結婚休暇、祝金を同性パートナーにも

2016 年 4 月 28 日
朝日新聞社 〒104-8011 東京都中央区築地 5-3-2
〈報道関係の皆様〉
社員の「結婚」に関する規定を改定
結婚休暇、祝金を同性パートナーにも
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)は、従業員の働き方におけるダイバーシティ(多様
性)拡充や人権擁護の観点から、結婚休暇(有給)の規定を改定し、「結婚」に同性パートナーシップ(同
性婚)を含むこととします。
弊社は朝日新聞社行動規範(※1)で「従業員の人格尊重と差別のない職場環境づくり」をうたっていま
す。同性同士の結婚は法律上できませんが、弊社は以前から異性の事実婚も結婚に準ずる扱いとしてお
り、これを同性同士にも一部広げることにしました。本社規定における同性パートナーシップへの対応は、
今回が最初のステップであり、適用範囲等については継続して検討していきます。
<改定の概要>
開始時期:2016 年 6 月 1 日
内
容:社員から会社に対し同性による結婚(同性パートナーシップ)の届け出があった場合、結婚休
暇(有給、本人)について、同性パートナーシップについても適用します。弊社と労働組合で
つくる共済会の制度である結婚祝金給付についても、同様に適用します。
<改定の背景>
性的少数者をめぐる問題は、「朝日新聞」紙面などでも様々な角度から報道しています。報じたなかに
は国内の成人の約 7%が性的少数者であるとの調査や、20 代~30 代の 7 割が同性婚に賛成していると
の世論調査もあり、制度を整備する自治体や企業がここ数年増えています。
こうしたなか、社内の若手社員でつくる部門横断チーム「U35」から、性的少数者に配慮した制度を整
備してほしいと提案が出され、会社として検討しました。
※1:朝日新聞社行動規範… http://www.asahi.com/shimbun/company/platform/kihan.html
※2:U(アンダー)35 チーム…若年層の意識を踏まえた施策やサービス検討を目的とした部門横断チー
ム。おもに 35 歳以下の若手社員で構成。デジタル媒体「withnews」でのコンテンツ発信や本紙「ココ
ハツ」面の編集、社内外での若者とのイベントなども試行中。今年1月発足。
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朝日新聞社 広報部
TEL 03-3545-0131(代表)