社会復帰促進等事業に係る事務取扱いの注意点について

 (保 37
) F
平成28年4月 2 6 日
都道府県医師会
労災保険担当理事 殿
1
日本医師会常任理事 隻
両隣1
開
石井正 灘 盤
;
8年熊本地震に伴う社会復帰促進等事業に係る事務取扱いの注意点について
平成2
熊本地震の発生に伴い、 今後、 被災者から社会復帰促進等事業に係る相談や申請及び請求等
が想定されることから、 社会復帰促進等事業に関する事務的取扱いが示されましたので ご連絡
申し上げます。
具体的に、 アフターケアに関しては、 健康管理手帳の交付を受けている被災者が、 手帳を自
宅に残したまま避難したこと等によりアフターケア実施医療機関に提示できない場合には、 氏
名、 生年月日及 び対象傷病名 を伝えることで受診が可能となります。 また、 避難先でアフタ ー
ケア実施医療機関が不明な場合等には、 都道府県労働局への連絡により最寄りの実施医療機関
の案内が受けられることとなります。
義肢等補償具については、 自宅の倒壊等のやむを得ない理由により、 これまで支給を受けて
いた義肢等補装具が、 き損・亡失・修理不可能となった場合には、 都道府県労働局へ連絡・相
談することで、 修理費用 又は購入費用 が支給されることとなります。 その他の詳細につきまし
ては添付資料を ご参照くださいますようお願い申し上げます。
なお、 別添資料のとおり、 当該通知の概要について厚生労働省ホームページに掲載がありま
すので、 併せて ご連絡申し上げます。
(HP 掲 載 ア ド レ ス) http://w醐.mhlw
.html
.go
.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122518
<添付資料>
・平成28年熊本地震に伴う社会復帰促進等事業に係る事務取扱いの注意点について
(平28
.22 基補発 0422第1号
.4
厚 生労働 省 労働 基準局補 償課長)
基補 発0422第 1 号
平 成28年 4 月22日
都 道府県 労働局労働基準部
労災 補 償 課 長
殿
厚生労働省労働基 準局補償課長
平成28年 熊 本 地 震 に 伴 う 社 会 復 帰 促 進 等 事 業 に係 る
事務取扱いの注意点 に ついて
今 般 の 平 成28年 熊 本 地 震 (以 下 「地 震」 と い う。) の 発 生 に 伴 い 今 後
、
、 ア
フ タ ー ケ ア 等 の 社 会 復 帰 促 進 等 事 業 に係 る 相 談 や 申 請 又 は 請 求 が 予 想 さ れ る と
こ ろ で あ る が、 社 会 復 帰 促 進 等 事 業 に 関 す る 事 務 取 扱 い 等 に つ い て は 当 面 の
、
緊 急 措 置 と して、 下 記 に留 意 す る こ と と さ れた い。
記
1
ア フタ ーケア に 関する 事務 取扱 い
(1) 健 康 管 理 手 帳 (以 下 「手 帳」 と い う。) の 交 付 を 受 け て い る 者 が 手
、
帳 を 自 宅 に 残 した ま ま 避 難 して い る こ と 等 に よ り、 実 施 医 療 機 関 に 手 帳
を 提 示 で き な い 場 合 に は、 氏 名、 生 年 月 日 及 び 対 象 傷 病 名 を 申 し 立 て る
こ と に よ り ア フ タ ー ケ ア を 受 診 で き る 取 扱 い と して 差 し支 え な い こ と
。
な お、 当 該 者 よ り 相 談 が あ っ た 場 合 に は、 本 取 扱 い に つ い て 説 明 を 行
う と と も に、 当 該 者 の 実 施 医療 機 関 あて に 氏名、 生 年月 日及 び対 象 傷 病
名 を 申 立 て を 行 う こ と で ア フタ ー ケ ア を行 う こ と が で き る 旨周 知 す る こ
と
(2)
。
手 帳 の 交 付 を受 けて い る 者 が、 地 震 に よ り 当 該 手 帳 を 亡 失 又 はき 損 し
た と き に は、 「社 会 復 帰 促 進 等 事 業 と し て の ア フ タ ー ケ ア 実 施 要 領 の 制
定 に つ い て」 (平 成19年 4 月 23日 付 け 基 発 第0423002号) の 別 添 「社 会
復 帰 促 進 等 事 業 と し て の ア フ タ ー ケ ア 実 施 要 領」 の 6 (4) に 基 づ き 速
や か に 手 帳 を 再 交 付 す る こ と。
(3)
地 震 に より、 ア フ タ ー ケ ア を 受 け て い た 実 施 医 療 機 関 が 患 者 受 入 れ 不
可 と な っ て い る 場 合 又 は 避 難 先 でア フタ ー ケ ア 実施 医 療 機 関 が 不 明 な 場
合 に は、 最 寄 り の 実 施 医 療 機 関 を 紹 介 す る 等 親 切、 丁 寧 な 対応 を 行 う こ
と
。
(4) 地 震 に よ り 診 療 録 を滅 失 又 は き 損 した た め ア フタ ー ケ ア 委 託 費 (以 下
「委 託 費」 と い う ) を 請 求 で き な い ア フ タ ー ケ ア 実 施 医 療 機 関 か ら
。
、
委 託 費 の 算 定 及 び請 求 に つ い て相 談 等 が あ っ た 場 合 に は、 本省 補 償 課 福
祉 係 と 協 議 す る こ と。
2
義 肢 等 補 装 具費 に 関 する 事 務 取 扱 い
(1) 義 肢 等 の 支 給 に つ い て は、 地震 に より 被 災 労働 者 の 自 宅 が倒 壊 した 等
や む を得 な い 理 由 か ら、 過 去 に支 給 を受 け た 義 肢 等 補 装 具 が 亡 失 ・ 修 理
不 能 と な っ た 場合 は、 耐用 年 数 が 経 過 す る 前 で あ っ て も 新 た な購 入 費用
を 支 給 し て 差 し 支 え な い こ と。
ま た、 修 理 が 可 能 な 場 合 に は、 修 理 の 要 件 に 該 当 す る も の と し て、 修
理 費 用 を 支 給 す る こ と。
(2)
請 求 人 が 費 用 の 請 求 を 行 う 際 に請 求 書 に 添 付 す る採 型 指 導 の 証 明 書 に
つ い て は、 医 療 機 関 が 損 壊 した 等 の 理 由 か ら 証 明 書 が 得 られ な い 場 合 に
は、 添 付 を 要 し な い と し て 差 し 支 え な い こ と。
こ の 場 合、 医 師 の 証 明 書 が 提 出 で き な い 理 由 を 請 求 人 よ り 聴 取 し、 請
求 書 の 余 白 に 記 載 し て お く こ と。
3
被 災 した ア フ タ ー ケ ア 対 象 者 及 び 義 肢 等 補 装 具 を 使用 して い る 者 等 へ の周
知について
本 通 知 の 取 扱 い に つ い て は、 別 添 「平 成28年 熊 本 地 震 に よ り 被 災 し た ア フ
タ ー ケ ア の 対象 者 及 び義 肢 等 補 装 具 等 を 使用 さ れ て い る 方 等、 社 会 復 帰 促 進
等 事 業 を利 用 さ れ て い る 皆 様 へ」 の と お り、 厚 生 労働 省 ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載
し て い る の で、 適 宜、 各 局 の ホ ー ム ペ ー ジ に 以 下 の ア ド レ ス を 掲 載 す る と と
も に、 ま た、 相 談 に 来 庁 した 者 に各 局 の 問 い 合 わ せ 先 を 印 刷 した も の 配 布 す
る こ と に よ り、 被 災 した ア フ タ ー ケ ア 対 象 者 及 び 義 肢 等 補 装 具 を使用 して い
る 者 等 に 対 して周 知 を 図 るこ と。
ま た、 公 益 社 団 法 人 日 本 医 師会 に 本 通 知 を 情 報 提 供 し、 同 会 会 員 に周 知 す
る よ う 依 頼 済 み で ある。
(Hp掲 載 ア ド レ ス)
http://www.mhlw.go.jp/stf/se・sakunitsuite/bunya/0000122518.htm1
4
その他
外科後処置等その他の社会復帰促進等事業に係る事務取扱い 及 び本通達に
よ り 判 断 しが た い 事 項 に つ い て は、 本 省 補 償 課 福 祉 係 あて 照 会 する こ と。