東日本震災復興の樫内地区第 2 トンネル貫通式典を

2016 年 4 月 28 日
報道関係者各位
プレスリリース(報道資料)
東京都千代田区九段南 4-7-15
日本電業工作株式会社
東日本震災復興の樫内地区第 2 トンネル貫通式典をライブ映像中継
トンネル内 700m の長距離無線伝送を実現
日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区九段南 4-7-15、代表取締役社長:瀬川 純、以下 DENGYO)、株式会社トナキ IT
ファクトリー(本社:千葉県流山市前平井 182、代表取締役社長:渡名喜 重)は、三陸沿岸道路の宮古市樫内地区第 2 トンネ
ル貫通式典において、
トンネル貫通の映像をリアルタイムにトンネル坑口で公開するため、
長距離無線 LAN システム FalconWAVE®
によるトンネル内 700m 無線映像伝送を行いました。
【概要】
樫内地区第 2 トンネルは、震災復興リーディングプロジェクトとして進められている三陸沿岸の宮古~田老を結ぶ自動車専
用道路のトンネルです。この自動車専用道路が全面的に開通すれば津波浸水地区を通行することなく久慈港と宮古市が結ばれ、
緊急医療機関と避難物資が水揚げされる港と市内が直接結ばれることになります。今回樫内第 2 トンネル貫通式典参加者に貫通
の瞬間をライブ中継するため、トンネル内奥部にライブ中継用のカメラと送信装置を設置、トンネル坑口に設置された受信装置
まで約 700m のトンネル内通信に成功、式典参加者がモニターを見守るなか、貫通の瞬間をクリアーな映像で確認することがで
きました。
トンネル内貫通映像の無線伝送
なお、FalconWAVE4.9G-MP はアダプティブビームフォーミング機能を持った広域エリアを可能にする Wi-Fi アクセスポイント
が搭載されているため、切刃周辺の送信装置と坑口に設置した受信装置の Wi-Fi アクセスポイント機能を利用することでトンネ
ル内全体(700m)を Wi-Fi エリア化できていることも同時に確認しました。
【システム概要】
今回使用した、
「長距離無線 LAN システム
FalconWAVE4.9G-MP プラス」は、通信の安定性に定評のある 4.9GHz 帯を利用した
長距離無線伝送を行う機能と、屋外広域 Wi-Fi スポット化を実現するアクセスポイント機能を同一筐体に内蔵した無線システム
です。19.5dBi の高利得でかつ半値幅 17°の 17cm□の小型アンテナを使用することで、トンネル内でも安定した長距離データ伝
送を可能としています。
【今後の予定】
今回は、長距離無線 LAN システム
FalconWAVE4.9G-MP プラスでトンネル内約 700m を通信しましたが、データからも十分な
余力が確認されました。今後はトンネル内でキロ単位の長距離伝送が期待されます。
製品詳細 URL:http://www.den-gyo.com/solution/solution03_c_h.html
■株式会社鋼構造出版 道路構造物ジャーネル NET より引用
災害に強く、同時に耐久性も高い道路を・国土交通省三陸国道事務所 復興道路の一日も早い開通が使命
https://www.kozobutsu-hozen-journal.net/interviews/detail.php?id=1124&page=2
<日本電業工作(DENGYO)について>
1947 年の創立以来、日本の通信事業発展に貢献し、通信インフラの実現を支える技術・製品を数多く創出してきました。アンテナ・フィル
タといったコアビジネスの研究開発はもとより、革新技術創出にも積極的に取り組んでいます。
資本金:3 億 3,000 万円、売上高:146 億円、従業員数:249 名(2015 年 3 月期)。
<本件に関するお問い合わせ先>
日本電業工作株式会社(DENGYO) 担当:マーケティング室
所在地:東京都千代田区九段南 4-7-15 TEL:03-6812-1415
e-mail:[email protected]
URL:http://www.den-gyo.com/