YPJ-4500ユーザーマニュアル YPJ-4500ユーザーマニュアル 注意 !! LEDの発光を長時間継続しないように注意して ください。連続発光してしまっている場合は、 すぐに電源を切断してください。光学系にダ メージを与える可能性があります。 2016年4月10日 文書番号: YD160xx-v0.2 YPJ-4500ユーザーマニュアル 目次 外部インターフェイス 1 取付け外形寸法 1 電源コネクター 2 外部トリガの使用方法 3 外部トリガの接続 3 外部トリガの使用方法 3 パターンの書込み方法 4 設定ツールのインストール 4 YPJ-4500とパソコンの接続 5 パターンの登録方法 6 イメージファイルの用意 6 書込みパターンファイルの作成 7 ファームウェアイメージファイルの生成 9 必要なファイル 9 ファームウェアイメージファイルの書き込み 10 設定ファイル(ini)の作成 11 シリアル通信接続 13 接続方法 13 コマンド一覧 14 YPJ-4500ユーザーマニュアル 外部インターフェイス RS-232C 外部トリガ USB mini-Bコネクタ 電源コネクタ 取付け外形寸法 ページ1 YPJ-4500ユーザーマニュアル 電源コネクター 適合コネクタ weidmuller 製 2極コネクタ メーカー型式:1793420000 接続電源: DC24V, 2A 電源の極性は1番ピンを+にして接続してください。逆に接続すると本 体を壊してしまいますので、注意してください。 ページ2 YPJ-4500ユーザーマニュアル 5 4 3 2 1 外部トリガの使用方法 外部トリガの接続 +3.3V C20 6 0.1u R16 TRIG_IN1 1 2 3 4 5 6 1 S-562T 5 3.3K 3 4 CN5 D1 CRD1 PH1 TLP2095 CRD2 R17 S-562T 1.5K 1SS374 B6B-XH-A +3.3V C21 6 0.1u R18 TRIG_IN2 1 S-562T 3.3K 3 4 D2 CRD3 PH2 5 TLP2095 CRD4 R19 S-562T 1.5K JP2 1SS374 1 2 2P +5V L8 BLM18PG121 +3.3V +5V C24 C25 0.1u 0.1u TRIG_OUT1 TRIG_OUT2 R22 100K R23 100K VCCA A1 A2 GND VCCB B1 B2 DIR SN74LVC2T45 8 7 6 5 C23 10u 16V 10u 16V C26 C27 0.1u 0.1u R20 Q1 220 SSM3K7002F ZD1 33V U10 U9 1 2 3 4 C22 +3.3V 1 2 3 4 5 6 7 8 VDD GND VIA VIB VOC VOD RCOUT GND VISO GISO VOA VOB VIC VID VSEL GISO 16 15 14 13 12 11 10 9 R21 Q2 220 SSM3K7002F ZD2 33V ADuM5402 YPJ-4500のトリガ回路仕様を示します。上記回路図のCN5を使用して ください。 外部電圧 5∼24V JP2 内部から5Vを供給することができます。 外部トリガ フォトカプラ絶縁(両極性) Title Trigger1: PIN2 5 4 Trigger2: PIN3 3 Size A3 Date: DMD Controller (Trigger Interfa Document Number TKN170001 Monday, January 26, 2015 2 COM: PIN1 撮影トリガ出力 FET出力 Trigger1: PIN4 Trigger2: PIN5 COM(FG): PIN6 コネクター XH6P(日本圧着端子) 外部トリガの使用方法 Trigger1 パターン送りに使います。 Trigger2 パターンシーケンス開始/停止に使います。 Sheet 1 ページ3 3 of YPJ-4500ユーザーマニュアル パターンの書込み方法 設定ツールのインストール TIのWeb Siteから「DLP LightCrafter 4500 EVM GUI - Windows 」をダウ ンロードしてインストールしてください。 http://www.ti.com/tool/dlplcr4500evm#Available%20Updates ※以下、このソフトウェアをGUIと記載します。 また、下記URLからパターン書込み時に必要なファームウェアファイル をダウンロードしてインストールしておいていください。 http://www.ti.com/tool/DLPR350 ※いずれもダウンロードにはユーザー登録が必要です。 ページ4 YPJ-4500ユーザーマニュアル YPJ-4500とパソコンの接続 USB mini-Bコネクタ USBケーブル(片側USB-miniBコネクター)でパソコンとYJC-4500を接続 してください。 電源を投入して、USB接続後、DLP LightCrafter 4500 EVM GUIを起動し てください。 正常に接続できていれば、ウインドウ内の「Connected」が点灯しま す。 ページ5 YPJ-4500ユーザーマニュアル パターンの登録方法 イメージファイルの用意 投影したいパターンのイメージファイルを用意してください。解像度は 912×1140で作成する必要があります。階調は1bit∼8bitでWindows BMP形式ファイルを作成してください。ここではサンプルとして以下の 4枚の1bit画像を用意しました。 Pattern03.bmp Pattern04.bmp ページ6 YPJ-4500ユーザーマニュアル 書込みパターンファイルの作成 GUIの「Image/Firmware」→「Create Images」タブを選択して、Output bmp fileで生成するビットマップイメージファイルを指定します。 YPJ-4500ではカラー(8bit×3=24bit)の2枚分のフレームバッファを使って 複数のパターンを切替えることができます。8bitパターンであれば最大 で6枚のパターンを表示できますが、1bit画像であれば48枚を切替えて 使うことができます。前ページで示した4枚の画像はすべて1bit画像で す。これをbit単位で出力ファイルに登録していきます。 ページ7 YPJ-4500ユーザーマニュアル 1) 「Input bmp file」に登録するビットマップファイルを設定します。 2) 選択したビットマップファイルの階調を選択します。 3) 配置する領域を「At bit(s) position in destination file」で選択します。 4) 「Add to Output File」で出力ファイルに登録します。 5) (1)∼(4)を繰り返して必要なビットマップファイルの全てを配置した 出力ファイルを生成してください。 ページ8 YPJ-4500ユーザーマニュアル ファームウェアイメージファイルの生成 作成したパターンファイル(bmp)を実際に表示させるために、順番に必 要なパターンをとり出して表示させるシーケンスや、設定値を組み込ん だファームウェアのイメージファイルを作成してYPJ-4500に書込みま す。 必要なファイル (1) ベースとなるファームウェアイメージ(bin,img) (2) 設定ファイル(ini) (3) パターン画像ファイル(bmp)∼24bitカラーBMPファイル このうち(1),(2)のファイルは、当初は製品に同梱してあるYPJ4500.img, YPJ4500.iniのふたつのファイルを使用してください。これらを使って オリジナルのイメージを作成した後は、作成したファイルを更新しなが ら設定します。 Add,Removeでパターンファイルを追加して、「Save Uptates」で ファームウェアイメージファイルをしてください。 ページ9 YPJ-4500ユーザーマニュアル ファームウェアイメージファイルの書き込み 下記の書込みタブを開いて、ファームウェアイメージファイルを選択後、 「Upload」ボタンを押下してください。 ※ファームウェアイメージファイルを作成する際、不要なbmpイメージ を削除しておくことのより、Uploadの時間を短縮できます。 ページ10 YPJ-4500ユーザーマニュアル 設定ファイル(ini)の作成 パターンファイル(bmp)と一緒に書込む設定ファイル(ini)はPatter n Sequenceタブでカスタムファイルを作成します。 (3) (2) (15) (1) (5) (4) (8) (13) (6) (9) (7) (14) (11) (10) (12) (1) Pattern Sequenceタブを選択します。 (2) Pattern Sequence(Variable Exposure)を選択してください。 (3) 0∼255でLEDの発光強度を設定します。YPJ-4500は0が最大、255 が最小の発光強度となりますが、電源投入時に内部で最大強度に設 定しているため、ここでの設定は意味がありません。 (4) Blueを選択してください。 (5) 内部/外部トリガ(UP/DOWN Edge)を選択します。 (6) 書込んだBMPの番号を設定します。 (7) 取り出すパターンのビット深度を設定します。 (8) 取り出すパターンのビット位置を設定します。 (9) (6)∼(8)で選択したパターンを追加します。 (10)現在の設定パターンリストです。 (11)設定したパターンリストをYJC-4500に送信します。 (12)パターンの実行を一回だけにするかループするかの設定です。 ページ11 YPJ-4500ユーザーマニュアル (13)内部トリガでループする際の露光時間を設定します。 (14)内部トリガでループする際の切替え周期を設定します。 (15)このパネルで設定した内容をINIファイルに保存します。 ※保存したINIファイルを使って再度、ファームウェアイメージファイルを構築して書込むことができます。 ※iniファイルは特に編集を加えずデフォルトで使用して、PCからマイコンへのコマンドで任意のパターンを表 示するシーケンスをプログラムすることができます。このTIのツールのiniファイル作成はいろいろバグも多い ので使用をお勧めしません。 ページ12 YPJ-4500ユーザーマニュアル シリアル通信接続 YPJ-4500は外部PCからシリアル通信(RS-232C)で動作設定するイン ターフェイスを持っています。実際には、YPJ-4500内のマイコンを経 由して、I2CでDLPコントローラ(DLPC350)と通信を行います。 PC RS-232C マイコン I2C DLPC350 接続方法 以下の手順で接続してください。 接続コネクター ピン1 TXD ピン2 RXD ピン5 SG ポーレート ストップビット 9600 1 パリティ 無し データ長 8 ハンドシェーク XH5ピンコネクター 無し ページ13 YPJ-4500ユーザーマニュアル コマンド一覧 コマンド i 機能 露光強度設定 引数 rrggbbで各色00∼ffで発光強度を設定する。 YPJ-4500ではbbのみ有効。 ex) iffffff x 露光時間設定 露光時間をミリ秒で設定します。 ex) x16 ←16ミリ秒に設定 d 機能診断(設定一覧) Diagnosticの結果表示 0x20: hardware status 0x21: system status 0x22: main status 0x00: input source(2 as flush) 0x69: display mode(1 as pattern) 0x6F: pattern source(3 asflush) 0x70: trigger mode(1 as external) 0x66: exposure/frame time 0x4B: 発光強度(RGB) 0x75: lut設定 v validationの実行 DLPC350へI2Cの0x7Dコマンドを発行しま す。(Programmers Guide参照) q シーケンス開始/停止 DLPC350へI2Cの0x65コマンドを発行しま す。(Programmers Guide参照) 0: STOP, 1:PAUSE, 2: START s ビットセット 作成したパターンのデバッグ用にTRIG1, TRIG2をマイコンからセットできます。 s20: TRIG1, s21:TRIG2 c ビットクリア 作成したパターンのデバッグ用にTRIG1, TRIG2をマイコンからクリアできます。 c20: TRIG1, c21:TRIG2 ページ14 YPJ-4500ユーザーマニュアル w パターン設定 あらかじめファームに書き込んであるBMPイ メージを表示する順序をプログラムします。 w の後、1パターン毎にテキストで設定→ 改行して、全パターン入力後ピリオド(.)で設 定を終了します。1表示パターン毎に trig,pat,bit,black,swap を記述してください。 trig: 0=内部, 1=外部立上り,2=外部立下り pat: BMP中のイメージを次ページの Table2-69を参照して選択 bit: 選択イメージのビット長 black: 露光後黒にする(1) か、しないか(0) swap: 表示前にイメージを読込むか ex) w 2,0,1,4,1,1 2,1,1,4,1,0 2,2,1,4,1,0 2,3,1,4,1,0 2,4,1,4,1,0 2,5,1,4,1,0 2,6,1,4,1,0 2,7,1,4,1,0 2,8,1,4,1,0 2,2,8,4,1,0 2,0,8,4,1,1 2,1,8,4,1,0 2,2,8,4,1,0 . 最後のピリオドで設定を終了する。 ページ15 YPJ-4500ユーザーマニュアル Display Sequences www.ti.com Table 2-69. Pattern Number Mapping Pattern Number 1-bit 2-bit 0 G0 G1 G0 1 G1 G3 G2 2 G2 G5 G4 3 G3 G7 G6 R3 R2 R1 4 G4 R1 R0 R6 R5 R4 5 G5 R3 R2 B1 B0 R7 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 G6 G7 R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 B0 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 Black R5 R4 R7 R6 B1 B0 B3 B2 B5 B4 B7 B6 B4 B3 B2 B7 B6 B5 3-bit 4-bit 5-bit 6-bit 7-bit 8-bit G2 G1 G0 G5 G4 G3 G3 G2 G1 G0 G7 G6 G5 G4 G5 G4 G3 G2 G1 R3 R2 R1 R0 G7 G5 G4 G3 G2 G1 G0 R3 R2 R1 R0 G7 G6 G7 G6 G5 G4 G3 G2 G1 R7 R6 R5 R4 R3 R2 R1 G7 G6 G5 G4 G3 G2 G1 G0 R7 R6 R5 R4 R3 R2 R1 R0 R0 G7 G6 R3 R2 R1 R0 R7 R6 R5 R4 B1 B0 R7 R6 R5 B7 B6 B5 B4 B3 B1 B0 R7 R6 R5 R4 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0 B3 B2 B1 B0 B7 B6 B5 B4 2.4.3.4.10 Pattern Display Variable Exposure LUT Offset Pointer (I2C: 0x5C) (USB: CMD2: 0x1A, CMD3: 0x3F) The Pattern Display Variable Exposure LUT Offset Pointer defines the location of the Variable Exposure LUT entries in the DLPC350 memory Table 2-70. Pattern Display Variable Exposure LUT Offset Pointer Command BYTE 1:0 BITS RESET TYPE 10:0 Defines the offset of the LUT entries within the data mailbox. (Range 0 through 1823) 0 = First entry 1 = Second entry : 1823 = Last entry DESCRIPTION x0 w 15:11 Reserved x0 w DLPU010E – May 2013 – Revised February 2015 Submit Documentation Feedback DLPC350 Control Commands 53 Copyright © 2013–2015, Texas Instruments Incorporated ページ16
© Copyright 2024 ExpyDoc