チュートリアル4 日本発(初)-医用波形データ記録方式の国際標準化とその未来- ■日時:平成28年6月2日(木)16:30-18:00 ■会場:A 会場 ■主催:一般財団法人医療情報システム開発センター ■会費:無料 ■事前参加登録:不要 ■医療情報技師ポイント:申請中 ■要旨 近年、国内外で電子カルテをはじめとする医療情報システムが活発に開発され、急速に普 及しようとしている。これらのシステムで医療情報のコンテンツを記述するには、文字情 報、画像情報とともに心電図や呼吸波形などいわゆる医用波形情報の 3 要素の記述ができる ことが必要である。そこで、産官学共同で医用波形記述規約(MFER)をメーカ間の互換性 を検証しながら、開発してきた。 これらの成果は、2015 年、日本提案による 3 件*の ISO 規格として結実し、現在は、4 件目の「負荷心電図」を国際提案中であり、今年中には主要な心電図に関する ISO 規格 が、わが国提案により完成することになる。わが国が提案する医療情報関係の国際規格は大 変少なく、本成果については是非とも広く医療情報の関係者で共有していきたい。 今回、産官学のそれぞれの立場から、医用波形データ記録方式の標準化への取組みと規格 内容や地域連携での実例を交えて報告する。その後、フロアを交えて多目的に活用でき、か つ、研究や教育にも広く利用可能な MFER について、未来をみすえたディスカッションを 行う。 *日本提案 ISO 規格 ISO/ 22077-1:2015 Health informatics -- Medical waveform format –Part 1: Encoding rules 基本規格 ISO/TS 22077-2:2015 Health informatics -- Medical waveform format –Part 2: Electrocardiography 標準 12 誘導心電図規格 ISO/TS 22077-3:2015 Health informatics -- Medical waveform format –Part 3: Long term electrocardiography 長時間心電図規格 ■座長(氏名・所属)・演者(氏名・所属) 座長 田中 雅人・日本光電工業株式会社 矢野 喜代子・一般財団法人医療情報システム開発センター 演者 藤代尚武・経済産業省 国際標準課 統括基準認証推進官 平井 正明・ISO/TC215 エキスパート 田村 光司・メディカルストレージ/東京女子医科大学 田中 雅人・ISO/TC215 エキスパート/日本光電工業株式会社 小林 聡・ISO/TC215 エキスパート/フクダ電子株式会社
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