全国学校法人立専門学校協会 会報Vol.31

2 0 1 6 Vol.31
万人の受け皿と雇用を新たに
グが図れる就職支援まで視野に入
生活支援、さらに最適なマッチン
不足が深刻ですから、職業訓練や
また、特に地方は看護師、保育
士、介護人材をはじめとして人手
ることが大切です。
がら、人材育成の学び場を提供す
域の専門学校同士が協力し合いな
地元に就職するケースが多く、地
地方の活性化についても、専門
学校で実学を学んだ人はそのまま
でも意欲は向上するでしょう。
です。学ぶ機会さえあればいくら
事のために創意工夫を凝らす民族
人はもともと勤勉でチャレンジ精
山谷 小林会長の学校は 割が
学び直しの学生だそうです。日本
整備する緊急対策を決定しまし
れ
の課題は地域の活性化、すなわち
れて人材の育成を進めなければな
い ま す。 例 え ば 学 校 の 統 廃 合 を
地方創生です。私は地方創生の鍵
りません。
という点から考えますと、地域の
た。我々もさらに努力しなければ
を握るのは、若者の定着と地域に
専門学校の果たす役割はとても大
と思っております。
おける人材の活性化、生産性の向
しかすると人材派遣業まで含めて、
そうすると地域の商工会議所を
は じ め 自 治 体 やハロ ー ワ ー ク、も
を移転するなどの戦略を立て、地
その実現のためには、国民全体
の学び直しを含めた職業教育の充
上、そして少子高齢化に対応する
機関の制度化についてお話を進め
業教育の在り方、新しい高等教育
持ちの山谷えり子参議院議員と職
て大変明るく、豊かなご見識をお
小林 本日は馳文部科学大臣を
囲み、専修学校の職業教育につい
人材の高度化がもたらす付加価値
実 と、 そ れ に よ る 生 産 性 の 向 上、
地域社会のセーフティネットづく
図ったり、逆に街中にキャンパス
後は﹁経営戦略﹂が必要だと見て
職業教育のさらなる振興に向けて
山谷えり子前国務大臣
馳 浩 文 部 科 学 大 臣
ついて話し合ってもらった。
衆議院議員
参議院議員
小林光俊会長
の創出を継続的に進めることが不
専 修 学 校 各 種 学 校 総 連 合 会 の 小 林 光 俊 会 長 に 職 業 教 育 の 振 興と 新 し い 高 等 教 育 機 関 に
トップである馳浩文部科学大臣、職業教育に造詣が深い山谷えり子参議院議員、全国
中 央 教 育 審 議 会 の 特 別 部 会 で は、
「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関」
の制度化に向けて、真剣な議論が繰り広げられている。そこで本号では文部科学省の
特別
鼎談
全国専修学校各種学校総連合会
たいと思います。
可欠と私は思っております。大臣
この全てに関わるのが専門学校
馳 山谷先生は我々文教族に
とってジャンヌ・ダルクのような
←
存在です。
なかでも第一次、
第二次
億総活躍社会というのは
神が旺盛、さらに常により良い仕
きいと思います。
域の活力の支えになる存在である
広 く 連 携 を 取 る 必 要 が あ り ま す。
馳 地方創生において明るい材
料は、情報通信機器が発達してい
きなかった仕事が、どこでも可能
て、これまで都会に行かないとで
様 ざ ま な 団 体・組 織 と 連 携 を 取 る
地方創生のカギは人材の育成
になったという点です。
例えば人手不足とTPP参加で
揺れる農業ですが、経営感覚を持
つが
で税金もたくさん納めていただい
おられます。とても勤勉な土地柄
山谷 馳大臣は石川県専修学校
各種学校連合会の会長もなさって
ないシステムをつくっていかなけ
や外国人の子弟などもこぼれ落ち
則を徹底するために不登校の生徒
会ということもできます。その原
て誰もが再チャレンジが可能な社
い社会、あるいは学び直しを含め
です。誰もが排除されることのな
現政権の大きなスローガンの
種学校が求められるためには、今
馳 人材育成は地方創生の要で
す。育成の場として専修学校、各
す。
大臣のご意見をお聞かせ下さい。
業教育機関だと自負しておりま
決に貢献する人材を育成できる職
にもあり、こうした地域の課題解
です。我々の学校は地方のどの県
ゼロを目標に、保育や介護それぞ
保育士の増加や介護による離職率
成を得意とする分野です。政府も
福祉士は、まさしく専修学校が養
小林 おっしゃる通りです。い
ま大臣が挙げられた保育士や介護
地方創生には欠かせないでしょう。
柔軟さと、
しっかりした経営戦略が
小林 ネット社会の進展に伴っ
て、どこの地域にいても情報格差
待しているところです。
育の高度化と教育内容の充実に期
要請に的確に応えられる、職業教
向けた新たな展開も生まれるで
農業者が増えれば、地方活性化に
く、そして情報通信機器が扱える
谷
と考えています。
ればなりません。
ち、起業を考えると金融にも明る
今年は実践的な職業教育を行う
新たな高等教育機関の制度化に関
職業教育を担う専修学校の存在だ
きいと思っています。専修学校群
私たちの責務です。
お願いします。【 面へ続く】
験が豊かな山谷先生のご意見から
そこでグローバル化について伺
います。まず世界を歴訪された経
際社会も同じです。
いう意味では、地方のみならず国
環境が進んだ、距離が縮まったと
ションを起こし世界中に発信する
に な り ま し た。 新 た な イ ノ ベ ー
がなくなり、繋がりが持てるよう
しょう。そういう意味でも時代の
して、中教審特別部会の答申が出
あってほしいし、行政としても政
に応えるべくさらに専修学校の振
興に努めてまいります。
策としてきちんと進めていくのが
が、 安 倍 政 権 は﹁
兆
は常に時代の要請に応える存在で
億総活躍社
小林 心強い限りです。さて今
国会も 月 日から始まりました
年までにGDP
会 ﹂ を 謳 い、 国 民 を 活 性 化 し て
小 林 あ り が と う ご ざ い ま す。
次に具体的な我が国の課題と人材
育成についてお伺いします。第一
2
1
4
円を目指すという方針を打ち出し
ています。
山谷えり子前国務大臣
ております。その原動力の
る重要な年であり、私どもも期待
山
馳
馳
8
そういう面でも専修学校、各種
学校が果たすべき役割は極めて大
つ
専学の実学で地方の活性化を
りだと考えております。
や文部科学省と連携し、政策を推
進する上で独善的にならないよう
中央教育審議会
︵中教審︶
に諮る上
で、
旗振り役のような存在でした。
今後も引き続き山谷先生のもとで
つにして教育政策を力強く
1
1
1
6
0
0
000000
出 席 者
50
はその辺りをどうお考えですか。
馳浩文部科学大臣
安倍内閣の教育再生に関しては党
000000
推進していきたいと思います。
心を
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1
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0
2
0
行
日
月
成
全国学校法人立専門学校協会 〒102−0073 東京都千代田区九段北4-2-25(私学会館別館)☎03-3230-4814 発行責任者/小林光俊
年前頃に、私はア
周 年 の 節 目 を 迎 え ま し た。 実 は
山谷 専修学校に関していう
と、専修学校は昨年、制度設立
ちょうどその
メリカに特派記者として赴任して
おりました。アメリカの専門学校
的な存在であるコミュニティカ
レッジを見学しました。フロリダ
州のマイアミでは 代、 代の高
上で必要な言語と、コミュニケー
ションを図るための生活言語の両
方を教える体制を専修学校で整備
←
の各国で、若者たちが専門的な職
に仕事を与えようということで
方を日本の専門学校で受け入れて
草の根の相互理解が、我が国の安
求められます。お互いに歩み寄る
の
全保障にも大きく貢献することは
後の高度経済成長に続く﹁第
いく。これをJICAの戦略とし
間違いありません。
てODAを通して行うことは非常
に意義があると思います。
す。そのためには技術訓練のチャ
本﹂になるには、職業教育の開放
使命であろうという話でした。
ンスを与えることが教育の大きな
する。そうすれば日本で働く場所
がまさに
した。
業訓練ができる共通プログラムを
も提供できますし、我が国にとっ
小林 ご指摘の通りです。専修
学校も、教員による留学生の教育
つくろうという議論をされていま
ては人手不足の解消にもつながり
我が国のグローバル化について
もう つ付け加えますと、留学生
馳 E U で 思 い 出 し ま し た が、
先日、OECDの教育担当大臣と
び直しをされていました。
ます。そして日本における労働を
今年、日本の倉敷で開かれるG
の教育大臣会合でも、ぜひその
してEUの会議に出席する機会が
一方、都市部のニューヨークな
どでは、移民の方々が就労を目指
通して得られた技術は、
帰国後、
母
目 的 の つ は 相 互 理 解 で あ り、
もちろんその背景には先般パリで
開国﹂と呼んでいます。安倍総理
して英語と実学を学んでいまし
国の発展に資することになり、ひ
ありました。ヨーロッパは若者の
入れていくために、教育を通して
共感し、そして涵養の精神で受け
しまうのか。お互いの国を理解し
子どもたちがテロリストになって
す。なぜ自分の国で生まれ育った
起こったテロの問題などがありま
や技術・技能、マナーを習得した
点を置き、そこで基礎的な日本語
ASEAN諸国に日本語教育の拠
日本でも、例えばベトナム、カ
ンボジア、タイ、ミャンマーなど
た。
議論をしてほしいと要請されまし
そうすると教育を提供する専修
学校側も﹁英語﹂で伝える努力が
もらうことが大切です。
キュラムを﹁日本語﹂で理解して
踏まえた体系的な職業教育のカリ
の文化や日本人の職業観、それを
をはじめとする外国人には、日本
にも繋がる話だと思います。
日本という国を理解することが大
うまく図るには、まず自分たちが
ちと異文化コミュニケーションを
ティ︵多様性︶の中で、留学生た
だ け で な く、 学 生 も ダ イ バ ー シ
う。
私も娘が専門学校で学び、いま
教員をしておりますので、先生方
く、これを改善するためEU圏内
小林 感謝いたします。日本で
は少子高齢化による世代交代、ゼ
会的使命感を抱いてほしいと思い
の重要性を意識するとともに、社
認識いただき、自分達の取り組み
大臣のお考えを聞かせて下さい。
ま と ま る と う か が っ て お り ま す。
ります。今年の夏ごろには議論が
し、国内外で活躍できるようにな
磨して練習に取り組むこともよく
習以外に、仲間と深夜まで切磋琢
も高く、私の娘も授業や通常の実
ぎっしりです。学生の学びの意欲
切です。そしてこれは主権者教育
相互理解を図りながら、特に若者
小林 このほど 歳以上に選挙
権が与えられ、この夏の参議院選
ます。
学費や生活費の足しにとアルバ
イトをする学生も多く、奨学金を
ありました。
いくかという答申が夏くらいに出
しても必要です。学生一人ひとりを
はじめとする経済的支援はなんと
日本の職業教育は他国に抜きん出
小林 大変ありがとうございま
す。先ほど大臣が言われたように、
予算の拡充を働きかけて参ります。
ついて大事に議論を重ねてきたこ
て優れている分野が多分にありま
そして安倍政権も教育基本法の
改正をはじめとして、職業教育に
とが︵答申という︶形になって結
界に広めていくことによって、社
新機関の制度化は時代の要請
小
林
万 人 の 卒 業 生 を 輩 出 し、
るというのは、まさしく山谷先生
山谷
実学から得た知識や技術を活かし
を旗振り役に我々自民党の文教関
馳 新たな高等教育機関として
専門学校をどのように制度化して
ネレーションチェンジが起きてい
チェンジも必要だろうと考えてい
て仕事に就いた人が幸せに暮らし
年間で専門学校は
ます。私はこれに伴うパラダイム
ます。要するに少子高齢化対策と
ながら、勤労や納税を通して国と
この
がどれほど親身な教育をされてい
剣 に 学 ん で い る か、 実 状 を よ く
るか、また学生たちがどれほど真
を 入 学 資 格 と す る 専 門 学 校 に は、
知っています。専門学校で初めて
に、
社会システムの切り替えや教育
主権者教育の充実を図る必要があ
支 援 の 世 界 基 準 づ く り に 向 け て、
は、新たな富を生み出す原動力に
業生も沢山います。
して生涯学習社会を実現するため
てどうお考えですか。
人格教育をしてもらったという卒
小林 まさにジョセフ・ナイ
︵国
際政治学者︶
が言うところの
﹁ソフ
馳 おっしゃる通り、主権者教
育には市民教育の側面があると思
ります。大臣は主権者教育につい
トパワー﹂ですね。ソフトパワー
います。専門的な能力をもって職
主権者教育についてもある程度
など東南アジアでは、日本の専門
とは、自国の文化や価値観が他国
も進んでいます。またミャンマー
学校のカリキュラムの素晴らしさ
に反映して人的・物的交流が盛ん
業に就き、報酬を得て、家族を構
応 援 す る た め に も、政 府 や 行 政 に
が高く評価され、専門学校のシス
成する。生活のすべてが政治との
係議員が取り組んできました。
テムを輸出してほしいという声が
関わりを抜きにしては成り立ちま
高まっています。
実するわけです。
会 貢 献 や 国 際 貢 献 に 繋 げ て い く。
アも中南米などもアフリカも、高
す。そもそも日本が戦後これだけ
その基本にあるのは職業教育で
代表的な例がクールジャパンや
ホ ス ピ タ リ テ ィ ー だ と 思 い ま す。
がどういう状況の中で平和な国家
た歴史も踏まえて、日本という国
国の文化や伝統の成り立ちといっ
従って社会保障や雇用保険など
生活を支える制度をはじめ、我が
大きな視点からも専門学校の役割
な人生です。私としてはこうした
きいきと暮らすことはとても幸せ
就き、その糧で家族を構成し、い
しょうか。やりがいのある仕事に
の土壌はできているのではないで
大事な税金を財源にした公的資金
ります。予算とはすなわち国民の
馳 専修学校振興の予算獲得に
ついては、もちろん努力してまい
して下さるようお願いします。
今後は予算の組み換えなども検討
寄せています。今の時代にマッチ
は、ご存知の通り大きな波が押し
のたびの高等教育の改革について
と思っています。
我々も政策をリードしていきたい
い。 ま た 皆 さ ん の 協 力 の も と に
度づくりに向けて、今回の中教審
界のハブ機能を果たせるような制
た職業教育が、アジアあるいは世
に、予算の獲得に努めて専門学校
や実際の姿を広く伝えるととも
です。
中教審の特別部会で複線化の議論
し た も の に し よ う と い う こ と で、
小林 学ぶ学生を等しく支援す
るという観点から、奨学金につい
んでいます。
の議論を含めて様ざまな動きが進
す。それを日本語教育も含めて世
度な技術、部品管理、メンテナン
の経済発展を成し遂げたのは、職
として存在しているのか、そうし
山
それを法律化し、予算化してい
くには、政治的な合意形成が必要
まさに日本の専門学校を中心とし
業教育の充実と高度化が大きな柱
たことを理解した上で政治に参加
中教審特別部会の報告に大きな期待
です。専修学校の皆さん方にはぜ
谷
地方の活性化を下支えしています。
ひその原動力になっていただきた
スといった日本型の体系的な教育
になっていることは間違いありま
馳 東南アジアに限らず、例え
ば自動車整備の技術などは、ロシ
万人が在籍しております。こ
小林会長が言われたように現在
プログラムを非常に高く評価して
せん。これはアジアの有識者が口
する姿勢が求められます。
てのお考えもお聞かせ下さい。
は
地方創生の話題でも述べました
が、地域の商工会議所などと協力
を揃えて言われていますし、若者
います。
して、海外からきた人にも学びの
も日本に学ぼうという気持ちが非
義なことと思います。
が行われているわけです。
ろです。
この時期に、非常に示唆に富ん
だ意見を述べられました馳文科大
それを投入するのに︵専修学校
振興には︶ふさわしい価値がある
の振興に取り組んでいきたいと
臣並びに山谷先生に感謝申し上げ
ことを専修学校の皆さん方にもご
馳 これまでお話に出た地方創
生や専修学校のグローバル化にも
思っています。
小林 大学を中心とする学術教
育と、専門学校の高度化を中心と
を置いてこられたかもしれませ
ん。今後は積極的に政治に関心を
大臣がおっしゃる通り、留学生
が 日 本 で 勉 強 し 就 労 す る こ と は、
ます。安倍総理は本年を﹁新しい
また大局的に見ても、確かに専
修学校、各種学校もグローバル化
年後に立派
いたします。
山谷先生のさらなるご活躍を祈念
山谷 専門学校のカリキュラム
は非常に濃密で、朝から深夜まで
2
そうなれば学ぶ学生が等しく誇
りを持ちながら将来に向けて勉強
する職業教育。この
国づくりへの新しい挑戦を始める
持ち、
声を上げるとともに、
選挙に
すべて繋がる話ですが、やはり奨
日本の活性化のみならず国際貢献
つの高等教
への対応が必要です。入国管理行
年にしたい﹂と抱負を語っておら
行って責任を分かち合うという意
学金制度とは、学び直しを含めて
識を持っていただきたいですね。
意欲と能力のある人を公平に広
にも繋がります。さらに日本の職
育体系の完全なる複線化の実現に
業教育を東南アジアに広め、優秀
向けて、中教審では、専門学校を
政における規制緩和などの政策推
れました。
進を前提とした上で、日本語教育
く 支 援 す る 制 度 と 捉 え て い ま す。
山谷 もともと専門学校は技術
教育と、人間性を高める人格教育
従って専修学校に対しても拡充す
な人材を育成することは、地域活
母体とする新機関の学位創設、す
性化をリードしEUにおいて中心
なわち国際競争力を担保するディ
を国内外、特にASEAN諸国で
私たちも未来志向で、高等教育
改革をはじめとする専修学校の振
しっかりと行うべきだと思います。
興に、今後も全力で取り組んで参
的 存 在 と な っ た ド イ ツ の よ う に、
る方針のもと、給付型、所得変動
を 本の柱として参りました。学
グリー制まで想定して、いま制度
な社会人として巣立てるよう、先
生の多くが入学から
ります。これからも馳文科大臣と
日本がTPPのリーダーとして存
型、返済型と幅広く展開していき
在感を発揮するまたとない機会で
たいと考えています。
もっと簡潔に言いますと、日本
の専修学校は国の枠を超え、海外
ます。
生方がそれは熱心に教えられてい
2
2
66
設計の検討をいただいているとこ
の人材に向けて、職業教育も日本
私はこの状況を、明治維新、戦
す。
語教育も行わなければならない時
代になりました。技術を習得する
小林光俊会長
常に強いのです。
機会を提供するのは、とても有意
ともすると専修学校の先生も学
生さんも、これまで政治とは距離
せん。
になるなどの対外影響力のことで
歳以上
失業率が %から
%と極めて高
の い う﹁ 世 界 の 中 心 で 花 開 く 日
た。専門学校的なカレッジは、就
馳
職業教育の〝輸出〟求める声も
山
谷
労で生活安定をもたらし、人々の
いては国際貢献にも繋がります。
挙から適用されますが、
新たな富を生む原動力に
幸せな人生のベースになっていま
そういう意味では、専修学校の
果たす役割と、我が国のものづく
万人が在籍しており、
今後、
18
なると思います。
66
す。
40
齢者の方でも再就職をしたいと学
す。国の活力維持に繋がる姿を目
つの要といえるでしょ
の当たりにして、いずれは日本も
1
3
いま
←
1
40
りの技術及びそれを支える職人
1
7
1
2
0
0
70
きっとそうなると確信しました。
25
40
実際にいま留学生が沢山日本に
来ていて、就労に向けた規制緩和
18
20
60
(2)
2016 年
(平成 28 年)3 月 25 日
(3)
2016 年
(平成 28 年)3 月 25 日
審議経過中間素案
(部会長=永田恭介筑波大学学長)は2月12日、東京・千代田区霞が関の東海大学校友会館で
第10回会議を開き、
「社会・経済の変化に伴う人材需要に即応した質の高い専門職業人養成の
ための新たな高等教育機関の創設について」と題する審議経過報告(素案)を提示した。特別
部会では、この「素案」を巡って議論が交わされており、新機関の制度化に関する審議はいよ
いよ大詰めの段階を迎えている。
888888888
888888888
中央教育審議会の「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会」
( 抜 すい)
中央教育審議会特別部会第10回会議
産業界・地域等との多面的な連携体制を構築・強
化する。
(教員)
・教授・準教授等の職制や、職階ごとの資格基
準については、大学・短期大学の職制、基準と同
様を基本とする。
・教育・研究業績に基づく教員と並び、実務卓
特別部会の第10回会議で示された「審議経過報告」
の素案要旨(抜すい)は次の通り。
【新たな高等教育機関が必要とされる背景】
越性に基づく教員を、教員組織の中に積極的に位
ア)学士課程相当の課程を提供する機関
置付ける。
・修業年限は4年とする。
・当該機関の課程については、4年一貫制のほ
(教育条件)
○変革のスピードが速い時代にあって、個々の職業
か、前期2年又は3年、後期2年又は1年の区分制に
○新たな高等教育機関の教員数、施設設備などの教
人は、常にその能力を鍛え直していかなければならな
もできるようにすることを検討する。
育条件については、質の高い高等教育機関として求め
い。変化に主体的に対応できる、質の高い専門職業人
・一貫制課程の修了者及び後期課程の修了者に
られる条件を備えるよう、現行の最低基準である大学
の養成を強化するため、新たな仕組みが求められてい
は学士相当の学位と大学院入学資格を、前期課程
設置基準及び短期大学設置基準の水準を考慮すると同
る。
の修了者には、短期大学士相当の学位と大学編入
時に、高度かつ実践的な職業教育を行う機関として、
○我が国の産業競争力の維持・強化のためには、経
学資格を付与する。
済のサービス化・ソフト化等の動向も踏まえつつ、成
その特性を踏まえた適切な水準を検討する必要があ
る。特に、新たな機関では、常に最新の知識・技術等
イ)短期大学士課程相当の課程を提供する機関
を教育内容に反映できるよう、教員の流動性の確保が
推進する必要がある。例えば、福祉、IT・情報サー
・修業年限は2年又は3年とする。
重要となるほか、社会人学生も多く受け入れるなどの
ビス、コンテンツ、観光等の分野で相当量の人材ニー
・修了者には短期大学士相当の学位と大学編入
特性があり、こうした特性に留意した基準の設定が必
ズがあると推計されている。
学資格を付与する。
要となる。なお、高度に専門的な職業教育を行う新た
長分野等で求められる実践的な専門職業人材の育成を
○職業人材養成をめぐる課題を改めて見たとき、現
な機関は、専攻ごとの収容定員が小規模になることも
行の大学・短期大学は、幅広い教養教育と学術の成果
(教員組織)
想定される。以上を踏まえ、新たな高等教育機関の教
に基づく専門教育の中で職業教育を行うものとされ、
○新たな高等教育機関では、①実践力強化に重点を
育条件については、次の観点から、さらに、適切な基
職業実践知に基づく技能の教育については、制度上、
置いた職業教育を推進するため、企業等の現場で現に
準の検討を進めるべきである。
明確な位置付けがなされていない。一方、技能教育に
取り扱われている、生きた知識・技能等を教授してい
強みを持つ専門学校は、制度的自由度の高さの裏面と
くこと、②職業教育の高度化に向け、理論と実践の架
・必要専任教員数、備えるべき施設設備、校地・
して、質保証の面で課題がある。
橋を図ることが求められる。
その教員組織については、
校舎面積については、大学・短期大学設置基準の
○既存の高等教育機関の取り組みだけでは、なお十
組織の流動性の維持が特に重要となるとともに、最新
水準を踏まえつつ、質の高い職業人養成に相応し
分対応し切れていない課題があり、それらの課題に適
の実務に通じた実務家教員を積極的に登用すること
い適切な水準を設定する。
切に対応するよう設計された、新しい高等教育機関の
や、理論と実践の架橋を担う教員を確保していくこと
・校舎面積等については、小規模の専攻等に対
構想が待たれている。
が必要となる。
する基準の整備についても検討する。
このことを踏まえ、新たな高等教育機関の教員組織
・一の授業科目について同時に授業を受ける学
については、例えば、次のような基準等を設けること
生の数については、大講義室等での一斉指導中心
が適当と考えられる。
の授業ではなく、実践的な職業教育の授業を効果
【新たな高等教育機関の制度化の方向性】
(新機関の教育機能)
的に実施できるよう担保する観点から、適切な水
・専門職業を担うための高度で実践的な技能を
・各分野の特性にも配慮しつつ、専任の実務家
育成し、産業構造・人材需要の変化に対応した人
教員を一定割合以上配置するよう義務付ける。
材養成を行う。
・理論と実践の架橋を担う教員として、研究能
(質保証の仕組み)
・実践力を裏付ける理論面への理解を深化させ
力を併せ有する実務家教員の配置を一定割合以上
○新たな高等教育機関は、国内的・国際的通用性の
たり、変化する状況の中、知識・技能や教養を結
義務付ける。
確保の観点からも、適切な質保証の仕組みを整えるこ
び付けて課題解決につなげる総合力を養う。
・最先端の実務に携わりつつ、教育に当たる教
とが必要である。実践的な職業教育に最適化した大学
・幅のある基礎力や、職業人に必要な教養を育
員を確保するため、
そうした者を一定の条件の下、
教育を行う機関として、その学校設置認可は、新しい
むとともに、職業の高度化等に対応した学びを、
必要専任教員数に参入できる仕組み(
「みなし専
基準の下、適切な審査体制により実施されるものとす
生涯にわたり継続するために基礎を培う。
任」
)も活用する。
ると同時に、大学体系に位置付くとともに、産業界と
・キャリア・アップやキャリア変更、職場復帰
準を設定する。
連携して教育を行う機関として、情報公表や評価につ
等を目指す社会人のための多様な学び直し機会を
(新たな機関の教育活動における連携)
いても、相当の水準を求める必要がある。これらを踏
提供する。
○産業構造の変化のスピードが加速する中、社会が
まえ、
新たな機関に関する質保証の仕組みについては、
求める人材の養成に大学等が十分に対応していないと
次のようにすることが適当である。
(大学体系への位置付け)
の指摘がある。高等教育機関においても、人材需要へ
○新たな高等教育機関については、教養や理論にも
のより迅速かつ的確な対応が求められるところであ
・質の高い実践的な職業教育を担う機関として
裏付けられた実践力を育成するものであること等を踏
り、特に、教育界と産業界とが、日頃から求める能力・
の相応しい設置基準等を制定する。認可庁は国と
まえれば、大学体系の一部をなす機関として、その制
人物像を共有し、実践的な能力の育成を強化すること
し、大学設置・学校法人審議会に新たな審査会を
度の設計を図り、従来の大学と同等の評価を得られる
が必要である。
設けて審査を実施する。
ようにすることが適切である。
○特に地方では、地域のニーズに対応した高等教育
・現行の大学・短期大学が実施しているのと同
○大学体系に位置付けることは、こうした世界の大
機関の機能が十分になく、高等教育進学を機に多くの
等、又はそれ以上に充実した情報公表を義務付け
学の標準的な在り方を踏まえることともなり、当該機
若者が地方を離れて、そのまま人口流出につながって
る。
関の国際通用性を高めることにつながる。さらには、
いる状況がある。地域産業を担う人材が地元で育ち、
・自己点検・評価、認証評価機関による評価を
我が国の高等教育の多様な発展に資するとともに、学
地元に定着していくようにし、これら人材が地域の
義務付ける
生の将来にとっても有益であって、
保護者等のニーズ・
強みを活かした事業を展開することにより、地域の活
・情報公表及び評価に当たっては、産業界等を
期待にも応えることになると考えられる。
【新たな高等教育機関の制度設計】
性化へとつなげていくことが重要であり、高等教育
はじめとしたステークホルダーに対し、各機関の
機関が地域との連携をより一層密にし、高等教育の入
教育の質や学生の学修成果を分かりやすく明示す
り口から出口までの教育・学生支援を、地元の関係機
る。
(制度の基本設計)
関、企業等と一体となって進めていくことが求められ
○早期の就職を望む若者や多忙な中での学び直しを
る。
望む社会人等のためには、短期の高等教育の機会を提
○新たな高等教育機関においては、教育機関として
供していくことが重要であると同時に、
職業の高度化・
の自主性を確保しつつ、産業界・地域等との対話・協
・例えば「専門職業大学」等の名称が考えられ
複雑化に対応する観点から、より長期の高等教育機会
働を促進し、教育活動への参画を得る体制を構築する
るが、大学体系に位置づけ、専門職業人材の養成
を充実させていくことも重要である。大学・短期大学
よう、次のような仕組み等を採り入れることが適当で
を担う実践的な職業教育機関として、相応しい名
からの編入学など、既存の高等教育機関との接続によ
ある。
称を検討する。
(名称)
り、多様な学習者に、実践的な職業教育の機会を提供
(財政措置)
していく視点も重視する必要がある。
・企業等や経済・職能団体、地域の関係機関と
○このことを踏まえ、課程修了者の学修成果に対す
の連携により、教育課程を編成・実施する体制の
る国内的・国際的通用性を確保し、高等学校卒業後の
整備を義務付ける。
・財政措置については、実践的な職業教育を行
若者の進路として、及び社会人の学び直し機関として
・その他、人材需要の把握、求められる学修成
い、専門職業人材の養成を担う高等教育機関とし
も魅力ある機関となるよう、大学体系に位置付く次の
果(ラーニング・アウトカム)の明確化、
インター
て相応しい措置の在り方について検討する。
ような機関を制度化することが適当である。
ンシップ学生の派遣、実務家教員の受入れなど、
ており、いま、全
国の専門学校から
熱い視線が注がれ
ています。
この開発の背景
には、若年者の高
い離職率という大
きな社会問題も関
年
月に厚生
係しています。平
成
労働省が公表した新規学卒者の離
月卒業者の状
況︶によりますと、各学校種では
職状況︵平成 年
卒業して就職後
一般財団法人職業教育・キャリ
ア教育財団︵以下TCE財団︶で
はこれまで、職業教育・キャリア
年以内に
教育を充実・発展させるべく、
キャ
で離職するという依然とし
門学校をはじめとした多くの教育
グラムを開発しており、現在、専
な職業教育・キャリア教育のプロ
検定︵B検︶ジョブパスなど様々
情 報 検 定︵ J 検 ︶
、ビジネス能力
クやる気の根っこ
﹃未来ノート﹄
﹂
、
ニング型キャリア教育ワークブッ
教 員 養 成 や、
﹁ ア ク テ ィ ブ・ ラ ー
きるよう、学校教育段階での﹁職
有意義な職業生活を送ることがで
我が国が持続可能な社会を実現
するために、
多くの若者が就職後、
られます。
の欠如も大きな要因の一つと考え
業観・勤労観・キャリアマインド﹂
社会的な要因のほか、
若年者の
﹁職
て厳しい状況にあります。様々な
リア・サポーターをはじめとする
機関で導入されています。
り、専門学校をはじめとする職業
充実を図ることが求められてお
協会等などとTCE財団が連携し
現在、全国専修学校各種学校総
連合会︵全専各連︶や各都道府県
ログラムとして開発されました。
たな分野横断型のキャリア教育プ
職業教育機関に導入可能となる新
し、専門学校を中心とした全ての
などを通じたコミュニケーション
演習・グループディスカッション
基 盤 と な る 知 識 の 体 系 的 な 習 得、
本教科は、学生・生徒に﹁職業
観・キャリア形成﹂の意識を考え
大きくなっております。
教育機関が果たす役割はますます
業教育・キャリア教育﹂の一層の
CE財団が培った教育資源を活用
平成 年からスタートした教科
﹁職業とキャリア﹂は、これまでT
て 運 営 さ れ て い る 事 業 で す。 ス
能力の向上に繋がる内容となって
おります。
る機会を与え、専門教育を支える
タート以降、徐々に広がりを見せ
今後、全専各連の会
員校はもとより、全国
の専門学校に本教科の
が国の職業教育の底上
導入を図ることが、我
げ、 高 い レ ベ ル で の
に、これまで国家試験
若年層のキャリア教育、社会
人教育は専門学校だけではな
ています。
鉄道、航空などの人材を養成し
か、かなり試行錯誤してきまし
どのような教材を使ったらよい
これまで人間力を高めるには
ど う い う 教 育 を し た ら よ い か、
ところです。
派な社会人になることが大事な
大事ではありますが、まずは立
教えるのかというと、専門性も
なところです。ここでまず何を
植え付けていくという方向で持
点に戻って考え、それを学生に
度人間教育、キャリア教育の原
考えています。教職員は、もう一
校の常勤教員でやるべき授業と
て肝であると考え、これは我が
ア﹂というのは、私たちにとっ
た。やはり、この﹁職業とキャリ
本校では、社会人教育を今ま
で外部の方にお願いしてきまし
たわけです。
﹁職業とキャリア﹂、メンタル
教育、ホスピタリティ教育、この
教育も大切です。
いわれており、ホスピタリティ
就職先がホスピタリティ産業と
ています。また観光系の学校は
でメンタルトレーニングも行っ
てるという観点から、別の教科
﹁職業とキャリア﹂という題材
の 形 成 を 第 一 番 に 考 え ま す と、
人間力を高める教材
く、日本全体の問題です。この
っていきたいと考えています。
戦後間もなく女性の自立を旗
頭に名誉理事長の中村あいが創
設した中村洋裁研究所がそもそ
学校長 瀧
潤一郎
本のバランスをうまく取りな
と合わせてたくましい学生を育
ものスタートです。学校法人中
た。その時に
﹁職業とキャリア﹂
行こうと思っております。
︵談︶
分自身の職業に対して、やはり
将来の目標や仕事の内容、業界
職するまでの
て参りました。入学してから就
というのが非常に大切です。
持って、それを就職につなげる
考えさせ、キャリアの意味を理
がら、立派な職業人を養成して
や っ て い た の で す が、 こ れ を
私たちの専門学校は基本的に
ある意味で職業訓練学校のよう
村学園の中に つの専門学校が
キャリア教育をどこでやるの
国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校
つです。基
あり、本校はその
﹁職業とキャリア﹂と少し離
れるかもしれませんが、人間力
キャリア教育一本に絞って行う
という教科書に出会い、これは
大村美容ファッション専門学校
職業と仕事の基本を学ぶ
良いテキストだと思って導入し
事の関係という基本を学ぶ上か
ことで、学生にも職業に付いて
か、いろいろなところで議論さ
思います。その中でも本当の目
ら、この﹁職業とキャリア﹂を
れているのです。
標は美容師になりたいと思いな
導入しました。
トラベルやホテル、
ブライダル、
がらも、一方でデザイナーにな
解させています。
本 的 に は 観 光 系 の 専 門 学 校 で、
りたい、エステに進みたいと悩
本校においては、就職支援を
年次、 年次にわたって行っ
目的意識の希薄な学生がいると
を知ることも含めた就職支援が
む学生もいます。このように自
いうのが現状であり、課題でも
ちづる
とで人間教育に重点を置いてい
あります。
学校長 斉藤
るのです。最終的な目標は美容
自分の考えをはっきり持って
人に言える、伝えることが出来
てこれからの大きな課題であ
る、これはキャリア教育を含め
自分自身で職業に対してしっ
かりした考えと将来の目標を
師やデザイナーですが、まずは、
とても重要だと思います。そし
年 間 を 通 し て、
する技術はもちろんのこ
本校のスタートは美容室
です。そこでのお客様に対
その業界を牽引するような存在
年次の授業の中に
キ ャ リ ア 教 育 を 組 み 込 み、﹁ 職
り、 こ の 教 科 書 を 活 用 す る 中
と、サービスやマナー、人
て
業とキャリア﹂について学習し
年次、
仕事への理解があれば、おの
ずと目標も明確になってくると
思います。目標が明確になると
ております。
になってほしい。これが本校の
目的であり、願いでもあるので
美容師という職業への理解も深
形成されております。
まり、自分の将来のカタチも明
ます。︵談︶
間性等を基本に教育理念が
す。
実は 年生、 年生、就職と
いう つの段階でばらばらに
従って教育理念は第 に
人格、第 に技術です。ま
確になってくるわけです。
野を網羅する総合的な専門学校
スタートし、
まさに医療・福祉分
専門学校です。
昨年、
助産学科が
本校は昨年創立 周年を迎え
た医療・福祉分野で、
地域唯一の
従って学び続ける、学び直す
意欲があれば、時代の変化にも
もあるでしょう。
より今ある職業が無くなること
は日進月歩、また時代の変化に
きました。専門的な知識や技術
自主性の向上を高らかに謳って
ちろんのこと、人間性の涵養や
を見つけたような気が致しまし
トを拝見しました。一筋の光明
の﹁職業とキャリア﹂のテキス
人間社会とはどういうものな
のか。そのことを学ぶ時に、こ
い。
て最後までがんばってもらいた
す。これが自分の才能だと思っ
断してこの学校に入学したので
医療や福祉の職業に就こうと決
のです。いろいろな葛藤を経て、
いという強い思いが学生にある
て、世のため人のためになりた
職業を考えた時に、とにかく
福祉や医療分野の職業を通し
えています。
の目指す職業観に結びつけてい
く分かるわけです。それを自分
ることによって将来のことがよ
つ、現代社会についても勉強す
この教科書を使って、社会の
動 向 を 知 る。 歴 史 を 踏 ま え つ
書かれているところです。
歴史的なところも分かりやすく
この教科書が本当に素晴らし
いのは、ビックバンから始まり、
当教員と検討しました。
かという事について、かなり担
て、どこを抜粋して授業を行う
す。入学から卒業までを踏まえ
ンテンツのテキストだと思いま
このテキストはたくさんの内
容が網羅されていて、豊富なコ
入する事になりました。
ます。︵談︶
することが出来ると確信してい
り、より志の高い職業人を輩出
キャリア学習をすることによ
の 専 門 学 校 が、 こ の 教 科 書 で
ます。分野を問わず、たくさん
う つの付加価値がつくと思い
開していけば、今日重視されて
日本中の専門学校で、この教
科書を使ったキャリア教育を展
ればならない部分があり、歯が
が、時間の都合でカットしなけ
問われている部分ではあります
ばなりません。私たちの力量が
点的にどこかの章を選ばなけれ
しかし、少ない時間で教科書
の全てを学ぶことは難しく、重
す。
で、探って参りたいと考えてい
美 容 師 に な り た い、 デ ザ イ
ナーになりたい、こうした憧れ
として、地域の医療や福祉に貢
対応できると思います。学ぶ意
た。この教科書でキャリア教育
くことで、より本人の持ち味を
人はなぜ働くのか、職業と仕
ずは人間性を磨く、技術の
で入ってくる学生が多いように
献する人材を養成していると自
識を継続していけるように、授
を学習し、世の中や人間のこと
生かすことが出来ると思うので
前に人格が大事だというこ
負しています。これから更に衆
業や実習のほか、様々な局面を
を学ぶ。新たな視点からのキャ
学び続ける意欲を喚起
知を結集し、新時代に向けて心
通して、学生にそのような思い
リア学習ということで、早速導
学校長 入江
マロニエ医療福祉専門学校
を合わせて地域に貢献していき
を植え付けていく。これが本校
吉晴
たいと思っているところです。
のキャリア教育の持ち味だと考
いる職業教育に幅が広がり、も
ゆい思いもあります。
専門的な職業人を育成する学
校ですから、従前から本校では
1
標準化に繋がるととも
合格や就職で大きな実
校のさらなる社会的評
績を残してきた専門学
3
専門的な知識・技術の習得はも
2
7
の差別化に繋がるツー
2
2
10
価向上、他の学校種と
2
1
27
3
れています。
1
1
3
1
3
1
30
24
3
ルとなることが期待さ
88888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888
導入した専門学校の反響
5
5
2
27
(4)
2016 年
(平成 28 年)3 月 25 日
全国学校法人立専門学校協会会報
TCE財団開発 教科「職業とキャリア」
全国の専門学校で導入の動き
教材活用しキャリア教育を充実