「藤沢市環境基本計画」見直し業務委託仕様書及び 「藤沢市地球温暖化対策実行計画」見直し業務委託仕様書 1. 「藤沢市環境基本計画」見直し業務委託仕様書 (1)計画の目的 藤沢市環境基本条例で定める環境の保全等についての基本理念の実現を図るため、環境の保全等 に関する基本的な施策を、総合的かつ計画的に実施することを目的とする。 (2)見直しに係る主な業務内容 「藤沢市環境基本計画」見直しに係る主な業務内容については、次の①から⑥までに示す事項とす る。 ① 環境を取り巻く現況と課題の把握、抽出、整理 ② 環境目標、達成指標の見直し ③ 環境審議会(4回) 、庁内策定検討会議(3回)への出席、支援 ④ 藤沢市環境基本計画見直し第一次素案、第二次素案、最終案の作成 ⑤ パブリックコメントの意見集約、公表の支援 ⑥「藤沢市環境基本計画」本編及び概要版の作成 (3)見直しの視点及び留意点等 「藤沢市環境基本計画」の見直しの視点及び留意点等については、次の①から⑦までに示す事項と する。 なお、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技が、江の島で開催されることから、 これを契機とする施策について、盛り込むようにすること。 ① 環境目標及び達成指標の精査 現計画に掲げている環境目標や達成指標等について、各種法令の制定及び改正や、自治体を取 り巻く社会情勢等、時代の変遷に伴う視点から見直しを図り、達成状況を明らかにするため、極 力、アウトカム指標を設定する。 なお、アウトカム指標については、 「ふじさわ環境白書」 (藤沢市環境基本計画に基づく年次報 告書)との整合性を見据えて設定するものとする。 ② 計画期間 計画期間は、2017 年度(平成 29 年度)から 2022 年度(平成 34 年度)までの6年間とする。 ③ 国、県、市等が策定した各種関連計画等との整合 「環境基本計画(国) 」及び「神奈川県環境基本計画」をはじめ、 「藤沢市市政運営の総合指針 2016」 、 「藤沢市エネルギーの地産地消推進計画」 、 「藤沢市緑の基本計画」 、 「藤沢市一般廃棄物 処理基本計画」や「藤沢市都市マスタープラン」など、市が策定した各種計画等の内容に則した 見直しを行う。 1 ④ 市民、事業者、NPO法人等、大学、行政との協働 市民、事業者、NPO法人等、大学、行政が連携し、様々な環境課題の解決に向け、それぞれ が果たす役割について見直しを行う。 ⑤ 次代の担い手の育成 次代の担い手である子供達の環境意識の醸成が図られるよう、 環境教育について見直しを行う。 ⑥ 本市を取り巻く環境状況の変化への対応 大気環境・水環境・土壌環境等の保全、有害化学物質対策、廃棄物の減量・資源化、緑及び生 物多様性の保全や、エネルギー政策、地球温暖化対策などの諸課題を整理・分析し、計画や施策 への反映を図る。 ⑦ その他の留意事項 ア.市民や議会からの意見等により、内容に修正等が生じた場合は、できる限り早急に対応する こと。 イ.環境審議会、庁内検討会議等に参加し、議事録等の記録を作成すること。 ウ.藤沢市地球温暖化対策実行計画の趣旨を理解し、第3章の各取組項目を実施するよう努める こと。 (4)業務実施体制 本業務の実施に当たっては、管理責任者及び担当者を適正に配置すること。 2 2. 「藤沢市地球温暖化対策実行計画」見直し業務委託仕様書 (1)計画の目的 本市の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出の抑制等を行うための施策を、総合的か つ計画的に実施することを目的とする。 (2)見直しに係る主な業務内容 「藤沢市地球温暖化対策実行計画」見直しに係る主な業務内容については、次の①から⑥までに示 す事項とする。 ① 環境を取り巻く現況と課題の把握、抽出、整理 ② 環境目標、達成指標の見直し ③ 環境審議会(4回) 、庁内策定会議(3回)への出席、支援 ④ 藤沢市温暖化対策実行計画見直しの第一次素案、第二次素案、最終案の作成 ⑤ パブリックコメントの意見集約、公表の支援 ⑥「藤沢市地球温暖化対策実行計画」本編及び概要版の作成 (3)見直しの視点及び留意点等 「藤沢市地球温暖化対策実行計画」の見直しの視点及び留意点等については、次の①から⑮までに 示す事項とする。 なお、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技が、江の島で開催されることから、 これを契機とする施策について、盛り込むようにすること。 ① 温室効果ガスの削減目標 国や県等の削減目標や国際会議等の議論を踏まえて、温室効果ガスの削減目標を設定する。 併せて、中期目標及び長期目標についても、可能な限り設定する。 ア.短期目標 2017 年度(平成 29 年度)から 2022 年度(平成 34 年度)まで イ.中期目標 2017 年度(平成 29 年度)から 2030 年度(平成 42 年度)まで ウ.長期目標 2017 年度(平成 29 年度)から 2050 年度(平成 62 年度)まで ② 計画期間 計画期間は、2017 年度(平成 29 年度)から 2022 年度(平成 34 年度)までの6年間とする。 ③ 対象とする温室効果ガス 二酸化炭素(CO2) 、メタン(CH4) 、一酸化二窒素(N2O) 、ハイドロフルオロカーボン(HFC) 、 パールフルオロカーボン(PFC) 、六フッ化硫黄(SF6)の6種類とする。 ただし、環境省が示した地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル に則り、ハイドロフルオロカーボン、パールフルオロカーボン及び六フッ化硫黄については、 藤沢市の温室効果ガス排出量の推計には含まないものとする。 ④ 温室効果ガス排出量の現状把握と将来予測 排出量の現状把握と将来予測については、次のデータを組み合わせ、部門別に、できる限り直 近のデータにより算出するものとする。 ア.国、県、市等が公表する統計データ イ.エネルギーの使用の合理化等に関する法律に定める報告書からの積み上げデータ ウ.その他、必要と認められるデータ 3 ⑤ 排出部門 部門は、産業部門、業務部門、家庭部門、運輸部門、廃棄物部門に分類し、各部門の特性を分 析する。 ⑥ 国、県、市等が策定した各種関連計画等との整合 「地球温暖化対策計画(国) 」 (現在策定中)及び「神奈川県地球温暖化対策計画」をはじめ、 「藤沢市市政運営の総合指針 2016」 、 「藤沢市エネルギーの地産地消推進計画」 、 「藤沢市緑の基本 計画」 、 「藤沢市一般廃棄物処理基本計画」や「藤沢市都市マスタープラン」など、庁内で策定 された各種計画等の内容に則した見直しを行う。 ⑦ 温室効果ガス削減のための市の施策 温室効果ガス削減のための施策を全庁的に抽出し、 施策ごとの削減量をできる限り算定すると ともに、到達目標及び指標を明らかにするため、極力、アウトカム指標を設定する。 ⑧ 温室効果ガス削減のための市民、事業者、NPO法人等、大学、行政の取り組み 温室効果ガス削減のための市民、事業者等の取り組みを抽出し、取り組みごとの削減量をでき る限り算定するとともに、到達目標・指標を明らかにするため、極力、アウトカム指標を設定す る。 ⑨ 次代の担い手の育成 次代の担い手である子供達の環境意識の醸成が図られるよう、 環境教育について見直しを行う。 ⑩ 環境配慮型設備や製品の将来普及見込み 環境配慮型設備や製品の普及見込みを盛り込み、可能な限り、その普及による削減量を算定す る。 ⑪ 温室効果ガスの削減量の算定 温室効果ガスの削減量の算定は、 環境省のガイドラインに沿った算定方法による積算を基礎と し、数値化する場合は、算定根拠を明確にする。 ⑫ エネルギー施策の推進 「藤沢市エネルギーの地産地消推進計画」や、環境設備等に係る技術革新を踏まえ、再生可能エ ネルギーの推進施策を盛り込むこと。 ⑬ 近隣自治体等との連携の提案 茅ヶ崎市、寒川町などの近隣自治体や、神奈川県との広域的取組の効果や具体的施策等の提案 を盛り込むこと。 ⑭「藤沢市環境保全職員率先実行計画」の見直し 「藤沢市環境保全職員率先実行計画」 (地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編) について、見直しを行うこと。 ⑮ その他の留意事項 ア.市民や議会からの意見等により、内容に修正等が生じた場合は、できる限り早急に対応する こと。 イ.環境審議会、庁内検討会議等に参加し、議事録等の記録を作成すること。 ウ.藤沢市地球温暖化対策実行計画の趣旨を理解し、第3章の各取組項目を実施するよう努める こと。 (4)業務実施体制 本業務の実施に当たっては、管理責任者及び担当者を適正に配置すること。 4 3. 「藤沢市環境基本計画」見直し業務委託及び「藤沢市地球温暖化対策実行計画」見直し業務委託 共通の仕様書 (1)成果品及び支払い方法 ① 成果品 ア.藤沢市環境基本計画 本編 300部(A4版 表紙4色、本文4色)及び原稿の写し5部 イ.藤沢市環境基本計画 概要版 300部(A4版 表紙4色、本文4色)及び原稿の写し5部 ウ.藤沢市地球温暖化対策実行計画 本編 300部(A4版 表紙4色、本文4色)及び原稿の写し5部 エ.藤沢市地球温暖化対策実行計画 概要版 300部(A4版 表紙4色、本文4色)及び原稿の写し5部 オ.アからエまでの完成品の電子データ(DVD-R 一式) カ.アからエまでに係る作成関連データ一式(DVD-R 一式) ② 支払い方法 業務完了後、請求日から30日以内に一括払い。 4.スケジュール 4月 5月 計画作成 6月 7月 (第1次素案) 8月 (第2次素案) パブリックコメント 環境審議会 庁内検討会議 9月 10月 11月 12月 1月 (最終案作成) ● ● (公表) ● ● ● 市議会への報告 3月 (成果品の作成) (実施) ● 2月 ● ● ● ※スケジュールについては、現時点での予定であり、状況により前後することがあります。 以 上 5
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