平成28年(2016年)5月13日 平成28年度 鉄道・自動車設備投資計画 安全対策とサービス向上に総額96億円 「デザインブランドアッププロジェクト」※に合わせた改修を推進 相 鉄 グ ル ー プ 相鉄グループでは、平成28年度(2016年度)において、鉄道事業と自動車事業に対して 総額96億円(鉄道事業89億円・自動車事業7億円)の設備投資を実施します。 鉄道事業(相模鉄道㈱:本社・横浜市西区、社長・小澤重男)では、お客様の安全と輸送の安 定を確保するため、前年度に続き横浜駅においてホームドアの整備を進める他、高架橋の耐震補 強や電気設備の更新などを行い、さらなる安全性の向上を図ります。また、お客様へのサービス 向上と省電力化を図るため、行先案内表示装置の新設や駅および電車内照明のLED化などを行 う他、 「デザインブランドアッププロジェクト※ 」の統一コンセプトに沿った駅舎や車両のリニュ ーアルを進めます。 自動車事業(相鉄バス㈱:本社・横浜市西区、社長・菅谷雅夫)では、さらなるバリアフリー 化を推進するため、大型ノンステップバス22台を導入し、お客様がご利用しやすいバスとして サービスの向上に努めます。 鉄道事業と自動車事業の主な設備投資計画は、別紙のとおりです。 (別 紙) (記号:◎今年度竣工予定の工事・○継続工事) [鉄道事業] 89億円 1.安全・安定輸送の確保【52億円】 ◎横浜駅ホームドアの設置 横浜駅に設置している固定式ホーム柵をホームドアに変更し、 ホームの安全性を強化します。平成27年度(2015年度) に供用を開始した3番線ホームに続き、今年度は1・2番線 ホームに設置します。これにより横浜駅の全てのホームにホ ームドアが設置されます。 横浜駅3番線のホームドア 〔平成27年度(2015年度)設置〕 ○相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業 星川駅~天王町駅間の踏切による交通渋滞の緩和などを図るために、星川駅と天王町駅を含めた 約1.8km を高架化し、9カ所の踏切を廃止します〔平成14年度(2002年度)に着工〕。 引き続き、工事区間全域にわたって高架橋本体および星川駅・天王町駅部の工事を進めます。 完成は平成30年度(2018年度)を予定しています。 *本事業は横浜市の都市計画事業です。 星川駅~天王町駅間連続立体交差事業(星川駅付近) ○8000系車両の重要機器更新 8000系車両のVVVFインバータ装置(モーター制御装置)とSIV補助電源装置を新装置 に交換し、車両故障を未然に防止するとともに、冷房装置の大容量化に対応します。 ◎構造物の耐震補強 大規模地震への対策を強化するため、コンクリート高架橋の 耐震補強を進めています。今年度は、引き続き緑園都市駅と いずみ中央駅の高架橋柱の耐震補強工事を実施します。これ により、平成25年度(2013年度)から進めてきた、い ずみ野線高架橋の耐震補強工事が完了します。 ○変電所設備の更新 各変電所の主要設備を更新し、電車・施設への電力送電の保 安度向上を図ります。 耐震補強された高架橋柱 (別 紙) 2.サービスの向上【37億円】 ○9000系車両のリニューアル 「デザインブランドアッププロジェクト※ 」の取り組みとし て車両リニューアルを進めています。外装を「ヨコハマネイ ビーブルー」に変更する他、座席のバケット化などの内装改 良や車内案内表示の液晶画面化などを行います。今年度は、 9000系車両2編成のリニューアルを予定しています。 平成27年度(2015年度)にリニ ューアルした9000系車両1編成 ○駅舎のリニューアル[和田町駅・緑園都市駅・いずみ野駅] 「デザインブランドアッププロジェクト※ 」の取り組みとし て、駅舎のリニューアルを進めています。お客様により便利 で快適にご利用いただけるよう、内外装の改修などの他、い ずみ野駅南口にエレベーターを新設します。 ○二俣川駅の増築 二俣川駅南口再開発事業に合わせて、駅舎の上層増築と東西 平成27年度(2015年度)からリ ニューアルを進めている平沼橋駅 自由通路の延伸を行います。また、コンコース階のリニュー アルを実施し、より便利で快適な駅へ改良します。完成は平成30年度(2018年度)末を予 定しています。 ○海老名駅の建て替え 鉄道駅総合改善事業(形成計画事業)として、駅舎を建て替えます。北口および南口2階への改 札口の増設や保育施設の整備を実施します。完成は平成31年度(2019年度)末を予定して います。 ○行先案内表示装置の設置 [和田町駅・緑園都市駅・いずみ野駅] 列車種別・発車時刻・乗換案内等を表示する行先案内表示装 置をホームに設置し、お客様へのご案内サービスの向上を図 ります。 ○駅・車両内照明設備のLED化(環境対策) 三ツ境駅の行先案内表示装置 〔平成27年度(2015年度)新設〕 環境負荷低減を図るため、消費電力が低く寿命が長いLED の導入を進めています。今年度は、相模大塚駅と8000系 車両、9000系車両の一部を改修する予定です。 ※デザインブランドアッププロジェクト お客様との最大の接点となる鉄道の駅舎や車両、駅に隣接する商業施設などを統一されたデザインコンセプトに基 づきリニューアルを進め、認知度や好感度を高めることで「選ばれる沿線」を実現するための取り組みです。 (別 紙) [自動車事業]7億円 ◎乗合バスの導入(22台) 変速ショックの少ないオートマチックトランスミッション を採用した、お客様が乗降しやすいニーリング機能 ※付き大 型ノンステップバス22台を導入します。 ※ニーリング機能 エアサスペンションの空気圧を調整して車体を傾けることにより、乗降口側を低くして乗り降りを容易にする 機能。
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