1 - 道民意見募集結果 件名 警察署の機能強化に向けた再編整備計画(案)

道民意見募集結果
件名
警察署の機能強化に向けた再編整備計画(案)
整理
番号
受理
月日
氏名等
職業
担当課
応募
手段
募集した意見等の概要
1
12/12
他
警察署がなくなると、犯罪や事故等が増加するな
ど、地域の警察力が低下し、治安が悪くなるのでは
ないか。警察署は残すべき。
(18件)
メール
郵送
2
11/26
他
治安維持の面からも機能的になる。時代に合わせ
て地域の安全に取り組んでほしい。
(3件)
メール
郵送
3
12/19
市民への窓口業務、地域パトロール、事件捜査に
係る体制の確立等、後退することのないよう適切な
対応を図っていただきたい。
メール
4
12/11
他
警察署を統合する必要性やメリットが感じられな
い。統合しても治安が向上するとは思えない。
(11件)
メール
FAX
- 1 -
警務課
意見等に対する道警察の考え方
再編整備計画案は、道警察の限られた人員の中、複雑・多
様化する治安情勢に的確に対応し、将来にわたって地域の方
々の安全と安心を確保していくため、警察署を統合し、大規
模化による利点を活かして地域の警察力を高めることを目的
としています。
統合される警察署は、交通窓口などの警察署機能の一部を
備えた分庁舎となります。分庁舎には、パトカー勤務員をこ
れまでよりも増強して配置するほか、本署体制の充実によ
り、駐在所の不在状態が解消されることから、事件・事故等
への対応や犯罪抑止のためのパトロール活動がより強化され
ることとなり、治安の向上が期待できます。
統合される警察署が管轄していた地域は、分庁舎に勤務し
ている警察官だけで治安維持に当たるわけではありません。
警察官の体制や装備が充実した大規模警察署の管轄となり、
警察署長の指揮の下、本署及び分庁舎の勤務員と各地域の交
番・駐在所勤務員が連携して2署分の管轄地域の治安維持に
当たることになります。
2つの警察署の職員を合わせた数は、統合の前後でほぼ変
わらず、統合により重複するいわゆる管理部門(福利厚生や
会計事務などを担当)の職員を現場対応に当たる地域警察官
などに振り替えることで、警戒力や事案対応力を強化しま
す。
統合により、2署分の管内を管轄することとなる統合先の
警察署は、人員・装備ともに体制が充実することから、統合
される警察署及び統合先の警察署双方が管轄していた地域に
おいて、
① 地域警察活動の強化
② 夜間・休日の当直体制の強化
③ 事案対応力の強化
など、地域の警察力を高める効果が期待できます。
整理
番号
受理
月日
氏名等
職業
応募
手段
募集した意見等の概要
5
12/14
他
警察署が分庁舎になると、突発的な事件・事故等
が発生した際に、迅速な初動対応ができるのか不安
である。
(5件)
メール
FAX
6
12/15
他
警察署がなくなってしまうと、パトロール活動が
弱くなり、事故等が増えるのではないか。
(5件)
メール
FAX
7
12/24
分署化になると指揮系統が失われ、一大事になる
と機能しなくなるのではないか。
(4件)
メール
8
12/24
署長が不在で迅速な指揮命令に影響するのではな
いか。
(2件)
メール
9
12/20
他
現在、署長を中心に自治体と密接に連携している
が、統合となると、関係自治体等との連携が希薄に
なるのではないか。
(4件)
メール
- 2 -
意見等に対する道警察の考え方
事件・事故等への初動対応やパトロール活動は、主にパト
カー勤務員や交番・駐在所勤務員などの地域警察官が行って
います。
統合後は、本署の勤務員の体制が充実することから、犯人
を逮捕する度に、駐在所員が捜査や看守の応援勤務のため本
署に呼び出されることがなくなり、駐在所の不在状態が解消
されます。
また、分庁舎に配置するパトカー勤務員をこれまでよりも
増強し、24時間3交替の体制を確保します。
このため、パトロール活動が強化されるとともに、事件・
事故等が発生した際には、警察署からの無線指令などを受け
た地域警察官がこれまで以上に早く、多人数で現場に駆けつ
けることが可能となります。
本署の勤務員も、分庁舎の勤務員も、交番・駐在所の勤務
員も、全て統合先の警察署長の指揮下で管内の治安維持に当
たるため、指揮系統に支障が出ることはありません。
統合によって体制が強化された警察署は、多くの勤務員を
擁することになり、警察署長が組織を一元的に運用すること
で、大規模な事件・事故が発生した際には現場に大量の警察
官を投入することが可能になるほか、複数の事件・事故等の
対応に当たっても警察官の割り振りが容易になります。
警察署長や分庁舎所長のほか、本署の担当課が、自治体、
関係機関・団体等と引き続き緊密な連携を図ります。
必要に応じて、分庁舎でも会議や打ち合わせ等を行うな
ど、地域の方々の利便性にも配意します。
整理
番号
受理
月日
氏名等
職業
応募
手段
募集した意見等の概要
10
12/12
他
統合によって機能強化を図るのではなく、署員を
増員することにより、機能強化を図るべきである。
(7件)
メール
11
12/15
他
それぞれの警察署を残し、警察署同士の連携の強
化を図ればよいのではないか。
(2件)
メール
12
11/30
他
統合の対象警察署より管内人口が少ない警察署が
ある。対象警察署はどのように選定したのか。
(9件)
メール
13
12/15
他
対象警察署の選定理由に疑問がある。通過人口や
事件の重大性等も考慮するべきではないか。
(5件)
メール
14
12/20
他
北海道全体の再編整備計画案を示すべきではない
か。
(3件)
メール
- 3 -
意見等に対する道警察の考え方
道警察では、これまで、警察官の増員のほか、組織の合理
化や徹底した業務の見直しによる配置人員の適正化を図って
きたところです。
警察署の定員については、管内の地形・地物や管轄面積、
治安上配意すべき特殊性等のほか、人口動態、事件・事故等
の発生状況等の治安情勢の変化を踏まえ、業務負担の均衡を
図りつつ、各警察署の警察力の配分に努めてきました。
人口や警察事象等の増加により、業務負担が高くなってい
る警察署には職員を多く配置する一方、人口の流出等に伴い
警察事象が減少している警察署では、配置人員の合理化・縮
減を進めざるを得ず、その結果、警察署としての機能を維持
していく上で必要最小限の体制となっている現状にあります。
こうした状況を踏まえ、警察署間の連携を強化するなどし
て、事件・事故等に対応しているところですが、限られた道
警察の人員の中で、今後、複雑・多様化する警察事象に的確
に対応していくためには、警察署を統合し、大規模化による
利点を活かして地域の警察力を高めていくことが最も有効で
あるとの結論に至り、今回の計画案を策定したところです。
再編整備の対象警察署は、管内人口だけで選定しているの
ではありません。
再編整備の対象警察署については、警察署の体制がぜい弱
であるため、本署への各種応援勤務により駐在所が不在にな
りがちであること、夜間・休日の当直体制が不十分であるこ
と等の問題点を抱えている小規模警察署の現状を踏まえつ
つ、管内の人口動態、管轄面積、事件・事故等の発生・取扱
状況、隣接警察署との位置関係等を全道的な見地から総合的
に検討した結果、機能強化を図っていく必要性が認められ、
かつ、統合による効果が期待できる5つの警察署を当面の対
象として選定しています。
道内には、今回、統合の対象とした警察署以外にも、機能
強化を図っていく必要のある警察署が認められることから、
今後も、その時々の社会情勢や治安情勢を踏まえながら、今
回の再編整備による効果も検証した上で、全道的な視野に立
って、警察署の再編整備についての検討を継続します。
整理
番号
受理
月日
氏名等
職業
応募
手段
募集した意見等の概要
意見等に対する道警察の考え方
15
12/22
他
統合によって、今後、警察官の削減や駐在所の廃
止が行われるのではないか。
(4件)
メール
16
12/18
他
統合によって、居住する警察職員が減り、街の人
口減少が進むのではないか。
(2件)
メール
17
12/12
他
各街は人口減少問題や安全な街づくりに取り組ん
でいる。今回の計画は政府の進める地方創生の考え
方に逆行しているのではないか。
(2件)
メール
18
12/20
他
地域の十分な理解が得られないまま進められてい
る。
(5件)
メール
19
12/24
計画案には、地域の方々の声の一例が記載されて
いるが、不安の声が記載されていない。
メール
20
12/22
滝川署は砂川との間に建て直してもらいたい。
メール
施設整備については、今後、検討を進めてまいります。
ご意見については参考とさせていただきます。
21
12/24
中川町は天塩署に移管してはどうか。浦臼町と奈
井江町は美唄署に移管してはどうか。寿都署、興部
署及び木古内署を廃止して分庁舎化を検討してはど
うか。石狩市及び札幌市に警察署の新設を望む。中
央署の管轄区域を中央区として、西署及び南署の管
轄区域を変更し、南署を南区内に新築してはどう
か。
メール
道内には、今回、統合の対象とした警察署以外にも、機能
強化を図っていく必要のある警察署が認められることから、
今後も、その時々の社会情勢や治安情勢を踏まえながら、今
回の再編整備による効果も検証した上で、全道的な視野に立
って、警察署の再編整備についての検討を継続します。
ご意見については参考とさせていただきます。
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再編整備計画案は、道警察の限られた人員の中、複雑・多
様化する治安情勢に的確に対応し、将来にわたって地域の方
々の安全と安心を確保していくため、警察署を統合し、大規
模化による利点を活かして地域の警察力を高めることを目的
としています。
統合される警察署は、分庁舎として引き続き運用するほ
か、パトロール活動や事件・事故等への初動対応を行う交
番・駐在所は、そのまま存続し、体制も変わりません。
なお、統合後の警察職員の居住先については、ご意見を参
考に、十分考慮してまいります。
道警察では、これまでも、説明会の開催等の機会をいただ
いた地域において、対象となる地域の方々が不安を抱かない
よう、再編整備計画の基本的な考え方や内容について説明を
行ってまいりました。
今後も引き続き、統合の必要性や有効性について、丁寧な
説明に努めるとともに、地域の方々の声を真摯に受け止め、
可能な限り計画に反映してまいりたいと考えております。
なお、説明会等において、地域の方々から伺った不安の声
やご質問については、「Q&A」に掲載しています。