答える人講義14 体調不良のとき、どうする？スキーヤーの皆さんに起きやすいケガや病気への疑問・質問に北海道のお医者さん、歯医者さん、救急隊員さんがお答えします。に悩む前ぞ！大切だ対策が【連載14】教えて！　救急の人玉川進（たまかわすすむ）旭川医療センター臨床検査科部長もうすぐスキーの季節です。北海道のニセコでは外国人村ができていて、オーストラリアを中心にたくさんのスキー客が訪れます。山のなかを車で走っていくと、突然外国になるので驚きます。北海道にはニセコ以外にも良いスキー場がたくさんあるので、皆さんいらしてください。友人の具合が悪そうです。どこまでならスキーが可能ですか？少しでも調子が悪ければゲレンデに出るのはやめましょう 145 北海道に住んでいればいつで院を受診しましょう。もどこでもスキーができるので、・かぜ症候群：普通、風邪といえ調子の悪いときはまた次回と思えばこれです。「上気道炎（鼻炎・鼻は異なります。 ◯用意したい薬ますが、それ以外の方なら、少し水・鼻づまり）」「喉頭炎（扁桃炎・薬局で買える薬は安全性が高具合が悪くてもゲレンデに出かけ声がれ）」「気管支炎（咳）」が中心いのですが、それほど強くはありまてしまうこともあるでしょう。私もですが、ウイルスによっては腹痛せん。ですので効きが悪いとすぐ経験がありますが、ゲレンデではや下痢もともなうことがあります。追加で服用する人がいますが、そかなりの勢いで具合が悪くなりま程度はさまざまですが、寒い場所れは絶対にやめましょう。肝臓にす。それは次の３点のためです。に長くいるとまちがいなく悪化し負担をかけます。そもそも市販薬・気温が低います。は症状を和らげるだけのものです。・風で体表の温度が奪われる２.腹痛病気を治すのは自分自身です。・運動しないとロッジに着けない感染性の胃腸炎が多いのです１.鎮痛解熱剤原則として、少しでも具合が悪が、食べすぎや食あたりなど、さ多くの商品が市販されていますいときはスキーはやめて、アフタまざまな原因で起こります。下痢が、中身は３種類に分けられまースキーに備えて休養しましょう。や嘔吐は毒素を排出する仕組みす。いずれも大量に服用すると胃ですから、出したいときはそのま腸や肝臓に障害を与えます。用 ◯冬に多い症状１.発熱ま出してしまいます。その後は絶量を守って服用してください。食して安静にします。絶食には胃２.胃腸薬安静と保温が第一です。熱で腸を休ませる効果があります。脱目的とする症状により使う薬体内からの水分蒸発が増加する水になるので水分の補給は必要が違ってきます。ビオフェルミンので、水分補給を欠かさないようです。冷たいドリンク類やアイスなどの整腸剤は腹痛や下痢などにしましょう。解熱剤は使わないクリームは比較的吐かずに受けにマイルドに効くのでお薦めです。ほうが熱は早く下がりますが、移つけるようです。制酸剤や止痢剤などは旅先で新動でつらいときは解熱剤を使用し・急性胃腸炎：感染があってもなたに使うことはあまりありませんます。くても急に痛くなるものは急性胃が、普段から症状がある方は持っ・インフルエンザ：身体のだるさの腸炎と言われます。普通は腹部ていきます。あと急激に発熱します。発熱の全体がぼんやりと痛いのですが、３.貼布剤程度は若い人ほど高く40度を超狭い範囲の激痛だったり、発熱サロンパスに代表される貼り薬すこともあります。老人では37度のうえ痛みが移動したりすると別は、ときに驚くほどの効果を示し台のこともあります。関節痛や筋の疾患も可能性があるので病院ます。たまにしかスキーをしない肉の痛みをともないますが、熱にに行きます。人には必需品です。比べて咳や鼻水などの風邪症状・食あたり：食べてから３～ 12時４.傷絆創膏は軽度です。流行する病気でイ間で胸が悪くなり下痢と嘔吐を来ちょっとした傷に貼るものでンフルエンザの人からうつるので、します。時間の経ったものや牡す。箱から出して数枚持っていけ患者は自分のインフルエンザの可蠣など、だいたいは心当たりがあば重宝します。能性をわかっています。素直に病ります。食べたものによって経過