平成27年度第1回鶴岡市地域公共交通活性化協議会 議事録(概要) ■日時:平成27年12月22日(火) 午後1時30分 ■会場:鶴岡市役所6階 大会議室 ■出席者:会長 鶴岡市 副市長 山本 益生 庄内交通(株)代表取締役社長 安藤 俊雄 庄内交通(株)常務取締役 本山 経一(同席) 庄内交通(株)乗合バス部長 髙橋 広司(同席) (一社)山形県バス協会 会長 伊藤 一郎(欠席) (一社)山形県ハイヤー協会 幹事 寺岡 儀平(代理) (一社)山形県ハイヤー協会鶴岡支部 支部長 柿崎 裕 鶴岡市町内会連合会 副会長 宇治 將凱 鶴岡市自治振興会連絡協議会 加茂地区自治振興会長 田中 正志 東北運輸局 山形運輸支局 主席運輸企画専門官 佐藤 聡(代理) 山形県交通運輸産業労働組合協議会 執行委員 本間 一 国土交通省 東北地方整備局 酒田河川国道事務所 道路管理課専門職 藤森 東(代理) 庄内総合支庁道路計画課 課長補佐 橋本 吉司(代理) 鶴岡警察署 交通規制係長 藤田 和弘(代理) 山形県庄内総合支庁地域振興課 課長 斎藤 直樹 鶴岡商工会議所 事務局長 渡曾 一雄(代理) 鶴岡市老人クラブ連合会 会長 小林 達夫 鶴岡市身体障害者福祉団体連合会 副会長 佐藤 武(代理) 鶴岡市地域婦人連合会 会長 齋藤 春子 羽黒区長会 会長 勝木 正人 藤島町内会長連絡協議会 会長 上田 実 櫛引区長会 副会長 成田 勇 朝日地域駐在員連絡協議会 会長 安達 文一 温海地域自治会長会 会長 奥井 厚 ■事務局:鶴岡市 企画部長 川畑 仁 鶴岡市 企画部 地域振興課長 阿部 真一 鶴岡市 企画部 地域振興課長補佐 伊藤 慶也 鶴岡市 企画部 地域振興課専門員 芳賀 俊郎 鶴岡市 企画部 地域振興課主任 小野寺 善紀 地域公共交通網形成計画策定調査業務受注者 株式会社ケー・シー・エス 監理技術者 佐野 正 担当技術者 新宮 透 1 ■次第: 1. 開会(午後1時30分) 地域振興課 課長 阿部真一 2. 挨拶(副市長 山本益生) 3. 報告(地域振興課 課長補佐 伊藤慶也) (1)地域公共交通確保維持活性化の取組みについて (2)地域公共交通総合連携計画の評価と課題について 4. 議事(議長:副市長 山本益生) (1)公共交通網形成計画の策定に係る各種調査結果(概要)について (2)地域公共交通網形成計画「地域別課題と方針」 (素案)について (3)その他 5. その他 6. 閉会(午後3時15分) 地域振興課 課長 阿部真一 ■資料:次第・資料 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------■報告: (1)地域公共交通確保維持活性化の取組について (2)地域公共交通総合連携計画の評価と課題について ○議長:副市長 山本益生 報告事項の説明をお願いします。 ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 説明 ○議長:副市長 山本益生 何かご意見、ご質問等ございますか? ○老人クラブ連合会 会長 小林達夫 油戸線が廃止なった際、油戸地区の児童たちの通学はどう対応されましたか。また、今後は 大山小と加茂小が統合しますが、通学はどうなりますか? ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 油戸線につきましては、地域と協議を重ね昨年9月末で廃線となりました。小学生の登下校 についてはスクールバス対応に変更し、一般の方々の移動については地域の助け合いで対応可 能という事から、地域との合意を得たものです。加茂小学校と大山小学校の統合に伴う児童の 登下校については、担当の教育委員会からスクールバス対応を検討していると伺っています。 ○藤島町内会長連絡協議会 会長 上田 実 デマンド交通に大変注目しています。これまで、利用者は右肩上がりでどんどん増加してい るものだと思っていましたが、藤島東栄地区の利用者を見ますと近年減少しています。この要 因は何だとお考えですか? 2 ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 藤島東栄地区デマンド交通運営協議会では、 利用ニーズを把握するためアンケート調査を行っ たり、町内会を通じて利用の呼びかけをしていますが、残念ながら利用者は減少しています。 この要因につきましてはいくつか考えられます。まず、自由が利く自家用車に対する依存が高 く、定時運行で乗降場所が決められているデマンド交通は不便と感じている方がいること。家族 や友人など出掛ける際に頼める人がいること。 乗合だと地区内の予約者を回るのに時間的なロス に不便を感じる方がいること。そのほか、料金への不満や予約するのが面倒だという意見もござ います。いずれにしても、路線バス廃止代替として地域主体の予約制乗合タクシーであることに ついて十分周知を図り、利用を推進していく事が必要かと考えます。 ○藤島町内会長連絡協議会 会長 上田 実 今後、高校生の通学利用も考えていると伺っていますが、朝の通学時間帯でも運行可能という 事ですか? ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 現在、運行計画により上り3便、下り3便の定時運行としています。例えば、上り1便ですと 東栄地区を朝7時発ですので、藤島駅からのJR乗り継ぎ、又は鶴岡市役所まで乗車しての通学 に利用できるかと思います。 今年度、協議会では試験的に冬期間の高校生無料通学体験を実施して、通学利用の需要や課題 を把握し、今後の可能性を検討することとしています。 ■協議事項: <第1号議案 地域公共交通形成計画の策定に係る各種調査結果(概要)について> ○議長:副市長 山本益生 第1号議案の説明をお願いします。 ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 説明 ○議長:副市長 山本益生 みなさん、なにかご意見、ご質問等ございますか。 ○温海地域自治会長会 会長 奥井 厚 資料3-4「路線別カルテ」に収支状況とありますが、自治体補助額の内容と総額でどれくら い補助しているかを教えてください。 ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 不採算路線を維持するために本市には二通りの補助制度がございます。一つは道路運送法4条 許可路線に対する補助制度で、経常費用と経常収益の差額を補助するもの。もう一つは、朝日や 温海地域の旧21条許可路線に対する補助制度で、経常費用と経常収益の差額と定められた補助 3 単価で算出した額を比較して少ない額を補助しているものでございます。路線全体としては、資 料1-1でお示ししている通り、平成26年度実績で約1億4千万円弱でありまして、財源とい たしましては、県の総合交付金約1千7百万円のほか、過疎債ソフト、特別交付税がございます。 ○温海地域自治会長会 会長 奥井 厚 資料3-2鶴岡市の公共交通に対する見直しの要望の中で、 見直して欲しいという方が72%と かなり数値ですが、これまでどのようなニーズに対応して見直しを図ってきたのですか? ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 見直して欲しい内容の中には、時間、ルート、乗り継ぎの利便性、それに料金ですとか様々な 要望がございます。それらに応えるべくバス事業者さんと状況調査等を基に協議を重ね、需要に 応じた検討をしております。また、JRとの接続を考慮してダイヤ改正に努めていますが、全て のご要望に応えるのは至難の業です。 しかしながら、このアンケート結果を見ますと、かなりの方から見直しを求められております ので、今後もバス事業者と路線別に協議しながら、改善策を検討して参りたいと思います。 ○鶴岡市地域婦人会連合会 会長 齋藤春子 路線バス事業が補助金を交付しても赤字だという事は何が原因なのでしょうか。私はバスに乗 りたくても乗れない人が随分いると思います。私の住む三瀬地区では、バス停まで歩いて15分 から遠い方で30分かかります。 せめて三瀬駅まで路線バスが入ってほしいという声もあります。 アンケート以外にも様々な地域の声を聞きながら考えてほしいと思います。 ○地域振興課長 阿部真一 路線バスの補助金は赤字を全て補てんするものでないため事業者負担も生じています。それか ら、バス停留所まで遠いという状況はよく分かります。現段階では地域公共交通総合連携計画に 基づき、今の路線を維持することに努めております。その次にバス停まで行くのも大変だという 声もありますので、これは調査になるのかあるいは地域の方々からご意見いただくのか話し合い になるのか、そうした取り組みも検討させていただきたいと考えています。まずはこの交通網形 成計画の策定にあたり、皆様のご意見を広く伺いたいと考えております。 ○櫛引区長会 副会長 成田 勇 このアンケートのポイントは色々考えさせられる内容ではありますが、回収率がもの凄く悪い ようですけどもどう評価していますか?特に、 休日367枚配布していますが13.6%しか回収 できていません。 乗車している人が鶴岡市以外の観光客などが多かったという予想はできますが、 もう少し高くできる方法は無かったのか伺いたい。 ○(株)ケー・シー・エス 技師 新宮 透 休日の回収率が低かったのはご指摘の通り県外の方が多かったことも一因であると考えます。 県外から羽黒山へ行かれる団体様が複数ありました。また、アンケートの内容につきましても鶴 岡市の公共交通に対する評価ですとか満足度などの項目が多く、1回乗られた方では答えづらか 4 ったのではと感じております。もう少し県外の方が答えやすい項目、そういった対策ができたら 良かったと認識しております。 <第2号議案 地域公共交通形成計画「地域別課題と方針」(素案)について> ○議長:副市長 山本益生 第2号議案の説明をお願いします。 ○地域振興課 課長補佐 伊藤慶也 説明 ○議長:副市長 山本益生 地域ごとに内容が違っておりますが、ご意見ございましたらご質問も合わせてよろしくお願 いします。 ○羽黒区長会 会長 勝木正人 庄内交通の路線バスでアンケート調査を実施していますけども、観光客の導線がちょっと変わ ってきているのかなと思いました。山頂から乗っていでは文化記念館で降りるという人が増えて ます。何故かというと、市又は神社、若しくはいではの駐車場に車を置いて石段を登り、帰りは 庄内交通の路線バスに乗っていではで降りる方が増えています。ですから、そういう需要に対応 して、山頂から随神門前までのシャトルバスでも増やしてもらうと観光客は喜ぶのではないかと 感じました。 ○庄内交通(株)乗合バス事業部 部長 高橋広司 ピーク時はかなり随神門前が混むと認識しております。そこで、状況を見ながらお客様にご不 便が無いように臨時便での輸送を心がけております。 ○議長:副市長 山本益生 そうした対応については、庄内交通より随時人の動きをうまく調整できるようによろしくお願 いします。 <3.その他> ○議長:副市長 山本益生 何か皆様より協議事項はございますか。 (特になし) 無いようですので、協議会を終了いたします。 ■閉会 5
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