列車運転再開 ~須原トンネルにおける列車脱線事故の

報道各位
平成28年4月24日
長良川鉄道株式会社
列 車 運 転 再 開 につ い て
平 成 2 8 年 4 月1 5 日 に 発 生 し た 洲原 駅・母 野 駅 間 須 原 ト ン ネ ル 内
に お け る 列 車 脱線 事 故 に よ り 列 車 運休 を し て お り ま し た美 濃 市・北濃 間
は 、 明 日 、 2 5 日 ( 月 ) 始 発 よ り 運転 を 再 開 い た し ま す。
報 道 各 位、関 係 者 の 皆 様 方 に は 大変 な ご 迷 惑 と ご 心 配を お か け し ま し
た こ と を 深 く お詫 び 申 し あ げ ま す 。
須 原 ト ン ネ ル にお け る 列 車 脱 線 事 故 の
推 定 原 因 と 再 発防 止 対 策 に つ い て
1.概
況
走行中、須原トンネル中央付近の右カーブで、運転席側(左側)
に 振 ら れ る 形 とな り 、車 両 の 進 行 方 向 左 側 が 側 壁 に 当 た る と と も に、
後 2 軸 ( 北 濃 方) が 脱 線 し 停 止 し た。
乗 客 2 名 に け がは な か っ た も の の 、運 転 士 は 受 傷 し た 。
2 . 認 定 さ れ た事 実
( 1 ) 線 路 の 状態 に つ い て
① ト ン ネ ル の 入口 か ら 4 本 目 の 左 側の レ ー ル に 破 断 が 確認 さ れ た 。
② 当 該 列 車 は 脱線 後 約 9 0 m 走 行 した の ち 停 止 し た 。
③ レ ー ル の 破 断 箇 所 の 周 辺 に あ る レ ー ル 締 結 装 置 の ボ ル ト 6 本 が手
で 回 る 程 度 に 緩ん で い た 。
( 2 ) 点 検 状 況等 に つ い て
①平成27年7月の軌道検測、4月8日の徒歩巡回及び13日の列
車 巡 回 に お い て、 異 常 は 認 め ら れ なか っ た 。
②当日、30分ほど前に現場を通過した大矢駅行き違いの対向列車
に お い て 、 異 常の 報 告 は な か っ た 。
3.原 因
運 輸 安 全 委 員 会 にお い て 調 査 中
4 . 当 社 の 推 定原 因
( 1 )車 輪 が 軌 間 の 外 方 に 脱 線 し てい る 状 況 及 び 直 近 で実 施 し た 軌 道 検
測 結 果 等 か ら、軌 間 拡 大 に よ る も の と は 考 え に く く、レ ー ル 破 断
が 発 端 で 脱 線 につ な が っ た も の と 推定 す る 。
( 2 )レ ール が 破 断 し た 理 由 と し て、判 明 し て い る 事 実か ら 以 下 の よ う
な 要 因 が 重 な り列 車 脱 線 事 故 に 至 った 原 因 と 推 定 す る 。
①トンネル内部の漏水がレールに長期間にわたってかかり続けたこ
とにより、レール(特に底部)が腐食して耐力が低下していた。
②R300mの曲線区間のため列車の走行による横圧を受けやすく
耐 力 が 低 下 し たレ ー ル 、特 に 外 側に あ る レ ー ル に ひ び が入 り 進 行
していた。
③レール締結装置の板バネがレールのひびの進行 などとともに上下
動 を 繰 り 返 し、板 バ ネ を 保 持 す る ボル ト に 緩 み を 生 じ させ て い た 。
④ひびが進行していたレールが列車の走行により破断につながり、
ボルトの緩みも進行していたレール締結装置の保持力が低下し、
レールの破断箇所から車輪が乗り越えて列車脱線に至ったもの
と推定される。
( 3 )レ ー ル破 断 面 の 状 況 か ら 、レ ー ル 上 部 は 錆 等 の 付着 が 少 な く 、か
な り 直 近 に 、 かつ 、 急 激 に 破 断 が 進行 し た も の と 推 定 され る 。
5 . 緊 急 点 検 の実 施
①当該トンネルの他11か所のトンネル内のレール及び締結装置に
つ い て 、 目 視 、打 音 に よ る 緊 急 点 検を 実 施 し た 。
②同種のまくら木を敷設しているR300の曲線部分の締結装置に
つ い て 緊 急 点 検を 実 施 し た 。
6.点検の結果
緊 急 点 検の 結 果 、レー ル 及 び 締 結 装 置 に は 異 常 のな い こ と を 確 認
した。
7 . 再 発 防 止 対策
運輸安全委員会における 調査結果の公表により原因が判明次第、
あ ら た め て 再 発防 止 対 策 を 策 定 す る 。そ れ ま で の 間 は 、当 社 独 自
に調査した結果を基にした当面の再発防止対策により安全を確
保する。
8 . 当 面 の 再 発防 止 対 策
( 1 ) 緊 急 点 検の 実 施
※ 上 記 の とお り
( 2 ) 運 転 再 開時 の 現 場 の 監 視 体 制
当 分 の 間 、 社 員に よ る 事 故 現 場 で の列 車 通 過 監 視 を 実 施し 、 異 常
の な い こ と を 確認 す る 。 ま た 、 3 日ご と に 線 路 の 状 態 を点 検 し 異
常 の な い こ と を確 認 す る 。
お問合せ先
長良 川 鉄 道 株 式 会 社
T E L 0 5 7 5- 4 6 - 7 4 2 0
取締役運輸部長
技術部長
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川出
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