ニュースリリース|www.linear-tech.co.jp 2016 年 4 月 25 日 リニアテクノロジー、新製品「LTC4380」を発売開始 過電圧および過電流トランジェントから電子システムを保護する暗電流 8μA のサージ・ストッパ リニアテクノロジー株式会社は、自動車用、産業用、および航空電子機器の 4V〜72V の常時オン電子機器向けにコ ンパクトな過電圧および過電流保護機能を提供する、超低暗電流(IQ)のサージ・ストッパ「LTC4380」の販売を開始し ました。LTC4380 には 4 つのオプションがあります。LTC4380-1 と LTC4380-2 はクランプ電圧をピンで選択可能なの に対し、LTC4380-3 と LTC4380-4 では、クランプ電圧を入力のツェナー・ダイオードを使って設定します。フォルトの 発生後、LTC4380-1 と LTC4380-3 は MOSFET をラッチ・オフしますが、LTC4380-2 と LTC4380-4 は 0.1%のデュー ティ・サイクルで自動的にオンします。LTC4380 は 0℃〜70℃のコマーシャル温度範囲、-40℃〜85℃のインダストリ アル温度範囲、-40℃〜125℃の車載温度範囲で仕様が規定されており、10 ピン MSOP および 3mm x 3mm DFN パ ッケージで供給されます。1,000 個時の参考単価は 2.48 ドルからで、製品サンプルおよび評価ボードはリニアテクノ ロジーの Web サイトまたは販売代理店各社経由で入手いただけます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーの Web サイトをご参照ください(www.linear-tech.co.jp/product/LTC4380)。 LTC4380 は、大型のインダクタ、コンデンサ、トランジェント電圧サプレッサ(TVS)、ヒューズで構成される従来のシャ ント回路を、シンプルな IC と直列 N チャネル MOSFET のソリューションで置き換えて、基板面積を削減し、トランジェ ント電圧または電流サージが発生している間も動作を継続することができます。LTC4380 は MOSFET 定格までの入 力過電圧から後段の電子部品を保護するとともに、出力過負荷から電源を保護します。このデバイスの消費電流は 通常動作時にわずか 8μA、シャットダウン・モードで 6μA と少ないのでバッテリ動作時間とスタンバイ時間を延ばしま す。消費電流が少ないため、デバイスの電源ピンに大きなフィルタ抵抗を接続できるので、自動車のコールドクランク や 100V を超える過電圧トランジェントが発生した場合も動作可能です。 自動車のロードダンプのような入力電圧サージが発生している間、外付け MOSFET で過剰電圧を下げると同時に、 そのゲートをクランプして出力を安全な電圧に保ちます。これにより、後段では電圧定格の低い電子部品を使用でき るので、コストを削減します。クランプ電圧は 12V システムまたは 24V システムに合わせてピンで選択可能ですが、 入力にツェナー・ダイオードを使って調整することもできます。出力過負荷や出力短絡の発生時には、順方向経路を、 検出抵抗で設定した電流制限値に制御します。過電圧または過電流状態が続くと、MOSFET のストレスによって加 速されるタイムアウト機能によって、MOSFET を安全にオフできます。これに対し、従来の保護回路では、ヒューズが 飛んだり、TVS が焼損して、修理が必要になる可能性があります。 LTC4380 はバッテリの逆挿入など-60V までの逆入力に耐えることができます。入力の低電圧ロックアウトしきい値 を調整可能なので、範囲外の電圧での起動を防ぎ、バッテリの深放電を回避します。また、このデバイスは回路基板 の電源の活線挿入時の突入電流を制御します。 リニアテクノロジー、新製品「LTC4380」を販売開始 Page 2 過電圧および過電流トランジェントから電子システムを保護する暗電流 8μA のサージ・ストッパ LTC4380 の特長: MOSFET定格までの電源電圧サージに対する保護 低暗電流:動作時8μA、シャットダウン時6μA 広い動作電圧範囲: 4V~72V ピンで選択可能&調整可能な出力クランプ電圧 -60Vまでの逆入力に対する保護 過電流保護 MOSFETのストレスによって加速する、調整可能なフォルト・タイマ ラッチオフ(LTC4380-1/-3)と自動リトライ(LTC4380-2/-4)の選択肢 フォルト持続時のリトライ・デューティ・サイクル: わずか0.1% (LTC4380-2/-4) 動作温度範囲:-40℃~125℃ 10ピンMSOPおよび3mm x 3mm DFNパッケージ フォトキャプション:暗電流が 8μA のサージ・ストッパ Copyright: 2016 Linear Technology Corporation ### リニアテクノロジーについて S&P 500 の一員であるリニアテクノロジーは、過去 30 年にわたり広範囲に渡る高性能アナログ IC の設計・製造及 びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナ ログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには 「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リ ニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModule サブシステム及び ワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社 Web サイトをご参照ください。 http://www.linear-tech.co.jp LT, LTC, LTM, Burst Mode,μModule, Over-the-Top, LTP 及び会社ロゴは Linear Technology Corporation の登録商 標です。FracNWizard 及び ClockWizard は Linear Technology Corporation の商標です。その他の登録商標・商標は、 それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。 メディアの方お問い合わせ先、記事掲載時のお問い合わせ先: 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町 2-5-2 須田町佐志田ビル 4F 株式会社中外 松田(まつだ) TEL: 03-3255-8411(代表) Email: [email protected] 本社メディア担当者 John Hamburger, Director Marketing Communications [email protected] 408-432-1900 ext 2419 Doug Dickinson, Media Relations Manager [email protected] 408-432-1900 ext 2233 以上
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