上小トピックス

上小トピックス
平成28年4月28日
No.9
交通事故に気をつけよう!
~自転車の安全な乗り方を再度確認~
自転車の運転も気持ち良いさわやかな季節です。くれぐれも交通事故に気をつけて楽し
い休みを過ごしてください。明日からゴールデンウィークです。
1
自転車は、車道が原則(小学生は歩道を通行することができます)
2
車道は、左側通行
3
歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4
安全ルールを守る
①二人乗り禁止 ②並んで走らない ③夜間はライト点灯
④信号は必ず守る ⑤交差点での一時停止と安全確認
5 子どもはヘルメットを着用
「自転車安全5則」より
本と友だちになろう
毎年4月 23 日から「こどもの読書週間」が始まっています。人生を豊かにするチャン
スはこの世にたくさんありますが、本との出会いは、そのうちの大切な
一つではないかと思います。上小は、子どもたちが好きな本と出会うた
めのチャンスをつくっていきたいと思います。
今日は、『ぐりとぐら』で有名な児童文学作家の中川李枝子さんのメッ
セージを紹介します。
本と友だちになろう
あなたの一生は幸せでしたかと聞かれたら、私は「はいとても」と答えるつもりだ。
「どうして?」
「よい本をいっぱい読んだから」
実際、本のお陰で子どもの頃からずっと60年間、さまざまな心の 体験を積んできた。切符やパス
ポートがなくても世界中どこでも出かけたし、魔法を使えなくても昔々、紀元前までだって戻れたし、
ちょっと地球を離れてみたり、未来をのぞいたりもした。また、たくさんの人と出会い、一緒に喜び、
悲しみ、苦労や感動をともに味わった。桃源郷に遊んだこともあるし、地獄の底で半死半生の目に遭
わされもした。世の中には贅沢きわまる王侯貴族の暮らしもあれば、貧しく慎ましい羊飼いの暮らし
もある。大泥棒、名探偵、発明家、学者、ペテン師、探検家、詩人、船乗り、浮浪者、手品師、コッ
ク、孤児などなど思い出せばきりがないほど、いろいろな人を私は知っている。しかも、一人一人が
特徴も癖もみな違う個性の強い人間ばかりだ。そして、もう一度会いたくなれば、いつでも会える。
図書館に行けばよいのだ。もし、ひまがあったら『ドリトル先生航海記』一冊の中にいったい誰と誰
が登場したか思い出してみてはどうだろうか。相当な数になるけれど、みな私の50年来の知り合いで
ある。私はいつも3・4冊の本を手の届くところに置き、その日その時の気分次第で選び読みふける。
これこそ一日でもっとも幸せなひとときなのだ。古典文学から最新話題作、エッセイ、くり返して読
む児童文学、雑誌の類がゴチャゴチャ重なり、気がつくと本の山があちこちにできている。
読書には 自由が大切と思う。読みたいから読む、読み終わって「あ~、よかった」と感動が全身
にしみわたると、元気がわいてくる。本は友だちである以上に、尊敬と信頼のおける人生の師でも
ある。読者をなぐさめ、励まし、鍛えてくれる。本を読めるというのはありがたいと私はつくづく
思う。