終了報告書 留学プログラム名 TASTE 海外短期語学学習 所属(本学) 社会理工学研究科 社会工学専攻 留学先 University of Washington (アメリカ合衆国) 留学期間 プログラム実施期間:2015 年 8 月 31 日~2015 年 9 月 18 日 修士 1 年 滞在期間:2015 年 8 月 30 日~2015 年 9 月 25 日 1. 留学先(参加プログラム)の概略 東工大の TASTE 海外短期語学学習の奨学金を得て、アメリカ合衆国ワシントン州シア トルにある University of Washington への短期語学プログラムへ参加した (プログラム名 Short Term English Program(STEP) #4 Orientation to Academic Skills(OAS))。OAS は、海外の大学(英語圏)で勉強するために必要な英語力を習得 するためのプログラムである。そのため学術的な文章の読み書き練習、ディスカッシ ョンやプレゼンテーションを行います。教室での学習だけではなく、クラスでフィー ルドワークへ行き、アメリカの文化についても学ぶことができる。プログラムの最後 には 500 words のペーパーの提出とそれについてのプレゼンテーションを行う。 2. 留学前の準備 奨学金のための書類作成、教務課への書類作成、ESTA の申請、航空券の購入、プログ ラムへの申し込み、宿泊先の吟味・確保、シアトル(及び観光のためサンフランシス コ)で行きたい場所の調査など。 3. 留学中の活動及び感想 授業は午前中だけなので、午後は基本的には自由に使うことができる。有名な観光地 巡りや美術館巡り、またサッカー観戦や野球観戦などをして過ごした。毎日ホームワ ークが課されるので、寮に帰ってからは課題へ取り組んだ。OAS のクラスでは日本人 の割合は半分程度だったが、話によると Language and Culture プログラムのクラスで は 8 割以上が日本人だったようである。全体的に日本人の割合が多いため、日本人同 士で集まりがちになり、自ずと英語を話す機会が減っているように見受けられた。確 かな英語力上昇のためには、積極的に日本人以外の生徒と会話することが必要である と感じた。シアトルの街は、アメリカの中では治安は比較的良く、必要な注意と保身 を行っていれば安全に観光することができた。ただし、見所はそこまで多くないので 途中からは行く場所に困ってしまった。 4. 留学を終えて,自分自身の成長を実感したエピソード シアトル発祥のスターバックスによく行ったのだが、着いてしばらくは注文の受け答 えで精一杯であったが、帰国するくらいの時は店員と軽く会話を楽しめるようになっ た。 5. 留学費用 航空機代 13 万円程度、プログラム代 1500 ドル程度、寮と食事代併せて 1000 ドル程 度。保険料は東京海上日動のもので 12110 円。奨学金は TASTE で 8 万円支給される。 6. 留学先での住居 ワシントン大学内の寮(Hugget Hal)で生活。部屋は二人部屋だが、申し込み時に一人 か二人か選択することができる。申し込みはワシントン大学のウェブサイトから。 7.留学先での語学状況 留学期間中は英語を使用。留学前は TOEIC と TOEFL ITP のスコアしか持っていなか った。プログラムの性質からして、やはり TOEIC よりも TOEFL iBT のスコアの方が 判断基準として適当であると感じた(TOEIC はリスニングとリーディングのみのため)。 厳密なスコア基準はないが、初日のオリエンテーションで簡単なリスニングとスピー キングのテストが実施される。 8. 単位認定 奨学金受給のために東工大で単位の申請をする必要がある。 9. 留学経験を今後,どのように活かしたいか 英語での論文執筆に挑戦をしてみたい。 10. 留学先で困ったこと 寮の食事が単調で飽きやすい。学生街なので外へ出るのもいいが、既に 380 ドルを寮 の食事代として支払っているため、寮で食事を取らざるを得なかった。 11. 留学を希望する後輩へアドバイス 将来的に長期留学を考えているのであれば、本プログラムはそのためのウォーミング アップとして役立つであろう。個人的な見解では Language and Culture コースはレベ ルが低いように見受けられた。参加するならば Orientation to Academic Skills コース をお勧めする。また、長期留学を考えていない人にとっても、1 ヶ月弱のアメリカの大 学での滞在は刺激的で様々な体験をすることができるので余裕があったら参加してみ るのもよいかもしれない。どちらにしろ、本プログラムは 3 週間しかないため、本格 的な英語力向上はできない。しかしプログラムへ参加することで、その前準備や帰国 後の勉強のモチベーション増加に繋がるといえるだろう。結局のところ英語力向上の ためには自分自身の強い意志が必要であると感じた。
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