平成28年4月28日 修 了 考 査 問 題 ( 例 示 ) 〔注意事項説明〕 1.修了考査時間は1時間です。 2.修了考査問題の採点対象は、次のとおりです。 ・一級建築士 1番から40番 ・二級建築士 1番から35番 ・木造建築士 1番から30番 3.講習テキストの閲覧は、可とします。 4.解答に当たり、適用すべき法令等は、平成27年4月1日現在において公布されて いるものとします。 問題番号 1 問 題 給湯設備の転倒については、建築物の構造に影響を与えないとの観点から、その転倒防止に係る関係告示は、すべて廃 止されている。 2 建築物の耐震改修の促進に関する法律においては、マンションを含む住宅や小規模な建築物について、耐震診断の努力 義務が規定されている。 3 4 省エネルギーの基準は、住宅・建築物における省エネルギー・省CO2対策の重要な基礎となるものであり、平成25年に改正 省エネルギー基準が告示として公布された。 建築確認申請にあたって必要な添付図書は、建築基準法施行規則に明示されている。 5 建築士の設計に係る小規模な木造建築物(いわゆる四号建築物)については、構造関係規定など一部の規定について建 築確認審査が省略される。 6 都市計画区域内における階数が2以下の木造建築物を増築しようとする場合は、原則として、改めて建築確認手続きを行う 必要はない。 7 8 建築士法違反については、同法上の罰則規定は設けられていない。 建築士法において、「設計」とは、「その者の責任において設計図書を作成すること」と定められている。 9 建築士法に規定する建築士名簿は、契約の当事者等利害関係者であり、かつ、正当な事由がある場合を除き、いかなる情 報も一般に公表することはできない。 10 建築士事務所に所属する建築士は、法定の定期講習を積極的に受講することが奨励されているが、受講義務までは課せら れていない。 11 建築士が、無資格で設計又は工事監理を行っている者等に対して、自己の名義を利用させた場合、建築士法違反として懲 戒処分の対象となる。 12 建築士事務所の開設者や所属建築士が建築士法の所定の条項に違反した場合、建築士事務所の登録の取消し等の監督 処分を受けることがある。 13 管理建築士として行うこととされている「建築士事務所の業務に関する技術的事項」の内容については、管理建築士に委ね られており、建築士法には規定されていない。 14 15 管理建築士は、建築士として3年以上の設計等の業務に従事した後、法定講習を修了した建築士でなければならない。 建築士事務所の開設者は、自己の名義をもって他人に建築士事務所の業務を営ませてはならない。 16 建築士事務所の開設者は、設計又は工事監理の業務について、管理建築士の同意があれば、建築士事務所の開設者以 外に対しても再委託することが可能である。 17 管理建築士等は、重要事項説明をする際、建築主に対し建築士免許証又は免許証明書を提示することが義務付けられて いる。 18 19 20 建築士会及び建築士会連合会の目的や業務内容については、建築士法で特に規定はされていない。 建築士は、利潤の追求を第一に考えるべきであり、公的立場としての職業倫理を重要視することは望ましくない。 建築士法による懲戒処分件数は激減の傾向にあり、平成25年度の免許取消処分は、皆無となっている。 問題番号 21 問 題 建築士法には、設計等の業務に関し生じた損害を賠償するための保険契約を締結している場合は、その内容を記載した書 類を建築士事務所に備え置き、委託者の求めに応じて閲覧させる旨の規定がある。 22 建築士事務所の開設者がその業務に関して請求できる報酬の基準は、全国一律に定められておらず、地域特性を踏まえて 都道府県知事が定めることとされている。 23 国土交通省により策定された「工事監理ガイドライン」は、建築士法に定める工事監理の内容・方法等を指針として、例示し たものである。 24 建築物リフォーム・リニューアル投資は、平成26年度に7兆6,900億円程度となる見通しである。 25 ユニバーサルデザインの導入を検討するにあたっては、計画初期からの対応、事後的なバリアフリー改修、人的対応による 状況の改善といった手法のバランスが重要である。 26 窓における日射熱の遮蔽では、一般的に、遮蔽性の高いガラスを用いることによる遮蔽効果よりも、外部の遮蔽装置による 効果のほうが大きい。 27 建築物の省エネルギー・環境配慮は、建築物単体でのみ考えるべきものであり、地域、都市レベルでの広域的な考え方をと ることはあまり意味がない。 28 木造住宅において、耐力壁形式を採用する最大の利点は、接合部がほとんどなくなることである。 29 アスベストを含む建材には、アスベスト含有吹付け材やアスベスト含有成形板等があるが、アスベスト含有吹付け材につい ては、経年的に空中に飛散し、消滅していくため、特段の対策は不要である。 30 シックハウス対策として、ホルムアルデヒドが含有された建材は製造が禁止され、いかなる場合においても使用してはならな いこととなっている。 ↑木造建築士の方は、1番~30番、ここまでが対象です。↑ 31 32 33 34 35 特定天井については、6m超の高さにある、水平投影面積200㎡超、単位面積質量2kg/㎡超の吊り天井で、人が日常利用す る場所に設置されているものとされている。 全国一律に中間検査が義務付けられる共同住宅としては、賃貸の共同住宅も含まれる。 建築士法においては、建築設備士の定義及びその役割に関する事項についての規定までは明文化されていない。 鉄筋コンクリート造の建築物の壁の配置に関して、各階における壁量のばらつき、上下階での壁の不連続、偏った壁配置な どは、耐震性の観点から望ましいことではない。 マンション等における長期修繕計画の策定にあたっては、建築士等の専門家が関与していくことが望ましい。 ↑二級建築士の方は、1番~35番、ここまでが対象です。↑ 36 小学校における児童用の階段について、両側に手すりを設け、かつ、踏面の表面を粗面とした場合は、階段のけあげの寸 法を18cmとすることができる。 37 平成25年12月の消防法施行令の改正により、火災発生時に自力で避難することが困難な者が入居する社会福祉施設にお いては、原則として、延べ面積にかかわらず、スプリンクラーの設置が義務付けられている。 38 建築主は、保有水平耐力計算を行った鉄筋コンクリート造の建築物について建築確認を受ける際に、構造計算適合性判定 を受けることまでは義務付けられてはいない。 39 40 一級建築士は、常に顔写真入りの携帯型の免許証又は免許証明書を携帯することが義務付けられている。 構造設計一級建築士による法適合確認は、再チェックの位置付けであり、建築基準法上の設計者には該当しない。 ↑一級建築士の方は、1番~40番、最後まで対象となります。↑
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