記者配布資料 平成28年4月25日 大阪経済記者クラブ会員各位 (同時資料配布:金沢・富山・福井・京都・神戸・大阪の各経済記者クラブ、大津市政記者クラブ) 北陸新幹線の早期整備に関する共同アピールの決議について 【お問合先】大阪商工会議所 地域振興部(高田・小林) TEL:06-6944-6323 当 日:080-1432-8553 ○ 金沢・富山・福井・京都・神戸・大津・大阪の7商工会議所は、本日(4月25日) 神戸市で開催した「北陸・関西連携会議」の会頭会合において、 「北陸新幹線の早期 整備に関する共同アピール」 (別紙①)を決議した。 ○ 同アピールでは、北陸地方と関西圏の結びつきを一層強め、北陸新幹線の効果を地 域の発展に最大限生かすべく、①大阪までの早期着工・開業の実現、②大阪までの フル規格による早期整備、③国家プロジェクトにふさわしい十分な財政措置―とい う3点を国へ求めている。 ○ 同会議は、北陸新幹線の開業を受け、両地域の連携を一層深めるべく京都・神戸・ 大阪の3商工会議所から働きかけて昨年 7 月に設置。会頭会合は、昨年9月2日に 金沢で開催した第1回、12月21日に福井で開催した第2回に続いて、今回が3 回目となる。 <「北陸・関西連携会議」会頭会合 開催概要> 【日 時】 平成28年4月25日(月)15:30~17:00 【場 所】 神戸メリケンパークオリエンタルホテル4階「海王」 (神戸市中央区波止場町5-6) 【内 容】 ①開会挨拶 大阪商工会議所 会頭 尾崎 裕 ②開催地挨拶 神戸商工会議所 会頭 大橋忠晴 ③連携事業の進捗報告 ④北陸新幹線の早期整備に関する共同アピール ⑤自由懇談 【出席者】 金沢商工会議所 副 会 頭 中島秀雄(株式会社中島商店取締役社長) 専務理事 宮本外紀 富山商工会議所 会 頭 髙木繁雄(株式会社北陸銀行特別顧問) 専務理事 西岡秀次 福井商工会議所 会 頭 川田達男(セーレン株式会社代表取締役会長 兼最高経営責任者) 専務理事 宮﨑和彦 京都商工会議所 会 頭 立石義雄(オムロン株式会社名誉会長) 専務理事 奥原恒興 神戸商工会議所 会 頭 大橋忠晴(川崎重工業株式会社相談役) 専務理事 村田泰男 大津商工会議所 専務理事 村田省三 大阪商工会議所 会 頭 尾崎 裕(大阪ガス株式会社代表取締役会長) 専務理事 宮城 勉 以 上 <添付資料> 別紙①:北陸新幹線の早期整備に関する共同アピール 別紙②: 「北陸・関西連携会議」の概要 別 紙 ① 平成28年4月25日 北陸新幹線の早期整備に関する共同アピール 北陸地方と関西圏は、そのアクセスの良さから古くから、深く強い経済的・人的な結 びつきがあり、日本経済の発展において推進力となってきた。 北陸地方と関西圏との対流を今後も促進するために、北陸新幹線は必要不可欠な高速 鉄道であり、沿線地域の新たな飛躍と永続的な発展を図る上でも極めて大きな効果をも たらすインフラ整備である。 また、東日本大震災を契機に、災害時における交通機能の重要性が改めて確認され、 新たな輸送体系の確立による災害に強い国土づくりがこれまで以上に求められている。 北陸新幹線開業を受け、沿線の金沢・富山・福井・京都・神戸・大津・大阪の7商工 会議所は昨年7月に「北陸・関西連携会議」を発足し、観光振興や中小企業の販路開拓 支援事業など、地域を越えた幅広いビジネス交流事業を推進している。 そこで、北陸・関西連携会議は、両地域を直結させ、大幅な時間短縮を実現させるこ とにより、具体的な結びつきを一層強め、北陸新幹線の効果を地域の発展に最大限生か すため、以下の通り国へのアピールを決議する。 記 1 大阪までの早期着工・開業の実現 北陸新幹線の敦賀以西ルートを議論する与党整備新幹線建設推進プロジェクトチ ームの検討委員会においても、5月までにルート案を絞り込み、国土交通省に工事 費などの調査を依頼する見通しである。昨年1月に政府・与党整備新幹線検討委員 会で示された 2022 年度末に金沢・福井・敦賀間の完成・開業を実現するとともに、 大阪までの早期着工・開業を決定すること。 2 大阪までのフル規格による早期整備 これまでの実績による安全性と輸送量など新幹線の効果を最大限発揮するため、 フル規格での整備を決定すること。 3 国家プロジェクトにふさわしい十分な財政措置 1~2を実行するため、十分な財政を措置すること。 平成28年4月25日 北 陸 ・ 関 西 連 金沢商工会議所 富山商工会議所 福井商工会議所 京都商工会議所 神戸商工会議所 大津商工会議所 大阪商工会議所 携 会 会頭 会頭 会頭 会頭 会頭 会頭 会頭 議 深 髙 川 立 大 大 尾 山 木 田 石 橋 道 崎 彬 繁 雄 達 男 義 雄 忠 晴 良 夫 裕 別 紙 ② 平成28年4月 「北陸・関西連携会議」の概要 1.趣 旨 ○ 北陸と関西は、豊富な地域資源を有し、人的交流も盛んである。しかし、オリンピ ック・パラリンピック東京大会の開催、リニア中央新幹線の東京-名古屋間先行着 工、北陸新幹線の金沢延伸といった動きを踏まえれば、今、北陸・関西両地域が連 携し、観光客増大やビジネス交流の促進に取り組むことは、地方創生の模範例を示 すことになる。 ○ そこで、北陸・関西の商工会議所が連携して、観光振興はもとより、幅広いビジネ ス交流事業を実施するとともに、そのために必要な北陸新幹線の大阪延伸の早期実 現策等を検討し、必要に応じて、共同提言の取りまとめ等を行う。 2.設置日 平成27年7月17日 3.組織概要 ○ メンバーは次のとおり。 金沢・富山・福井・京都・神戸・大津・大阪の7商工会議所 ※大津商工会議所は、平成27年12月の第2回会合から参加 事務局:大阪商工会議所 必要に応じ、両地域の他の商工会議所にも呼び掛ける ○ 会頭による会合を開催し、北陸・関西の連携を促進する。 ○ 専務理事による会合を開催し、必要事項を決定する。 ○ 各種連携事業を具体化する際には、事務局担当者による会合を適宜開催する。 ○ 必要に応じ、西日本旅客鉄道株式会社の「関西・北陸交流会」とも連携する。 4.申し合わせ(第1回会頭会合〔平成 27 年 9 月 2 日〕にて採択) ○ 北陸・関西の一層の連携強化に向けた申し合わせ ~北陸・関西は地方創生の先導役に~ (裏面参照) 北陸・関西の一層の連携強化に向けた申し合わせ ~北陸・関西は地方創生の先導役に~ 地方創生が大きな政策課題となる中、我々6商工会議所会頭は、本日の「北陸・関西 連携会議」において、両地域一体となった力強い成長実現に向け、一層緊密に連携する ことで合意した。 まずは、下記の観光振興、インフラ整備、ビジネス交流事業に精力的に取り組んでい くことを申し合わせる。 記 1.国内外からの観光客増大を一過性に終わらせることなく、さらに北陸・関西への誘 客を図るため、広域観光周遊ルートの形成など多様な観光魅力の発掘や相互プロモ ーションを強化する。 2.北陸・関西の成長力を高める重要な基幹インフラである北陸新幹線に関し、国や地 方自治体等と連携しながら大阪延伸の早期実現を図る。 3.地方創生の担い手である中小企業の販路開拓、新商品・サービスの開発など、業容 拡大を強力にバックアップする。このため、域内企業間のビジネスマッチングに注 力する。 4.市場規模の拡大が期待される新しい産業分野への円滑な参入など、中小企業の成長 力強化に向けた支援策を拡充する。このため、各種情報提供に一層力を入れるとと もに、域内の企業間連携をサポートする。 以 上
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