広報あかし 平成28年(2016年)5月1日 1212号 地震 広報あかし 平成28年 (2016年) 5月1日 1212号 特 集 大きな地震が発生したとき、冷静に対応するのは難しい その ものです。しかし、一瞬の判断が生死を分けることもあり ます。いざというときに、慌てず、落ち着いて行動するた 発生! めに、基本的な行動パターンを覚えておきましょう。 お問い合わせ/総合安全対策局(t918-5069 f918-5140) 地震発生 地震 が起きる前に準備しておくこと 非常備蓄品 ●落ち着いて身を守る ●家具の固定・配置 机の下に隠れるなど その場で身を守る行動を 家具は倒れないように固 が止まっても、あ 定しましょう。寝ている場 る程度は自力で生 活できるよう、飲 所に家具が倒れてこないよ OK うに、また家具が倒れるこ を備蓄しておくこ とで出入口をふさいでしま とが大事です。また、自宅が被災して避難所で過 うことのないような配置を ごさなければならない場合がありますので、必要 することも重要です。また、 なものをリュックサックなどに詰めておき、いつ 重いものを低いところに置 でもすぐ持ち出せるように備えておきましょう。 くことで、家具の転倒を防 ●棚や家具から離れる 倒れてくる家具や落下物 に注意を ●あわてず火の始末 市は、昭和 56 年 5 月以前に 揺れが激しいときは無理 せ ず、大 き な 揺 れ が お さ まってから火を消す 建てられた住宅を対象に、建物 に は、地 震 被 害 の の倒壊の危険性を知るための簡 想定や避難場所な 易耐震診断を無料で実施します どの情報を掲載し ています。普段から自分の住んでいる地域や行 (本年度の受け付けは 5 月 15 ●ドアや窓をあけて逃げ 道を確保 OK 日号で掲載予定)。また、耐震 動範囲内の危険箇所や避難場所、避難ルートな 金属扉では揺れがおさ ま っ た 後、動 か な く な る ことがあります 改修工事の費用の一部補助を どを確認しておきましょう。 行っていますので、活用してく ※ハザードマップは、総合安全対策局(市役所 4 階)、 各市民センター、サービスコーナーで配布している ほか、市ホームページにも掲載。 握するため、「明石市避難行動要支援者名 簿情報の提供に関する条例」を制定しまし た。今後、9月に条例を施行し、自治会・ ●火の元の確認・初期 消火 ●ガスの元栓を閉め、 電気のブレーカー を切る 通電火災やガス漏れを防 ぐ ●非常持ち出し品の 用意 を 気持ち まずは かせて 落ち着 ●テレビ・ラジオなど で正しい情報を確認 ●家屋倒壊の危険など があれば避難 ●余震に注意 ●隣近所の安否を確認 大きな地震の後には、余 震が発生する可能性があ ります を進め、いざというとき、速やかな安否確 認、避難行動が行えるようにします。 お 問 い 合 わ せ / 福 祉 総 務 課(t9185025 f918-5106) ●消火・救出活動 隣近所で協力して消火 や救出を。自分たちの 手に負えない場合は消 防署・警察署へ通報 ●周囲の状況を確認 防災を学ぶ ▼防災訓練 兵庫県南部地震の経験から、各地域で ・テレビ・ラジオ NHK などのデータ放送や、ラジオ各局 で地域の災害情報が流れます。 自主防災組織が結成されています。自主 防災組織では、地域内の安全点検や防災 訓練を実施するなど、「地域のことは地域 ・防災行政無線、広報車 屋外スピーカーや広報車などで緊急情 報をお知らせします。 で守る」ために活動しています。 ▼出前講座 ・緊急速報メール 避難勧告発令など緊急度の高い情報を、 市 は、自 治 会 市 内 に 存 在 す る 携 帯 電 話(ド コ モ、 など 10 人以上 au、ソフトバンク)に一斉送信します。 の団体を対象 ・防災ネットあかし あらかじめ登録をした携帯電話などへ、 緊急情報などの内容を配信します。 に、防災に関す る出前講座を行っています。 災害時の対処法について紹介する「防 ※登録方法など詳しくは4面で 災研修」 、災害発生を想定し地図に危険箇 全課(t918-5046) 図上訓練(DIG) 」 、避難所の運営を検討す 「プレート型」「直下型」って? 避難 が 必要 ●非常持ち出し品チェックリスト □懐中電灯 □携帯ラジオ □予備の乾電池 生活用品 避難用具 □ヘルメット・防災ずきん □乾パン □缶詰 □栄養補助食品 □アメ・チョコレート □飲料水 救急用具 □救急箱 □処方箋の控え □胃腸薬・便秘薬・持病の薬 □生理用品 の行動を実際に体を動かして訓練する「防 災訓練」の支援などを実施します。詳しく は、総合安全対策局 (t918-5069) へ。 し品を携帯して避難しましょう。避難するときは車 平成 28 年熊本地震の被災者にご支援を ではなく、徒歩で避難しましょう。その際、近所の □缶切り ※使用時はガス 漏れに注意 □携帯用トイレ ●地域の避難所を確認 震度5弱以上の地震発生で、市立の □防寒用ジャケット・雨具 ます。日ごろから自分はどこに避難す □長袖・長ズボン 全小、中学校が自動的に避難所になり □携帯用カイロ るか、場所を確認しておきましょう。 ※そのほか、免許証など身分証明書 や現金など、必要なものを家族で話 し合っておきましょう。 ※一旦避難した後は安全が確認できる までは、建物内に入らないようにし ましょう。 明石市社会福祉協議会では、熊本地震に 人への声かけも大切です。 □下着・靴下 消防庁「防災マニュアル」より引用 02 になったときは 火の元の確認やブレーカーを落とし、非常持ち出 □毛布 □ナイフ る「避難所運営ゲーム(HUG) 」 、災害時 避難は徒歩で □厚手の手袋 □ライター・マッチ 衣料品ほか 非常食品 プレート型 発生後 5~10分 ど、避難支援が必要な人の情報を地域で把 所などを記入して対策を検討する「災害 種類 直下型 発生後 3分 市では、障害者や1人暮らしの高齢者な ださい。お問い合わせ/建築安 地震の 日本で起きる地震には、大きく分けて「プ レート型地震」と「直下型地震」の2種類が あります。プレート型地震は、太平洋などで 海溝を形成しているプレートが動くことに よって、引き起こされる地震で、長時間ゆっ くりと揺れるのが特徴です。東日本大震災や、 今後発生が予想される南海トラフ地震はこの タイプです。 直下型地震は、陸地の内陸部にある活断層 や岩盤が動くことで発生する、震源の比較的 浅い地震で、短時間に細かく揺れるのが特徴 です。今回の熊本地震や、兵庫県南部地震が このタイプです。 揺れがおさまったら家族 で声を掛け合い、お互い の安全を確認 ガラスの破片などから足 を守ります ●住宅耐震化 るハザードマップ ●家族の安全確認 ●靴を履く ぐことができます。 市が発行してい 発生後 1~2分 正しい情報を手に入れるには 料水や非常食など 避難場所の確認 応じて 況に に対応 状 冷静 情報を しい む 正 つか 障害者や1人暮らしの高齢者を 支援するために 町内会、自主防災組織等と名簿情報の共有 家の中の安全対策 電気や水道など 市の 取り組み どうする? ・家族の の元 を確認 火 安全 特 集 よる被災者を支援するため、下記のとおり ●災害時の安否確認 ▼携帯電話「災害用伝言板」 携帯電話各社のホームページのトップ ページに設けられます。画面に従い操 作することで、伝言の登録や確認がで きます。 ▼災害用伝言ダイヤル「171」 「171」にダイヤルし、音声案内に従 い操作することで、伝言の録音や再生 ができます。 義援金を受け付けています。お寄せいただ いた義援金は、社会福祉法人中央共同募金 会を通じ、被災地へ届けられます。 受付期間/ 6 月 30 日(木)まで 募金箱設置場所/社会福祉協議会(総合福 祉センター内)、明石市役所(本庁舎1階)、 各市民センター ※現金書留でも受け付け お問い合わせ/市社会福祉協議会 (〒673-0037 貴崎 1-5-13 t924-9105 f924-9109) 03
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