株式会社リッチェル 社員インタビュー

株式会社リッチェル 社員インタビュー
~2016年5月10日ミニ企業説明会in東京に参加します~
富山県外の大学生のなかで、富山にUターン就職する学生は、 50%を超え*
全国でも特異な比率のようです。 *マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査
富山では、古くから ものづくり への情熱をもった会社を中心に、学生の採用意欲
が高いということもありますが、富山に根ざして人生をおくりたいという学生が多く、
富山がとても暮らしやすいところ だと感じている学生が多いのではないでしょうか。
今回メッセージをいただいたのは 中村 一樹 さん。
2009年 株式会社 リッチェル入社。
現在は、生産本部 技術部 技術課 に勤務。
入社8年目の 29歳。二児の父親。 趣味は子供と遊ぶこと。
技術課は、メンバーが10人。その中で、中堅社員として責任ある立場になりつつある。
新商品の市場投入に向けてトアイ&エラーの繰り返しの忙しい日々ですが、
その合間に、内に秘めた熱い思いをお話いただきました。
【富山県内の企業に、Uターン就職しようとしたきっかけは?】
富山市四方に生まれ育った。海沿いのこの土地が好き。魚が新鮮で美味しい。
大学だけは 外の空気を吸ってくることも大事 と両親に言われて進学。
「長男なので富山に戻ってくるのは、当然のことでしたね。」
最初から富山に戻り就職することしか考えていなかった。
親にはそのつもりで湘南工科大学 へ進学させてもらったそうです。いよいよ就活となり
大学3年の正月、富山に帰省した際に合同説明会に参加。まずリッチェルのブースを訪ねた。
園芸用品から家庭用品、さらにベビー用品や介護用品などを扱っていることを知り、
「暮らしを豊かにする商品を創っている会社なんだ! とても興味がわきました。」
世界中の誰にでも使いやすい ユニバーサルデザイン をいち早く取り入れていたり、
市場からの評価として、数々の商品でのグッドデザイン賞を受賞していることで
さらに関心を持つようになったそうです。
「あまり器用ではないので、1社づつ会社訪問しようと思い、
とても興味関心があった リッチェル に絞って活動しました。」
この熱意が伝わったのか、4年の5月にはリッチェルから内定を得た。
「意中の会社だったので、就活を終了したんですよ。」
【リッチェルは、ご存知でしたか?】
「実は、リッチェルという社名は、大学時代のアルバイト先で知っていたんですよ。」
夏休みに富山で検品のアルバイト。そこがリッチェル製品を扱っていた。それに、
「たまたま家にあるゴミ箱を見たら、製造販売にリッチェルのロゴが・・。」
こんなことが重なり、リッチェルという社名が、自分のなかに刷り込まれたようです。
さらに技術的なことを探っていくと、
ヨーロピアン風のおしゃれなガーデニング園芸用品。
デザイン性に優れ、軽量で割れにくく、自然の素材感や質感。
「それぞれに適した成形方法がある。可能にするのが、リッチェルの技術なんだ!」
お客様が次に求めるのは何か?そのヒントは身近にある。
時代の一歩先を読みながら、設計・デザインされ絵コンテを基に、
技術者が機能・品質・コストを考えながら金型や製造方法を試行錯誤し、商品を試作。
最後はリッチェルのイメージにあっているかどうかで市場投入が決まる
「常に新しいことへのチャレンジする姿勢は、とても共感できました!
自分で使うことができる身近な商品ばかり。なにより市場の評価を聞ける。
こんなに わくわく することは他では考えられませんでした。」
【富山県内の企業に、Uターン就職して良かったか?】
技術課では、生産技術の業務。新製品の立ち上げへ向けた仕様の決定を行う。
設計課からの図面→製品として可能か否かを検討→製品図面に起こす
→金型仕様を検討→業者に発注→試作~テスト→製品。
「図面から量産まで一貫してみることが出来る職場です。
図面なら図面ばかり 試験なら試験ばかり では次の工程は
見えないし、これでは面白さも感じないですよね。」
そして
「自分が携わった商品が、売れること。これがなによりうれしい!」
ペットキャリーという、自身がサポートした商品が売れたときはとてもうれしかったようです。
また、15年前に行われていた成形技術を復活させ
再度図面を見直し、製品構造・金型構造の変更を行うことにより
「自分が想定した商品ができたんです! 達成感は、このうえないです。」
「学生時代は材料工学だったので、入社してから図面を読むことに苦労しました。
3Dで図面は書くのですが、2D図面が読めることは、必須ですよ。
と、学生のみなさんにもひとこと。
「これからも、 ものづくり の技術者としてあらたな可能性へのチャレンジします。
大好きな富山に、Uターンして良かったと思っています。」