久喜市防犯灯LED化事業提案募集要項(PDF:521KB)

久喜市防犯灯LED化事業
提案募集要項
平成 28 年4月
久喜市
久喜市防犯灯LED化事業提案募集要項
目次
1.募集の趣旨 ..................................................................................................................... 1
2.事業概要......................................................................................................................... 1
3.事業者の行う業務範囲 ................................................................................................... 2
4.事業場所......................................................................................................................... 5
5.契約者 ............................................................................................................................ 5
6.優先交渉権利者決定からサービス開始までのスケジュール(予定) ............................. 5
7.応募条件......................................................................................................................... 5
8.応募に関する留意事項 ................................................................................................... 7
9.本事業選定の流れ........................................................................................................... 8
10.本事業全体スケジュール(予定) .............................................................................. 9
11.審査及び審査結果の通知 ...........................................................................................12
12.提案書における提示条件 ...........................................................................................14
13.事業実施に関する事項 ...............................................................................................14
14.契約に関する事項 ......................................................................................................18
15.本事業提案提出書類・作成要領 .................................................................................18
16.配布資料 ....................................................................................................................21
17.防犯灯灯具仕様..........................................................................................................21
18.工事仕様 ....................................................................................................................22
19.工事計画 ....................................................................................................................22
1.募集の趣旨
本市は、平成27年度末時点で約9,800灯の防犯灯を管理している。平成22年度
からは、新規設置及び故障等による灯具交換の場合は、環境負荷が少なく、長寿命のLE
D防犯灯を設置してきた。しかし、LED防犯灯の普及率は平成27年度末までに全体の
約17%程度であり、財政負担の増加や環境負荷の軽減が進まない等の課題が生じている
ことから、市内全防犯灯のLED化を推進することにより、電気料金や維持管理費等の削
減及び環境負荷の低減を進めることとした。
LED化の推進に当たっては、民間企業のノウハウ、資金、技術力を活用したリース方
式により実施するものとし、調査・計画、工事、維持管理等に関する一括提案を受け、本
市にとって最も効果をもたらすと考えられる提案者を選定するため、公募型プロポーザル
方式により募集を行うものである。
審査の結果、最も優れている提案を行った応募者(以下「最優秀提案者」という。)を優
先交渉権利者として、本市と事業契約の締結に向けた協議を行い、合意に至った場合、事
業に係る契約の締結、事業の実施を行っていくものとする。
なお、今回の事業は、一般社団法人環境技術普及促進協会から「平成28年度二酸化炭
素排出抑制対策事業費等補助金(地域におけるLED照明導入促進事業)」の採択を受け、
実施することを前提とするものである。
2.事業概要
(1)事業名称
久喜市防犯灯LED化事業(以下「本事業」という。)
(2)契約方式及び契約年数
リース契約(付帯サービス付)
契約年数 10年間
(3)事業内容
事業者は、防犯灯の実際の設置状況を踏まえた提案を基に、リース方式によるLE
D防犯灯設置工事及び付帯サービス(維持管理サービス、省エネ計算等)について、
本市と合意した内容で契約を締結し、本事業の契約期間内においてLED防犯灯設備
等(以下「本設備」という。
)を善良なる注意義務をもって、自らの費用負担により、
以下の業務を行うものとする。
1)取得可能性があると判断される補助金に係る交付申請並びに実績報告業務
2)現地調査
3)電力契約の照合・申込
4)防犯灯管理システムの構築・データ更新
5)本設備の設置計画・施工・施工管理
6)既設防犯灯設備の撤去・リサイクル・廃棄処分
7)防犯灯管理プレートの設置
8)本設備の維持管理・保証(無償修繕等)
1
9)リース期間中の新規防犯灯設置及びその維持管理
10)省エネルギー量の計測・検証
11)リース契約終了後の対応
3.事業者の行う業務範囲
事業者が行う業務の範囲は、次のとおりとする。
(1)LED照明調査業務(以下「調査業務」という。)
1)現地調査
①
既設防犯灯の位置を調査する。
(所在地、引込柱・防犯灯の管理番号など設備
管理上必要となる各種情報の調査)
②
既設防犯灯の設備を調査する。
(灯具の種類、消費電力の実測値の調査)
※既存LED灯についても調査すること。
2)電力契約の照合・申込
①
電力会社と緊密な連携のもと、既設防犯灯に係る電力契約の調査及び現地調
査結果を照合する。
②
電力契約と既設防犯灯との数量を把握し、相違を整合する。
防犯灯設備があって電力契約のないもの、電力契約があって防犯灯設備がな
いものを選別し、それらについて電力会社及び久喜市と緊密な協議を行い、両
者の整合を図る。
③
LED化に伴う契約変更の申込み及び②で把握した契約相違に係わる新設又
は減設申込を実施する。
※既存LED灯についても照合すること。
3)防犯灯管理システムの構築
①
日本測地系データに基づくデジタルマップに、1)及び2)の調査・整合の
結果を反映させた上で、防犯灯設備の把握、管理及びデータ更新が容易にでき
る防犯灯管理システムを構築する。
(システム上で管理する必要項目は以下のと
おり)
ア.位置情報(地区名、新・旧管理番号、東電引込柱番号、NTT 柱番号)
イ.設置年月、設置場所、移設年月、現行設置場所
ウ.設備概要(灯具仕様、柱形状、施工者名、設置開始年月日)
エ.電力契約情報(店所番号、契約名義、お客さま番号、請求番号、契約W数、
契約灯数、引込状況等)
オ.修繕及び移設等記録(記録の管理区分、作業年月、修繕内容、移設情報、
施工者名等、既設防犯灯の灯種、消費電力)
カ.その他(見取図、防犯灯写真等)
(2)LED照明導入業務(以下「導入業務」という。)
1)本設備の設置計画・施工・施工管理
①
関係行政機関の指導及び関係諸法規を遵守しつつ、LED化のメリットを最
大限に享受できる計画の策定及び施工・施工管理を実施する。
2
②
関係行政機関の指導及び関係諸法規を遵守しつつ、近隣住民や交通に配慮し
た計画の策定及び施工・施工管理を実施する。
③
関係行政機関の指導及び関係諸法規を遵守しつつ、作業者の安全に十分配慮
した施工・施工管理を実施する。
2)既設防犯灯設備の撤去・リサイクル・廃棄処分
①
関係行政機関の指導及び関係諸法規を遵守しつつ、撤去工事の施工・施工管
理を実施する。
②
撤去した設備(灯具本体、グローブ、防犯灯専用柱、根巻コンクリート等)
については、環境保護の観点から再利用を原則とし、撤去品を項目ごとにそれ
ぞれリサイクルの具体的な方法についても報告を行う。
※既存LED灯については対象外とする。
3)防犯灯管理システムのデータ更新
①
修繕及び移設等を記録(記録の管理区分、作業年月、修繕内容及び移設情報
等、施工者名等、既設防犯灯の灯種及び消費電力)する。
②
事業開始後に本市が行う設備の修理依頼や新設、移設、撤去などの異動連絡
に係るデータの管理システムへの反映及び地図データを定期的に更新する。
③
②により作成された、最新の防犯灯管理システムデータの報告及び納入を事
業期間中は毎年度行うものとする。なお、データ納入は本市が指定した項目を
反映した電子的媒体(CD-ROM 等)とする。
④
その他(周辺地図、防犯灯写真等)
4)防犯灯管理プレートの設置
①
3)により作成する防犯灯データをもとに、地区番号及び管理番号を表記し
たプレートを既存LED灯も含む全ての防犯灯に設置する。その際、既存プレ
ートは撤去する。
②
プレートの材質は、高分子系材料の場合は、紫外線などによる対候性能につ
いて、JIS A 1415(1999 年)での試験をクリアしていること。また、金属系の
場合は、錆の発生が無いこと。
③
プレートの字は、経年による劣化が少なく、文字の視認が容易であること。
5)本設備の維持管理・保証(無償修繕等)
①
本市からの修繕依頼に基づき、本設備及びサービス開始後に本市が新たに設
置(自治町内会や開発業者等が新設し本市に移管した防犯灯を含む。)した防犯
灯の調査及び修繕を行う。
②
防犯灯に関する本市からの異動連絡(新設・撤去・移設)などを受け付け、
これに基づき防犯灯管理システムのデータを更新する。また①の修繕結果につ
いても同様とする。
③
本市又は市民からの連絡受付のための専用電話回線を備えたコールセンター
を設置するとともに、依頼に基づき本設備の修理ないし灯具交換を行うものと
する。なお、当該作業は依頼を受けた日から起算して3日以内(土・日・祝日
を除く。
)に実施するものとする。また、本設備の修繕の実施結果及び本設備の
維持管理状況を定期的に本市に報告する。本市は維持管理が計画どおりでなく、
3
又は不十分であると認められるときは、必要な措置を命ずる場合がある。
④
費用負担
ア.事業者が費用負担する場合
・本設備の製品としての不具合による故障
・火災、落雷、破損、盗難、雪害・風害、いたずら・破壊行為、台風等によ
る洪水・高潮・土砂崩れ等の水災、車両の接触・衝突、電気的・機械的事
故など、偶然、外来、かつ事故によって生じた損害
イ.本市が費用負担する場合
・本市(本市の依頼による清掃・近接樹木の伐採・除雪などの作業によるも
のを含む。
)の責による損害
・地震・噴火及びこれらに起因する津波による損害
・戦争・暴動・変乱による損害
・その他ア以外で、事業者の責に因らない損害
⑤
事業者は、本設備について、自己の負担で保険に加入することとする。ただ
し、加入する種類、内容は本市と協議のうえ定めるものとする。
⑥
修繕対応の実績報告を月次で行うものとする。
6)リース期間中の新規防犯灯設置及びその維持管理
①
リース期間中、本市の依頼に応じて、LED防犯灯を設置する。設置場所や
器具については、その都度協議するものとする。
なお、本市で新規設置する防犯灯については、毎年度100本、10年間で
1,000本を想定している。
②
①で新設した設備についても既設の防犯灯と同様に維持管理及び防犯灯管理
システムへの登録の対象とする。
7)省エネルギー量の計測・検証
①
事業者は、提案により示した光熱費削減額及び削減保証額が確実に守られて
いることを証明するための適切な検証手法を本市に提示し、契約期間中におい
て、本事業実施によるコスト削減効果の検証を行うものとする。
②
事業者の報告及び本市の確認
事業者は、前項の検証の結果並びに修理・交換等の記録を毎年度本市に報告
し、本市は当該報告の内容を確認する。
8)契約終了後の本設備の対応
契約期間終了後における事業者の設置した本設備の所有権の帰属については、本
市に無償で譲渡するものとする。
9)その他
①
事業者は、既設防犯灯設備の撤去工事及び本設備の設置工事並びに維持管理
において、市内電気工事事業者(以下「市内工事事業者」という。)の活用を
優先的に行い、地域への経済波及効果に資するよう配慮するものとする。
②
既設のLED防犯灯についても維持管理及び防犯灯管理システムへの登録
の対象とする。
4
4.事業場所
本市全域の防犯灯とする。
5.契約者
久喜市
6.優先交渉権利者決定からサービス開始までのスケジュール(予定)
(1)優先交渉権利者の決定
平成28年7月6日(水)
(2)調査業務に関する契約締結
平成28年7月下旬(補助金交付決定後)
(3)導入業務に関する契約締結
平成28年10月下旬(補助金交付決定後)
(4)工事期間
平成28年11月上旬~平成29年2月下旬
(5)リースサービス開始期日
平成29年3月1日(水)
7.応募条件
(1)応募者
1)一般社団法人環境技術普及促進協会
平成28年度二酸化炭素排出抑制対策事業
費等補助金(地域におけるLED照明導入促進事業)に係る実施要綱等に基づき、
当該補助事業を確実に実施することができるものとする。
2)本事業を行う能力を有する単独企業あるいはグループ(複数の企業の共同体)と
する。
3)グループで応募する場合は、統括役割を担う代表者を1社選定し、その代表者が
本市との連絡窓口となり、事業の遂行の責を負うものとする。
4)グループで応募する場合は、参加表明時は、応募者の構成員全てを明らかにし、
各々の役割分担を明確にする。
5)応募者は、応募を含むそれ以降の提案に関わる諸手続及び契約等に関わる諸手続
を行う。
6)事業提案提出後において、事業運営を目的とした特定子会社等を設立することも
可能とする。ただし、設立条件などに関しては、本市と協議したうえで合意を得る
必要がある。
(2)応募者の役割
1)応募者は、次の役割を全て担い、グループの場合は各構成員が以下の事業役割を
分担するものとする。
①
統括役割
本市の対応窓口となり、契約等諸手続を行い、事業遂行の
責を負う。
②
調査・計画役割
調査、設置計画、施工監理に関する業務を実施する。
③
施工役割
工事施工に関する業務をすべて実施する。
④
その他役割
上記①~③以外の維持管理、金融、本設備供給、防犯灯の
設置状況の把握などに関する業務を各々実施する。
5
2)複数の企業で事業役割を担う場合は、企業間の事業役割に関する合意書等を別途
本市に提出すること。なお、その合意書には、事業役割の構成企業全体が、本市に
対し連帯責任を負う旨を示す条項を含むものとする。
3)下請負業者又は協力事業者の選定にあたっては、市内工事事業者を優先して選定
するものとする。
(3)応募者の参加資格
応募者の資格要件は、次のとおりする。なお、グループの場合、グループとしてこ
れらの要件を満たすものとする。
1)応募者は、参加表明書及び資格確認に必要な書類により、本募集要項の内容を充
分に遂行できると認められる者であること。
2)応募者は、各種対策により対象設備のエネルギー削減量を提案できる者であり、
削減量が達成できない場合は、保証措置を講じることができる者であること。
3)応募者は、本設備導入後のエネルギー削減量及び削減金額を計測・検証すること
ができる者であること。
4)応募者は、事業運営、維持管理、管理システムサポートを円滑に行うための迅速
な対応ができる者であること。
(4)応募者の制限
次に掲げる者は、応募者の構成員となることはできない。
1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当する
者。
2)本募集要項の配布の日から提案書提出期限日までの期間に、久喜市建設工事等の
契約に係る指名停止等の措置要綱(平成22年久喜市告示第25号)第2条第1項
若しくは第2項の規定に基づく指名停止の措置を受けている者。
3)本募集要項の配布の日から提案書提出期限日までの期間に、建設業法(昭和24
年法律第100号)第28条第3項若しくは第5項の規定による営業停止処分を受
けている者。
4)暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第3
条又は第4条の規定に基づき都道府県公安委員会が指定した暴力団等の構成員を、
役員、代理人、支配人その他の使用人又は代理人として使用している者。なお、久
喜市暴力団排除条例(平成25年久喜市条例第16号)に基づき、警察機関に照会
を行う場合がある。
5)久喜市建設工事等暴力団排除措置要綱(平成22年久喜市告示第27号)第3条
の規定に基づく指名除外の措置を受けている者。
6)民事再生法(平成11年法律第225号)第21条の規定に基づく民事再生手続
開始の申し立てをしている者。
7)会社更生法(平成14年法律第154号)第17条第1項又は第2項の規定によ
る更正手続開始の申し立て(同法附則第2条の規定によりなお従前の例によること
とされている更正事件(以下「旧更正事件」という。)に係わる同法による改正前の
会社更生法(昭和27年法律第172号。以下「旧法」という。)第30条第1項又
は第2項の規定による更正手続開始の申し立てを含む。(以下「更正手続開始の申し
6
立て」という。
)をしている者又は更正手続開始の申し立てをなされている者。ただ
し、同法第41条第1項の更正手続開始の決定(旧更正事件に係わる旧法に基づく
更正手続開始の決定を含む。)を受けた者がその者に係る同法第199条第1項の更
正計画の認可の決定(旧更正事件に係わる旧法に基づく更正計画認可の決定を含む。
)
があった場合にあたっては、更正手続開始の申し立てをしなかった者又は更正手続
の申し立てをなされなかった者とみなす。
8)応募に係る提出書類等に虚偽の記載をし、又は重要な事実について記載をしなか
った者。
9)不正な手段を用いて本事業を誹謗し、又は事業の公正な進行を妨げる者若しくは
妨げた者。
10)最近1年間の法人税、法人都道府県民税、法人市民税、法人事業税、消費税又は
地方消費税を滞納している者。
(5)市内工事事業者の活用
応募者は、防犯灯の工事等において、市内工事事業者を優先的に活用し、地域への
経済波及効果を図ること。
8.応募に関する留意事項
(1)費用負担
応募に関する全ての書類の作成及び提出に係る費用は、応募者の負担とする。
(2)提出書類の取扱い・著作権
提出書類の著作権は、それぞれの応募者に帰属するが、提出書類は返却しないもの
とする。また、本市は、応募者に無断で本募集以外の目的で提出書類を使用したり、
情報を漏らしたりすることはない。
(3)特許権
提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の日本国及び日本国以
外の国の法令に基づき保護される第三者の権利の対象となっている意匠、デザイン、
設計、施工方法、工事材料、維持管理方法等を使用した結果生じた責任は、応募者が
負うものとする。
(4)本市からの提出書類の取扱い
本市が提供する資料は、応募者に係る検討以外の目的で使用してはならない。
(5)応募者の複数提案の禁止
応募者は、1つの提案しか行うことができない。
(6)複数の応募者の構成員等となることの禁止
応募者の構成員は、他の応募者の構成員となることはできない。
7
(7)構成員の変更の禁止
応募者の構成員の変更は認めない。ただし、やむを得ない事情が生じた場合は、本
市と協議を行い、本市がこれを認めたときはこの限りでない。
(8)提出書類の変更禁止
提出した書類の変更はできない。なお、本提出書類について後日参考資料を求める
ことがある。
(9)虚偽の記載の禁止
参加表明書又は提案書に虚偽の記載をした場合は、参加表明書又は提案書を無効と
する。
9.本事業選定の流れ
(1)応募者の要件
本事業提案募集への応募者は、
「7.応募条件」で定める資格要件を満たす者とする。
(2)応募資格要件の確認及び提案要請
本市は、本事業に対する提案募集への応募者の資格要件を確認し、条件を満たした
応募者に対し、提案書の提出を文書で要請する。
(3)最優秀提案者等の選定
選定委員会により提案内容を審査し、最優秀提案1者及び優秀提案1者を選定する。
(4)詳細協議
最優秀提案者は優先交渉権利者となり、電気料削減等の詳細判断、最終提案書作成
及び契約書を締結するまでの諸条件について、本市との詳細協議を進めるものとする。
(5)事業者の選定
優先交渉権利者は本市と協議を行い、協議が整えば各業務に関する契約を締結し、
契約事業者(以下「事業者」という。)となる。なお、契約までの費用については優先
交渉権利者の負担とする。
(6)事務局
本事業提案募集に係る事務局は、次のとおりとする
担当窓口:
久喜市市民部生活安全課
所 在 地:
埼玉県久喜市下早見85-3
TEL/FAX:
0480-22-1111/0480-22-3319
電子メール:
[email protected]
ホームページ:
http://www.city.kuki.lg.jp/
8
防犯係
10.本事業全体スケジュール(予定)
(1)本事業は、次の日程(予定)で行う。
項
目
日
程
①
募集要項の配付(ホームページで公開)
平成 28 年 4 月 21 日(木)~4 月 28 日(木)
②
募集要項に関する質問受付
平成 28 年 5 月 2 日(月)~5 月 6 日(金)
③
質問の回答
平成 28 年 5 月 13 日(金)
④
参加表明書及び資格確認書類の受付
平成 28 年 5 月 16 日(月)~5 月 18 日(水)
⑤
応募者資格確認結果、提案要請書の通知 平成 28 年 5 月 25 日(水)
⑥
提案書の受付
平成 28 年 5 月 30 日(月)~6 月 3 日(金)
⑦
プレゼンテーション、選考
平成 28 年 6 月 29 日(水)
⑧
最優秀及び優秀提案の選出、結果通知
平成 28 年 7 月 6 日(水)
⑨
調査業務詳細協議、計画書作成
平成 28 年 7 月初旬~中旬
⑩
補助金公募申請・採択
平成 28 年 5 月中旬~6 月中旬
⑪
補助金交付申請(調査業務)
平成 28 年 7 月上旬
⑫
補助金交付決定(調査業務)
平成 28 年 7 月下旬
⑬
調査業務契約締結
平成 28 年 7 月下旬
⑭
現地調査及び契約照合
平成 28 年 8 月上旬~9 月下旬
⑮
導入業務詳細協議、計画書作成
平成 28 年 10 月上旬
⑯
補助金交付申請(導入業務)
平成 28 年 10 月上旬
⑰
補助金交付決定(導入業務)
平成 28 年 10 月下旬
⑱
導入業務契約締結
平成 28 年 10 月下旬
⑲
防犯灯LED化工事
平成 28 年 11 月上旬~平成 29 年 2 月末日
⑳
リース・付帯サービス開始
平成 29 年 3 月 1 日(水)
㉑
本設備の維持管理等
平成 29 年 3 月 1 日(水)~契約期間
(2)本提案募集の手続き
1)募集要項の配布
募集要項は、本市のホームページにて公表する。
2)募集要項に対する質問受付
本募集要項並びに資料に関する質問の受付は、次により行う。
①質問の方法
質問は、質問書(様式第1号)を使用すること。なお、受付は電子メールのみと
し、電話、FAX、持参等は不可とする。質問1件につき1枚提出(送信)する。な
お、電子メール送信の際は、件名を「久喜市防犯灯LED化事業質問書」と記載す
ることとし、メール送信後、電話でメールの到着を確認するものとする。
②受付期間
平成28年5月2日(月)から5月6日(金)午後5時まで(必着)
※電話確認は、開庁日の午前9時から正午及び午後1時から午後5時まで
3)質問への回答
回答は、提出された質問を取りまとめて、平成28年5月13日(金)にホーム
9
ページで公表することとし、口頭による個別対応は行わない。
なお、回答は本募集要項と一体のものとして同等の効力を持つものとする。
(3)参加表明書及び資格確認書類の提出
応募者は、次により参加表明書及び資格確認に必要な書類を持参する。
1)受付期間
平成28年5月16日(月)~5月18日(水)
受付時間は、開庁日の午前9時から正午及び午後1時から午後5時まで
2)受付場所
久喜市市民部生活安全課 防犯係(久喜市役所3階)
3)参加表明時の提出書類
応募者は、次の提出書類に各々書類符号を記した表紙とインデックスを付け、
A4縦長ファイルに綴じたものを2部(正1部、副1部)提出するものとする。
4)提出書類のうち、会社概要、特定建設業の許可証明書、リース関連事業実績
一覧表、印鑑証明書、商業登記簿謄本、納税証明書、財務諸表、各資格者免許証
の写し及び監理技術者免許証の写しは、代表者及び構成員全てのものを提出するも
のとする。
《参加表明作成要領》
①参加表明書(様式第2号)
グループで参加の場合は、代表企業名で作成し提出すること。
②グループ構成表(様式第3号)
応募者の構成員全てを明らかにし、各々の役割分担(統括役割、調査・計画役割、
施工役割、その他役割(分担名を記載のこと)
)を明確にすること。グループとして
応募する場合は、構成員の間で交わされた合意書、契約書又は覚書等を添付するこ
と。
③履行保証書(様式第4号)
事業役割を担う応募者に、経営等の状況が良好である関係会社(親会社等)があ
る場合、その関係会社による履行保証を明らかにする書類を提出することができる。
④印鑑証明書
所管法務局発行の証明書の正本で、受付日前3か月以内に発行されたもの。
⑤商業登記簿謄本
現に効力を有する部分の謄本で受付日前3か月以内に発行されたものを綴じたも
の。
⑥納税証明書
最新決算年度の確定申告分の法人税、法人事業税の納税証明書を各1通ずつ綴じ
たものとし、事務所が複数箇所ある場合には、本社所在地の官公庁で発行する納税
証明書を提出すること。
⑦財務諸表
最新決算年度の賃借対照表、損益計算書、利益処分(損失処理)計算書等の財務
諸表を綴じたもの。なお、写しでも可とする。また、本事業について、関係会社(親
10
会社等)が履行保証を行う場合は、その関係会社の財務諸表も添付すること。
⑧会社概要
A4判の大きさの用紙を使用し、企業設立年から現在までの営業の沿革及び主要
な営業経歴等、以下の項目を網羅したものを1部綴じたもの。
ア.会社概要(企業名、代表者役職・氏名、設立年、資本金、従業員数、営業所
一覧、年間売上金額等)
(様式第5号の1)
イ.企業状況表(様式第5号の2)
ウ.有資格技術職員内訳表(様式第5号の3)
エ.各役割の責任者業務実績表(様式第5号の4)
オ.その他、本事業について、関係会社(親会社等)が履行保証を行う場合は、
その関係会社の会社概要も添付すること。なお、様式を指定しているものであ
っても、上記の内容を含む応募者のパンフレット等による代用も認める。
⑨特定建設業の許可証明書
建設業法第3条第1項に規定する「特定建設業」
、又はこれに類する許可証明書を
提出すること。なお、写しでも可とする。
ただし、担当業務内容により、審査を受ける必要のない場合はその旨を明示する
こと。
⑩リース関連事業実績一覧表(様式第6号)
様式に従い、以下の項目を網羅した事業実績表を提出すること。なお、事業実績
には、有償の省エネルギー診断を含めることができる。
・事業件名:契約書上の正確な名称を記載すること。
・発 注 者:発注者名を記入すること。
・受注形態:単独又はグループの別を記入すること。
・契約金額:消費税相当額を含む金額の総額を記入すること。
・契約年月日:契約締結日を記入すること。
・契約期間:契約始期及び終期を記入すること。
・施設概要:施設の主な用途、構造・規模面積、改修工事完了年月を記入するこ
と。
・主な契約内容:対象機器、省エネルギー率、保証の有無、計測・検証の有無を明記
すること。
⑪各資格者免許証の写し
有資格技術職員のうち、各代表1名分の資格者免許証(表・裏)の写しを提出す
ること。
⑫監理技術者免許証の写し
施工役割会社における監理技術者免許証(表・裏)の写しを提出すること。
(4)参加資格確認結果及び提案要請書の通知
参加資格の結果は、文書(電子メール)で本市から応募者(代表者)に通知する。
なお、提案書の提出者として資格が確認された者については、次のとおり提案要請
書及び資料を郵送する。
11
1)通知日
平成28年5月25日(水)
2)郵送日
平成28年5月25日(水)発送
(5)提案書の提出
提案要請書を通知された応募者は、本市が提供する配布資料に示す資料を基に
「15.本事業提案提出書類・作成要領」に従い、本事業提案書を作成し、事務局へ
持参する。
1)受付期間
平成28年5月30日(月)~6月3日(金)
受付時間は、開庁日の午前9時から正午及び午後1時から午後5時まで
2)提出書類
「15.本事業提案提出書類・作成要領」によるものとする。
(6)参加を辞退する場合
提案要請書を交付された応募者が以降の参加を辞退する場合は、本事業提案書受付
の締切日の前日までに提案辞退届(様式第7号)を1部、事務局に持参又は郵送(必
着)で提出するものとする。
11.審査及び審査結果の通知
(1)審査
別に定める選定委員会が、事業資金計画、調査・計画・施工・施工管理、使用機器
や省エネ保証、維持管理、環境・安全性への配慮、本市経済への寄与などの観点から
総合的な審査を行い、最優秀提案1者及び優秀提案1者を選定する。なお、審査にお
いては次の事項を重視する。
1)本市の計画どおり事業実行が可能か、具体的に確認できること。
2)募集の趣旨を十分理解し、提案に独自性があり、維持管理やデータ管理等におい
ても事業開始前及び終了後を見据えた工夫がなされた提案であること。
3)事業費の内訳(リース、付帯サービス料など)が明瞭かつ妥当であること。
4)提案者の経営状況や資金調達計画の信頼性が高く具体的に確認できること。
5)事業費総額が少ないこと。
(本市の支出が少ないこと)また、削減額が保証されて
いること。
6)既設防犯灯の現地調査の精度を高めることについての工夫又は独自の提案がある
こと。
7)本市で管理している既設LED防犯灯を含むすべての防犯灯に対し、本市の管理
情報、電力会社の契約情報、事業者による現地調査にて十分に確認を行い、不整合
を最小限とする提案があること、及びその提案内容。
8)防犯灯管理システムの構築及び管理方法についての提案があること。
9)警察指導への対応や周辺住民への配慮が十分であり、かつ災害時等の緊急体制が
図れる提案であること。
12
10)作業の安全性を確保するとともに、計画的な施工が実施できる管理体制とする提
案であること。
11)LED防犯灯灯具は、設置実績があり、灯具仕様を満たす国内メーカーの製品で
あること。
12)本事業以前に設置したLED防犯灯の管理及び保証をすること。
13)本契約期間中において、市独自で新たに設置する防犯灯の取扱いについて提案が
あること、及びその提案内容。
14)サービス開始前の工事期間中に寿命を迎えた蛍光灯等の対応について提案がある
こと、及びその提案内容。
15)省エネルギー、省コストについて検証及び保証する提案であること。
16)廃棄物の処理・再利用計画が具体的かつ充分であること。
17)市内工事事業者の積極的な活用など、本市内の経済への活性化に貢献できる提案
であること。
18)本契約期間終了後の本設備の所有権の帰属等を含め、契約期間終了後の対応につ
いて提案があること、及びその提案内容。
19)提案が全体としてバランスが良く優れていること。
※契約締結のための詳細協議時には、平成27年度の修繕費用と直近の光熱費単価
を参考にベースラインを設定する。
(2)審査の流れ
提案の審査にあたっては、以下の要領で行う。
1)応募者からの提案書類及びプレゼンテーションをもとに、提案内容の実行能力を
審査する。
2)審査結果、総合得点の最も大きい提案をした応募者を最優秀提案者とし、本事業
契約に向けての優先交渉権利者とする。また、次点を優秀提案者とし、次選交渉権
利者とする。
(3)審査結果の通知
1)審査結果は、提案者に文書で通知する。電話等による問い合わせには応じない。
2)審査結果に対する異議を申し立てることはできない。
3)審査結果は講評としてまとめ、本市のホームページに掲載する。
(4)失格
次のいずれかに該当する場合は、失格とする。
1)提案期限を過ぎて提案書類が提出された場合。
2)提案書類に虚偽の記載があった場合。
3)審査の公平性に影響を与える行為があった場合。
4)本募集要項に違反すると認められる場合。
13
12.提案書における提示条件
提案者は、以下の条件に基づき、提案書を作成する。
(1)リース及び付帯サービス契約を実施できること。
(2)事業者の資金により防犯灯のLED化改修を行い、毎年度のリース料及び付帯サー
ビス料が低額であること。
(3)本契約どおり光熱費削減が出来ない場合はその分を保証できること。
(4)「17.防犯灯灯具仕様」で定める仕様に応じた製品を使用すること。
(5)LED灯具以外にサービスを実施する上で必要な設備(器具)についても対応する
こと。
(6)本市の計画に基づき工事を遂行できること。
(7)
「10.本事業全体スケジュール」に示した工事期間内に工事が未完となった場合、
防犯灯LED化工事が完工するまで、電気料金の差額及び、補助金の返還があった場
合の返還金等を事業者が負担すること。
(8)防犯灯維持管理計画書を提出し、本市の承諾した維持管理計画に基づいて維持管理
を行う。維持管理にかかる経費は原則として事業者が負担すること。
(9)毎年度新設される防犯灯についても、リース対象機器同様、契約終了後まで維持管
理し、防犯灯管理システムへ登録すること。
(10)契約期間終了後の本設備の所有権の帰属について言及すること。
(11)その他、この要項に定めることのほか、本提案の募集等の実施に当たって必要な事
項が生じた場合には、応募者に通知する。
13.事業実施に関する事項
(1)誠実な業務遂行
1)事業者は、募集要項、配付資料及び契約書に基づく諸条件に沿って、誠実に業務
を遂行すること。
2)業務遂行に当たって疑義が生じた場合には、本市と契約事業者の両者で誠意をも
って協議することとする。
(2)リース契約期間中の事業者と本市の関わり
事業者は、事業者の責により遂行され、本市は契約に定められた方法により、事業
14
実施状況について確認を行う。
(3)本市と事業者との責任分担
1)基本的な考え
リース提案が達成できないことによる損失は、原則として、事業者が負担する。
ただし、天災や経済状況・運営状況の大幅な変動など、事業者の責に帰さない合理
的な理由がある場合は別途協議を行うものとする。
2)予想されるリスクと責任分担
本市と事業者の責任分担は、原則として次の「表:本事業の予想されるリスクと
責任分担」(以下「分担表」という。)によることとし、応募者は負担すべきリスク
を想定したうえで本提案を行うものとする。なお、分担表に該当しない事項が発生
した場合には、別途協議を行うものとする。
3)事業の継続が困難となった場合における措置
①
優先交渉権利者が現地調査等の事前調査実施後であり、本契約締結前の場合
ア.提案書と防犯灯維持管理計画書の内容が大きく乖離するなど、優先交渉権利
者の責により契約できない場合は、本市はそれまでに要した費用を請求できる
ものとする。
イ.本市の指示により事業が中止された場合は、事業者は提案書で提示した金額
を上限に、本市と協議のうえ合意した金額を請求できるものとする。
②
契約後に事業の継続が困難をなった場合の措置については、リース及び付帯サ
ービスに係わる契約書において定めるものとする。
15
表:本事業の予想されるリスクと責任分担
リスクの種類
リスク内容
負担者
本市 事業者
募集要項の誤り
募集要項の記載事項に重大な誤りのあるもの
リース提案の誤り
リース事業の提案が達成できない場合
第三者賠償
調査・工事による騒音・振動等による場合
安全性の確保
工事・維持管理における安全性の確保
○
工事・維持管理における安全性の確保
○
環境の保全
共
通 制度の変更
事 保険
項
事業業の中止・延期
法令・許認可・税制の変更
○
○
○
○
維持管理期間のリスク保証をする保険
本市の指示
○
周辺住民等の反対による事業の中止・延期
○
○
施設建設に必要な許可等の遅延によるもの
○
○
本市の事業放棄、破綻によるもの
計
画
・ 物価
設
計
段
階 設計変更
○
○
事業者の事業放棄、破綻によるもの
不可抗力
○
天災などによる設計変更・中止・延期(詳細は
契約書による)
○
○
○
○
○
○
急激なインフレ・デフレ
(設計費に対して影響のあるもののみを対象と
する)
本市の提示条件、指示の不備によるもの
○
事業者の指示・判断によるもの
○
資金調達
必要な資金の確保に関すること
○
第三者賠償
工事における第三者への損害賠償義務
○
不可抗力
天災などによる設計変更詳細は契約書による
○
物価
急激なインフレ・デフレ
○
用地の確保
資材置き場の確保
設計変更
○
本市の指示条件、指示不備によるもの
○
事業者の指示、判断の不備によるもの
本市の責による工事遅延・未完工による引き渡
工
事 工事遅延・未完工
しの遅延
○
○
事業者の責による工事遅延・未完工による引き
○
渡しの遅延
工事費増大
性能
本市の指示、承諾による工事費の増大
○
事業者の指示、判断によるもの
○
要求仕様不適合
○
引き渡し前に工事目的物などに関して生じた損
一般的改善
○
害
引き渡し前に工事に起因し施設に生じた損害
16
○
○
支払遅延・不能
支
払
関 金利
連
瑕疵担保
計画変更
立ち入りの許可
維持管理費の上昇
支払いの遅延・不能によるもの(下記以外)
省エネ保証に係る省エネ保証行為の不履行
○
市中金利の変動
○
隠れた瑕疵等の担保責任 ※
○
用途の変更等、本市の責による事業内容の変更
○
事業者が必要と考える計画変更
必要な施設への立ち入りの許可が下りない場合
の事業未遂行
計画変更以外の要因による維持管理費用の増大
本市の故意・過失又は施設に起因する本設備の
本設備の損傷
○
損傷
○
○
○
○
事業者の故意・過失に起因する本設備の損傷
維
持
管 施設損傷
理
関
連
瑕疵担保
不可抗力
の損傷
火災・天災・戦争などの不可抗力による設備・本
設備等の損傷
光熱費単価
光熱費単価の変動
法の顕著な変更
上記以外の変動要因の場合
○
○
○
○
○
本設備が所定の性能を達成しない場合
光熱費単価の変動
○
○
○
機器の使用状況、稼働率の変動や運転管理方法
の変更
天候が大きく変動し、当初の機器仕様の動作温
度を超え本設備が所定の性能を達成しない場合
上記以外の変動要因の場合
保
証 性能
関
連
○
○
機器の使用状況・稼働率等の変動や運転管理方
光熱費単価
計
測
・
検 ベースラインの調
証 整
○
本設備に関する隠れた瑕疵の担保責任
リース機器が所定の性能を達成しない場合
設備の不良
○
設・設備の損傷
機器の不良
エネルギー消費量
○
事業者の故意・過失又は本設備に起因する施
不可抗力以外のその他の原因による施設・設備
○
要求仕様不適合(施工不良を含む)
○
○
○
○
○
仕様不適合による施設・設備への損害、施設運
営・業務への障害
○
※事業遂行に当たって障害となる、事業範囲外の不具合
17
14.契約に関する事項
(1)契約の手順
本市と優先交渉権利者は、詳細協議の結果、双方が合意した場合に調査業務及び導
入業務に関する契約締結のための手続きを行う。
(2)契約の時期
調査業務 平成28年7月下旬
導入業務 平成28年10月下旬
(3)契約の概要
募集要項、防犯灯維持管理計画書に基づき、契約が成立した場合に締結するもので
あり、事業者が遂行すべき工事及び運転、維持管理に関する業務内容並びに省エネル
ギー保証、支払方法などを定めるものとする。また、本市と事業者の役割と責任及び
遵守事項を明確化し、相互の確認事項や方法及び時期等について明記するものとする。
15.本事業提案提出書類・作成要領
(1)事業提案時の提出書類
次の提出書類に各々の書類符号を記した表紙とインデックスを付け、A4縦長ファ
イルにと綴じたものを10部(正1部、副9部)提出すること。
1)提案書提出届(様式第8号)
2)提案書類表紙の記載方法(様式第9号)
3)提案書類の体裁(様式第10号)
4)提案総括表(様式第11号の1~第11号の3)
5)現地調査及び電力契約の調査・照合に関する提案書(様式第12号)
6)防犯灯管理台帳システムに関する提案書(様式第13号)
7)使用機器提案書(様式第14号)
8)事業資金計画書(様式第15号の1~第15号の4)
9)維持管理等提案書(様式第16号の1~第16号の2)
10)工事中の対応・廃棄計画書(様式第17号)
11)計測・検証計画書(様式第18号)
12)契約終了後の対応(様式第19号)
13)本市経済波及効果(様式第20号)
(2)作成要領
1)一般的事項
①
使用言語は日本語、通貨は日本国通貨、単位は測量法に定めるものとし、全て
を横書きとする。なお、原則としてフォントは MS 明朝体10.5ポイントで統
一すること。
②
各提案書類には、会社名、住所、氏名、ロゴマーク等、応募者を特定できる表
示は一切付してはならない。
18
③
提案書提出届(様式第8号)により提出書類の構成を示した上で、各提出書類
に提出書類表紙(様式第9号)をそれぞれ付し、A4縦長ファイルに綴じたもの
で提出すること。なお、A4版以外の様式については、A4版サイズに折り込むこ
と。
④
エネルギーに関する換算値
エネルギーに関する計算においては、次の換算値で行うこと。
エネルギー種別
1次エネルギー換算
CO2排出係数
電気
9.76(MJ/kWh)
0.530(kg-CO2/単位)
2)提案書提出届(様式第8号)
3)提案書類表紙の記載方法(様式第9号)
4)提案書類の体裁(様式第10号)
5)提案総括表(様式第11号の1~第11号の3)
①
提案の概要(様式第11号の1)
提案全体の概要を記載するとともに、創意工夫している点について記載するこ
と。(A4版3枚以内、3,000 字以内で記載)
②
改修提案項目一覧表(様式第11号の2)
省エネルギー実施の項目ごとに光熱費削減額、維持管理費削減額、年間削減額、
工事他投資額、単純回収年について記載すること。
(A4版3枚以内、3,000 字以
内で記載)
③
リース事業契約内容提案書(様式第11号の3)
削減予定額、削減保証額、リース及び付帯サービス料、リース事業契約期間に
ついて記載すること。
6)現地調査及び電力契約の調査・照合に関する提案書(様式第12号)
既設防犯灯の設置位置や設備の調査方法、電力契約の照合方法等について記載す
ること。
7)防犯灯管理台帳システムに関する提案書(様式第13号)
防犯灯管理台帳システムに使用する基本地図、管理項目等について記載すること。
8)使用機器提案書(様式第14号)
使用機器の詳細について、詳細検討に基づき使用する機器の図、当該機器に関す
るエネルギー消費状況の評価内容、その他、灯具仕様に基づいた内容説明、数値的
根拠について記載すること。
(A4版6枚以内、6,000字以内で記載)
9) 事業資金計画書(様式第15号の1~第15号の4)
①
事業収支計画書(様式第15号の1)
契約期間中における、本市の事業全体に関する収支計画を作成すること。
(用紙はA3版横書き)
②
事業者収支計画書(様式第15号の2)
リース事業契約期間中の事業収支(事業者分)について記載すること。
(用紙はA3版横書き)
19
③
資金計画書(様式第15号の3)
資金調達に関する考え方、外部借入の内訳、金利設定、その他資金調達手法と
して検討している事項を記入すること。
④
工事予算等経費計画書(様式第15号の4)
初期投資に係る費用を記入の上、内訳を添付すること。なお、詳細協議(防犯
灯設置調査費)には、リース事業計画書作成の費用も含める。
10)維持管理等提案書(様式第16号の1~第16号の2)
①
維持管理計画書(様式第16号の1)
ア.維持管理計画
本設備の維持管理業務に関する計画内容を記載すること。また、既存LED
防犯灯の保証、毎年新設予定の防犯灯についての提案、加入する賠償保険等、
コスト削減及びサービス水準の向上等の視点で工夫している点があれば記載す
ること。
(A4版6枚以内、6,000 字以内で記載)加えて、修繕の月次実績報告
の書式案を添付すること。
イ.維持管理見積書
毎年度要する費用と、その算定根拠を示すこと。なお、別途作成する内訳が
ある場合は添付すること。
②
緊急時対応提案書(様式第16号の2)
提案の安全性・信頼性・災害時を含む緊急時対応方法の考え方について記載す
ること。
(A4版3枚以内、3,000 字以内で記載)
11)工事中の対応・廃棄計画書(様式第17号)
工事施工にあたり、安全管理・工程管理等において特に重要と判断する事項及び
品質管理、工事完了期限、本設備の引き渡し、市内業者の活用方法に関する内容、
既存設備撤去後の処理方法を記載すること。また、工事着工後に寿命を迎えた蛍光
灯や劣化の著しい独立柱の建替えについて提案がある場合は記載すること。
(A4版
6枚以内、6,000 字以内で記載)
12)計測・検証計画書(様式第18号)
ア.省エネルギー削減効果の測定・検証方法。
エネルギー削減保証量が確実に達成されていることを証明するための適切な
計測・検証方法を示すこと。
イ.計測・検証見積書
毎年度要する経費と、その算定根拠を示すこと。なお、別途作成する内訳が
ある場合は添付すること。
ウ.その他
計測・検証業務を行う上で、コスト削減及びサービス水準の向上等の視点で工
夫している点があれば記載すること。
(A4版3枚以内、3,000 文字以内で記載)
13)契約終了後の対応(様式第19号)
リース事業契約期間終了後の対応、本設備の取扱いについて記載すること。
(A4版3枚以内、3,000 文字以内で記載)
20
14)本市経済波及効果(様式第20号)
本事業の調査、物品調達、工事、維持管理における商流等を記載すること。
16.配布資料
(1)配布資料の内容
本事業提案要請書と併せて応募者に配布、供覧する資料は次のとおりとする。
1)既設防犯灯の概要
2)防犯灯維持管理費(電気料、設置費、修繕費)平成27年度実績額及び内訳
3)東京電力発行の電気料金集約内訳書(平成28年3月発行分)
4)市内防犯灯配置図
(2)配布、供覧要領
上記1)~3)の資料は、下記の要領で配布し、4)の資料は供覧する。
1)配布方法
参加表明書及び資格確認に必要な書類を提出した応募者に無償で配布する。
2)配布、供覧期間
平成28年5月16日(月)~5月18日(水)
受付時間は、開庁日の午前9時から正午及び午後1時から午後5時まで
ただし、
(1)4)の資料を閲覧する場合は、市役所開庁日の受付時間内に市民部
生活安全課防犯係宛てに予約の確認を行うこと。
3)配布、供覧場所
久喜市市民部生活安全課防犯係(久喜市役所3階)
17.防犯灯灯具仕様
(1)LED灯の性能等
1)16m間隔で設置した場合に公益社団法人日本防犯設備協会技術標準「SES
E1901-4」防犯灯の照度基準のうちクラスB+を確保すること。
2)直下4.5mにおける初期照度が10ルクス以上であること。
3)照明は白色系とし、色温度は、4,500Kから8,000Kまでとする。
4)入力電圧100Vに対応できること。
5)電力会社申請時の入力VAが10VA/灯又は20VA/灯以下のものとする。
6)定格光束は、電力会社申請時の入力VAが10VA/灯のものは800ルーメン以
上、20VA/灯のものは1,500ルーメン以上とする。
7)動作保証温度は-10℃~35℃を満たすこと。
8)定格寿命(光源の初期の光束が70%まで減衰するまでの時間)は60,000
時間以上であること。
(2)防犯灯具
1)通常の使用方法において、LEDの定格寿命期間は、安全な使用が可能であるこ
と。
21
2)積雪があっても自動点滅器が正常に作動すること、又は積雪による自動点滅器へ
の影響があった場合であっても、形状など影響を最小限とする工夫がなされている
こと。
3)電柱、防犯灯専用柱などに既設の防犯灯と置き換えて設置できること。また、外
壁等に設置されている場合であっても、設置出来るもの。
4)自動点滅器が付いていること。
5)IEC61000-4-5 レベル4をクリアしていること。
6)特定の化学物質(鉛及びその化合物、水銀及びその化合物、カドミウム及びその
化合物、六価クロム化合物、ポリブロモビフェニル並びにポリブロモジフェニエル
エーテル)の含有率基準が、JIS C 0950:2008 の基準を超えないこと。
7)製品の製造業者は、ISO9001認証を取得していること
8)製品に形式・ロットナンバーが明記され、製品の管理がなされていること
9)製品に使用されているLEDチップは、製造業者を明確にできること
10)防水・防滴仕様はIP44基準を満たしていること
11)フリッカーが発生しないこと、又はフリッカー対策をしていること
18.工事仕様
(1)契約後、工事計画を速やかに作成し、本市と事前に調整を図ること。
(2)工事を行うに当たっては、市内工事事業者を優先的に使用すること。
(3)取り外した灯具の取扱いについては、本市が方法を指定した場合は、それに従うこ
と。
(4)工事に係る瑕疵については契約に基づき、リース事業者の責任とすること。
(5)安全管理に十分配慮すること。
19.工事計画
工事計画は、次の基準で作成すること。なお、具体的な工事計画については工事着手前
に本市と協議すること。
(1)工事の優先順位
1)既設の防犯灯で故障が発生した箇所
2)通学路及び通園路の箇所
3)その他、本市が優先と判断した箇所
(2)工事方法
設置する本設備については、本市の指定する方法、仕様等及び工事計画を遵守する
こと。
(3)市内工事事業者への説明
別途本市が指定する市内工事事業者への説明会を現地調査完了後に行うこと。
以
22
上