平成28年度 香美町農業委員会活動計画 1.はじめに 香美町農業委員会(以下「農業委員会」という。 )は発足して12年目になり、4期目の最終 年度となる。農業委員会は、定例会などにおいて適格な許可決定を下す必要があるが、そのた めに各委員が責任と自覚を持つように心掛け、農地法等関連法を熟知する。 農業委員会としては、町と6~11月に農地法第30条に定められた農地パトロール等(農 地利用状況調査)を実施し、転用状況及び遊休農地等、町内全農地を調査する。そして、遊休 農地に対しては所有者に利用意向調査を行うと共に耕作放棄地は耕作放棄地対策協議会及び、 町とも連携を深め農地の斡旋や集積をするなど対策を図る。 また、国からの指導でもある耕作放棄地に係る「農地」に該当するか否かを判断したうえで の非農地通知の取り組みを継続する。 そして、食料・農業・農村基本計画の下、食料自給率の向上に向け、農業委員会が重点的に 取り組むべき課題や役割を明示し、農業・農業者の利益代表機関として町へ要望するなど計画 的な役割を推進する。 以下、本年度の活動計画を示す。 2.活動計画 (1) 農業委員会(総会) ○ 年12回(毎月25日頃)開催する。 ○ 申請書等の提出期限は毎月5日とする。 (5日が閉庁日の場合は直前の開庁日) ○ 申請のあった案件については、総会の2、3日前に現地確認調査を行う。 (2) 農地流動化情報(農地集積)活動 ○ 耕作放棄地対策協議会や町と連携を図る。 ○ 農地利用集積円滑化団体、農地中間管理機構と連携を図る。 ○ 耕作放棄地で「農地」でないという判断をすると、非農地通知を行う。 ○ 利用権設定等の新規、再設定の推進を図る。 ○ 地道な掘り起こし活動を展開する。 (3) 農地を活かし、魅力ある農業経営を確立する運動 ○ 農地パトロール、農地利用状況調査を実施し、農地利用意向調査を行う。 (6月~12月) ※農業委員24名+事務局2名 5班体制で実施する。 ○ 「無断転用防止・遊休農地解消対策強調月間」 (8月)及び「農地流動化促進強調月 間」 (10月~11月)を設定する。 (4) 農業者年金関係事業 ○ 制度の周知を図る。 ○ 説明会・相談会を開催する。 (9月) ○ 農業者年金への加入促進を図る。 ○ 実体を伴った適正な経営移譲への誘導を行う。 (5) 情報活動 【情報部会】 ○ 機関誌「香美町農委だより」を年2回発行する。 (9月、3月) ○ 全国農業新聞の普及拡大を図る。 (6) 学習・研修活動【農政部会】 ○ 先進地視察を実施する。 (11月) ○ 農政に関する委員研修を行う。 ○ 各種講演会・シンポジウム等には積極的に参加する。 (7) 農地相談業務【農地部会】 ○ 年2回農地相談会を開催する。 (開催予定月 10月、3月) ○ 相談は委員2名で対応する。 (8) その他 ○ 農業・農業者の利益代表機関として、意見公表、町との意見交換等を行う。 ○ 「 “足で稼ぐ” 」農業委員会として、集落や農家へ積極的に入り込み、攻めの農業・ 活力あるむらづくりに寄与する。
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