『石膏ボードリサイクルネットワーク』について＜目的＞廃石膏ボードリサイクルにおいては、有効活用するためのガイドラインの必要性を有識者らが提唱し、平成 21 年 10 月に廃石膏ボードリサイクル推進全国協議会」が設立されましたが、未だ具体的な取り組みが為されていないのが現状です。一方、環境省においては、平成 20 年度から平成 25 年度まで継続的に実施されてきた「廃石膏ボードの再資源化促進方策検討業務調査報告書」が取り纏められたものの、それに基づいた具体的な促進方策は展開されていません。このように、廃石膏ボードリサイクルを取り巻く環境は、排出量が増加していく状況でありながら、再資源化は未だに促進されていいない現状に加え、管理型最終処分場の残余量も東日本大震災の影響により逼迫していることから、廃石膏ボードリサイクルの促進は喫緊の課題となっています。本ネットワークは、個々の取り組みを結集し、多くの意見を集約することで再資源化を促進するための方策を抽出し、具現化することを目的に活動します。＜活動内容＞廃石膏ボードから再生した石膏粉（二水、半水、無水）の土質改良用固化材としての適用性を検証するために、安定処理工法における締固め土に適用した場合の力学特性や化学特性、さらには有害物質への環境安全性を、系統的かつ学際的な観点から評価するためのサンプリング収集や情報交換を行い、それらの成果をもとにガイドラインの骨子を策定するための基礎情報を整理していきます。＜活動メンバー構成＞・石膏再生協同組合（代表）・北海道地区石膏リサイクル研究会（副代表）・ＮＰＯ法人石膏ボードリサイクル推進ネットワーク・広島県石膏ボード資源化協同組合・ふくおか石膏ボードリサイクル研究会・(株)アイコ・（一財）東海技術センター・(株)ダイセキ環境ソリューション＜オブザーバー＞＜アドバイザー＞・チヨダウーテ(株) ・国立研究開発法人国立環境研究所・吉野石膏(株) ・一般社団法人石膏ボード工業会＜事務局＞・（主）一般社団法人泥土リサイクル協会・（副）株式会社日本能率協会総合研究所