平成28年度対馬市学術研究等奨励補助募集要項 ■補助の趣旨 対馬は、大陸と日本本土との交流軸に位置する立地的特性により、1950 年の9学会連合 対馬共同調査をはじめ学際的な共同研究や個別分野の研究成果が数多く存在します。しか しながら、対馬の価値を理解し、環境や文化を保全しながら、対馬が持続的に発展するため には、様々な分野・課題に対する学術研究に取り組み、基礎的かつ応用的な知の蓄積と還元 を図る必要があります。 そこで、大学等に在籍する学生又は大学院生(以下「大学生等」という。 )の学術研究を 奨励するため、調査研究活動に必要な経費に対し補助金を交付いたします。本補助制度では、 以下のテーマに対して公募選考し、調査研究活動に取り組んでいただきます。 (1)対馬の自然及び社会環境、歴史文化、民俗、環境保全、離島振興、産業振興、地域 づくり、観光、医療福祉、教育等を対象とし、自然・人文・社会科学及び学際研究アプ ローチによる研究テーマ(大学生等提案型) (2)対馬市が提示する研究テーマ(対馬市提案型) 別表のとおり 対馬の誇りの醸成や効果的な活動を行う基礎となる、科学的分析を行うための「対馬 学」 、さらには全国の過疎に悩む地域にも資するための「地域振興学」を志す熱意あふれ る学生の皆様のご応募をお待ちしています。 ■申請対象者 大学等に在籍する学生(グループによる参加も可能) ■研究期間 補助金の交付決定日から2月末日まで ■補助金の額 補助率は補助対象経費の範囲内(1 万円以下は対象外)で、下表のとおり補助金を交付し ます。 区分 大学生等提案型 補助金額の上限 対馬市提案型 補助率 補助金額の上限 補助率 個人 150 千円 3 分の 2 以内 300 千円 3 分の 2 以内 グループ 300 千円 3 分の 2 以内 600 千円 3 分の 2 以内 1 ■補助対象経費 ア) 交通・宿泊費 補助研究に要する交通費、宿泊費 イ) 研究事業費 補助研究に要する消耗品、図書・雑誌、郵便、印刷等の経費 ※備品購入費(1点2万円以上の物品) 、飲食費は補助対象経費に含まれません。 ■応募の方法 次の書類を直接提出するか郵送してください。応募締切は平成 28 年 5 月 20 日(金)17 時までです(必着) 。 対馬市学術研究等奨励事業補助金交付申請書に以下に掲げる書類を添付 (同補助金交付要綱様式第1号) ・実施計画書 ・収支予算書 ・申請者の略歴 ・指導教員の推薦状 ・在学証明書又は学生証の写し ・行程表(予定)※別添 ※ 補助研究の申請等記入例を参照に作成して下さい。 【応募先】 対馬市役所 しまづくり戦略本部 新政策推進課(担当:安重) 〒817-8510 長崎県対馬市厳原町国分 1441 番地 Tel: 0920-53-6111 E-mail: [email protected] ■審査方法と採否通知の時期 書類審査と学識経験者等からなる審査会の意見により、補助金を交付するか否か及び補 助金額を決定し、6月上旬頃通知します。 ■実績報告 研究が終了したら、次の書類とその時点で得られた研究成果をまとめた論文や報告書を 提出していただきます。 学術研究等奨励事業実績報告書に以下に掲げる書類を添付 2 (対馬市学術研究等奨励事業補助金交付要綱様式第5号) ・研究報告書 ・研究費用収支精算書(領収書添付) ・行程表(実績) ※ 補助研究の申請等記入例を参照に作成して下さい。 ■補助金の支払い 実績報告書等提出された書類を精査し、補助金の額を確定し、支払います。事前に補助金 の一部が支払われている場合は、確定した補助金の額との精算を行います。 ■その他 補助金の交付を受けた研究課題や成果については、研究要旨集への寄稿、対馬市 CATV やポータルサイト等を通じて、幅広く地域に還元していただきます。また、12 月から1月 を目処に開催を予定している「対馬学フォーラム」での発表もスケジュールが可能であれば 参加をお願いします。(旅費については補助金額に算定して下さい。 ) 補助金の交付に関する詳細については、下記によるものとします。 ・対馬市学術研究等奨励事業補助金交付要綱 ・対馬市学術研究等奨励事業補助金審査会設置要綱 ・対馬市補助金等交付規則 ・対馬市職員の旅費に関する条例 ・対馬学研究要旨執筆規定 ・補助研究の申請等マニュアル 以下の url より一昨年度の実績がご覧になれます。ご参照下さい。 (http://fieldcampus.city.tsushima.nagasaki.jp/study/book/cat2/26_1.html) ※ 昨年度の実績は校正中です。 連絡先 対馬市役所 しまづくり戦略本部 新政策推進課 〒817-8510 長崎県対馬市厳原町国分 1441 電話 0920-53-6111(内線 458) 担当:安重(あんじゅう) Email:[email protected] 3 別表 研究テーマ 1 2 対馬の郷土食に関する研究 研究内容及び目標とする成果 「せん」「対州そば」「いりやき」など素材、料理を問わず対馬固有の食についての研究。 伝統の継承や保存に寄与する研究となるもの。 対馬固有の動植物や日本では対馬のみ存在する動植物に 「ツシマヤマネコ」「対州馬」「オウゴンオニユリ」等対馬固有の動植物についての研究。 関する研究 保護活動や普及啓発活動に寄与する研究となるもの。 空き家の実態調査や空き家バンク制度のより良い運営方法、空き家の有効活用モデル等につ 3 対馬の空き家に関する研究 いての研究。 対馬の空き家の有効活用に寄与する研究となるもの。 4 対馬島内の廃校の利活用に関する研究 5 対馬の文化財に関する研究 6 その他市の政策と合致した研究 対馬島内の廃校の利活用(大学との連携や企業への貸与等)についての研究。 施設の有効活用や地域づくり、地域産業等に寄与する研究となるもの。 「考古」「美術」「歴史」「民俗資料」「原始林」等対馬の文化財についての研究。 これまで研究がなされていなかったもの、または文化財の保全に寄与する研究となるもの。 市の政策(総合計画等)に合致した研究であり、政策実行に際しより良い施策へと寄与する 研究と認められるもの。 ※ 研究するテーマが上記の対馬市提案型テーマに該当するか否かの確認は、直接新政策推進課へご確認下さい。 4
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