介護保険制度改正(平成27年度)の概要 P.5 高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるようにするため、住まい、医療、介護、介護予防、 生活支援を充実する「地域包括ケアシステムの構築」と、低所得の方の保険料軽減を拡充し、また、 介護保険料上昇をできる限り抑えるため、所得や資産のある方の利用者負担を見直す「費用負担の 公平化」を柱とする平成 27 年度介護保険制度改正が行われました。主な内容は以下のとおりです。 介護保険制度 改正の概要 P.4 介護保険の しくみ 加入者と 保険証 P.7 保険料の しくみ P.9 介護保険による サービスの利用 P.14 あんしん すこやかプラン P.40 介護予防に ついて P.41 相談窓ロ P.43 4 1…第1号保険料の低所得者軽減強化 (平成27年4月から実施) 消費税増税分を財源として、保険料段階が第 1 段階である方の保険料の負担割合を 0.45 から 0.4 に軽減しました。 2…特別養護老人ホーム入所者の重点化 (平成27年4月から実施) すでに入所されている方は除き、特別養護老人ホームの新規入所者は、原則、要介護3 以上の方に限定されました。 ただし、要介護1・2の方でも、やむを得ない事情により在宅生活が困難な状態にある と認められる場合等には入所が認められる場合があります。 3…一定以上の所得がある方の利用者負担の見直し (平成27年8月から実施) これまで一律 1 割だった 65 歳以上の方の利用者負担が、一定以上の所得(P35 参照)が ある方については、2割に引き上げられました。 4…高額介護サービス費の見直し(平成27年8月から実施) 医療保険の現役並み所得に相当する人がいる世帯について、限度額が 44,400 円に引き 上げられました。 5…補足給付要件の見直し (平成27年8月から実施) 特別養護老人ホームや介護老人保健施設等の施設入所及び短期入所(ショートステイ) 利用者のうち、低所得の方へ食費・居住費を補助する「補足給付」の支給要件が変更されま した。世帯分離していても配偶者の所得を勘案するとともに、本人及び配偶者の預貯金等 の資産が要件に追加されました。 (平成28年8月から実施) 遺族年金及び障害年金といった非課税年金の額も利用者負担段階第 2・3 段階の判定に 含みます。 6…介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)の創設 (平成29年4月から実施) 要支援の方を対象とした介護予防訪問介護・介護予防通所介護について、全国一律の サービスから市町村の地域支援事業に移行し、これまでと同様のサービスに加え、市町村 ごとに地域の実情に応じ、多様な主体による新たなサービスを提供します。 なお、介護予防訪問介護・介護予防通所介護以外のサービス(介護予防訪問看護、介護 予防福祉用具貸与等)は、引き続き予防給付によるサービス提供を継続します。 神戸市の介護保険のあらまし
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