平成 28 年4月 28 日 大 阪 労 働 局 茨木公共職業安定所における文書の誤送付について 大阪労働局(局長 中沖 剛)は、茨木公共職業安定所(所長 米沢 正明、以下「茨木所」という。) における個人情報を含む文書の誤送付について、下記のとおり事実を確認の上、必要な措置を講じまし たので、概要をお知らせいたします。 記 1 概要 茨木所において、A事業所に送付すべきBさん及びCさんの「雇用保険被保険者資格取得等確認 通知書」(以下「確認通知書」という)並びにA事業所の雇用保険適用事業所設置届事業主控、労 働保険保険関係成立届事業主控、労働保険概算・確定保険料申告書事業主控、領収済通知書、労働 保険概算・確定保険料申告書提出用(以下「設置届事業主控等」という)をD事業所に誤って送付 するという事案が発生した。 確認通知書には、被保険者番号、被保険者氏名、生年月日、資格取得年月日、事業所番号、事業 所名が記載されていた。 設置届事業主控等には、A事業所は個人事業主のため、事業主の氏名が記載されていた。 2 事実経過 (1) 平成 28 年4月1日(金) 、茨木所に雇用保険適用事業所設置届及び2名分の資格取得届がA事 業所から提出されたが、不足書類があったため、不足書類の送付を指示した。不足書類は後日送 付された。 (2) 同月 19 日(火) 、茨木所は、A事業所に設置届事業主控等及び確認通知書を送付すべきところ、 誤ってD事業所へ送付した。 (3) 同月 21 日(木) 、A事業所が茨木所に来所し、書類が届かない旨の申し出があった。 同日、郵便物発送簿を確認したところ、A事業所へ送付した事跡がなく、D事業所へ送付した 郵便物の内容がA事業所へ送付すべきBさん及びCさんの確認通知書となっており、この時点で 個人情報の漏えいが発覚した。 その場で事業主へ謝罪し、誤送付先から書類を回収し、持参すると説明した。 (4) 同日、茨木所次長及び雇用保険適用課長がD事業所を訪問し、謝罪の上、誤送付した設置届事 業主控等及び確認通知書を回収した。 また、同日、両名がA事業所を訪問したが、代表者が不在であったため、代表者の配偶者に経 過説明と謝罪をし、Bさん及びCさんにも直接謝罪したいと申し出たが、代表者から本人に伝え ると申し出られたため依頼した。回収した設置届事業主控等及び確認通知書を手交した。 3 発生原因 茨木所において、A事業所とD事業所の郵送処理を依頼した職員と依頼を受けた職員の認識に齟 齬があり、依頼を受けた職員はまとめてD事業所に送付するものだと誤認してしまった。 また、文書の発送担当職員は、発送確認時に別事業所の分をまとめて送付することに疑問を持っ たものの、発送を依頼した職員に確認せず疑問を解消せぬまま書類を送付してしまった。 4 再発防止策 (1) 茨木所においては、平成 28 年4月 21 日(木) 、緊急幹部会議を開催し、所長から当該事案の 事実経過を説明の上、今後の再発防止に向けた文書管理体制及び郵便物発送手順・方法について の取扱いを指示した。 また、同日、幹部職員から全職員(非常勤職員を含む)に対して、当該事案の事実経過を説明 し、文書管理、郵便物発送手順等について指示を行った。 今後、具体的には、①郵便物の封入時には読み上げ確認をすること、②郵便発送の確認者は、 常に誤送付が起こり得るのではないかという視点で確認することの徹底、③窓口において即時処 理ができない場合は、預り書を作成し、後日の交付等の際の確認資料とすることを再発防止策と して講じる。 (2) 大阪労働局においては、同月27日(水)に管下の労働基準監督署長及び公共職業安定所長に 対して、個人情報の記載された書類の保管及び取扱いの徹底について指示を行った。 【担当課】 大阪労働局職業安定部雇用保険課 06-4790-6321
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