平成 28 年度京都府小児慢性特定疾病児童等学習支援業務仕様書 1 業務の概要 児童福祉法第 19 条の 22 の規定に基づき、慢性的な疾病にかかっていることにより、 長期にわたり療養を必要とする児童等の健全育成及び自立促進を図るため、小児慢性特 定疾病児童等の長期入院に伴う学習の遅れについての学習支援を行う。 2 学習支援の対象者 京都府に在住する以下の要件を満たした小児慢性特定疾病児童等 (1)義務教育期間を終了した満20歳未満の者 (2)主治医に学習が可能と診断を受けた者 (3)主治医が30日以上入院を要すると判断した者 3 業務内容 ① 事前面接 京都府から連絡のあった対象者が入院している医療機関(以下「医療機関」と いう。)へ直ちに出向き、保護者及び医療機関等関係者を含め面接し、学習支援 の方向性について協議を行う。 ② 学習支援計画書の作成 ①に基づき、学習支援計画書(以下「計画書」という。)を作成し、京都府へ提 出する。 ③ 学習支援を行う従事者の派遣 計画書の内容を遂行できる従事者を医療機関に派遣し、計画書に基づく学習支 援を行う。 ④ 学習支援結果の報告 学習支援の結果については、支援終了後、対象者毎に直ちに京都府へ報告する。 ⑤ 京都府との調整 学習支援の実施に際し、京都府と必要な調整を行う。 ⑥ 学習支援の質の向上 学習支援の内容について、従事者の質の向上を図るため、必要に応じて研修を 行うなどの対応を行うと共に、この対応を実施した場合は、その内容について、 京都府へ報告する。 4 学習支援の想定時間等 延べ330時間 5 ・ 1人当たりの上限時間 22時間(2時間×1日×11週間を想定) ・ 想定人数 15人 学習支援を行う従事者の交替 業務を実施するうえで、従事者の資質・態度・体調等が不適正と認められる場合には、 従事者を交替し、直ちに適正な従事者を派遣するものとする。 6 その他 ・ 学習支援の途中経過については、必要に応じて京都府へ報告するものとする。 ・ 従事者が医療機関において業務を実施する際、うがいや手洗い、必要時にはマスク の着用、インフルエンザ予防接種等の感染予防を行うこと。 ・ 契約単価には、初期費用(従事者の感染症(麻疹、風疹、水痘、ムンプス)抗体検 査及び予防接種を含む)、学習進捗管理に係る経費、授業料、交通費(事前面接及び 毎回の医療機関への派遣)を含むものとする。
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