患者向医薬品ガイド・ワクチン接種を受ける人へのガイド

患者向医薬品ガイド
2016 年 4 月更新
ブロニカ錠 40
ブロニカ錠 80
ブロニカ顆粒 10%
【この薬は?】
販売名
ブロニカ錠 40
Bronica Tablets 40
ブロニカ錠 80
Bronica Tablets 80
セラトロダスト
Seratrodast
ブロニカ顆粒 10%
Bronica Granules 10%
1 錠中 40mg
1 錠中 80mg
1g 中 100mg
一般名
含有量
患者向医薬品ガイドについて
患者向医薬品ガイドは、患者の皆様や家族の方などに、医療用医薬品の正しい理解
と、重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです。
したがって、この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを、医療関
係者向けに作成されている添付文書を基に、わかりやすく記載しています。
医薬品の使用による重大な副作用と考えられる場合には、ただちに医師または薬剤
師に相談してください。
ご不明な点などありましたら、末尾に記載の「お問い合わせ先」にお尋ねください。
さ ら に 詳 し い 情 報 と し て 、 PMDA ホ ー ム ペ ー ジ 「 医 薬 品 に 関 す る 情 報 」
http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html に添付文書情報が掲載され
ています。
【この薬の効果は?】
・この薬は、気管支喘息治療剤の中のトロンボキサンA2受容体拮抗剤と呼ばれ
るグループに属する薬です。
・この薬は、アレルギー反応に関わる化学伝達物質の働きを調節し、気管支が過
敏に反応するのを抑え、気管支喘息の発作や症状を出にくくします。
・次の病気の人に処方されます。
気管支喘息
・この薬は、体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり、量を加減した
りすると病気が悪化することがあります。指示どおりに飲み続けることが重要
です。
-1-
【この薬を使う前に、確認すべきことは?】
○次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に告げ
てください。
・高齢の人
・肝臓に障害のある人
○この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新た
に使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
【この薬の使い方は?】
●使用量および回数
飲む量は、あなたの症状などにあわせて、医師が決めます。
通常、成人の飲む量および回数は、次のとおりです。
販売名
ブロニカ錠 40
ブロニカ錠 80
ブロニカ顆粒 10%
一回量
2錠
1錠
0.8g
飲む回数
1 日 1 回夕食後
高齢の人が飲む場合は、ブロニカ錠 40 は 1 錠、ブロニカ錠 80 は半錠、ブロニカ
顆粒は 0.4g から開始されます。
●どのように飲むか?
コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。
●飲み忘れた場合の対応
決して 2 回分を一度に飲まないでください。飲み忘れに気がついた時点が、その
日の夜であればすぐに飲んでください。ただし、翌日に気がついたら、前日分を
抜かして、その日の夕食後からいつものように飲んでください。
●多く使用した時(過量使用時)の対応
異常を感じたら、医師または薬剤師に相談してください。
【この薬の使用中に気をつけなければならないことは?】
・この薬は、気管支拡張剤やステロイド剤とは異なり、すでに起こっている気管
支喘息の発作や症状を速やかに抑える薬ではありません。この薬を使用するに
あたっては、患者さんや家族の方は、これらのことを十分に理解できるまで説
明を受けてください。
・妊婦または妊娠している可能性がある人は医師に相談してください。
・授乳を避けてください。
・他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬
を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください。
副作用は?
特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しまし
た。副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のう
ち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。
このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。
-2-
重大な副作用
重篤な肝機能障害
じゅうとくなかんきのうしょうがい
劇症肝炎
げきしょうかんえん
主な自覚症状
嘔吐(おうと) 、皮膚が黄色くなる、かゆみ、吐き
気、白目が黄色くなる、発疹(ほっしん)、発熱、か
らだがだるい、食欲不振
吐き気、食欲不振、白目が黄色くなる、皮膚が黄色
くなる、判断力の低下、尿が黄色い、頭痛、意識が
なくなる、嘔吐、考えがまとまらない、発熱、意識
の低下、羽ばたくような手のふるえ
以上の自覚症状を、副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです。
これらの症状に気づいたら、重大な副作用ごとの表をご覧ください。
部位
自覚症状
全身
発熱、からだがだるい
頭部
頭痛、考えがまとまらない、意識の低下、意識がなくなる
眼
白目が黄色くなる
口や喉
嘔吐、吐き気
胸部
吐き気
腹部
食欲不振、吐き気
手・足
羽ばたくような手のふるえ
皮膚
皮膚が黄色くなる、かゆみ、発疹
尿
尿が黄色い
その他
判断力の低下
【この薬の形は?】
販売名
ブロニカ錠 40
ブロニカ錠 80
表面
表面
PTP シート
ブロニカ顆粒 10%
-
裏面
裏面
円形の錠剤
円形の錠剤
(割線入り)
形状
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顆粒
直径
厚さ
重さ
色
識別コード
6.5 ㎜
2.9 ㎜
120 ㎎
黄色~
だいだい黄色
450
7.7 ㎜
3.1 ㎜
160 ㎎
黄色~
だいだい黄色
451
-
-
-
淡黄色~
だいだい黄色
-
【この薬に含まれているのは?】
販売名
有効成分
添加物
ブロニカ錠 40
ブロニカ錠 80
ブロニカ顆粒 10%
セラトロダスト
ヒドロキシプロピルセルロース、ステア ヒ ド ロキ シ プロ ピ
リン酸マグネシウム、トウモロコシデン ルセルロース、カル
プン、乳糖水和物
メ ロ ース カ ルシ ウ
ム、タルク、ポリオ
キシエチレン(160)
ポ リ オキ シ プロ ピ
レ ン (30) グ リ コ ー
ル 、 結晶 セ ルロ ー
ス、トウモロコシデ
ンプン、乳糖水和物
【その他】
●この薬の保管方法は?
・ブロニカ錠は直射日光と湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
ブロニカ顆粒は光と湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
・子供の手の届かないところに保管してください。
●薬が残ってしまったら?
・絶対に他の人に渡してはいけません。
・余った場合は、処分の方法について薬局や医療機関に相談してください。
【この薬についてのお問い合わせ先は?】
・症状、使用方法、副作用などのより詳しい質問がある場合は、主治医や薬剤師
にお尋ねください。
・一般的な事項に関する質問は下記へお問い合わせください。
製造販売会社:武田薬品工業株式会社(http://www.takeda.co.jp/)
くすり相談室
フリーダイヤル:0120-566-587
受付時間:9:00~17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)
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