大阪市立東洋陶磁美術館 特別展「没後100年 宮川香山」 2016.4/29(金・祝)~7/31(日) 高浮彫 牡丹ニ眠猫覚醒蓋付 水指 明治時代前期・19世紀後期 高29.7㎝、口径16.3㎝、底径14.6㎝ 田邊哲人コレクション(神奈川県立歴史博物館寄託) 日本の近代陶芸を牽引した香山の全貌 万博全盛期、1876(明治9)年のフィラデルフィ ア万博から次々に作品を発表し、数多くの受賞を 果たした初代宮川香山(1842~1916)。その後も、 釉薬や中国古陶磁の研究に邁進し、一層の成功を ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 展覧会名/特別展「没後100年 宮川香山」 会場/大阪市立東洋陶磁美術館 会期/2016.4/29(金・祝)~7/31(日) 開館時間/午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日/月曜日(5/2、7/18は開館)、7/19(火) 収めました。今回の展示では、日本の近代陶芸を 牽引した香山の全貌をご紹介します。 〈ホームページ〉 http://www.moco.or.jp/ ロイヤル・コペンハーゲンなど、ヨーロッパで優れた技術を持つ陶磁器の製造 所にも影響を与えた作風。 日本は1867年のパリ万博から浮世絵などを出品。当時の日本の窯業界では、西洋の焼成法などが紹 介され、新たな時代が始まります。初代宮川香山は、こうした激動期に陶磁器の作成のために京都 から横浜に移り、眞葛(まくず)焼として京焼の伝統を踏まえた作品や、緻密に装飾された「高浮 彫(たかうきぼり)」などを、フィラデルフィア万博から次々と発表。それらの作品は数多くの受 賞を果たし、“マクズ・ウエア”として絶賛されます。しかし香山はその成功にとどまることなく 研究に邁進し、一層の成功を獲得。その多岐にわたる作風は、同時期に万博に出品していたロイヤ ル・コペンハーゲンなどのヨーロッパの名窯にも影響を与え合うほどのものとなりました。 お問い合わせは… 大阪市立東洋陶磁美術館 〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26 Tel. 06-6223-0055
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