No.118 山田学長最終講義/第7回卒業式

3月の主な行事
3/9(水)
卒業式
3/12(土)
一般入学試験 C 日程、編入学試験 E 日程
平成27年度卒業生謝恩会
3/15(火)
一般入学試験 C 日程、センター利用入試 C 日程、
編入学試験 E 日程合格発表
3/20(日)
新入生対象プレオリエンテーション
3/28(月)
言語聴覚士 国家試験合格発表日
3/29(火)
理学療法学士、作業療法士 国家試験合格発表日
■教員の活動
2/15(月)
山田学長最終講義
3月末で退職される山田 作学長の最終講義が行われました。講義に
先立ち、河﨑建人理事長から山田学長へ、河﨑学園の運営・発展に
尽力していただいたことに対する感謝の言葉と共に感謝状が贈呈され
ました。続いて山田学長から「画像診断の進歩と私の研究」と題し、長年携わってきた研究とその成果
について講義をしていただきました。山田学長は、血管造影という画像診断技術を専門とし、医療機器
“カテーテル”を用いて肝細胞癌を身体を切開することなく手術する技術を開発されました。更に、カテ
ーテルを血管内に誘導するためのガイドワイヤーの開発にも携わられました。他には、肝静脈路の閉
塞であるバッド・キアリ症候群という難病の治療には、患者様の負担を少なく、かつ成功率の高い手法
を開発されました。このように研究者として数多くの功績を挙げ、数々の賞を受賞されたことが紹介され
ました。また、長年にわたる研究生活における経験から、誰もが見落としてしまいそうなことを見逃さな
い能力を培うことが大切であることや大規模な研究を行う際には企業との協働が必要であること、それ
を実践するためには、まず研究のアイデアや技術の所有権を明らかにしておくことが重要であると述べ
られました。最後に、画像診断技術の進歩に伴い、病状によって変化する脳内の様子を観察しながらリ
ハビリテーションを行う分野が新たに出てくるかもしれないという将来の展望を語られました。
4月からは大阪河﨑リハビリテーション大学名誉教授としてご指導いただきます。
3/14(月)~18(金)
The 2016 EMN Bioinspired
Materials Meeting
3月14(月)~18日(金)、“The 2016 EMN Bioinspired Materials Meeting”が
台湾の高雄市で開催され、作業療法学専攻 田崎助教がポスター発表で参加
しました。「バイオインスパイアード材料」というのは、「生体系から様々な相互
作用・機能・ミクロまたはマクロな構造を抽出し、新しい材料やシステムに組み
込むということ」※1 を意味しています。
田崎助教は、日本の病院内で生花の持ち込みが制限されていることに着目し、
日用品を使って、花瓶の中に発生する細菌を抑制する実験を発表しました。
(引用文献)
※1
明石 満:バイオインスパイアード材料システム(講座:生命への化学的アプローチ 2),化学と教育 51 巻 8 号,pp.493-496
■学生の活動
3/9(水)
第7回卒業式
第7回卒業式が午前 10 時から河﨑記念講堂にて挙行されました。母校との別れを惜しむかのように涙
雨が降りしきる中、総勢 111
卒業は新たな出発点であります。
医学医療は日進月歩であり、尊敬される良き医療人であるためには一生勉強を続ける必要がありま
す。みなさんが優れた医療人として、活躍、発展され充実した幸せな人生を送られることを心から願っ
ております。」と告辞がありました。河﨑建人理事長からは、「一日一日を責任のある医療人として過ご
し、日々学修と、自分の成長を考えそれぞれの地域の中でこれまで4年間本学で学んだ知識、技術を
発揮してください。多くの方々が卒業生みなさんの活躍を待ち望んでおられます。 」と激励のお言葉を
いただきました。
最後に卒業生代表の「保護者への感謝の言葉」では、家族の支えがあったからこそ今日の卒業を迎え
られたと、4 年間の思い出とともに涙ながらに感謝の言葉を述べました。
学生表彰
河﨑賞
学長賞
阿久津 知宏、出崎 礼華、中西 清香
藤原 愛也、川本 奈実、田端 志帆
卒業論文優秀賞
日本理学療法士協会学業優秀賞
日本作業療法士協会優秀学生賞
大阪府作業療法士会会長賞
日本言語聴覚士協会会長賞
藤本
松尾
芝崎
中家
藤本
涼太、大西 麗美、中村 優
咲愛
友香
健登
綾
全国リハビリテーション学校協会優秀賞 有本 平三、日根野谷 啓樹、向井 七奈子
全国大学実務教育会会長賞
黒川 湧哉
(敬称略)