1.申請資格 2.支給月額及び支給期間(奨励金)

平成28年度
東京大学大学院工学系研究科卓越大学院準備に向けた
試行事業(プレSEUT奨励制度)募集要項
本事業の趣旨
少子高齢化により人口が減少する中で、グローバルな競争に打ち勝ち、科学技術立国を維持し発展さ
せるには、イノベーションや学術を先導する高度博士人材の継続的な育成が鍵を握る。一方、東京大学
は、研究においても優秀な学生の獲得においても、ますます激しさを増す世界的な競争の真っただ中に
あり、世界最高水準の研究教育を実施し世界最先端の知的活動を担う場、すなわち 21 世紀の地球社会に
貢献する「知の協創の世界拠点」としての使命を担っていかねばならない。これらに応える制度の一つと
して、修博一貫の卓越大学院の検討が全学ならびに文科省において進められている。
本試行事業は、工学系研究科において、修博一貫の卓越大学院の設置を見据え、博士課程に進学予定の
優秀な修士課程学生に奨励金を支給し、本研究科におけるより一層の学術研究への取組みを支援するこ
とを目的とする。
1.申請資格
申請資格は、以下のとおり。ただし、職に就き給与を受けたまま本研究科に在籍する社会人学生に
ついては、対象外とする。
(1) 9月進学志願者
申請時において東京大学大学院工学系研究科修士課程に在籍し、平成28年9月23日の東京大
学大学院工学系研究科博士後期課程進学を志願する者(以下「9月進学志願者」という。)
(2) 4月進学志願者
申請時において東京大学大学院工学系研究科修士課程に在籍し、平成29年4月1日の東京大
学大学院工学系研究科博士後期課程進学を志願する者(以下「4月進学志願者」という。)
(3) (1)、(2)に加え、平成29年度採用分の日本学術振興会特別研究員(DC1)に申請済みである
ことを、申請の条件とする。
2.支給月額及び支給期間(奨励金)
(1) 9月進学志願者
50,000円/月(平成28年7月1日から平成28年9月30日まで)
(2) 4月進学志願者
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50,000円/月(平成28年10月1日から平成29年3月31日まで)
3.選 考 方 法
選考は、申請書類(申請書、指導教員の評価書)及び成績情報により行う。必要に応じ面接を加え
ることがある。
4.採用予定数
(1) 9月進学志願者
15名程度
(2) 4月進学志願者
30名程度
5.申請手続
(1) 申請方法
①申請は申請時に所属している専攻事務室窓口に直接提出するか、又は郵送により行うこと。
②郵送により申請する場合は、(2)の「申請書類等」を一括して角型2号の封筒(A4判が入る大き
さ)に入れ、郵便局窓口において「書留郵便」の手続きをすること。封筒の表には、「工学系
プレSEUT奨励制度申請書在中」と朱書きすること。
③受付期間 平成28年5月23日(月)から平成28年5月27日(金)16:00まで。
(ただし、専攻事務室が閉室されている期間を除く。)郵送の場合も、平成28年5月27日
(金)必着とする。
(2) 申請書類等
① 申請書 (様式1)
本研究科所定の様式に所要事項を記入したもの。正1部及び副3部。
② 現在の指導教員の評価書 (様式2)
本研究科所定の様式に現在の指導教員が記載し、厳封したもの。正1部及び副3部。
封筒は角型2号の封筒(A4判が入る大きさ)のものを使い、封筒の表に、指導教
員名と申請者名を表記すること。
③ 成績証明書 大学の学部・修士における成績証明書。正1部及び副3部。
④ 封筒
選考結果送付用として使用するので、角型2号の封筒(A4判が入る大きさ)に
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申請者本人のあて名を記入し、120円分の切手を貼ること。
6.選考結果発表及び採用手続き
(1) 選考結果は、平成28年6月下旬に、本人あてに通知する。
(2) 受給予定者には、受給予定通知とともに手続要領を送付するので、所定の期間内に必要な受給手
続(銀行口座届け等、手続書類の提出)を行うこと。所定の期間内に受給手続を行わない場合は、受
給を辞退したものとして取り扱う。
7.他の奨学金等との併用の取扱い
(1) プレSEUT奨励金の支給開始時に、休学中の者、並びに次に掲げた併用不可の奨学金等受給者
は、プレSEUT奨励制度の支給対象としない。又、支給期間中に、休学することとなった者、併
用不可の奨学金等受給者となった者、並びに本研究科の博士後期課程への進学を辞退した者につい
ては、その事項が生じた月以降のプレSEUT奨励金は支給しない。
併用不可なもの:
①文部科学省国費外国人留学生、 ②外国政府派遣留学生(中国政府「国家建設高水平大学公
派研究生項目」による留学生を含む。)、 ③東京大学外国人留学生特別奨学制度(東京大学
フェローシップ)受給者、④博士課程教育リーディングプログラムによる奨励金受給者、 ⑤
その他月額5万円を超える返還義務のない各種奨学金の受給者
申請時に上記に該当していても、9月進学志願者については平成28年7月1日より前に、4
月進学志願者については平成28年10月1日より前に、その受給を辞退するならば、本制度に
申請してよい。
(2) 以下の奨学金等については、併用しても構わない。ただし、各制度における取り決めにより、併
用不可と規定されている場合を除く。
併用してよいもの:
①日本学生支援機構奨学金の貸与を受ける者、 ②日本学生支援機構私費外国人留学生学習奨
励費の受給者、③本学の技術補佐員又は事務補佐員として雇用される者、④東京大学大学院
学則第39条第1項に基づき授業料の全額又は半額を免除される者、⑤その他、月額5万円
以下の返還義務のない各種奨学金の受給者及び各種貸与奨学金の受給者
申請に当たり、予め各制度の取り決めを確認すること。特に、公益法人の奨学金等について
は、各自条件を予め確認すること。
8.プレSEUT奨励金受給者の義務
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(1) 本試行事業の受給者は、毎月、所定の様式により、研究経過及び他の奨学金等の受給状況に係る
報告書を提出しなければならない。
(2) 他の奨学金の受給が確定した場合又は本研究科の博士後期課程への進学を辞退した場合は、早
急に専攻事務室に申し出ると共に、プレSEUT奨励金の辞退届を提出すること。
9.注 意 事 項
(1) 受付期間内に必要書類が完備しない申請は、受理しない。
(2) 9月進学志願者が、本研究科の博士後期課程入学試験の出願を行わなかった場合、又は、本研究
科の博士後期課程への進学を辞退した場合については、その事項が生じた月以降のプレSEUT奨
励金は支給しない。
(3) 4月進学志願者が、本研究科の博士後期課程入学試験の出願を行わなかった場合、又は、その入
学試験の結果不合格になった場合、プレSEUT奨励金の受給予定を取り消す。又は、本研究科の
博士後期課程への進学を辞退した者については、その事項が生じた月以降のプレSEUT奨励金は
支給しない。
(4) 申請書における記載内容について虚偽の記載をした場合又は本試行事業を辞退する必要が生じた
にもかかわらず報告を怠った場合は、受給決定後でも遡って受給を取り消し、奨励金の返還を求め
ることがある。
(5) 本試行事業の奨励金受給者は、各自で所得税の確定申告を行うこと。
平成28年4月
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