今帰仁村まち・ひと・しごと創生 今帰仁村人口ビジョン・今帰仁村総合戦略 概要版 今帰仁村人口ビジョン《概要》 今帰仁村の現状を分析し、長期的(2060 年)な人口の目標として人口ビジョンを策定しました。 今帰仁村の人口の将来展望 今帰仁村の人口の現状分析 ○合計特殊出生率を、2025 年まで現状の 1.97、2035 年まで人口置換水準の 2.1、以降沖縄県の目標値 2.5 の達成を目指しま す。 ○今帰仁村の人口は、2013 年で 9,590 人で、近年は 9,500 人程を維持しています。 ○1世帯あたりの人口が減少し、単身世帯化や核家族化が進行しています。 ○村内の教育環境の充実を図り、若者の転出を減少させます。 ○生産年齢人口は 1990 年から 2005 年まで増加していましたが、ピーク時の 1980 年の人口 ○子育て環境の充実を図り、若い世代をしっかりと応援することによって、年少人口増加と生産年齢人口の定住を促進します。 を上回ることはできず、2005 年以降から減少傾向にあります。 今帰仁村の推計人口 ○老年人口が増加傾向にあり、少子高齢化が進行しています。 目標人口 1 万人とした 5 歳階級別人口の見通し(2060 年) ○10 代後半から 20 代前半にかけて大幅に転出が超過しています。 ○合計特殊出生率は 1.97 と、全国、沖縄県と比較しても高い値となっています。 ○死亡者数が出生数を上回る状況が続いており、自然減となっています。 ○転入者が転出者を毎年上回っているものの、転入者数が増減を繰り返しています。 ○男性の未婚者数が同年代の女性の未婚者数より多くなっています。 人口ビジョンは、10,000 人規模で安定したむらの未来を目指します 今帰仁村総合戦略《概要》 総合戦略の基本的な考え方 1)人口減少と地域経済縮小の克服 2)まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立 基本方針 1)政策 5 原則 従来の施策(縦割り、全国一律、バラマキ、表面的、短期的)の検証を踏まえ、政策 「しごと」が「ひと」を呼び、 「ひと」が「しごと」を呼び 5 原則(自立、将来性、地域性、直接性、結果重視)に基づき施策展開します。 込む好循環を確立するとともに、その好循環を支える「ま 2)国と地方の取組体制とPDCAの整備 ち」に活力を取り戻します。 国と地方公共団体ともに、5 か年の戦略を策定・実行する体制を整え、アウトカム指標を 原則とした KPI で検証改善する仕組みを確立します。 【今帰仁村総合戦略】 基本目標1 今帰仁村の強みを活かし、産業と安定した雇用を創出する 基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえ、安心して子育てが出来る環境を創出する 今帰仁村の未来を担う人材の育成を行いつつ、一次産業を基盤とした基幹産業の持続的な発展と、裾野の広い観 光産業等を積極的かつ継続的に支援することで、新たな価値とサービスを提供し得る産業・雇用を創出し、「今帰仁 村」の強みをいかした競争力が高く、かつ持続可能な産業基盤の形成を図ります。 若い世代の経済的安定を確保するための取組や、仕事と生活の調和を実現するための取組を支援することで、結 婚・出産・子育ての希望をかなえ、暮らしに負担を感じることなく仕事にチャレンジできる、今帰仁村の個性を活かした新 たな暮らしのスタイルを確立します。 ①地域を担う人材の育成 ・地元産業の次代を担う即戦力となる人材の育成に向けた取り組みの推進 ・地域で育てる子ども教育の充実 ・北山学園プロジェクトの推進による魅力ある学校づくりの推進 ②6 次産業化を推進し、新たな価値と産業・雇用を創出する ・地域を支える農林漁業の振興と今帰仁ブランドの確立による競争力の強化 ・6 次産業化等、農林漁業者と地域の商工業者等が連携した取り組みの促進 ③観光関連産業の振興 ・観光関連施設・拠点等の整備 ・周辺自治体と連携した広域観光施策の推進 ・地域企業等による観光関連分野への参入、事業拡大及び企業支援 基本目標2 今帰仁村の魅力を活かし、新しいひとの流れをつくる・呼び戻す 今帰仁村は、今帰仁城跡をはじめとし、特色のある歴史・文化が残り、自然豊な環境を有しています。そのような環境 を守るとともに、村の魅力として活用し、交流人口の増大や、定住促進へとつなげていきます。 国営沖縄記念公園から、今帰仁城跡、古宇利島までの観光資源を中心とした観光客の流れを活かし、観光振興に よる交流機会の創出と、交流等をきっかけとした移住・定住や企業等の誘致に資する環境整備を重点的に促進します。 また、未来を担う人材の定着を促進し、新たな産業基盤の形成やまちの持続的な発展をひとにスポットを当て支援しま す。 また、村外に住んでいる村出身者のUターンや、移住希望者の受入れ環境を整備し、移住・定住の促進を図ります。 ①自然や歴史文化を活かした観光振興 ・観光ポータルサイト・観光アプリ・インターネット配信など ICT 技術を活用した情報発信 ・今帰仁の歴史遺産と伝統文化を活かし、育む観光の振興 ・村内の観光を担う人材の育成・確保 ・観光協会等の体制強化 ・観光プロモーション活動の充実 ・モデルツアーの実施による戦略的な情報発信 ・県内外の地域間の交流と、国際交流の充実による交流機会の創出 ②地域の産業を強くする環境の整備と採用・雇用の創出 ・地域の魅力ある産業や企業を支援する仕組みづくり ・サテライトオフィス環境の整備推進 ・村内での起業支援 ・高齢者が生涯活躍できる仕事の仕組みづくり ③村出身者のUターンや、移住希望者の受入れ環境の充実 ・空き家・古民家の管理運営体制づくり ・定住化プログラムの検討 ・県内外の移住支援団体と連携した情報発信 ・村内の方が住まいを確保するための土地利用の検討 ・村営住宅の整備 ①結婚の希望をかなえる場の創出 ・若者の出会いの場を創出する ・新婚、子育て世帯等多様なニーズに対応した住宅の供給 ②若い世代の経済的安定の確保 ・子どもを産み育てやすい地域環境の創出 ・多子世帯への子育て支援の充実 ・1 人親世帯の子育て支援の充実 ・就学児の学童保育を充実させる ・女性が働きやすい環境づくりへの支援 ・子どもの貧困対策や居場所づくりへの取り組みを推進 ・子どもから親の世代まで、切れ目のない子育て支援の充実 基本目標4 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する 庁舎や今帰仁村歴史文化センター、今帰仁村グスク交流センター、今帰仁村中央公民館などの公共施設や、商店 などの民間の施設やその周辺で、農林水産物の流通・加工・観光拠点機能等の充実を図り、小さな拠点を形成します。 また、今帰仁村に居住し、村外への通勤通学の支援や、拠点間の移動を支援するために、交通ネットワークの形成 等、時代に合った地域づくり、安心・安全な暮らしづくりを推進することで、今帰仁村内外で連携した経済・生活圏を形成 しつつ、「今帰仁」の資源を活かしたまちの持続的な発展基盤を形成します。 ①農林水産物流・加工・観光の拠点形成や賑わいづくり ・庁舎等複合施設やその周辺での農林水産物流通・加工・観光拠点機能等の再生・活性化 ・中心市街地のにぎわいを創出し、ひとが集える活気あるむらづくり ②交通ネットワークの形成による生活利便性の向上 ・公共交通を活用し、地域内・地域間の移動のしやすさを高め、住んで便利な村をつくる ・小型モビリティや自転車など、環境に配慮した移動手段の活用を推進する ・地域住民の交流や観光の振興に通じた地域の活性化のため、港湾における地域拠点機能の強化を促進する ③ICT 利活用の下支えとなる情報通信基盤の整備 ・インターネット高速通信網を整備し、産業振興のための基盤づくりに努める ④北部広域圏との連携による地域づくり ・北部広域が連携する中で、今帰仁村の役割を確立 ・公共施設等のインフラの連携による利便性の確保 ⑤今帰仁村郷友会など村出身者とのネットワーク強化 ・郷友会や村出身者への村内イベント情報等の発信 ・郷友会や村出身者との交流促進
© Copyright 2024 ExpyDoc