Page 1 事 務 連 絡 平成28年4月17日 公益社団法人 日 本 医 師 会

事務連絡
平成28年4月17日
公益社団法人
日本医師会
御中
公益社団法人
日本産科婦人科学会
御中
公益社団法人
日本産婦人科医会
御中
公益社団法人
日本小児科学会
御中
公益社団法人
日本小児科医会
御中
公益社団法人
日本看護協会
御中
公益社団法人
公益社団法人
日本助産師会
日本栄養士会
御中
御中
厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
平成28年熊本地震で被災した妊産婦及び乳幼児等に対する支援のポイント
今般の平成28年熊本地震については、必要な医療等の確保に種々御協力を賜り、厚
く御礼申し上げます。
標記につきまして、別添のとおり各都道府県、保健所設置市、特別区あてに送付いた
しました。つきましては、貴会会員に対し周知いただきますよう、よろしくぉ願いいた
します。
なお、資料については、厚生労働省のホームページに掲載することとしています。
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【別添】
事務連絡
平成2 8年4月17日
都道府県
各
母子保健担当者殿
特別区
厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
平成28年熊本地震で被災した妊産婦及び乳幼児等に対する支援のポイントについて
母子保健行政の推進につきましては、かねてより格段の御配慮をいただいているとこ
ろであり、深く感謝申し上げます。
今般の平成28年熊本地震により、避難所等での生活を余儀なくされている被災者の
方々については、避難所等での生活の長期化に伴い、心身の健康への影響が生ずること
が想定されます。とくに、妊産婦及び乳幼児に対しては、健康管理に配慮した相談支援
などを継続的に行うことが重要です。
とのため、避難所等で生活する妊産婦及び乳幼児に対する支援のポイント及び被災し
た子どもたちへの支援のポイントについて、別添のとおりまとめましたので、被災地で
専門的な支援にあたる保健師、助産師、看護師等の方にご周知いただきますよう、よろ
しくぉ願いいたします。
併せて、各都道府県におかれましては、管内市町村に対し広く周知いただきますよう
お願い申しあげます。
なお、資料については、厚生労働省のホームページに掲載することとしています。
平成28年4月17日版【別添】
避紬祈等で生舌している妊徴吊、孚山力児の支援のポイント
1.妊凾吊、孚助児の所在を1凹屋する。
2.要嬬雙者として主舌1累境の確保、,骸倒云逮食料・水の配布等に酉己慧する。
3.1建康と生活への支援
①榔身の健康状態と症状に応じた対処方法の1剛屋、その対型坊法によの症』肋鰹咸している力Ⅵ)判断、症状
に応じたヌ蝶についての助言をする。
②災害による生活の変化に応じたヌ蝶についての助言をする。
4.妊々吊禽今や出産予定旛窒d)1凹屋をし、必要に応じてij警をする。
5.孚L勾)↓見dX呆健・医療"けービス利用1犬}兄僻剛屋と支援
①孚助児健診や医療機関受訓尤兄を階忍し、必要に応じて受診を三周整する。
②新■見の発育栄養伏態、ビタミンK2シロップ内服1犬}兄先天性代謝異嵩寅査及醇斤劉圃恵覚検査の§吉果
並びに育児不安の有無等を1剛屋し、必要に応じて保健・医寮'けービス利用を助言する。
6.【気をつけたし随状】
妊娠中'産後
ナ
口胎動力S咸少し、1時問↓メ上
ない場合
口頭痛/目がチカチカする
などの症1肋吻る場合(妊
ーへの翻・亀1
上の血塊/悪露が臭い場
の)(1θず●1こ6回Lメ上あ
口不眠/気が滅入る/無気
合(子宮収縮不良、子宮内
るいは10分ごと)/傷甫
力になる/イライラ/物
/腔出血/破水など分娩
音や揺れに敏感/不安で
徽台の兆1助吻る場合
{士方六よいなど力斬く場合
口発熱/下痢/食欲(噛乳
口悪露の増加/直径3Cm以
娠高血圧症イ舞靭)可能閏
口規則的な腹緊(お腹の張
學勘児'
、産後
口発熱力吻る場合
カ)低下力吻る場合(感染
や1兇7上の可首謝生)
口子どもの様子がいつもと
感染の可ぢ誰)
異なること力続く場合
口傷(帝王靭三ヨ(D傷・会陰切
(剰壱包見)
開刀傷)0)1粛み/,勧t/腫
夜泣き/寝付きが悪い/音
脹/浸出液力て出る場合(創
に敏感になる/表情が乏し
0)1惑染の可首謝生)
いなど
口乳房の発赤/腫脹/しこ
得助児)
の/汚い色の母乳が出る
赤ちゃん返の/落ち着きの
場合呼嶋泉炎の可ヨ剛生)
なさ/無気力/爪かみ/夜
口強い不安や気分の落ち込
尿/自傷行為/泣くなど
み力街る場合
※治療中の病気や1&薬中a)薬力吻る場合芯医療機関に棚炎
..
そ鴛こ易すい疾
口浮腫
口母孚断)}必量dX氏下
口おむつか/5迦/湿疹
口便力必
口疲れやすい
口赤ちゃん力寝ない/ぐず
口腰粛
ぐ弓言う
口おのもの増加/陰部の掻
痔感
口排尿時痛/残尿感
口肌門音隔/痔(じ)
r.ー.ー.ー.ー.一■一.ー
ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'「
※その他起このやすし綻』肋続く、悪化する場合は医療機関にキ毘炎
フ.【災害による劣舌d)劃ヒと対策について】
出産に向けた心身の準備や産1麦0)回復、孚助児は感染予防Kb1本}圖尉寺のため、俣昼、栄養、感解那方止、休息な
どへの酉諸が必要であの、1憂先順位を考え、工夫しながら坐郵累境を整えることが必要である。
趣三亜
・弁当やインスタント食品が中心となると、塩かの捍jヌ量が1勘0し、むくみが生じやすく恋る。支給された食べ
平成28年4月17日版【別添】
物でも、塩分、の濃いものは残すよう伝える。
.食事がおにぎりやパン恋ど炭水イ垪肋如心でたんぱく質やビタミン、ミネラル、餅辧端隹など力坏足し力ちに
なる。可首肱限り主食・主菜・磊楳をそろえた食事を確保し、バランスの良い食事をとる。栄養補助食品を吏
用して補うのもーつの方法である。イ本重の変化をみるなどして、十分な量の食事がとれているかを階忍する。
・食中毒に注意する。
囲
.母乳育児をしていた場合は、ストレスなどで一時的に母孚L分必炯氏下することもある麒その場合も不足かを
粉ミルクで補いつつ、おっぱいを吸わせられるよう、安心して授乳できるプライベートな空r占を確保できるよ
う酉己煮する。
・t肥Lでぺットボトルの水を使用する場合1ま赤ちゃんの腎臓への負担や}削坏良恋どを生じる可能性力吻るた
め、硬水(ミネラル分が多く含まれる水)は避ける。
・お昜力朔意できない時には、偉注的なフ上で粉ミルクを溶かす。授乳毎に準備レ、残ったミルクは劉岐コ'する。
・噛孚断瓦の準備力雙しん、場合1ま衛生的なコッフなどで代用する。
・噛孚垪瓦・コップを煮J劣肖毒や菓浅肖毒できない時ま偉注的なフ上でよく洗って使う。
匪遍函
・赤ちゃ六X刀イ本温は外気昼に影響されやすいので、俸島靡価に酉礁する。イ杲品に1ま柿点布団等で身体を包ん
だの、抱き暖める。暑い時ま 1兇フ上症にならないように水分榔合をする。汗をかいたとぎまなるべく別借を
こまめに替える。
ノ^/J
・入浴にこだわらず、体はタオルやウェットティッシユで拭く。特に、陰音gは不潔になりやすいので、部分的に
洗ったり、拭くようにする。(皮膚の弱い赤ちゃんは、体をウェットティッシュで拭く場合、アルコール成分で
か/smること力吻るので主意)
・赤ちゃハ凧)お尻1まおむつをこまめに交換できなかったの、汰浴できなかったりするために、清潔力q呆ちにく
<、おむつか/sm凝aこしやすい。短時間おむつをタトしてお尻を乾燥させたり、お尻だけをお昜で洗うよう
にする。(おむつの入手力咽難な場合、タオルなどを吏って使い捨てるなどの工夫をする。)
歴
・災害時には、トイレに行くのを力ぼんするために、水分を控える{ι頁「句にある。適度1こフよ分を榔合する。
匝眠三亜
・和民暗くなると怖いなどの才、安力匂金い圖ま陛而に榧炎V薬斉1」の使用も衡寸する。
匝亟亟困
.気疲れや人E■闘系のストレスを感じたり、避粕祈などで子ども力S立き止まず周囲に気を遣う場合力吻る。一人
で思いこまず、感じていることを話し合えるよう引獲したり、子どもを持つ割知)音B屋を用意し、ストレスを
和らげるために子どもを遊ぱせる断●を作るなどd)環旛周整をする。
・々致吊、楓吊1ま・→股の人に比べて血キ幼tできやすいと言われておの、「エコノミークラス症1亮羊(静1爪血キ全蜜全
症)」にならないよう、水分を商度1こ1ヌリ、屈イ刷軍動・散歩など易本を時勺動かして血液の循環をよくする。
西三五^
.災害時1訂上や吽勿を運んだり、交通手段力松くて長断占歩くなど体に負1助tかかるので、積和亟的にボランティア
に手助けを悔鳳また、子どもと遊Sにとをボランティアに惚頁するなどのi周整を図る。
阪麺資亜
・食料(アレルギー対応食品含杏')、離乳食、粉ミルク、おむつなどの物資については、避紬万等ごとに必要量を
;巴握しておく。
平成 28年4月17 口版【別添】
被災した子どもたちへの支援のポイント
1.子どもの所在を;凹屋する。
2.子どもの1山身の健康状態を把握し、健康犹態に応じた助言。必要に応じて、1山身が占題に対応できる専門家、
医劉幾関等と連携する。
3.子どもの主舌環境を1凹屋し、劣舌りズムを整える。子ども同士d凌全な遊ぴの場を確保するなど、子どもら
しし、日常坐舌力朕れるよう酉己憲する。
4.子どもと過ご券見や大人が、子どもの思いや気持ちを受け止められるようi/挫する。
5.食中毒や穿沖症ヌ嫌など季節の変化1こ応じた健康笥里を行う。
子どもの^
支援1こあたっての留意点
どもの所在・健東'
(1)どこに子ども力丸、るのか
避勉二笊bj血或の中の子どもの居場5万マップdX乍成をするG車携できる旛効tあ*L1ば'マッ
プに入れる)。
(2)どんな子ども力乢、るか
年齢、割矢構成;皮災悦兄(無里に話すことを足さない)、}台療中の病気や薬OX吏用の
有無、心号の健康伏態麹寉三.忍'する。
1)年前徹コ'布
わ子どもの発磨部皆によって世優となる関わり方叫勿品が異なる
2)局主j血或等の近さ
2)避難先での子ども同士d)闘系づくのは被剣本験の違いや;皮災前からの矢0ιつ合い力否
かで異なる。
3)ハイリスクの子どもの存在
3)それぞれの子どもが必要なケアを受けているかどうかを階忍する。
①身イ本的問題(慢性疾患・1章害等)を抱
a喰事療法や継続台療の必要な子どもの;剛屋をする。外見上では判断できない疾患を
えている子ども
抱えている子どももいることも留意し、声をかける恋どによの;凹屋に努める。薬や処
置僻嚇声内泌要な病気を持つ子どもは、医療機関とのコンタクトや薬ヤ攻&置の繼続な
どの対応力吻要である。
②沃n的/発遍章害/心理的問題を抱え
ている子ども
②ヌ皮災前から問題を抱える子どもは、傷つきやすく、避鋤祈などの共同主舌で1ま刺
激への反応性力筒まること力窃る。多動・奇声などが周囲から奇異な行動とみなさ松
周のとの↑誘周性などに影響を与えることがある。
@生舌の自立に困難力窃る子ども
③自立移動や主舌行動(食事排池、睡民着1兇など)への継新鶚扮助力勺郵要である。
@ネ皮災時に特異樹翁貪をした子ども
@床族の死亡、負傷、行方不明や震災時の閉じ込みなど震災体験力t、/山的外傷となる
可能性力吻の、対応が必要である(専門家や児童相三捗折などの福祉機関等と連携す
る)。
参考)親を亡くした子どもへの対応ぐ刺爰者向け)
h如://kokoro,r1伽ト、d o.'/u bads/to child
(3)誰といるか
誰力t子どもの面倒をみているか、子どもとの鴻舌力窃るかなど、子どもの気持ちをくみ
取る大人の存在力{あるかを1凹屋することで、到爰の必要な子どもを見"せる。
(4)どんな行動をとっているか
子どもの1山の動きKb1本の犹態ば子ども一人一人を夷祭に見て、半脚する嵯要力街る。
継続的に関わの力叫師要な子どもd)1固人ファイルを乍っておく。
(5)気になる子どもの言動/反iE{
発熱、下痢食飲(噛孚L力)低下
・大人力槍ち着いた時間を持ち、話しかけたの、スキンシップをとることが大切であ
る。
a浮U見(夜立き、寝付き力儒い、少しイ乃音
・災害d恕像を繰り返し見せるなど災害を想い起こすよう樹稽剣す避ける。
にも反応\霜青力泛しくなるなど)
・このようなt犬}兄下では通常みられる反応であの、生活への影響が見られ恋い場合に
@助児(赤ちゃん返の、夜尿、落ち着きが
ない、無気力・無表盾、爪かみ・チック、
泣く、怒る、震災ごっこ、パニックなど)
は様子をみる。
・子どもの反応の意味慾見・割矣ノ'\Z兇θ月し、一緒に遊んだの、話しをしたの、抱きし
めて「大丈夫」と伝える方法などを云える。余震の時ば寄り添い声をかける。
・4師要時に1ま医師へ畊暁炎などのi1鏗を行う。
平成28年4月17日版【別添】
支援1こあたっての留意点
子どもα叫^
子どもの劣舌の場と主舌騰兄力ち、りスクのある子どもの1倒屋や環境調整を行う。
どもの生
a注)舌の場としてd)環境
・食事、圏助峡態"正しく取れているか
①食事ヤ樫助畉悶リ正しく取松劣舌1ノズムカ竪うよう支援すそ』トイレの使用1き識0
脚や、閉鎖卦●畑音さによる恐怖力ち控えること力窃るたぬ子どもの剣寺ちを酉礁
・トイレへ行けるか
して、司岐中よ気持ちへd酒胞やプライバシーの確保に努めるまた、大人に囲ま才佐
・ストレスを発散する場5折ヤ井幾会力吻るか
主舌はストレスが大きいこと力窃り、ストレスを発散する場三折ヤ井幾会力吻るかを確認
すること力泌要である。
@衛生1雌E{換気}品度、}昼度、採光
におし\音、手洗し\うがい、入j谷)
②定其舶W、よ空気の入れ;負え力W要ホコリの多い卸斤ではマスクをするように割肋る。
手洗い、う力先、を行える環境を作る。また、子どもは俸昼調節力tできにくいので、汗
をかいた倒ま水分磁合や着替えなどをして体}島周整できるよう気こかける。あやつ
や,●食力t増えることによる口j空プア不足に留意する。
@贈び場としての子どもd)環境
③日中→ブかに体を動かして遊べる環境を確保する遊びを通して馴青を表出できるよう
にすることが大切。ただし、無理に感情を引き出すこと1は避ける。日三己や耘厶を描くこ
・子ども1す遊んでいるか
・遊び捌衣確保されているか
となどで昇華できることもある。
・遊びを監督している人はいるか
※子どもががれきの中で遊S{と危晩また、がれきの剣嗹d跨にはほこのや¥分じん
力努く発生するたぬ子ども力匂卜で遊S磯0施び場え皮全確保1ご主意する。
④子ども1こ必要な生,.割勿品a涜足
@嫉クンヨン、プロック、ぬいぐるみボールなど。
※以下の資料を参考に母子保膳馴こて作成しています
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