米国 初輸出コーチング事業(デザイン・日用品分野)(仮称) 専門家(仮称) 業務委託 公募要項 ジェトロ・ニューヨーク事務所では、政府目標である「新たな 1 万社の海外展開実現」 へ貢献すべく、2016 年度は輸出経験のない中小企業の支援に重点を置くこととなりま した。 初めて米国に輸出に挑戦する中小企業(以下、初めて企業)が安心して継続的な利益を確 保するためには、米国と日本のビジネスの橋渡しをする専門家の役割の存在が欠かせませ ん。ついては、こうした中小企業の支援を行う専門家を公募します。 応募を希望される場合は、下記の業務内容を理解のうえ、ジェトロ・ニューヨーク事務所 宛てに応募書類をご提出ください。 記 1. 事業名 米国 初輸出コーチング事業(デザイン・日用品分野)(仮称) 2. 事業内容 米国への初めての輸出に挑戦する企業を発掘、支援し、成約までつなげることを 目標とする。 実施期間:契約締結時~2017 年 3 月 31 日(金) 業種:雑貨、日用品などデザイン分野 参考)初めて輸出の定義(原則、支援開始時に企業に確認する) ①初めて(当該企業にとって 1 回目)海外展開を行う場合 ②最後の直接輸出から5年経過 ③最後の間接輸出から5年経過 3. 業務委託内容 初めて企業を 1 社担当し、マーケティングリサーチ、商品戦略、販売戦略を助言、 提案することで輸出ビジネスモデル作りの支援を行う。これにより成約に至るま で多面的に支援、継続的に受注していく体制の確立を図る。 目標:2016 年度の契約期間内に 1 社でも多くのバイヤーと商談を行い、採択企 業を成約に結びつけること。採択の有無に関わらず、本事業関連企業からの貿易 投資相談 20 件を目標として受け付けること。成約、貿易投資相談に関しては、 様々な要因があるので義務化はしないが、ジェトロが専門家の業務パフォーマン スが好ましくないと判断した場合は、契約の解除、及び契約金の返金があるので 注意すること。 (1) 初めて企業の発掘 これまで自社で培ってきたネットワークを活かし、初めて企業を発掘し、ジェト ロに報告すること。発掘した企業はジェトロが本事業に適正な企業か審査する。 審査を通過した企業は本事業に正式に採択され支援対象企業となる(以後、採択 企業)。 注1) 発掘した企業と専門家の特性を考慮し、自身で発掘した企業でも他 の専門家に割りあてる場合もある。逆の場合もある。 注2) 発掘した企業と面識が無い場合は、初めて企業の数がある程度まと まるなどの条件が当てはまった場合、専門家をジェトロの経費で日 本に派遣する場合がある。 注)注2の条件に当てはまらない場合は、ジェトロ同席のもとTV電話な どの手段にて企業と専門家の特性が適合しているか確認することがある。 (2)米国輸出ビジネスモデルの提案 採択企業を 1 社担当し、商品の特性に合わせたマーケティングリサーチ、商品戦 略、販売戦略を採択企業に提案すること。企業が米国へ輸出をするためのビジネ スモデルの土台を完成させる。 ① マーケティングリサーチ支援業務 採択企業とともに、米国市場のテイスト、定番、トレンドを理解し、米国消費 者の購買につながるブランディング、商品構成、販売戦略を練る。詳細は以下 のとおり。 米国製品調査レポート作成:採択企業の製品におけるレターサイズ 60 頁 程度の米国市場調査レポートの作成。 店舗/競合調査:米国の小売店で販売されている競合製品を 3 社調査し、レ ターサイズ 60 頁程度のレポートを作成する。 注1) マーケティングリサーチに係る費用は専門家負担とする。 注2) 商品数が多数の場合は、専門家のリソースも限られていることから、 採択企業と専門家で話し合いのうえ、決定する。 ② 商品戦略支援業務 ① のマーケティングリサーチで得た情報を活かし米国、そして世界市場に適 合するグローバル商品戦略を提案する。 ブランディング:採択企業とともに米国市場へ効果的に宣伝できるようブ ランドとしてのコンセプトを追及する。商品作り、パッケージ、プレゼン テーション、販売方法、販促物、Web、SNS を利用した顧客とのコミュ ニケーション等におけるブランディング方法を提案する。 商品デザインの調整:必要に応じて、米国市場及び世界市場に通用するデ ザイン(色、形、サイズを含む)採択企業に提案する。 パッケージ、ラベルの調整:専門家がデザイナーを発掘し、米国消費者に とってわかりやすい英語表記のパッケージ/ラベルを作製する。 注)デザイナーの登用に係る費用は、専門家でコントロールできないこと から採択企業の負担とする。 在庫計画:商品の特性に合わせ、米国での適正在庫数を採択企業に提案す る。 ③ 販売戦略支援業務 採択企業が展示会等商談に参加する場合、展示会期間中の営業支援、及び出展 準備から支援すること。 ・展示会視察/出展計画の提案-NYNOW 夏展、NYNOW 冬展、IHHS 展 等、当該製品の特性に合った展示会の視察・出展計画の提案。 ・展示会出展準備:展示会出展のための準備全般における支援を行う。採 択企業へ効果的なブースデザインの提案、什器、照明等の支援、販促物準 備(Web、販促用写真、カタログ、受注書類等)等を行う。 ・展示会出展:採択企業に対し会期中の商談、受注支援を行う。 ・営業フォロー:展示会終了後に出会ったバイヤーに対しニュースレター や電子メールを送るなどの営業フォローを行い、受注を促す。 注1)展示会に参加するため専門家の旅費は専門家で負担すること。販売 戦略の出口でジェトロがパビリオンをもつNY NOW夏展、IHHS展 への採択企業の出展が考えられるが、この展示会に参加する旅費も専門家 負担になる点注意すること。 注2)専門家が個別に商談し、遠隔地へ出張の場合も専門家負担とする。 注3)注2)に係り、遠隔地への出張が複数回に渡るなど費用が極端にか さむ場合は、ジェトロと採択企業の 3 者で協議し、費用負担を決定するこ ととする。 注 4)本事業は商談成約までの支援となるので、成約後の流通代金回収後 の業務支援は行わない。ただし、流通代金回収体制が整わない採択企業が 個別に、引き続き支援を要望した場合は適正な価格(採択企業と個別企業 にとって合理的な契約案をJETROが提示します。)を提供し、契約し て業務を続行すること。 ④メンター専門家(仮称)のアドバイス ①~③の業務を円滑に実施するために、米国ビジネスの実務経験を豊富に有す るメンター専門家がアドバイスを行います。メンター専門家、ジェトロの指導 には原則したがっていただきます。 ⑤専門家会議にて本事業進捗の報告、連絡、相談 月 1 回ジェトロ・ニューヨーク事務所および専門家のオフィスで行われる専門 家会議に参加し、進捗状況の報告、連絡、相談を行う。メンター専門家、 ジェトロから得た助言を本事業運営に反映させること。 ⑥個別会議にて本事業進捗の報告、連絡、相談 2 週間に 1 回、メンター専門家、ジェトロとの個別会議に参加し、進捗状況の 報告、連絡、相談を行う。メンター専門家、ジェトロから得た助言を本事業運 営に反映させること。 ⑦本事業に係る採択企業負担額の提示 本事業実施にあたり、採択企業にはデザイン改定費など様々な負担がある。後 日、「こんなに経費がかかる予定ではなかった」ということを未然に防ぐため、 専門家は本事業にかかる採択企業の必要経費を採択企業に提示し、書面にてお 互いの合意を得ること。 ⑧契約期間内に入手したバイヤー等連絡先は、適宜採択企業と共有し、契約終 了前に採択企業と今後販売の方針について話し合うこと。 (3)報告書の作成 月次支援業務報告書を翌月 8 日までにジェトロへ提出すること。ただし201 7年3月分については2017年3月 31 日(金)までに提出すること。 4. 事業実施にかかる要件 (1)本事業にかかる全ての関連法令や規則を踏まえ業務を遂行すること。販売 に関わる各種規制、輸出について法令順守すること。 (2)ジェトロと綿密な協議を行いながら業務と遂行すること。 (3)展示会出展にあたり、利用施設を十分に管理し、安全面等で支障をきたさ ないよう注意を払う事。また、受託者は自己の責任において、第三者賠償責任や 輸送にかかる保険、その他本事業の実施に伴う各種保険を付与すると共に、保険 料の支払いをする事。ジェトロは本事業で発生する事故や被害についての責任を 一切負わない。 (4)個人情報、企業情報の取り扱いに十分留意し、情報漏洩が生じないように 管理すること。 (5)業務の一部を第三者へ再委託をする場合、ジェトロへ再委託先・金額・履 行体制等の申告をし、了承を得ること。また、再委託事業との指示・確認・発 注・を徹底すること。 (6)ジェトロ及び第三機関の業務の重複受託により、当該受託業務の遂行に影 響(支障)を与えないこと 5. 応募資格 以下の基準をすべて満たすこと。 (1)業務の全部または主たる部分を自社で実施できること。 (2)他の業務により、本こと業に支障をきたさないこと。 (3)ジェトロ、採択企業等関係者と綿密に打ち合わせ・報告連絡ができること。 (4)バイヤーと支障なく連絡調整、商談・受注支援ができること。 (5)日本語が使用可能なことが望ましい。 6. 提出書類 事業企画書 事業企画書には以下の事項を記載のこと。(様式は自由) ・会社概要 ・本事業に関連する現在までの業務実績(当該事業に係る得意分野(例:日用品 全般、キッチン周り全般など)と得意営業先(例:東海岸全域)も明記するこ と。) ・業務実施の概要:業務スケジュール、業務実施体制(組織体制、責任者、人員 配置、役割分担等)、業務手順、手法など、業務を滞りなく遂行するための有効 な提案を含めること。 ・その他特筆すべき事項:企画書の作成にあたり、本事業目的・背景を踏まえた 効果的な事業実施展開のための企画提案をすること。 7. 業務委託費 1採択企業の担当あたり 10,000 ドルとする。 注 1)ジェトロが適切と定める期間内に採択企業を支援開始できなければ業務委 託費はジェトロに返還すること。これを防ぐために専門家は早期に初めて企業の 発掘に尽力すること。 注 2)本事業遂行にかかる、交通費など諸経費はジェトロは負担しないものとす る。ジェトロの指定する場所において業務が実施される場合、実施に係る交通費 についてはジェトロの負担とすることができる。 8. 選考方法 ジェトロ・ニューヨーク事務所が応募書類受領後、書類選考を経て採否を決定し ます。選考に当たっては応募書類を総合的に考査し、委託先を決定します。なお、 採否理由はお答えできません。また、提出書類は返却できません。 9. 応募期間 4 月 18 日(月)~5 月 2 日(月) 10.募集人員 4 社程度 11. 応募方法 6の提出書類を [email protected],[email protected] に電 子メールで提出。 12. 個人情報の取り扱い この公募に関して書類にご記入頂いた個人情報は、業務委託先選定のために利用 します。 13. 注意事項 (1)委託契約の締結者は、ジェトロの情報セキュリティ規程を遵守して業務を 遂行していただきます。 (2)委託契約の締結者は、事業の全てもしくは一部を第三者へ再委託すること は禁じられています。ただし、事前に書面にてジェトロの承認を得た場合に限り、 再委託が可能です。 (3)委託契約の締結者は、ジェトロの定める業務報告書などをジェトロの求め に応じて提出していただきます。なお、当該事業報告書の知的所有権および事業 成果はジェトロに帰属します。 ※提出書類にて記載いただく個人情報につきましては、ジェトロ個人情報保護方 針に基づき、適正に管理運用させていただきます。 (ジェトロ個人情報保護方針 http://www.jetro.go.jp/privacy/) 以上
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