本文 - 経済同友会

外国競争法コンプライアンスへの取組みに関する行動宣言
2016 年 5 月 13 日
公益社団法人
経済同友会
【目次】
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.問題の所在――なぜ日本企業の国際カルテル摘発が多いのか・・・・・・2
(1)諸外国の競争法制に関する不十分な理解とリスク感度の低さ・・・・2
(2)競争抑制的な業界の慣行に対する意識の低さ・・・・・・・・・・・3
2.実効性のある外国競争法コンプライアンス態勢の確立に向けて・・・・・3
(1)企業経営者としての取組み(行動宣言)・・・・・・・・・・・・・ 3
(2)行動宣言を具現化するための取組み・・・・・・・・・・・・・・・4
① 企業経営者自身の意識改革と率先垂範・・・・・・・・・・・4
② 実効性ある外国競争法コンプライアンス態勢の構築・・・・・5
③ より透明で開かれた業界団体活動へ・・・・・・・・・・・・8
おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
2015 年度
経済法制・国際標準戦略委員会
委員名簿・・・・・・・・・・10
はじめに
企業活動がますますグローバル化していく中で、米国や欧州、中国などの競
争当局による日本企業の外国競争法1違反での摘発、特に国際カルテルで巨額の
制裁金等2が課せられるケースが急激に増加している3。例えば、米国における巨
額の罰金を支払った(または支払いに合意した)企業について、金額の上位 50
社のうち、日本企業は 22 社であり、罰金金額1億ドル以上に絞ると 27 社中 11
社にものぼる4。
日本企業が厳しく摘発される理由として、諸外国の競争当局による過剰な摘
発姿勢によって日本企業が狙い打ちされているといった声もある。しかし、よ
り重要なことは、こうしたリスクに十分に備えていない日本企業の「甘さ」で
ある。グローバル競争が激化する中で、各企業が適切なリスクマネジメントと
して、実効性のある外国競争法コンプライアンス態勢を構築していかなければ、
今後も経営に深刻な影響を与えるような巨額の制裁金等を課せられる日本企業
は後を絶たないだろう。
こうした危機意識に基づき、また、米国や欧州、中国のほか、インドやシン
ガポールなどのアジア諸国、中南米諸国、南アフリカなどの競争当局による摘
発が強化されている状況の中で、本提言は、海外子会社や事業拠点等を含む全
社レベルでの外国競争法コンプライアンス態勢の強化について、特にわれわれ
企業経営者自身がリーダーとしていかにコミットし、それを実効性のあるもの
にしていくかという観点からとりまとめたものである。
1本提言にいう「外国競争法」とは、わが国の独占禁止法に相当する外国の法律をいう。
2本提言にいう「制裁金等」とは、例えば、米国における罰金、EU における制裁金を意味する。
3各国競争法の執行状況については、2015 年 4 月 24 日経済産業省「各国競争法の執行状況とコンプライア
ンス体制に関する報告書-国際的な競争法執行強化を踏まえた企業・事業者団体のカルテルに係る対応策
-」
(以下「経産省報告書」という)で紹介されている。
4経産省報告書 10 頁、2015 年 2 月現在。
1
1.問題の所在――なぜ日本企業の国際カルテル摘発が多いのか
諸外国の競争当局から国際カルテルとして摘発され、巨額の制裁金等を課せ
られることは、事業のグローバル化を加速する日本企業にとって、経営・財務
面でも、レピュテーションの面でも、主要なリスクの一つである。確かに、熾
烈なグローバル競争の中で、日本企業が狙い打ちされているのではないかとい
う声もある。しかし、われわれ企業経営者がこの問題をリスクとして正しく認
識し、必要な対策を採っていれば、問題はないはずである。その意味で、日本
企業には以下に述べる「甘さ」ゆえに、外国競争法コンプライアンス態勢の構
築が不十分であり5、摘発されるケースが多いと考えられる。
(1)諸外国の競争法制に関する不十分な理解とリスク感度の低さ
第一に、諸外国の競争法制やその執行状況について、十分に理解している
企業は少ない6。例えば、日本国内において競合他社とある製品の価格に関す
る情報交換を行ったと疑われた場合、その製品が組み込まれた完成品やその
製品そのものが海外に輸出・販売されて、海外の市場に影響を及ぼすことに
なれば、当該国の競争当局から国際カルテルとして摘発される可能性がある
(域外適用)。欧米では、直接の価格カルテルだけでなく、競合他社の情報交
換など競争に有害な行為も幅広く規制されている。また、最近では、インド
やシンガポールなどのアジア諸国、中南米諸国、南アフリカなどの競争当局
による摘発が強化されている。
こうした諸外国の法執行状況を知っていたとしても、リスクに対する感度
が低く、十分な態勢を構築していない、あるいは構築していても、それを機
能させるための努力が不十分な場合もある。
国際カルテルなどの競争法違反がもたらす経営へのダメージは、巨額の制
裁金等を課せられることだけではない。取引先や消費者等からの損害賠償請
求訴訟、株主代表訴訟による損害賠償金、弁護士費用などの経済的負担や、
訴訟の長期化や当局対応などにも相当の時間が費やされる。米国では、役員
や従業員等も収監される。他にも、取引先等の信用失墜、レピュテーション
低下に伴う売上の減少などがもたらされるため、企業としてはリスクマネジ
5平成 27 年 3 月、公正取引委員会から公表された報告書「我が国企業における外国競争法コンプライアン
スに関する取組状況について~グローバル・ルールとしての取組を目指して~」
(以下「公取委報告書」と
いう)でも、日本企業における外国競争法コンプライアンス態勢の脆弱さが指摘されている。以下、脚注
にて、同報告書で紹介されたアンケート調査(平成 26 年 9 月、対象:東証一部上場企業 1,814 社、そのう
ち 963 社から回答があり、さらに、そのうち日本国外で事業を展開している企業は 775 社である)の結果
を記載する。
6例えば、
「外国競争法に関する研修の機会を設けていない」と回答した企業は 73.4%にも上っている(公
取委報告書 21 頁)
。
2
メントの一環として、この問題に対応していく必要がある。
(2)競争抑制的な業界の慣行に対する意識の低さ
第二に、
「横並び意識」が強く、競争抑制的な業界の慣行が、海外から見て
国際カルテルの温床と見なされることを十分に意識していないことである。
特に、わが国に多数存在する「業界団体」は、海外から見て特殊な存在であ
り、日本人同士の独特な人間関係と相まって、非常に不透明に見えているこ
とをあまり意識していない。現場の担当者が「他社も行っている」
「過去から
続いている」という意識で安易に価格や数量などに関して情報交換を行って
しまうケースも否定できない。
また、明らかな違法行為でなくても、海外と日本の文化・習慣の違いによ
って、問題となることもある。例えば、メールにおける「いつもお世話にな
っております」
「その節はありがとうございました」などの表現は、日本人に
とっては時候の挨拶程度の認識に過ぎないが、こうしたメールがカルテルへ
の関与を裏付ける証拠の一つとして用いられる可能性もあるのである。
2.実効性のある外国競争法コンプライアンス態勢の確立に向けて
こうした問題について、すでに様々な形で警鐘が鳴らされており7、企業とし
ての早急な対応が迫られている。ただし、単にコンプライアンス態勢を整備す
るだけでは不祥事が根絶できないように、外国競争法を巡る問題についても、
形式だけでは不十分である。様々な仕組みを真に機能させ、社内全体のリスク
マネジメントを強化していくためには、何よりも企業のトップがこの問題に強
い関心を持ち、自らの意識改革と率先垂範、強力なリーダーシップによる態勢
構築、その実効性を担保するために絶えざる努力を続けていかなければならな
い。
(1)企業経営者としての取組み(行動宣言)
われわれ企業経営者は、外国競争法違反が、グローバル競争に直面している
企業にとって大きなリスク要因になることを再認識し、自らのリーダーシップ
の下に、海外子会社や事業拠点等を含め、実効性のある外国競争法コンプライ
アンス態勢を構築していくことを、ここに宣言する。
7例えば、経産省報告書 41 頁、公取委報告書 66 頁。
3
①
自ら意識改革を行い、外国競争法コンプライアンスに関するリスクを認
識し、コンプライアンス意識の向上に向けて率先垂範する。
②
自ら強力なリーダーシップを発揮し、全社的に実効性ある外国競争法コ
ンプライアンス態勢を構築するとともに、それが機能しているかどうか、
常に関心を持って検証していく。
③ 不透明で競争抑制的であるとの疑念を抱かれやすい「業界団体」の活動
について、より透明性を高め、競争抑制的な行動を厳に慎むルールを策定・
遵守していく。同時に、オープン・イノベーションを生むプラットフォー
ムとなるような開かれた存在にしていく。
(2)行動宣言を具現化するための取組み
以下は、日本企業の取組みが必ずしも十分でない分野を中心に、先進的な企
業の事例を参考に、有効と思われる取組みを例示したものである。われわれは
自社を取り巻く環境や規模などを考慮した上で、こうした中から必要な取組み
を実施し、行動宣言を具現化していく。
①
企業経営者自身の意識改革と率先垂範
 まず、経営者自身が外国競争法コンプライアンスに対する意識を高め、
企業のリスクマネジメント上、重要な問題であるとの認識を持つ。
 経営者自身がいかなる行為が外国競争法違反になりうるのか、外国競争
法違反として摘発されると、巨額の制裁金等の経済的な損失ばかりか、
取引先等から提起された訴訟への対応、役員や従業員等の収監、信用失
墜やレピュテーションの低下など計り知れないダメージを受ける可能性
があることを十分に認識する。
 外国競争法コンプライアンスに関する研修を実施する際には、経営者ト
ップが従業員に直接その場でメッセージを発するなど、従業員の目に見
える形で、経営者自身が外国競争法コンプライアンスに本気で取り組ん
でいることを示していく。
4
②
実効性ある外国競争法コンプライアンス態勢の構築
(ⅰ)基礎となる体制の構築など
 経営者自身によって、直接に、全世界の従業員に理解できるように、外
国競争法コンプライアンスの重要性に関するメッセージを発信する。
例:海外傘下グループ会社に対しては親会社の経営者のメッセージ
を多言語化して発信している。
例:具体的事例を取り入れたメッセージを発信する。
 外国競争法コンプライアンスを特に意識した組織体制を整備する。
例:外国競争法に特化した法務担当者や役員を置く。また、外国競
争法に精通した弁護士等の専門家を登用する。
 企業グループ全体での一体的な取組みを行う。
例:海外隅々までに目を行き届かせるために、外国競争法コンプラ
イアンス担当の役員やチーフ・コンプライアンス・オフィサー
を配置する。
例:外国競争法違反防止の視点から、社外取締役や監査等委員が役
員の職務執行を監視する。
 海外での事業展開の前提となる自社固有の外国競争法上のリスク(例:
商品または役務の特性、自社のマーケットシェア、組織風土等の内的要
因や業界実態、市場情勢、関連法制度等)を特定する8。
例:グループ経営会議で国内外の外国競争法に関する不祥事を検証
し、自社固有の外国競争法リスクを具体的に検討し、情報共有
する。
例:経営者対象の研修で参考事例に関する議論を行う。
(ⅱ)予防策の整備
 外国競争法コンプライアンスを特に意識したマニュアル、事業展開をし
ている国・地域の競争法の特徴や法執行の実情をふまえたコンプライア
8「自社固有の外国競争法上のリスクを特定していない」と回答した企業は 82.6%にも上っている(公取委
報告書 15 頁)
。
5
ンス・マニュアル策定9や研修10を行う。
例:欧米では、直接の価格カルテルだけでなく、競合他社の情報交
換など競争に有害な行為も幅広く規制されていることから、製
品等の価格、数量や性能・仕様に関する事項、顧客や市場、製
品分野の割り当てに関する事項などについて話し合いや情報交
換といった「疑わしい行為」を禁止するなどのマニュアル策定
や研修を実施する。
 外国競争法コンプライアンスを意識した、競合他社との会合に関する接
触ルールを策定する11。
例:競合他社の者と面談する場合には、事前に法務担当者と対応を
協議する。また、面談の際には法務担当者を同行する。競合他
社の者とは 1 対 1 では面談しない。
例:競合他社との接触に関して、法務担当者への相談が可能な「競
争法ホットライン」を設置する。
(ⅲ)早期発見のための方策
 外国競争法監査を実施する。また、社内メールを日常的または定期的に
チェックする12。
例:営業担当者が送受信するメールを内部監査部門が日常的または
定期的に確認する。具体的には、競合他社のメールアドレスを
検索して、価格などに関する情報交換がないか、事前に報告さ
れていない競合他社の接触がないかなどをチェックする。
例:外国競争法に関する専門的知識を持つ者を内部監査部門に配置
する。また、こうした人材の育成やレベルアップを考える。
 外国競争法違反行為や違反の疑いのある行為に関する内部通報窓口を設
9「外国競争法についてのコンプライアンス・マニュアルを策定していない」と回答した企業は 82.6%にも
上っている(公取委報告書 18 頁)
。また、米国に事業展開している企業のうち、
「米国の競争法についての
コンプライアンス・マニュアルを策定している」
と回答した企業は 9.5%に過ぎない(公取委報告書 19 頁)
。
10「外国競争法に関する研修の機会を設けていない」と回答した企業は 73.4%にも上っている(公取委報
告書 21 頁)
。また、米国に事業展開している企業のうち、
「米国の競争法についての研修の機会を設けてい
る」と回答した企業は 15.8%に過ぎない。
(公取委報告書 22 頁)
。
11「同業他社との会合に関して、外国競争法コンプライアンスを意識した接触ルールを定めていない」と
回答した企業は 72.3%にも上っている(公取委報告書 29 頁)
12社員の社内メールを探索する取組みに関する質問に対して「日常的又は定期的な社内メールの監視を実
施している」と回答した企業は 3.3%に過ぎない(公取委報告書 43 頁)
。
6
置する。その際、内部通報をしやすいように、通報者の匿名性の確保と
通報によって不利益な扱いを受けないことを保障する。
例:通報者の範囲を自社の従業員だけでなく、ビジネスパートナー
まで拡大する。
例:法務担当部門や外国競争法に精通したグローバル対応が可能な
法律事務所に通報窓口を設置する。多言語対応と 24 時間対応
の実現によってグループ全体での外国競争法コンプライアンス
への取組みが可能になる。
例:カルテルに関わったことを自主的に申告、社内調査に協力した
者は情状により懲戒措置を軽減・免除するといった社内リニエ
ンシー制度を導入する。
(ⅳ)危機管理のための方策の整備

外国競争法事案を特に意識した有事対処マニュアルを策定する。
例:文書保存年限を定めて、保存年限が過ぎたら廃棄する。調査が
始まって不用意に文書を廃棄すると証拠隠滅の疑いをかけられ
るため、絶対にやらないことを従業員に周知徹底させるように
マニュアルを策定する。
例:疑義があった場合には、全社員に対して、関連文書を無期限に
保存するように指示をする。
(ⅴ)海外子会社や事業拠点等における体制の構築
 海外子会社や事業拠点等における外国競争法コンプライアンス態勢を構
築する13とともに定期的にその遵守をチェックする。
例:経営者トップ自身が海外の事業拠点を訪れる際に、直接に外国
競争法コンプライアンスの重要性を伝えていく。
 製品あるいは、その製品が組み込まれた完成品の輸出・販売を通じて、輸
出・販売先の国の競争法が適用される可能性があることもふまえて、その
製品の直接の納入先が日本国内であっても、海外で最も厳しい競争法に合
わせた行動規範の策定や輸出・販売先の国の競争法に関するマニュアル策
13「米国に所在する傘下グループ会社は米国の競争法に関するコンプライアンスに係る取組を行っている
か」という質問に対して、
「何か対応しているかもしれないが、詳細を承知していない」と回答した親会社
が 35.2%と最も多く、
「何も対応を行っていない」と回答した親会社も 9.0%あった(公取委報告書 58 頁)
。
7
定などのコンプライアンスにも取り組む。
③
より透明で開かれた業界団体活動へ
 外国競争法コンプライアンスを意識した、業界団体との会合に関する接触
ルールを策定する14。なお、特に海外における業界団体や日本人コミュニ
ティーにおける競合他社との接触に注意する。
例:年末ごとに競合他社の会合の参加の有無に関する誓約書を提出
させている。虚偽申告の場合は解雇する 。
例:業界団体の出席について、事前に会合内容の稟議を上げる。
例:毎年、どのような業界団体に所属しているか、どのような会合
に出席したかを報告させる。
 業界団体においても、当該団体役職員および会員企業を対象とした競争法
コンプライアンス・ルールの策定や研修を実施するなどして、競争法の遵
守に努める15。
例:競争法上問題となるおそれがある発言があった場合は、会合を
終了するなどの議事運営に関するルールを策定する。また、議
事録を作成する。
例:会合には弁護士を同席させる。
例:統計情報の収集や管理、提供に関し、統計業務を適正に管理す
る職員を配置するなどの明確なルールを定めて適切に運用して
いく。
 グローバル化や破壊的イノベーションによる産業構造の激変を見据え、業
界団体の役割・機能を見直す。その際、「横並び意識」による護送船団的
な行動を排し、競合他社が切磋琢磨し、国や業界の枠を超え、オープンな
イノベーションが推進されるプラットフォームの構築を意識する。
14「業界団体との会合に関して、外国競争法コンプライアンスを意識した接触ルールを定めていない」と
回答した企業は 74.1%にも上っている(公取委報告書 31 頁)。
15事業者団体(業界団体)における取組みについては、経産省報告書 52 頁~54 頁。
8
おわりに
今、まさに日本企業はグローバルレベルの厳しい競争にさらされている。そ
のような中で、諸外国の競争当局があたかも自国企業保護のために戦略的に競
争政策を利用しているのではないかと思われる場面も見受けられる。こうした
諸外国の過剰な摘発姿勢に対しては、われわれも守りだけでなく、攻めの戦略
が求められる。そのような観点から、われわれは政府とともに、透明な法運用
を、さらにはグローバル化をふまえた競争法制のハーモナイゼーションを求め
ていくべきである16。一方で、日本企業には「甘さ」があることも否定できない。
われわれはその「甘さ」から決別し、諸外国の競争当局から「ルール違反」と
して摘発・制裁されることはグローバル競争におけるプレーヤーとして「失格」
の烙印を押され、競争から脱落するに等しいと再認識する必要がある。そして、
あらゆるグローバル経営上のリスクに対する感度を高め、外国競争法コンプラ
イアンスに取り組んでいかなければならない。
以
上
16なお、TPP 協定第 16 章.競争政策章においては、各締約国は、競争法令を制定し、又は維持すること、
競争当局を維持すること、競争法令の執行における手続の公正な実施、締約国間及び競争当局間の協力、
消費者の保護等を規定している。
9
2015 年度
委員長
遠 山
敬
史
副委員長
小 野
傑
川 本
明
新 宅 祐太郎
田
早
増
山
中
川
田
﨑
委員
石 村
内 田
大 賀
大久保
大
清
桑
小
昆
斉
澤
杉
反
竹
中
塚
原
原
島
中
中
外
林
平
野
村
立
藤
野
本
町
尾
谷
井
経済法制・国際標準戦略委員会
2016 年 5 月現在
委員名簿
(敬称略)
(パナソニック 常務取締役)
(西村あさひ法律事務所
(アスパラントグループ
(テルモ 取締役社長)
代表パートナー)
シニアパートナー)
健
孝
之
洋
一
一
(デュポン 取締役社長)
(朋栄 取締役会長)
(アンダーソン・毛利・友常法律事務所
(キッコーマン 取締役常務執行役員)
和
晴
昭
和
彦
康
雄
孝
(旭硝子 取締役会長)
(森・濱田松本法律事務所
(東通産業 取締役社長)
(新日本有限責任監査法人
紀
正
文
勝
直
康
男
健
裕
樹
彦
剛
明
秀
夫
章
夫
(日本精工 取締役会長)
(清原国際法律事務所 代表弁護士)
(日本銀行 理事)
(小島国際法律事務所 弁護士・代表パートナー)
(スリーエム ジャパン 取締役副社長執行役員)
(経営共創基盤 パートナー 取締役マネージングディレクター)
(シティユーワ法律事務所 シニアパートナー)
(長島・大野・常松法律事務所 マネージング・パートナー)
(東京リーガルマインド 取締役会長)
(BSIグループジャパン 取締役社長)
(日立物流 執行役社長兼取締役)
重
公
憲
明
幹
行
一
治
夫
久
(総合メディカル 上席執行役員)
(山九 取締役会長)
(外立総合法律事務所 所長・代表弁護士)
(開倫塾 取締役社長)
(イデラキャピタルマネジメント 取締役会長)
能
茂
秀
政
10
パートナー)
シニアパートナー共同経営者)
経営専務理事)
福
古
本
森
安
島
河
田
田
忠
建
博
公
育
敬
規
人
高
生
(日建ラス工業 取締役社長)
(SOLIZE 取締役社長)
(シーメンス 専務執行役員)
(日本公認会計士協会 会長)
(ピナクル 取締役会長兼社長兼CEO)
以上 33 名
事務局
齋 藤
中 島
弘 憲
美砂子
(経済同友会 政策調査部 部長)
(経済同友会 政策調査部 担当部長)
11