28 香南市監査委員告示第 1 号 平成 28 年 3 月 29 日付け 27 香南監委

28 香南市監査委員告示第 1 号
平成 28 年 3 月 29 日付け 27 香南監委発第 55 号、27 香南市監査委員告示第 8 号により公
表した定期監査結果報告書に基づき、措置を講じた旨の通知が香南市長および香南市教育
委員会委員長からあったので、地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 199 条第 12 項の
規定により、当該通知に係る事項を公表します。
平成 28 年 4 月 25 日
香南市監査委員 北村 秀夫
香南市監査委員 長﨑
清
香南市監査委員 山本 孝志
平成 27 年度の定期監査(総務一般関係)の結果に基づき、講じた措置の状況は
下記のとおりです。
記
監
査 の 結 果
措
置 の 内 容
(1)県外出張命令書・報告書について
宿泊を伴わない県内の出張命令について
課内職員に出張の際の申請報告の徹底の
は、香南市事務決裁規程第 6 条の規定によ
有無を説明するとともに、出張の際の正し
り、課長の専決事項となっている。また、香
い手続きを再確認した。今後、職員の出張
南市職員服務規程第 13 条第 1 項により、県
予定についての把握と事務手続きを徹底す
内出張は県内出張命令書・報告書を就業管理
る。
(学校教育課)
システムで申請し、所属長の決裁を受けなけ
ればならないと規定されており、同条第 2 項
では、出張した職員は同報告書により帰庁後
速やかに報告しなければならないと規定さ
れている。
しかしながら、聴取の結果、所属職員が出
張した実態があるにもかかわらず、出張申請
がされていないため、命令権者である課長の
出張命令が発せられないまま出張が行われ
ている状況が確認された。当然、未申請のた
め報告書の提出についてもされていない。
(学校教育課)
(2)時間外勤務について
昨年度同様、本年度についても慢性的かつ
平成 27 年度末に学校教育課全体で、事務
長時間の時間外勤務が確認されており、特定
分担の見直しを行い、業務の適正配分に努
の所属及び職員に過大な負担がかかってい
めるとともに、事務の効率化を図るよう課
るものと推考される。
内会で確認を行った。
専門的な知識や技術を持っている特定の
特定の職員に業務が偏らないよう、業務
職員に業務が集中している状況や、恒常的に
の平準化・効率化を図るよう指導を行った。
時間外勤務が月 60 時間を超えている状況
健康管理の観点からも、長時間の時間外
は、看過できない問題であると考える。
勤務が継続している状況の解決を図るた
また、時間外勤務手当が申請事務であるこ
とから、勤務公署にいた時間が勤務をした時
め、引き続き、適正な事務分担による業務
の平準化や事務の効率化に努める。
間とは言えないが、出退勤時刻と時間外勤務
就業管理システムに基づき勤務の実態を
時間の状況が著しく乖離している事案もあ
把握し、超過勤務時間に即した確実な時間
る。深夜や早朝の就業状況も確認されてお
外勤務申請がなされるようにする。
(学校教
り、業務内容等、実態把握が必要と思われる。 育課)
(学校教育課)
(3)年次休暇について
監査対象期間の年休取得状況は、時間外勤
学校教育課全体での事務分担の見直し、
務が慢性的かつ長時間となっている職員に
業務の適正配分に努めるにことで時間外勤
ついてみてみると、取得日数が少ない職員で
務の取得の偏りとあわせて年次休暇取得に
2日に足りておらず、他2人についても5日
ついての偏りをなくすようにする。
程度となっている。長時間の時間外勤務に加
定期の課内会を活用し、業務に対する組
え、年次休暇も十分に取得できていない状況
織的な取組体制の促進を継続的に行い、相
がうかがえる。
(学校教育課)
互支援体制を進め、年次休暇の取得しやす
い状況と雰囲気づくりに努めるようにす
年次休暇の請求については、香南市職員の
る。
(学校教育課)
勤務時間、休暇等に関する規則第23条第7
号に「あらかじめ、その期間を就業管理シス
指摘の年次休暇については、口頭による
テム又は年次休暇届・休暇承認願により行う
事前申請があり承認していたものの、並行
ものとする。ただし、病気、災害その他やむ
した作業として就業管理システムによる申
を得ない事由によりあらかじめ請求できな
請・承認が徹底されておらず、不適正な事
かった場合には、その事由を付して事後にお
務処理となっていました。
いて請求することができる」と規定されてい
る。
今後につきましては、形態にかかわらず、
各職員が「香南市職員の勤務時間、休暇等
しかしながら、事後請求となっているケー
に関する規則」を自覚し、年次休暇につい
スが相当件数確認されており、全てにおいて
ては、システムにおいて事前に請求し、確
「やむを得ない事由」ではなく、単に請求抜か
実に承認を得るよう指導するとともに、突
りとなっていた状況がある。(学校教育課、 発的な取得に対しても直近勤務日に必ず処
消防本部)
理するよう指示徹底をします。
(消防本部)