 存
工学系研究科,設計工学
設計工学,ヒューマンウェア工学,設計知識マネジメント技術,デザイン・イノベーション
教 授
北島 宗雄
長岡技術科学大学,経営情報系,認知科学
人の認知をもとにした機械・システム・サービスの設計
教 授
割澤 伸一
新領域創成科学研究科,ナノメカ二クス,
人間環境情報学
ナノメカニカル振動子,生体情報センシング,人間行動分析手法,
ウエアラブルヘルスケアシステム構築法
教 授
杉田 直彦
工学系研究科,生産工学,医用加工・計測学
切削加工,硬脆材精密加工,生体組織加工,医療工具,医用 CAD/CAM,医用ロボティクス,
生体計測
准教授
ドロネー・
ジャンジャック
工学系研究科,ナノ材料,計測・センサ工学
ナノ構造の創成,マイクロ・ナノ加工,ナノ領域における電子の振る舞い,プラズモニクス,
ガスクロマトグラフィ,水分子の分解反応
准教授
中島 義和
工学系研究科バイオエンジニアリング専攻, コンピュータ統合医用システム,高次元医用画像解析,
医用画像工学,医用システム工学
バイオメディカル・インフォマティックス
准教授
土屋 健介
生産技術研究所,微細加工,微細組立
微細転写加工,ビーム加工,微細組立技術,医療工具,創造設計学
准教授
柳澤 秀吉
工学系研究科,設計工学,感性設計学
感性設計論,設計支援システム,デライトデザイン,ロングラスティングデザイン,
感覚情報の意味論的転回,クロスモーダル感性,期待効果,材質感のデザイン
准教授
福井 類
新領域創成科学研究科,ロボット工学,
人間協調機械,建設機械
知能ロボット,メカトロニクス,ヒューマンコンピュータインタラクション
准教授
長藤 圭介
工学系研究科,生産技術,ナノ材料加工学
ナノインプリント,ナノワイヤ,光学素子,エネルギデバイス,建設機械
准教授
荒田 純平
九州大学,医療ロボット工学
装着型ロボット,手術支援ロボット
講 師
上田 一貴
工学系研究科,認知神経科学
脳機能計測を用いた製品の魅力評価メカニズムの解明,
創造的思考に関わる認知神経メカニズムの解明と発想支援技術
講 師
米谷 玲皇
工学系研究科,ナノメカ二クス,
ナノ加工・計測学
ナノ構造創製工学,極微細加工,ビーム応用加工 , 自己組織化,ナノ機械物性,ナノ振動子,
極限センシング
※
※
※
Department of Mechanical Engineering, The University of Tokyo
教員一覧
バイオ分野
職名
教員氏名
本務先と担当分野
◎
研究内容
工学系研究科バイオエンジニアリング専攻, バイオナノテクノロジー,バイオマニピュレーション,誘電泳動,分子操作,
バイオナノテクノロジー
マイクロ化学分析システム,電気力学
教 授
鷲津 正夫
教 授
牛田 多加志
工学系研究科,バイオメカニクス
生体工学,医用工学,再生医工学,メカノバイオロジー,生体材料学
教 授
大島 まり
情報学環・学際情報学府,
生産技術研究所(兼務),生体流体工学
計算バイオメカニクス,マルチスケール・マルチフィジックスシミュレーション,マイクロ流体,
流体計測,医療支援工学
教 授
佐藤 文俊
生産技術研究所,計算生体分子科学
量子生体化学,分子軌道法,密度汎関数法,生体分子反応解析,新規酵素設計
准教授
古川 克子
工学系研究科バイオエンジニアリング専攻,
人工臓器学,再生医工学,メカノバイオロジー,バイオレオロジー
再生医工学
准教授
小穴 英廣
工学系研究科,バイオナノテクノロジー
准教授
原田 香奈子
※ 工学系研究科バイオエンジニアリング専攻,
医療用ロボティクス
バイオナノテクノロジー,マイクロ生化学分析システム,ソフトマター物理,生物物理工学
医用工学,医療ロボティクス,医用システム,医療機器評価
固体力学・材料分野
■ 加藤 孝久
URL: http://www.sstl.t.u-tokyo.ac.jp/kato/
職名:教授
<研究分野>
表 面 科 学 と ト ラ イ ボ ロ ジ ー の 研 究 室(Surface Science and Tribology
Laboratory, SSTL)では,物理的・化学的手段を用いて,表面の機能を最大限
引き出すことを目標としている.例えば,固体表面の形状・形態・強度・エネル
ギー・吸着膜を制御することによって,環境負荷の低い表面を作り出すための研
究開発を行っている.
本務先:工学系研究科
担当分野:表面工学,機械材料学,
トライボロジー
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. ダイヤモンドライクカーボンコーティングによる超低摩擦表面の開発
2. 電子ビーム照射による金属ナノ粒子の表面配列の研究
3. 水素雰囲気での超潤滑性の発現の研究
4. 自己組織化単分子膜による表面エネルギー制御の開発
5. 液体ナノ薄膜のレオロジー特性評価に関する研究
表面科学とトライボロジーの研究室
http://www.sstl.t.u-tokyo.ac.jp/
自己組織化単分子膜の原子間力顕微鏡像
■ 酒井 信介
URL: http://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:構造信頼性工学,
リスクベース工学
e-mail:
[email protected]
<研究分野>
酒井・泉研究室では,材料力学・有限要素法・破壊力学・信頼性工学をベースに
構造物の強度・信頼性に関する研究を幅広く行っている.メンテナンスへの応用が
注目されているリスクベース工学,有限要素法・転位動力学・分子動力学を組み合
わせたナノからマクロまでの材料強度のマルチスケールシミュレーション,マイク
ロ/マクロスケールの材料強度試験などが現在の研究分野である.これらの研究は
基盤技術として,共同研究を通じ,航空/宇宙,半導体,MEMS,鉄道車両,発電所,
化学プラント等に適用されている.
<研究テーマ>
1. リスクベースメンテナンスへのベイズの定理の応用
2. クリープボイドの EBSD による三次元解析
3. 鉄道信号設備の効率的な保全手法に関する研究
4. 有人宇宙飛行安全性
5. 宇宙機接触・摩擦に関する研究
クリープボイドの EBSD による三次元観察
ベイズ定理に基づく減肉率分布の更新
■ 吉川 暢宏
URL: http:// www.young.iis.u-tokyo.ac.jp/
連続体力学の枠組みでは適切な強度評価が難しいと考えられてきた,炭素繊維強化複合
材料(CFRP)
,生体材料など非均質性が支配的な材料に関して,メゾスケール有限要素
シミュレーションを基軸とした方法論の適用可能性を検討している.
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:マルチスケール固体力
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 燃料電池自動車用高圧水素容器の最適設計
軽量化と強度信頼性を両立させる最適設計をメゾスケールパラメータ規準で探索する
シミュレーション手法を開発している.
2. CFRP 製ジェットエンジンの開発
軽量高性能ジェットエンジンの開発をサポートするためマルチスケールシミュレー
ションによる CFRP ファンブレードの耐衝撃強度評価方法を開発している.
3. 熱可塑性 CFRP の成形シミュレーターの開発
成形性の高さを活かし自動車や航空機の構造部品への適用が期待されている熱可塑性
CFRP に関して,加熱/プレス成形後の形状および内部構造を高精度で予測するため
のシミュレーションソフトウエアを開発している.
CFRP 製ジェットエンジンファンブレー
ドのバードストライクシミュレーション
燃料電池自動車用 CFRP 製超高圧水素
容器のメゾスケール強度評価
■ 泉 聡志
URL: http://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:計算材料科学,CAE
<研究分野>
酒井・泉研究室では,材料力学・有限要素法・破壊力学・信頼性工学をベース
に構造物の強度・信頼性に関する研究を幅広く行っている.メンテナンスへの
応用が注目されているリスクベース工学,有限要素法・転位動力学・分子動力学
を組み合わせたナノからマクロまでの材料強度のマルチスケールシミュレーショ
ン,マイクロ/マクロスケールの材料強度試験などが現在の研究分野である.こ
れらの研究は基盤技術として,共同研究を通じ,航空/宇宙,半導体,MEMS,
鉄道車両,発電所,化学プラント等に適用されている.
ボルトゆるみ機構三次元有限要素法解析
1.0b
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. マルチスケールシミュレーション
2. ボルト締結体のゆるみ機構の三次元有限要素法解析
3. 薄膜の応力問題への分子動力学・有限要素法解析の応用
60 deg.
screw
0.3b
b
60 deg.
1700 steps
シリコンの転位生成の分子動力学解析
■ 崔 埈豪
URL: https://sites.google.com/site/jchoiut/
職名:准教授
<研究分野>
表 面 科 学 と ト ラ イ ボ ロ ジ ー の 研 究 室(Surface Science and Tribology
Laboratory, SSTL)では,物理的・化学的手段を用いて,表面の機能を最大限引き
出すことを目標としている.例えば,固体表面の形状・形態・強度・エネルギー・吸
着膜を制御することによって,環境負荷の低い表面を作り出すための研究開発を行っ
ている.
マイクロギヤへの三次元 DLC コーティング
本務先:工学系研究科
担当分野:表面工学、薄膜、
トライボロジー
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. DLC(Diamond-Like Carbon)膜の三次元コーティングおよび評価技術の確立
2. プラズマ手法を用いたナノカーボン材料の創生とその機械的特性に関する研究
3. 固体薄膜の超潤滑特性
4. 自己組織化単分子膜による固体表面の疎水化・低摩擦化
5. 液体超薄膜のナノレオロジー特性に関する研究
開発したナノレオメータ
■ 梅野 宜崇
URL: http://www.cmsm.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:微小材料強度学,材料物
性学,計算材料科学
e-mail:
[email protected]
微小材料の機械的特性解明のための分子動力学解析,マルチスケール解析に
よる材料の変形・破壊シミュレーション,第一原理計算によるひずみ ‐ 物性の
マルチフィジックス解析などを行っている.現在の主な研究テーマは,
1. 第一原理計算による結晶材料の理想強度解析
2. カーボンナノチューブの変形に関する原子・電子モデル解析
3. ポリマーの変形・破壊のマルチスケール解析
4. セラミックス耐環境コーティングの有限要素法解析
5. パワー半導体デバイス材料の変形・破壊の分子動力学解析
6. 固体酸化物形燃料電池(SOFC)燃料極の原子モデル解析
などである.
理想変形を受ける SiC 結晶の第一原理解析
熱・流体分野
■ 横川 晴美
URL: http://www.yokokawa.iis.u-tokyo.ac.jp
高温材料熱力学と速度論を用いて高温電気化学変換装置の材料問題の克服,耐
久性の向上に取り組んでいる.特に,変換効率が高く,小容量から大容量まで,
定置用から移動体までと応用の幅が広い固体酸化物形燃料電池の実用化に必要な
研究を行っている.
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:電気化学エネルギー変換
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 固体酸化物形燃料電池(SOFC)の劣化機構解明と寿命向上
2. 燃料電池・電解の熱力学的考察
3. 熱力学データベースの拡張と応用技術の発展
多 元 Ni-C-O-H 系 に お け る Ni-S 相 互 作 用.
SOFC 稼働下で燃料極 Ni が硫黄被毒を受け
液体化する可能性を示唆
■ 荒川 忠一
URL: http://navier.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
<研究分野>
流体工学・数値流体力学を基礎として,風車まわりの流れの解析,風況予測,
洋上風車に向けたデザインなどを提案する.具体的には,大規模数値シミュレー
ションを駆使しながら,風車プロペラの流れを解析し,高周波騒音の小さな翼型
を提案し,さらに,ナセルやタワーなどの干渉を明らかにする.さらに,深い海
に設置される浮体式洋上風車を目指し,搖動状態における超大型風車の性能解析
を進めている.
共同研究による高効率小型風車
担当分野:流体工学,
風車・数値流体力学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 風車まわりの大規模数値解析と騒音予測
2. ウィンドファームにおける風況予測
3. 洋上風車に向けた超大型風車の基本設計
4. 日本における風力エネルギー導入の促進
5. 流体力学を駆使したメディアアート
大規模解析によるプロペラ空力解析
■ 橋本 彰
URL: http://www. www.hashimoto-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
<研究分野>
低炭素社会を目指す気運が高まる中,2010 年に改訂されたエネルギー基本計
画を実現するべく,大規模な電源設備や電力設備の一層の高度化を図ると共に,
自然エネルギーや新技術の大量導入にも対応できる安全で信頼性が高く,且つエ
ネルギーセキュリティーの高い新しいシステムの構築を可能とする技術の創生を
目指している.
本務先:生産技術研究所
担当分野:低炭素社会エネルギー
工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 低炭素社会実現のためのロードマップ
2. 究極の高効率発電システム
3. バイオマスエネルギーの活用
4. 波力発電と漁船の電動化(金子研究室との共同研究)
5. 自然エネルギー活用時の発電量変動対策
6. 低温排熱の利用技術
トリプル複合発電システム
■ 横野 泰之
URL: http://www.mechasys.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:GMSI プログラム,教育
手法・評価
電子機器やエネルギー機器に対して,設計のプロセスに応じた数値解析手法の適用
を検討するとともに,統計手法によるロバスト設計や遺伝的アルゴリズムによる多目
的最適化設計の適応を図っている.
6sigma 手法により,研究開発課題を可視化しその解決を図っている.ここでの
6sigma 手法は,製造段階における品質管理のみを意味するものではなく,経営課題
解決や顧客要求から実験計画や最適化まで含んだ開発プロセス全般に及ぶものである.
将来の産業界・学術界のリーダーとなる基礎素養・専門知識・リテラシー・コンピ
テンシーを兼ね備えた国際競争力の高い若手研究者を目標とした人材育成に取り組ん
でいる.
パワー半導体の多目的最適化
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 電子機器,エネルギー機器に関する数値解析・統計手法・最適化技術の設計適応
2. 6sigma による研究開発プロジェクト支援
3. 次世代を牽引する人材の育成に関する企画・実践を通じた調査研究
6sigma による信頼性設計
■ 堤 敦司
URL: http://www.energy.iis.u-tokyo.ac.jp/tsutsumi/
職名:教授
本研究室では,1)エネルギーと物質の併産(コプロダクション)
,2)質の悪いエ
ネルギーのアップグレード(エクセルギー再生),3)物質とエネルギーの循環シス
テムの構築(物質・エネルギー再生)を基幹とした要素技術開発を行い,持続型社会
の構築を目的として研究開発を行っている.物質とエネルギーの流れを俯瞰的に捉え,
新しいエネルギー工学の理論を確立し,応用研究を広いエネルギー分野において展開
し,エネルギー工学体系化を図る.
燃料電池/電池
(FCB)
本務先:生産技術研究所
担当分野:エネルギー・物資生産プ
ロセス工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1.
エクセルギー損失と CO2 排出を最小化するエネルギー・物質コプロダクション
2.
バイオマス・石炭のエクセルギー再生ガス化:A-IGCC/IGFC 用ガス化炉の開発
3.
自己熱再生熱循環システムの開発:自己熱再生蒸留,バイオマス乾燥
4.
エネルギースパークリングを可能とする大容量・高出力燃料電池/電池(FCB)の開発
5.
超臨界流体技術によるナノ粒子プロセッシング
大型ガス化炉
バイオマスガス化
試験装置
■ 小林 由則
URL: http://www.kobayashi-lab.iis.u-tokyo.ac.jp
<研究分野>
化石燃料の高効率利用,エネルギー源の分散化,そして再生可能な自然エネルギー
の合理的な活用,更にはこれらエネルギーのベストミックス等々に於いて,我が国の
エネルギー・環境関連の問題に大きく寄与すると共に,産学連携の成果を最大限に上
げて,地球環境の改善に取り組むべく,先端エネルギー変換技術の研究を行っている.
燃料電池複合発電システム
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:炭化水素資源高度利用工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 燃料電池複合発電システム
2. 褐炭乾燥技術
3. 石炭ガス化燃料電池複合発電
石炭ガス化複合発電
■ 加藤 千幸
URL: http://ckatolab.iis.u-tokyo.ac.jp/
本研究室では,スーパーコンピュータ京を駆使した大規模な数値シミュレーション
手法とソフトウェアの研究開発,および,ターボ機械,自動車,船舶などを対象と
して,企業コンソーシアムプロジェクトや共同研究を介してその実用化を推進してい
ます.また,乱流モデルやキャビテーションモデルに関する基礎研究や低騒音風洞を
利用して非定常流れや発生する音に関する基礎研究も実施しています.
職名:革新的シミュレーション
研究センター長・教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:熱流体システム制御工学
e-mail:
[email protected]
<主な研究テーマ>
1. 大規模な数値シミュレーションの方法論とソフトウェア研究開発
2. 乱流モデル,キャビテーションモデルなどの基礎研究
3. 自動車の非定常空力解析,ターボ機械の非定常流動現象の解明
4. マイクロガスタービンなどの動力エネルギー機器の研究開発
320 億格子を用いた船体回りの流れの
直接計算
■ 丸山 茂夫
URL: http://www.photon.t.u-tokyo.ac.jp/~maruyama/index-j.html
職名:教授
単層カーボンナノチューブやグラフェンの生成メカニズムについて,CVD
法(化学気相成長法)による合成実験と分子シミュレーションの両面から検
討する.また,ナノチューブやグラフェンなどのナノスケール材料の驚異的
な性質をマクロな新しいデバイス(太陽電池,燃料電池,透明導電膜,熱デ
バイス,光学素子,トランジスター,センサー)として活用し,低炭素社会
の実現を目指す.
グラフェン
本務先:工学系研究科
担当分野:分子熱工学
e-mail:
[email protected]
単層カーボン
ナノチューブ
<研究テーマ>
1. アルコール CVD 法によるグラフェンの合成制御と分光評価
2. アルコール CVD 法による垂直配向単層カーボンナノチューブの合成
3. 単層カーボンナノチューブのパターン合成
4. 単層カーボンナノチューブを用いたによる太陽電池開発
カーボンナノチューブーペロブスカイト太陽電池
■ 鈴木 雄二
URL: http://www.mesl.t.u-tokyo.ac.jp
熱流体工学と新奇性の高い MEMS 製作技術を基盤として,携帯電子機器のた
めの付加価値の高いマイクロ・エネルギーデバイスの創造,燃焼現象の解明,熱・
物質輸送を伴う熱流体機器の最適設計・制御法の提案を行っている.
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:マイクロエネルギー,環
境発電,燃焼場における壁面効果,
マイクロ熱流体システム,熱流体機
器の最適設計
e-mail:
<研究テーマ>
1. エレクトレットを用いた MEMS 環境振動発電デバイスの開発
2. 近接場効果を用いた熱放射制御デバイスの開発
3. 地熱発電のための高性能作動流体・熱交換器の開発
4. マイクロ・ナノスケールの熱流動・伝熱の最適制御・最適設計
5. レーザー計測と MEMS 技術の融合による,火炎と壁面の干渉における化学
的消炎メカニズムの解明
MEMS 技術を用いたエレクトレット
振動発電器
[email protected]
化学的消炎効果のレーザー計測のための
石英製マイクロ燃焼器
■ 鹿園 直毅
URL: http://www.feslab.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:熱エネルギー工学
e-mail:
[email protected]
本研究室では,持続可能な社会を実現するために欠かせない次世代エネ
ルギー変換機器の研究を行っている.特に,800℃程度の高温で作動する
固体酸化物形燃料電池(SOFC),低温度差の蒸気エンジンやヒートポンプ
システムに関する研究を行っている.
固体酸化物形燃料電池(SOFC)では,電極過電圧測定,集束イオンビー
ム走査型電子顕微鏡による 3 次元微細構造の再構築,格子ボルツマン法や
フェーズフィールド法による数値シミュレーション等を行っている.電極
の活性や信頼性を向上させるために不可欠な情報である電極微細構造と電
極性能の関連を,定量的に明らかにしている.
SOFC 燃料極の酸化物イオンポテンシャルおよび電流線
■ 末永 和知
URL: https://staff.aist.go.jp/suenaga-kazu/
材料の性質を原子レベルで理解するために,原子レベルイメージングを
可能にする最先端透過型電子顕微鏡の開発と,それを用いたナノマテリア
ル物性評価の研究を進めている.とくに単原子感度をもつ元素分析法や単
分子イメージング法などの手法開発にも取り組んでいる.
職名:教授
本務先:産業技術総合研究所
担当分野:ナノマテリアル,
原子レベル計測
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 最先端透過型電子顕微鏡の開発
2. 低次元物質の光学特性および輸送特性測定
3. 電子線エネルギー損失分光法による単分子・単原子分析技術
4. ナノマテリアルの原子レベル欠陥構造解析
二次元グラフェン膜に固定された Cr 単原子
と Fe 単原子の電子顕微鏡像と構造モデル
■ 髙木 周
URL: http://www. http://www.fel.t.u-tokyo.ac.jp/~takagi/takagi.html
バイオ・医療応用から環境関連技術まで流体力学の関連する幅広いテーマ
で研究を行なっている.生命体をはじめとして,分子スケールから連続体ス
ケールまで様々なスケールの現象が相互作用しながら全体像が決定される階
層問題に対して,理論・数値計算・実験と様々な手法を用いて研究を行なっ
ている.
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:生体流体力学,計算力学,
混相流
e-mail:
<研究テーマ>
1. 次世代スパコンによる人体のシミュレーション
2. 気泡流のマルチスケール解析
3. 超音波の医療応用
[email protected]
次世代スパコンにおける人体シミュレータの開発
■ 白樫 了
URL: http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/˜aa21150
食物や生体内部の分子∼細胞スケールの速度過程(Biotransport)や相変化を含んだ熱物質
輸送の解析 ・ 計測 ・ 制御を通して,バイオ(食 ・ 医療)またはエネルギーにかかわる以下の研
究対象 - 関連テーマに取り組んでいる.
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:相変化熱工学
e-mail:
[email protected]
<研究対象>
• 食物,タンパク質や細胞等の“なまもの”材料や生命の劣化の機序と抑制法とは?(研究テー
マ 1, 2, 5)
• マイクロチャネルをどの様に集積すると,高効率なエネルギー機器やバイオデバイスができ
るのか?(研究テーマ 3, 4)
• 含水材料の水の分子運動緩和や水素結合の測定から,
マクロな材料特性が予測できるか?
(研
究テーマ 2, 5)
<研究テーマ>
1. 細胞膜輸送促進による耐凍結・乾燥保護物質の細胞内への導入
2. ガラス化による臨床検体や検査用タンパク質の高品位常温乾燥保存法の設計と開発
3. 高密度微細パターンニングしたマイクログルーブによる高解像度冷却に関する研究
4. 小型熱デバイス(電子機器用の熱輸送・温度制御デバイス)
5. 皮膚 ・ 食物 ・ 高分子等の熱 ・ 物質輸送特性に影響を及ぼす結合水の分子運緩和時間分布
の測定
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Acrylic plate
Material
Water film
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~8 psec
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1msec
䡚1nsec
Co-axial electrode
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■ 大宮司 啓文
URL: http://www.thml.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:エネルギーシステム工学
e-mail:
熱流体工学を基礎として,エネルギーと環境の技術を研究している.特に,機
能性材料をエネルギーシステムに適用し,エネルギー利用効率を高めることに取
り組んでいる.デシカント空調システム,蓄熱システム,電池システムなどが研
究の対象である.様々な機能性材料をエネルギーシステムに適用するためには,
材料のスケールでエネルギー変換,輸送,貯蔵の基礎原理を理解することが必要
であり,分子スケール,ナノスケールの熱・物質・電荷移動現象を主要な研究テー
マとしている.また,中空マイクロカプセルなどマイクロスケールの機能性材料
の設計・製作やマクロスケールのエネルギーシステムにおける熱流体的問題の解
決にも取り組んでいる.
メンポーラスシリカ細孔内部の水の吸着・移動現象
[email protected]
<研究テーマ>
1. メソポーラスシリカのデシカント空調システムへの応用
2. ナノ細孔内部における水の吸着・移動現象の解析と制御
3. ナノ細孔内部のイオン移動に関する研究
4. マイクロバブルを利用した中空マイクロカプセルの製造
マイクロバブルを利用した中空ポリ乳酸マイクロ
カプセルの製造
■ 杉山 和靖
URL: http://flow.me.es.osaka-u.ac.jp/
界面が関与する様々な流動現象を対象として,マルチスケール・マルチフィジッ
クスの性質を考慮したモデル化や,超並列計算に適した数値解析手法の開発など,
予測技術の整備を進めている.また,受動的・能動的機能の活用,制御の観点に
立ち,応用を見据えた研究も行なっている.
職名:教授
本務先:大阪大学大学院基礎工学
研究科
担当分野:流体工学,計算力学
e-mail:
<研究テーマ>
1. 分散性混相流,キャビテーションの数値解析
2. 流体・構造 / 膜連成解析
3. 大規模数値シミュレーション
気泡流乱流の数値計算
[email protected]
血流シミュレーション
■東 隆
URL: http://www.fel.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
次世代の超音波診断及び治療技術の研究開発を行っている.超音波診断
(イメー
ジング)技術としては乳癌早期検出技術の実用化を目指している.また,高齢化
社会への対応のため,より小型なシステムの開発を行い,病院内だけでなく家庭
でも使用可能な在宅診断の実現を目指す.治療技術としては,集束超音波を用い
た,癌を切らずに治す低侵襲治療や,薬剤の患部への送達率を向上するドラッグ
デリバリー技術の研究を行っている.
本務先:大学院医学系研究科
担当分野:超音波医療工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 超音波イメージング技術の研究開発
2. 超音波治療システムの研究開発
3. 超音波ドラッグデリバリーシステムの研究
4. 在宅看護やヘルスケアのための超音波計測技術の開発
超音波 CT とその撮像結果(上)
及び超音波治療システム(下)
■ 松尾 豊
URL: http//www.matsuo-lab.net
職名:教授
本務先:University of Science
and Technology of
China (USTC)
担当分野:光電変換科学,
ナノ材料科学
e-mail:
[email protected]
新規物質の合成からアプローチする有機系太陽電池の開発に取り組んで
いる.とりわけ,フラーレン誘導体,カーボンナノチューブ,グラフェン
等のナノカーボン材料を発電層や電極に用いる太陽電池の開発に注力して
いる.企業との共同研究,国際的な共同研究を行いながら,物質化学から
応用物理,デバイス工学に跨がる分野横断的な研究を展開し,効率,耐久性,
コスト優位性のバランスが優れる真に実用化が可能な次世代太陽電池の創
出を目指している.
<研究テーマ>
1. ナノカーボン材料を用いた有機系太陽電池の開発
2. 新規フラーレン誘導体の開発
3. 有機材料,無機材料,ナノカーボン材料の長所を活かした薄膜エレク
トロニクスデバイスの研究開発
(上)
有機薄膜太陽電池デバイス(中)
日本科学未来館に
展示された有機薄膜太陽電池(下)フラーレン誘導体
■ 塩見 淳一郎
URL: http://www.phonon.t.u-tokyo.ac.jp/
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職名:准教授
本務先:工学系研究科
天然資源から得られるエネルギーの多くは利用されずに熱として排熱されてお
り,持続的社会の実現に向けてはこの排熱を輸送したり,蓄えたり,他のエネル
ギー形態(電気など)に変換したりして有効利用する技術が重要です.私達のグ
ループでは,分子から連続体へのマルチスケールな視点から熱輸送,断熱,蓄熱,
変換性能に優れたナノ構造材料を設計・開発する(フォノンエンジニアリング)
を駆使して,熱エネルギーの有効利用へ貢献することを目指しています.また,
同様の手法を用いて,界面を含む熱流動現象の研究も行っています.
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担当分野:分子熱工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. ナノ構造材料の開発(熱伝導,断熱,熱電変換応用)
2. マルチスケール解析 / 情報科学による材料設計 / 探索
3. ナノスケールの分解能を有する熱計測技術の開発・応用
4. ソフトマター(高分子や液晶など)材料の高熱機能化
5. 固液界面の熱流動現象(濡れ,沸騰,凝縮)の制御
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■ 長谷川 洋介
URL: http://www.ysklab.iis.u-tokyo.ac.jp
職名:准教授
<研究分野>
通常の順問題では,与えられた条件下において,その結果として生じる
現象や性能を予測する.一方,逆問題では,結果や性能が与えられた時に,
その原因やより高い性能を得るための設計指針を明らかにする.本研究室
では,熱流体現象における様々な逆問題に取り組んでいる.また,生産技
術に関わるミクロな熱流体現象の解明,制御に関する研究も進めている.
本務先:生産技術研究所
担当分野:界面輸送工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 乱流輸送現象の最適制御
2. エネルギー機器の複雑3次元形状の最適化
3. 生体内血管網形成プロセスの血行学的解釈
4. 移動ロボット群を用いた海底環境逆推定
5. 塗布乾燥プロセスにおけるマイクロ粒子自己配列化
乱流輸送現象の最適制御
血管網形成プロセスの
解明とモデリング
移動ロボット群による
海底環境逆推定
■ 千足 昇平
URL: http://www.photon.t.u-tokyo.ac.jp/~chiashi/index.html
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:分子熱工学
e-mail:
[email protected]
<研究分野>
カーボンナノチューブは直径が数 nm,長さは数 mm と非常に細長く,その
構造に由来し多くの興味深い物理特性を示す.また,高い化学的安定性や機械
強度も持つナノテクノロジーにおける中心的な材料の 1 つである.カーボンナ
ノチューブなどナノ材料を中心とし,ナノ材料自身の物性,ナノ材料と他の物
質が形成する界面構造,ナノスケールでの物理・化学的現象等を理解し,ナノ
オーダーや分子レベルでのナノテクノロジー技術の開発・応用を目指していく.
3 Pm
850
<研究テーマ>
1. カーボンナノチューブの合成技術開発およびその光学物性分析
2. カーボンナノチューブと材料との界面構造の理解と物性評価
3. カーボンナノチューブのエネルギー・電子デバイス応用
O
ex
(nm 700
) 1100
1200
)
O HP (nm
1300
■ 児玉 高志
URL: http://www.phonon.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:熱エネルギー工学
e-mail:
シリコンナノワイヤやカーボンナノチューブといった微細加工技術や化学合成
によって作り出されたナノ構造材料は,自然界に存在するバルク材料とは異なる
ユニークで多彩な固体伝熱特性を有しており,高性能の熱電変換素子や冷却材料,
超断熱薄膜など様々な産業デバイスへの応用が期待されている.
本研究では,ナノファブリケーション技術を駆使することで様々なナノ材料の
熱伝導率計測用サスペンドデバイスを準備し,その伝熱特性を単一分子レベルで
計測する.そしてそれらの伝導メカニズムを解明し,次世代材料の創製に貢献す
ることを目指す.
伝熱特性計測デバイスのサスペンド構造
[email protected]
<研究テーマ>
1. 単一ナノ構造材料の伝熱特性や熱電変換能の解明
2. 新しいナノ領域の熱伝導特性計測技術の開発
3. 優れた熱伝導性を有した新規ナノ構造材料の創製と産業応用
電子線描画装置により加工されたシリ
コンナノ構造
■ 森本 賢一
URL: http://www.mesl.t.u-tokyo.ac.jp
職名:講師
熱流体工学,マイクロマシン工学,数値解析・最適化手法を基盤とし,最適
形状設計・最適制御に基づく高性能熱流体機器の開発に向けた研究を行ってい
る.特に,現実的な工学応用を前提とした様々な熱流体プロセスに対し,理論
的な設計・制御手法を構築し,新たな高性能機器の開発に貢献することを目指
している.また,無線センサネットワークへの搭載を可能にする超低消費電力
MEMS ガスセンサの開発を進めている.
斜め波状壁熱交換器
本務先:工学系研究科
担当分野:熱流体工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 高性能 2 相流熱交換器の形状最適設計
2. 振動流を用いた超低消費電力 MEMS ガスセンサの開発
3. 半導体パルスレーザーの最適熱制御
4. 固液相変化問題における形状最適化/最適制御手法の開発
低消費電力 MEMS ガスセンサ
■ 杵淵 郁也
URL: http://www.fel.t.u-tokyo.ac.jp/kine/
燃料電池や MEMS/NEMS 等のマイクロ・ナノデバイス内部では,流体を
連続体として扱うことが妥当ではなくなり,分子論的な視点に立って現象を
解析する必要がしばしば生じる.このような微細な領域における流動現象の
理解と制御を目的として,界面近傍における現象の詳細な解析とマルチスケー
ル解析手法の構築に取り組んでいる.
固体表面における気体分子の散乱挙
動の解析(分子線散乱実験)
職名:講師
本務先:工学系研究科
担当分野:流体工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. マイクロ気体流れ(希薄気体流れ)における気体分子−固体表面間相互
作用の解析
2. サブミクロンスケールの水滴凝縮の可視化計測および解析
3. 固体高分子形燃料電池内のマイクロ・ナノスケール熱流動解析
4. 三次元積層 LSI の冷却に用いるマイクロヒートパイプの開発
5. 分子シミュレーションの粗視化手法の構築
固体高分子形燃料電池内部(メソ細
孔内)の気体輸送解析
機力・制御分野
■ 金子 成彦
URL: http://knock.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:機械力学,システムズメ
カニクス
e-mail:
[email protected]
■ 各種機械,システム,人体における動的問題の制御,振動,騒音に関する研究
を行っている.目下の研究対象は大きく分けて,エネルギー変換システムと交
通系システムの2つである.エネルギー変換システム系の研究としては,マイ
クログリッドでの使用を想定したバイオマス燃料を用いるマイクロガスタービ
ンやガスエンジンの研究や運転制御・遠隔監視システムの開発研究を行ってい
る.最近,需給制御の研究を開始したところである.
■ 交通系の研究では,自動車用シートに設置した非侵襲センサーにより生体信号
の計測,処理を行い,眠りの予兆信号を検出し,居眠り運転事故防止につなが
る技術に関する研究や EV 車の接近を歩行者に知らせる技術や道路環境騒音低
減技術に関する研究も行っている.
■ さらに,学部3年生や修士1年生を対象に,社会で発生している実際の問題
を題材に問題設定・解決能力を養う問題設定型教育(PBL: Project Based
Learning)を実施し,学生自動車安全コンテストに参加している.
マイクロガスタービン燃焼器
■ 鎌田 実
URL: http://www.sl.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
本務先:新領域創成科学研究科
<研究分野>
世界で一番の高齢国である日本において,世界に模範となる長寿
社会のまちづくりが求められている.その中でも工学・技術の果た
す役割は大きく,特に住まいの生活機器・移動手段について研究を
行っている.安全安心な生活空間の確保,加齢や障害により劣った
能力への支援技術,地域の活力向上のための ICT,在宅医療・ケア
の実現のための情報システム,などが主要なテーマである.
担当分野:生活支援工学,ジェロン
ト ロ ジ ー, ヒ ュ ー マ ン
ファクタ
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 超高齢社会のまちづくり
2. 交通事故分析
3. 地域のモビリティ確保に関する研究
4. 機器のユーザビリティに関する研究
5. 認知症者の生活支援技術に関する研究
■ 須田 義大
URL: http://www.nozomi.iis.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:制御動力学
e-mail:
[email protected]
サステイナブル・モビリティの実現のために,マルチボディダイナミクス,先
進制御工学,生態心理学を用いた以下の研究に取り組んでいる.
1. マルチボディダイナミクスによる鉄道車両,自動車,自転車の運動解析
2. 自己操舵台車,独立回転車輪パワーステアリング台車の開発
3. 自動車用電磁サスペンションの開発
4. ドライビングシミュレータとドライバ特性の研究
5. ITS(高度道路交通システム)の研究
6. 車輪とレール,タイヤと路面の接触力学
7. セルフパワードアクティブ動揺制御の船舶・車両への応用
8. 人間・車両・インフラ系における異常検知に関する研究
9. パーソナルモビリティ・ビークルの研究
10. 車載フライホイールシステムに関する研究
11. 省エネルギー交通システム
PMV
12. 快適性の評価
ドライビングシミュレータ
エコライド実験線
■ 藤岡 健彦
URL: http://euler.t.u-tokyo.ac.jp
<研究テーマ>
1. 自動車の運動力学
ロール運動,ステアリング系を含む運動,人 - 自動車系の動特性など車両運動の基礎的研究
職名:准教授
2. 自動車の運動制御
車両運動の最適制御,ドライバ運転支援システムの構築
本務先:工学系研究科
担当分野:車両工学
e-mail:
3. ドライバ特性
疲労時のドライバ特性,高齢運転者のドライバ特性,ドライバモデル特に操舵特性モデルの構築
[email protected]
4. 鉄道車両の運動力学
新交通システム車両の運動シミュレーションおよび運動制御
■ 滝口 清昭
URL: http://www.takiguchilab.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:準静電界
e-mail:
[email protected]
電磁界を形成する3つの成分(電磁界,誘導電磁界,準静電界)の中で,
準静電界は光よりも分解能が高く,また磁界や電流成分を含まないため,そ
の名の示すとおりの静電気帯電のような振る舞いを示す.また,サメ,エイ
やカモノハシなどが視覚・聴覚・嗅覚によらずに生き餌の生ずる電界をセン
シングすることが知られている.
非伝搬波である準静電界は,光や電波のような反射がなく,その制御や特
性の有効活用を行うためには,従来のアンテナ等と異なる特殊な電極構造が
必要と考えられ,その構造の解明により,センシングを含む新しいデバイス
や準静電界による近接場通信の開発や,生体の感覚器官の持つ微小構造の解
明などを目指している.
<現在注力している研究テーマ>
1. 準静電界を応用したモビリティ通信・センシング
2. 微細構造による準静電界制御技術
3. 電界から見た生体における感覚器官の微細構造の解明
準静電界の人体分布
■ 中野 公彦
URL: http://www.knakanolab.iis.u-tokyo.ac.jp/
本務先の情報学環以外にも,生産技術研究所先進モビリティ研究センターにも
所属し,振動工学,制御工学および信号処理を基盤として,主に ITS(Intelligent
Transport System),モビリティ(車両・交通)に関する研究を行っている.
職名:准教授
本務先:情報学環・学際情報学府,
生産技術研究所(兼務)
担当分野:機械生体システム
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. ドライビングシミュレータを活用したヒューマンファクタ研究
2. 生体信号計測を通じた運転者の状態推定
3. 力覚支援操舵制御
4. 白質病変をもつ高齢者の運転能力評価
5. 振動からエネルギを発電することによってエネルギを使わずに制御を行うこ
とができるセルフパワード・アクティブ振動制御
6. モデルが未知のままで混在した信号を分離することができる独立成分分析法
を用いた車両への入力振動の推定
7. ITS(Intelligent Transportation System)技術の鉄道への展開
試作した電磁アクチュエータ
独立成分分析法の研究に用いた鉄道台車
■ 山崎 由大
URL:http://knock.t.u-tokyo.ac.jp
職名:准教授
動力エネルギーシステムを対象に,燃焼の化学反応といったミクロな現象の理解
をシステム制御といったマクロな対象にシームレスにつなげる研究を行っている.
具体的には,化学反応依存性の高い次世代乗用車用エンジンの革新的燃焼制御手法
の開発,燃料多様性を有するエンジン制御アルゴリズムの開発,バイオマス資源を
高効率利用できる燃焼技術に関する研究,また,分散型エネルギーシステム内の自
然エネルギーの変動補償に関する研究を行っている.
エンジンベンチ
本務先:工学系研究科
担当分野:動力エネルギーシステム
e-mail:
yudai_y@fiv.t.u-tokyo.ac.jp
<研究テーマ>
1. 革新的燃焼制御
2. エンジンダイナミクスモデル
3. 燃料多様性を有するエンジンシステム開発
4. バイオマスの高効率利用
エンジン制御系のモデルベース開発
■ 小竹 元基
URL: http://www.sl.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
本務先:新領域創成科学研究科
<研究分野>
障害のある人や高齢者でも生活支援技術により,安全・安心な生活を送ること
が可能な社会の構築につながる学問・技術の確立を目指し,研究を行っている.
そのため,人間のもつ機能,能力,感性に基づく HMI(ヒューマン・マシン・イ
ンタフェース)の高度化,ヒューマンインタラクティブな場面におけるユーザビ
リティの向上やヒューマンエラーの発生要因の解明に関する研究を行い,快適な
生活,移動を可能とする機械設計を行う.
次世代パーソナルモビリティと操作系
担当分野:生 活 支 援 工 学, ア シ ス
ティブテクノロジー
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 高齢者の使用に適した安全・安心移動支援システムの開発
2. 重度障害者向け移動・操作システムの開発
3. ドライブレコーダを用いた交通事故防止に関する研究
4. 生体計測に基づく人間の動作負担感・違和感・快適感の定量化技術の開発
5. 次世代パーソナルモビリティの開発
ベッカー型筋ジストロフィ者のための操作系
設計・生産分野
■ 帯川 利之
URL: http://www.obikawalab.iis.u-tokyo.ac.jp/
<研究分野>
航空機の生産加工技術,表面微細構造とトライボロジー,マイクロ加工,
マイクロセンサに関する研究を行っている.また数値解析による加工状態の
可視化,微細な形状を実現するための新しい加工技術の開発,加工技術の知
能化に取り組んでいる.
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:創成加工工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 航空宇宙材料の加工技術
2. 薄膜インテリジェントセンサの開発
3. 薄膜のマイクロ3次元造形
4. 表面マイクロテクスチャと加工のトライボロジー
切削工具用薄膜温度センサー
■ 中川 聰
URL: http://design-innovation.jp
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:感性工学,
デザインエンジニアリング
e-mail:
機械工学をベースとし,使い手の人格をより良く意識した産業支援技術と
して形成出来るデザインの実現を目標に,デザイナーの感性と工学を連携さ
せたデザインテクノロジーの研究開発を行っている.
先端的デザイン工学の研究開発の経験から得た実践的な発想法やデザインの
構築を行う.
2003 年から予測感性工学理論である EXPECTOLOGY(期待学)理論
を提案し現在は,全く新しいデザイン領域である人間の感覚とセンシングテ
クノロジーを結びつける SUPER SENSING DESIGN の研究開発を進めて
いる.
[email protected]
SUPER SENSING MODULE by Satoshi Nakagawa
■ 光石 衛
URL: http://www.nml.t.u-tokyo.ac.jp/~mamoru/
最先端の生産技術を構築することと,それを最先端の種々の分野に適用するこ
とを目的とする.研究テーマは,1. 医療・生命,2. 生産加工,3. 光計測の 3 つ
の分野に分けられる.
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:医療用ロボティクス・生
産工学
e-mail:
[email protected]
1. 医療・生命…低侵襲腹腔鏡下手術,最小侵襲人工膝関節置換術,深部脳神経
外科手術などを対象に,安全かつ正確に,さらには遠隔地から手術支援を
行うロボティック・システムの開発を行っている.
2. 生産加工……生産技術を医療分野に応用するバイオマニュファクチャリング
分野の研究を行っている.
3. 光計測………超平滑面や均質レンズを製作する上での基礎となる表面形状や
内部境界面,屈折率分布の精密光計測法や干渉計測法の研究を行っている.
脳神経外科・眼科手術支援システム
■ 中尾 政之
URL: http://hockey.t.u-tokyo.ac.jp/
ナノデバイスから大型建設機械までを対象に,微細加工技術と創造設計手法と
を用いて,新たな機械を開発している.設計する時は,まず要求機能の抽出が不
可欠なため,医者やバイオ研究者,企業のエンジニアと一緒に機能分析すること
から始め,最後も一緒にプロトタイプを評価している.
職名:教授
本務先:工学系研究科
<研究分野>
ナノ材料・ナノ加工,光学素子,情報機器,微細転写技術,バイオ・医療機器
担当分野:ナノ・マイクロ加工,
<研究テーマ>
創造設計学
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
e-mail:
[email protected]
ナノ材料の生成制御技術およびデバイス開発
単一 DNA のための遺伝子解析チップの開発
神経細胞培養プレートの開発
ナノ粒子の自己組織化配列と光学素子への応用
Pm オーダの射出成形転写技術の開発
シート供給式薄膜多重転写方法の開発
高速せん断による多層構造一括転写技術の開発
タングステンナノワイヤ
微細転写技術の例
神経細胞操作
■ 山中 俊治
URL: http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp
<研究分野>
自然科学の作法と芸術の方法を統合した「デザイン」の実践とプロトタイピング.
デザインが導入されていない領域のプロトタイプを制作,展示し,未来の人工物の
ありかたを実践的に研究しています.
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:デザインエンジニアリング
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 先端研究の夢を社会に伝えるアウトリーチ活動としてのプロトタイピング
2. Additive Manufacturing(3D プリンティング)を核とした新しいデザイン
手法の探求
3. バイオライクネス(生き物らしさの認知ファクター)の抽出とそれを応用した
ロボティクスの展開
4. レアメタル革命後の未来を描くスペキュラティブデザイン
5. パラリンピック・アスリートのための美しい義足の開発
■ 濱口 哲也
URL: http://hockey.t.u-tokyo.ac.jp
<研究分野>
ナノ ・ マイクロ加工,情報機器,建設機械,トライボロジ,失敗学,創造設計
ナノデバイスから大型建設機械までを対象に,微細加工技術と創造設計手法とを
用いて,新たな機械を開発している.
5 μm
5 μm
白金ワイヤを微細加工したバラとその花束
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:ナノ・マイクロ加工,
創造設計学,建設機械
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 大面積・微細構造製造技術の開発
2. 高速せん断による微細多層構造一括転写技術の開発
3. 歯車高強度化のためのクラック発生・進展メカニズムの解明
4. 建設機械の掘削時の土砂の力学的挙動の解明
粒子法による粉体シミュレーション
■ 柳本 潤
URL: http://www.yanlab.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:高次機能加工学,
素形材加工学
素形材加工はダ・ビンチのスケッチに機械が現れるほど長く歴史がある加工技術である.中世
の昔より手工業である「鍛冶」は社会を支え,1865 年幕府横須賀製鉄所に設置された 3ton スチー
ムハンマーは、マザーマシンとして日本の近代化を支えた(2013 年度機械遺産認定).鍛冶の
技術に端を発する近代の素形材加工学は製造科学の根幹を形づくっており,製品は社会を支えて
いる.
柳本研究室では、形状・表面・内部機能を同時付与する素形材加工,高次機能加工,塑性加工
の基礎研究,基盤研究を行っている.現在,製造加工−材料に跨る以下のテーマに,修士課程学
生 3 名,博士課程学生 5 名,特任研究員 2 名・民間等共同研究員 3 名のメンバーが取り組んで
いる.いままでの成果は,156 件の原著論文・レビュー・著書,417 件の国内外講演論文とし
て公表している.
e-mail:
[email protected]
<研究分野と研究テーマの例>
1. 変形加工の力学解析と圧延理論
2. CFRP 薄板の成形加工と接合による超軽量構造の創製
3. 航空機用素形材加工および耐熱合金の鍛造加工
4. 超高速多段圧縮試験による材料組織変化の定量化(材料ゲノムの解読)
世界最高速の熱間圧縮降伏応力測定装置
■ 村上 存
URL: http://www.design.t.u-tokyo.ac.jp/
産業システムを構成する人材としての設計者が創造性を発揮して優れた
設計を行ない(design by human)
,ユーザのニーズに対応した新たな価
値を提供する製品を創造する(design for human)ための,設計工学,
ヒューマンウェア(humanware)工学の研究,教育を行なっている.
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:設計工学,
ヒューマンウェア工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 物理量次元インデクシングを用いた設計知識マネジメント
2. 明度差ディザ近似によるカラー・ユニバーサルデザイン
3. 設計者とユーザの差異に注目した安全・ユーザビリティ設計
4. 工学的アプローチによるデザイン・イノベーションに関する研究
5. 内部動画解析法によるユーザビリティ設計技術
内部動画解析法による製品ユーザビリティ評価技術
■ 北島 宗雄
URL: http://oberon.nagaokaut.ac.jp/ktjm/index(J).html
機械・システム・サービスを多様な利用者に適合させるためには,利用者の認
知行動特性を把握し,それを取り込んで設計するという人間中心設計のアプロー
チが必要である.その確立を目的として,人間の意思決定や行動選択メカニズム
の解明,また,それを設計に活用するための方法論の構築に取り組んでいる.
職名:教授
本務先:長岡技術科学大学
担当分野:認知科学
e-mail:
[email protected]
駅の案内表示を利用して目的地に到達
するプロセスの解明(調査風景)
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1. 意思決定・行動選択メカニズムの解明
2. 認知的クロノエスノグラフィ法を適用した機械・システム・サービス利用者
の理解
3. システム利用時の知覚・運動協調メカニズムの解明
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行動選択過程のシミュレーションイベン
トが意識的に記憶されれば思い出せるが,
無意識的だと思い出せない
■ 割澤 伸一
URL: http://www.lhei.k.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:新領域創成科学研究科
<研究内容>
機械工学の知識をナノ領域に展開・応用し,電子工学,材料工学,光工学,物
理工学など他の領域の知識を活用しながら,新しい検出原理の超小型・超高感度
センシングデバイスを開発し,これらのセンシングデバイスをウェアラブルシス
テムや携帯情報端末として実装する.さらに,これらセンシングデバイスにより
取得した情報を利用して,生活環境のモニタリング手法,人間の行動や思考プロ
セスの分析・可視化手法,人の感情や周囲環境の伝達・表現手法を研究する.
担当分野:ナノメカニクス,
人間環境情報学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマの一例>
1. メカニカル振動子の作製法に関する研究
2. 生体情報センシングに関する研究
3. 携帯情報端末による人間行動分析手法に関する研究
4. ウエアラブルヘルスケアシステムの構築法に関する研究
10 μm
Au
5 μm
40 μm
10 μm
3 μm
᣺ື᪉ྥ
SnO2/SiO2 ᣺ືᏊ
Au
10 μm
ナノメカニカル振動子
■ 杉田 直彦
URL: http://www.nml.t.u-tokyo.ac.jp/~sugi/
職名:教授
<研究分野>
個々の患者に合わせたカスタムメイドのインプラントを導入する動きが加速して
いますが,生産システムや,病院と人工関節メーカの連携などにおいて多くの課題
が存在しています.そこで我々は,日本人特有の骨格や骨形状における個体差を解
析した医療データに基づき,カスタムメイド/パーソナライズド医療による手術の
高度化・効率化を実現します.
タングステン合金の精密加工
本務先:工学系研究科
担当分野:生産工学,
医用加工・計測学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. レーザー援用切削加工・積層造形による生体材料(チタン合金,部分安定化ジ
ルコニア)の精密成形
2. 生体組織(皮質骨)に対する切除用工具・デバイスの開発
3. カスタムインプラントを設計する医用 CAD / CAM の開発
4. ロボティクス技術に基づく整形外科手術支援システムの開発
皮質骨の切削加工
■ ジャンジャック・ドロネー
URL: http://scale.t.u-tokyo.ac.jp/
ナノテクノロジーの研究を行っている.具体的には,ナノ・マイクロ構造体の特殊な性質を用いた,半導体ナノワイヤー
架橋による光センサーや,半導体ナノロッドによる水素の生成,金属サブ波長穴配列による光学ガスセンサーといった課
題を扱い,環境・エネルギー分野への貢献を目指している.
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:ナノテクノロジー,
センシング
e-mail:
[email protected]
酸化亜鉛半導体ナノロッド
実験設備
金属サブ波長穴配列光学素子
■ 中島 義和
URL: http://www.image.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
医療の最前線である手術中に稼働し,支援するコンピュータシステムの研究を行っている.X 線カメラを使用して手
術中における患者体内の状態を計測,3 次元復元,病態解析を行い,手術戦略としての情報を医師に呈示する.我々が
開発した画像ナビゲーションシステムは,既に 200 例以上の実際の手術に臨床適用され,医療現場で成果をあげている.
また,3 次元内視鏡や 4 次元(リアルタイム)CT などの医用画像モダリティの高次元化においても成果をあげている.
さらに,これらのシステムと高精度な手術動作を行う手術ロボティックシステムとを連携した,低侵襲手術支援システ
ムの研究にも取り組む.
本務先:工学系研究科
担当分野:設計・生産
e-mail:
研究分野:コンピュータ統合医用システム(医用画像処理,手術ロボティック/ナビゲーションシステム,生体モデリ
ング,手術インフォマティックス)
[email protected]
<研究テーマ>
1. 手術支援画像誘導システム
2. 生体モデリング
3. 医用画像処理
■ 土屋 健介
URL: http://cossack.iis.u-tokyo.ac.jp/top-j.html
本研究室では,微細形状を創成する加工技術や,高精度の精
密加工技術,顕微鏡下でのマイクロマニピュレーション技術,
およびそれらを利用したマイクロデバイスの開発を行っている.
<研究分野>
微細加工,超精密加工,微細組立
職名:准教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:微細加工,微細組立
e-mail:
[email protected]
<現在注力している研究テーマ>
1. 顕微鏡下のマイクロアセンブリ
2. 微小構造体の疲労特性の解明
3. 大面積微細形状の射出成形技術
4. 複合めっきによる微細形状生成技術
5. 粉体・流体の立体混合技術の開発
6. 長寿命スパイラル砥石
7. ガラス研磨メカニズムの解明
8. 航空機の組立・修理技術
微細物のハンドリングシステム
微細構造物の疲労試験の試験体
■ 柳澤 秀吉
URL: http://www.design.t.u-tokyo.ac.jp
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:設計工学,感性設計学
e-mail:
[email protected]
人間の感性・感覚にもとづく感性品質の設計のための方法論・支援技術の確立
に向けた「感性設計学」に関する研究を行っている.感性設計学では,機械工学
のみならずデザイン学などの異なる分野と連携して研究を進める.
設計(広義のデザイン)とは,要素技術の知識を統合し,ユーザに対する物理的・
精神的な機能を実現する行為である.設計を研究するには,産業界における実際
の設計者・デザイナとの連携が不可欠であり,企業との共同研究や実践的デザイ
ンワークショップ等にも積極的に取り組んでいる.
<研究テーマ>
1. 調和性を考慮したマシンサウンドの感性設計
2. 複合感覚を考慮したテクスチャの質感評価手法
3. デザイン評価時の注目点推定技術
4. 潜在ニーズ抽出のためのユーザ行動観察支援技術
5. 連想イメージ画像にもとづくカラーリングデザイン支援システム
デザイン評価時の注目点推定
連想イメージにもとづく配色生成
■ 福井 類
URL: http://www.ra-laboratory.com/r/
職名:准教授
本務先:新領域創成科学研究科
担当分野:ロボット工学,
<研究分野>
メカトロニクス技術を中心として,ロボットシステムや先進的インタ
フェースの研究をしている.特に既存の製品・設備に囚われない,新しい
システム構成により,ドラスティックにシステム性能を向上させることを
狙っている.上記目的のため,機械要素(アクチュエータ,動力伝達機構など)
を新たに設計・開発し,センサデバイスも自ら開発・実装することを特徴
としており,様々な先端技術を融合した研究に取り組んでいる.
日用品へのアクセス支援を実現する
環境分散型ロボットシステム
人間協調機械,建設機械
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 機能分散化・最適化に基づくロボットのシステム設計に関する研究
2. 日常生活を支援する環境分散型ロボット・ユビキタスセンサの研究
3. 機械システムの構成を最適化する先進メカニズムの研究
4. 人の自然な動作を入力とする機械インタフェースの研究
手首凹凸計測により手形状を
識別するセンサデバイス
軌道構造体自動施工ロボット
システム
■ 長藤 圭介
URL: http://nmpl.jp/
製造業に欠かせない創造的生産技術に関する研究を,ナノ・マイクロ加工の視点
で幅広く行っている.エネルギーデバイスや光学素子など,大面積微細構造を制御
して加工することで,新しい機能が発現されることがある.このような新機能と高
効率生産が両立できる手法を目指している.
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:創造的生産技術,
ナノ材料加工
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. レーザを用いた微細構造のローラ高速転写およびフレキシブルデバイスの開発
2. 固体酸化物形燃料電池の電極の制御加工
3. 射出圧縮成形を用いたナノ構造の転写とおよびバイオデバイスの開発
4. 金属塑性加工を用いた高効率伝熱面の開発
大面積微細構造のための
ローラ成形装置
成形・接合を連続で行うことで生産
した積層微細構造
■ 荒田 純平
URL: http://zeus.mech.kyushu-u.ac.jp
職名:准教授
本務先:九州大学
担当分野:医療ロボット工学
e-mail:
[email protected]
ロボット工学を医療・福祉へ応用するための研究開発に取り組んでいる.ロボッ
ト工学を人間,生活を対象とする場へ応用するときには,従来の産業技術を超え
た新たな工夫を必要とする.具体例として,柔軟物を機構に介在させることで安
全かつ柔軟に動作を支援する装着型ロボット,医師があたかも自身の指先のよう
に巧みにあやつり繊細な手術を行うロボットなどの研究開発を行っている.
<研究テーマ>
1. 柔軟メカニズムによる小型・軽量・安価な手指運動支援装置
2. 多感覚錯覚の導入による直感的操作を実現する微細手術支援装置
3. 柔軟物を機構に介在する内視鏡下手術ロボット
4. ブレイン・マシン・インターフェイスによるリハビリロボット制御
5. 力触覚提示装置の開発
ばねを複合的に応用した手指装着型装置
は,装着部 210g でありながら筋電位を
もとに五指の屈曲伸展運動を支援する
身体イメージの転移によって,医師が手
術ロボットをあたかも自身の指先になっ
たかのような手術支援ロボット・システ
ムの開発を目指し研究している
■ 上田 一貴
URL: http://www.hnl.t.u-tokyo.ac.jp
職名:講師
本務先:工学系研究科
担当分野:認知神経科学
e-mail:
[email protected]
認知科学,神経科学を基盤とした製品のユーザビリティ評価や,デザインの
感性評価などを行い,基礎科学の知見や手法を製品開発の実践の場に適用して
いる.モノに対する感覚や身体性,認知や感情などの様々なユーザ特性を考慮
して,認知心理学的な実験制御と神経科学的な測定ツール(脳波,fMRI など)
を用いてデザインを評価し,新たな価値・技術を創造することを目指している.
<研究テーマ>
1. 脳機能計測を用いた製品の魅力評価メカニズムの解明
2. 創造的思考に関わる認知神経メカニズムの解明と発想支援技術
3. 高齢者の感覚特性,認知特性を考慮した ICT 機器の開発
4. 視聴覚障害者の残存感覚機能を活用した支援機器の開発
製品に対する選好評価に関わる脳内プロセス
■ 米谷 玲皇
URL: http://www.nanome.t.u-tokyo.ac.jp/
80nm
当研究室では,微細化に伴い発現するナノメカニカル構造体の新しい物性を発掘・機能化し,
これを超高感度振動子センサ等の Nanoelectromechanical Systems(NEMS)へ応用する
ナノメカニクス研究を行なっている.具体的には,イオンビーム,電子ビームを利用した 3 次
元微細加工技術,並びに振動計測技術を取り扱っている.これを用いてナノ構造を創製・機能
化することにより,ナノメカニカル構造体の NEMS デバイス応用に関する研究を進めている.
職名:講師
本務先:工学系研究科
担当分野:ナノメカニクス,
<研究分野>
ナノ・マイクロ加工技術,荷電粒子ビーム応用加工学,材料科学,ナノ計測工学,
ナノメカニクス,Nanoelectromechanical Systems(NEMS)
1μm
㡢ཫᆺ䝘䝜᣺ືᏊ㻌
䝇䝥䝸䞁䜾
集束イオンビーム技術で作製した 3 次
元メカニカル構造体
ナノ加工・計測学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 集束イオンビーム,電子ビームを用いた3次元ナノ構造形成技術
2. 電子ビーム,原子間力顕微鏡を利用した振動計測技術
3. ナノ振動構造体の物性解明 ・ 性能向上 ・ 特性制御に関する研究
4. ナノ構造 ・ ナノ材料の機能化とナノデバイス応用
10μm
カーボンアクティブ振動子
バイオ分野
■ 鷲津 正夫
URL: http://www.washizu.t.u-tokyo.ac.jp/
マ イ ク ロ マ シ ン 工 学 の バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー へ の 応 用 を 中 心 テ ー マ と し,
DNA・細胞・ジャイアントベシクルのハンドリング,分子操作に基づく遺伝子
工学,分子手術,分子機械,集積化学分析システム等の研究を行っている.
小穴准教授と共同で研究室を運営.
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<研究分野>
職名:教授
本務先:工学系研究科
担当分野:バイオナノテクノロジー
e-mail:
[email protected]
バイオナノテクノロジー・マイクロマシン工学・応用静電気工学・バイオエンジニアリ
ング・ソフトマター物理・分析化学
<研究テーマ例>
1.
2.
3.
4.
5.
6.
オンチップ・細胞融合デバイス開発と再生医療等への応用
オンチップ・エレクトロポレーションと細胞応答解析への応用
バクテリアモーターの解析
酵素/ DNA 相互作用に関するナノバイオロジー
DNA の 1 分子操作とその遺伝子解析・操作への応用
ジャイアントベシクル形成マイクロデバイス開発とその応用
オンチップ・細胞融合デバイスの断面模式図
(上図)と,融合された細胞(下図).電場印
可後に緑色と赤色の色素が上下の細胞内全体
に行き渡ったことで融合を確認.
■ 牛田 多加志
URL: http://www.tissue.t.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
<研究分野>
細胞レベルでのバイオメカニクスに関する研究を進めている.具体的には,
さまざまな物理刺激(圧縮・引張応力,ずり応力,静水圧など)を細胞に負荷し,
細胞内イメージングや遺伝子発現解析などの方法を用いて,細胞が物理刺激に
どのように応答するかの解析,なぜ物理刺激に応答するかのメカニズムの解明
を進めている.
本務先:工学系研究科
担当分野:バイオメカニクス
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 引張応力負荷下での細胞内シグナルのリアルタイムイメージング
2. 静水圧負荷による軟骨細胞の分化コントロール技術
3. 物理刺激による ES 細胞,iPS 細胞,骨髄幹細胞の分化コントロール技術
■ 大島 まり
URL: http://www.oshimalab.iis.u-tokyo.ac.jp
職名:教授
本務先:情報学環・学際情報学府
担当分野:バイオ
e-mail:
脳動脈瘤や動脈硬化などの循環器系疾患のメカニズムを解明するために,
数値シミュレーションと実験の両側面から研究を行っている.シミュレーショ
ンにおいては,血流の力学的刺激による生理学的な影響も加味して,血管壁
の変性を数理モデル化している.また,医用画像より構築したコンピュータ
モデルに対して,全身循環を考慮したマルチスケールな血流,血管壁および
物質輸送の連成解析を取り入れて患者個別に対応できるシステムを開発して
いる.一方,マイクロスケールでの混相流れの流動現象の解明のため,共焦
点マイクロ PIV(Particle Image Velocimetry)による赤血球と周囲流体の
同時可視化計測,および数値解析を行っている.
[email protected]
総頸動脈における LDL (Low Density
Lipoprotein) の内膜下の濃度分布
■ 佐藤 文俊
URL: http://satolab.iis.u-tokyo.ac.jp/
職名:教授
本務先:生産技術研究所
担当分野:バイオ分野
e-mail:
[email protected]
タンパク質は生理温度というわずかなエネルギーで働く生体分子機械である.
その機能を解析するためには,kcal/mol の精度が要求される.本研究室では,
密度汎関数法によるタンパク質の精密な全電子計算を実現し,タンパク質の機能
を理論的に解析する ProteinDF システムを構築している.最先端のスーパーコ
ンピュータで動作するコードが開発され,100 種類を超えるタンパク質全電子
計算を達成している.新しいバイオものづくりの基盤構築に向けて,システムを
発展させており,創薬や酵素設計などの応用計算に取り組んでいる.
<研究テーマ>
1. 密度汎関数法によるタンパク質全電子波動関数計算
2. 構造最適化,分子動力学,活性化エネルギー,自由エネルギー計算
3. 分子分光学的物理量・電子励起・長距離電子移動計算
4. タンパク質波動関数データベースの構築・配信
5. シミュレーションを支援し,物性を評価・解析できる高品位 GUI
6. 創薬・酵素設計
シトクロム
の分子軌道
■ 古川 克子
URL: http://www.tissue.t.u-tokyo.ac.jp
http://www.furukawa.t.u-tokyo.ac.jp/index.html
血管・骨・軟骨構築に関する研究を,メカノバイオエンジニアリングの視点で
幅広く進めている.機械刺激による分化制御技術,3 次元構造体のデザイン設計
技術,再生・人工臓器構築化技術,生体内の動的な血流環境下における血液細胞
のリアルタイムイメージング技術などの要素技術の開発と,要素技術を複合化さ
せて完成させた移植可能な再生臓器の開発を進めている.
任意形状を有する再生軟骨
職名:准教授
本務先:工学系研究科
担当分野:メカノバイオエンジニア
リング,再生医療工学,
人工臓器学,医用工学
e-mail:
[email protected]
<研究テーマ>
1. 3 次元光造形技術による再生臓器構造体の設計・開発
2. 力学特性を制御したマテリアルの創製
3. 再生血管のための細胞培養担体の三次元造形技術の開発
4. 機械的刺激による幹細胞の臓器形成制御技術の開発
5. 機械刺激による再生血管・再生軟骨の生体外構築
6. 3 次元ネットワーク網を有する臓器設計
7. 血管内血流シミュレータの開発と血液適合性材料の設計開発指針の探索
再生骨の内部構造制御
■ 小穴 英廣
URL: http://www.bntl.t.u-tokyo.ac.jp/oana/oana_index_j.html
マ イ ク ロ マ シ ン 工 学 の バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー へ の 応 用 を 中 心 テ ー マ と し,
DNA・細胞・ジャイアントベシクルのハンドリング,分子操作に基づく遺伝子
工学,分子手術,分子機械,集積化学分析システム等の研究を行っている.
鷲津教授と共同で研究室を運営.
職名:准教授
本務先:工学系研究科
<研究分野>
バイオナノテクノロジー・マイクロマシン工学・応用静電気工学・バイオエンジニアリ
ング・ソフトマター物理・分析化学
担当分野:バイオナノテクノロジー
<研究テーマ>
e-mail:
[email protected]
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オンチップ・細胞融合デバイス開発と再生医療等への応用
オンチップ・エレクトロポレーションと細胞応答解析への応用
バクテリアモーターの解析
酵素/ DNA 相互作用に関するナノバイオロジー
DNA の 1 分子操作とその遺伝子解析・操作への応用
ジャイアントベシクル形成マイクロデバイス開発とその応用
光トラップ技術を用いた,DNA- タンパク質
複合体から成るナノファイバーの微細構造へ
の固定操作.
■ 原田 香奈子
URL: http://www.nml.t.u-tokyo.ac.jp/
職名:准教授
革新的な医用デバイス・システムを開発して臨床に応用するためには,医療現
場でのニーズを正確に把握することと,医療機器承認プロセスを考慮したうえで
機器の有効性と安全性を評価することが求められる.本研究では,工学支援によ
り医師の技能や手術環境を定量的に評価し,医療機器開発の指標とする.また,
手術手技評価結果に基づいた手術トレーニング手法や手術ロボティックデバイ
ス・システムの研究を行い,その有効性と安全性を評価する手法を確立する.
本務先:工学系研究科バイオエンジ
ニアリング専攻
担当分野:メカノバイオエンジニアリ
ング,医療用ロボティクス
e-mail:
[email protected]
手術手技評価
<研究テーマ>
1. 手術手技の定量的評価手法の研究
2. 手術環境適量的評価手法の研究
3. 手技評価及びトレーニング用患者精密モデルの開発
4. 手術ロボティックデバイス・システムの開発
5. 手術ロボティックデバイス・システムの評価手法の研究
患者モデル