契約書案(PDF:332KB)

(案の6)
総務事務センター業務委託契約書
栃木県(以下「甲」という。)と○○○(以下「乙」という。)とは、総務事務センター業務委
託に関し、次の条項により委託契約(以下「本契約」という。)を締結する。
(契約の目的)
第1条 甲は、甲が別に定める「総務事務センター業務委託仕様書」(以下「仕様書」という。)
に定める業務(以下「本業務」という。
)を乙に委託し、乙はこれを受託するものとする。
(契約期間)
第2条 契約期間は、契約日から平成 31 年8月 31 日までとする。
2 本業務の実施期間は、平成 28 年9月1日から平成 31 年8月 31 日までとし、契約日から平成
28 年8月 31 日までの間は、本業務の引継期間とする。なお、引継期間中に乙が要する費用は
乙の負担とする。
(委託料)
第3条 委託料は、金○○円(うち消費税及び地方消費税の額○円)とする。
2 前項の委託料の支払いは月払いとし、別表「委託料支払金額整理表」のとおりとする。
(契約保証金)
第4条 契約保証金は、栃木県財務規則(平成 7 年栃木県規則第 12 号)第 144 条第6号の規定に
より、これを免除する。
(乙の履行義務)
第5条 乙は本契約に定めるもののほか、仕様書及び甲が必要に応じて指示する事項を遵守の上、
委託業務を実施しなければならない。
2 甲乙協議の上、仕様書が変更された時は、乙は、変更された仕様書に従って本業務を実施し
なければならない。
3 前項の場合において、業務委託料又は契約期間を変更する必要があるときは、甲乙協議の上、
これを定めるものとする。
(委託業務の実施場所)
第6条 委託業務の実施場所は、栃木県経営管理部職員総務課総務事務室内とする。
(施設、機器等の使用)
第7条 甲は、本業務を処理するために必要と認める範囲で、施設、機器等(以下「機器等」と
いう。
)を無償で乙に使用させることができるものとする。
2 乙は、前項の機器等を善良な管理者の注意をもって取り扱わなければならない。
3 乙は、第1項の規定により使用を認められた機器等を別記「機器等使用条件」に従い適切に
使用するものとする。
(権利義務譲渡の禁止)
第8条 乙は、甲の書面による承諾なくして、本契約上の地位を第三者に承継させ、あるいは本
契約及び本契約に関連して生ずる権利もしくは義務を第三者に譲渡し、もしくは引受けさせ、
又は担保に供してはならない。
(再委託の禁止)
第9条 乙は、委託業務の全部若しくは一部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。
ただし、あらかじめ書面により甲の承認を受けたときは、この限りでない。
(管理責任者等の選任)
第10条
乙は、本業務を実施するにあたり、仕様書に定める業務について乙を代理する管理責
任者1名及び管理責任者の職務を補助する副管理責任者を3名それぞれ選任し、業務管理等を
行わせるものとする。
2 乙は、前項の管理責任者及び副管理責任者を選任したとき又は変更したときは、甲に対し「管
理責任者等選任届」により報告するものとする。
3 甲は、本業務の履行に係る委託者としての注文、指示等を、乙の選任した管理責任者(管理
責任者が不在の場合は副管理責任者)に対して行うものとする。
(業務従事者の監督)
第11条 乙は、前条第1項で定めた管理責任者に、本業務に従事する乙の従業員(以下「業務
従事者という。
」)に対する業務履行に関する指揮監督を行わせるとともに、甲との連絡調整に
あたらせるものとする。
(報告等)
第12条
甲は、必要があると認めるときは、いつでも本業務の実施に関し、乙に対して調査を
し、又は報告を求めることができる。
2 乙は、必要に応じ甲からの要求があれば、本業務の処理状況を速やかに甲に報告するものと
する。
3 甲は、前項の報告の結果、業務改善が必要であると認めるときは、乙に改善を求めるものと
する。
4 乙は、本業務遂行上、機器等の瑕疵、欠陥等を発見したときは、その旨を速やかに甲に報告
するものとする。
(労働関係法規の遵守)
第13条 乙は、労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)
、最低賃金法(昭和 34 年法律第 137 号)
等の労働関係法規を遵守しなければならない。
2 乙は、甲が求めるときは労働関係法規の遵守状況を説明しなければならない。
3 乙は、労働関係法規について、監督官庁から指導や行政処分を受け、又は罰則の対象となっ
たときは甲にその旨を報告しなければならない。
(個人情報保護)
第14条
乙は、本契約による業務上知り得た個人情報の取扱いについて、本契約期間中はもと
より契約終了後も、不正に漏えいし、開示し、又は不当な目的に使用する等してはならず、別
記1「個人情報取扱特記事項」を遵守しなければならないものとする。
2 乙は、管理責任者、副管理責任者及び業務従事者(以下「業務従事者等」という。)に対し、
前項の義務を周知するものとし、これを遵守させる責任を負うものとする。
3 前2項の義務に違反したことにより、甲、甲の職員又は第三者に損害を与えた場合には、乙
は、その損害を賠償しなければならない。
4 乙は、本契約を締結するに当たり、あらかじめ甲に対し、一般財団法人日本情報経済社会推
進協会からプライバシーマークを付与されていることを明示しなければならない。
5 乙は、前項により明示したプライバシーマークの付与について、本契約期間中に有効期間が
満了した場合には、その更新を受けていることを明示しなければならない。
(機密保持)
第15条
乙は、本契約による業務上知り得た情報及び秘密(以下「機密」という)を、本契約
期間中はもとより契約終了後も他人に漏えいしてはならない。
2 乙は、業務従事者等に対し、機密保持に関する教育を行い、前項の義務を遵守させる責任を
負うものとする。
3 前2項の義務に違反したことにより、甲又は第三者に損害を与えた場合には、乙は、その損
害を賠償しなければならない。
(資料等の管理)
第16条 甲は、本業務を処理するために必要と認める範囲で、情報、データベース、資料等(以
下「資料等」という。
)を乙に使用させることができる。
2 乙は、前項の資料等を善良なる管理者の注意をもって管理保管し、かつ、本業務以外の用途
に使用してはならない。
(事故等の報告)
第17条
乙は、本業務を処理するために甲が用意した資料等、機器等及びその管理するデータ
等の漏えい、紛失(盗難を含む。
)、滅失、その他の事故が発生した場合には、直ちに事故の拡
大の防止、復元等の措置を講ずるとともに、事故等の概要を甲に報告し、その指示に従わなけ
ればならない。
2 乙は、前項の義務を業務従事者等に周知徹底するものとし、これを遵守させる責任を負うも
のとする。
3 乙は、前項の事故等が発生した場合には、遅滞なく詳細な経過報告及び今後の対処方針を甲
に提出しなければならない。
(第三者に及ぼした損害)
第18条
乙は、本契約の履行に関して、故意又は重過失により第三者に損害を及ぼした場合に
は、その損害を賠償しなければならない。ただし、その損害のうち甲の責めに帰す事由により
生じたものについては、甲が負担し、その損害が甲乙双方の責めに帰すことができない場合は、
その負担について甲乙協議して定めるものとする。
2 前項の場合その他本契約の履行に関して第三者との間に紛争を生じた場合においては、甲乙
協議してその処理解決にあたるものとする。
(契約の変更等)
第19条 甲は、必要があると認めるときは、甲乙協議の上、本業務の内容を変更し又は一時中
止させることができる。この場合において、当該変更等の内容が本契約に定める委託料、履行
期限その他の契約条件に影響を及ぼすものであるときは、変更契約を締結するものとする。
2 前項の規定による変更等によって乙が損害を受けたときは、乙は甲に対し、当該変更等のさ
れた本業務の内容に係る委託料相当額の範囲で損害賠償を請求することができる。この場合の
賠償額は、甲乙協議して定めるものとする。
(協議解除)
第20条 甲は、必要があると認めるときは、乙と協議の上、本契約を解除することができる。
2 前項の規定による契約の解除によって乙が損害を受けたときは、乙は甲に対し、当該解除の
時点で残存する委託料相当額の範囲で損害賠償を請求することができる。この場合の賠償額は、
甲乙協議して定めるものとする。
(甲の契約解除権)
第21条 甲は、乙が次の各号の一に該当するときは、本契約を解除することができる。
(1)乙が、着手期間を過ぎても、正当な理由なく本業務に着手しないとき。
(2)乙又はその代理人若しくは使用人が、契約の締結又は履行に当たり、不正な行為をした
とき。
(3)乙又はその代理人若しくは使用人が、正当な理由なく、甲の検査の実施に当たり、検査
を行う者の指示に従わないとき又はその職務を妨害したとき。
(4)前3号に定めるもののほか、本契約に違反し、その違反によって契約の目的を達するこ
とができないと認められるとき。
(5)業務従事者等に次の事項に該当する事項があることにより、本業務の遂行に支障が生じ
るとき。
ア 不正な行為があったとき
イ 正当な理由なく業務が著しく遅延するとき、又は業務に着手しないとき
ウ 業務状況に著しく誠意を欠くと認められるとき
2 乙は、甲が前項の規定により本契約を解除したときは、委託料の 10 分の2に相当する金額を
違約金として甲に支払わなければならない。
(乙の契約解除権)
第22条
乙は、甲が契約に違反し、その違反によって本業務を履行することが不可能となった
ときは、本契約を解除することができる。
2 甲は、乙が前項の規定により契約を解除する場合において、乙に損害を及ぼしたときは、当
該解除の時点で残存する委託料相当額の範囲で損害を賠償しなければならない。
(予算削減に係る契約の解除等)
第23条 甲は、翌年度以降の甲の歳入歳出予算において、乙に支払うべき委託料について減額
又は削除があったときは、契約を変更又は解除することができる。
2 前項の規定により甲がこの契約を解除した場合において、乙に損害を与えたときは、乙は、
その損害の賠償を甲に対して請求することができる。
(解除に伴う措置)
第24条
甲は、契約が解除された場合において、検査に合格した履行部分があるときは、当該
履行完了部分に対する委託料を支払わなければならない。
(報告及び検査)
第25条 乙は、当該月の業務完了後、その翌月の 10 日までに当該月分の「業務実績報告書」を
甲に提出しなければならない。
2 甲は、乙から前項の報告があったときは、当該報告を受理した日から 10 日以内に検査を実施
しなければならない。
(委託料の請求及び支払)
第26条
乙は、前条第2項の検査に合格したときは、甲に委託料の支払を請求できるものとす
る。
2 甲は、前項の規定による請求書を受理した日から起算して 30 日以内に委託料を乙に支払うも
のとする。
3 甲の責めに帰すべき事由により前項の支払期限までに委託料を乙に支払わない場合は、甲は、
乙に対して遅延利息を支払うものとする。
4 前項の遅延利息の額は、支払期限の翌日から支払の日までの日数に応じ、請求額に対し、年
2.8パーセントを乗じて得た額とする。ただし、政府契約の支払遅延防止等に関する法律(昭
和 24 年法律第 256 号)第8条第1項に基づき率が変動した場合は、財務大臣が決定する率を乗
じて得た額とする。
(権利の帰属)
第27条
本契約に基づき、乙又は業務従事者等が作成し、又は得た成果その他委託業務を実施
する上で作成した一切の記録、資料等(以下「成果物等」という。
)についての一切の権利は甲
に帰属するものとする。
2 乙は、甲の書面による承認を得たときは、成果物等を使用し、若しくは複製し、又は公表す
ることができる。
(契約終了時の引継ぎ)
第28条 乙は、本契約の全部若しくは一部が解除された場合又は契約期間が終了した場合には、
甲が業務を継続して遂行できるように甲又は他者に対し、必要な引継ぎをしなければならない。
(事情変更の場合の措置)
第29条
契約締結時において予想することのできない経済情勢その他の情勢の変化により、委
託料が著しく不適当であると認められるときは、甲乙協議して委託料を変更することができる。
(代表者等の変更通知)
第30条
甲又は乙は、その代表者又は住所を変更したときは、速やかに相手方に通知しなけれ
ばならない。
(契約の費用)
第31条 本契約の締結に要する費用は、乙の負担とする。
(暴力団等排除に関する特約条項)
第32条
暴力団等排除に関する特約条項については、別記2「暴力団等による不当介入を受け
た場合の取扱特記事項」に定めるところによる。
(契約外の事項)
第33条
本契約に定めのない事項及び本契約の条項の解釈に疑義が生じた事項については、そ
の都度甲乙協議の上、定めるものとする。
(紛争の解決方法)
第34条
本契約に関し訴訟の必要が生じた場合は、甲の所在地を管轄する裁判所を専属管轄裁
判所とする。
本契約を証するため、本書2通を作成し、甲乙記名押印の上、各自1通を保有する。
平成28年
甲
月
日
所在地
栃木県宇都宮市塙田1丁目1番20号
名
栃木県
称
栃木県知事
乙
所在地
○○○
名
○○○
称
福 田 富
一
別記1
個人情報取扱特記事項
乙が本契約により業務上知り得た個人に関する情報(以下「個人情報」という。)の取扱いに
ついては、この特記事項によらなければならない。
(基本的事項)
第1 乙は、個人情報の保護の重要性を認識し、本業務の実施に当たっては、個人の権利利益を
侵害することのないよう個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
第2 乙は、本業務に関して知り得た個人情報をみだりに他に漏らしてはならない。契約期間が
満了した後においても、同様とする。
2 乙は、本業務に従事している者に対して、在職中及び退職後においても本業務に関して知り
得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならないこと等の個人情
報の保護に必要な事項を周知させ、その遵守状況の監督その他必要かつ適切な監督を行わなけ
ればならないものとする。
(収集の制限)
第3 乙は、本業務を行うために個人情報を収集するときは、業務の目的を達成するために必要な
範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(目的外利用及び提供の禁止)
第4 乙は、本業務に関して知り得た個人情報を目的外に利用し、又は第三者に提供してはなら
ない。
(適正管理)
第5 乙は、本業務に関して知り得た個人情報の漏えい、滅失及びき損の防止をするため、個人
情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(持ち出し及び複写等の禁止)
第6 乙は、本業務を処理するために個人情報が記録された資料等を取り扱うに当たっては、そ
の作業場所及び保管場所をあらかじめ特定し、甲の承諾なしにこれらの場所以外に持ち出して
はならない。
2 乙は、本業務を処理するために甲から引き渡された個人情報が記録された資料等を、甲の承
諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(資料等の返還)
第7 乙は、契約期間が満了したときは、本業務を処理するために甲から引き渡された個人情報
が記録された資料等(当該資料等を複写し、又は複製したものを含む。)を直ちに甲に返還し
なければならない。ただし、甲が別に指示したときはその指示した方法によるものとする。
(苦情処理)
第8 乙は、個人情報の取扱いに関する苦情の適切かつ迅速な処理に努めなければならない。
2 乙は、苦情を受けたときは、直ちに甲に報告するとともに、適宜、処理経過を報告しなけれ
ばならない。
(事故発生時における報告)
第9 乙は、この個人情報取扱特記事項に違反する事態が生じ、又は生じるおそれのあることを
知ったときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従わなければならない。
(調査)
第10 甲は、乙が本業務を処理するために取り扱っている個人情報の取扱状況について、随時
に調査することができる。
(指示)
第11 甲は、乙が本業務を処理するために取り扱っている個人情報について、その取扱いが不
適当と認められるときは、乙に対して必要な指示を行うことができる。
(損害賠償)
第12 甲は、乙が特記事項に違反したことにより甲に損害が発生したと認めるときは、損害賠
償の請求をすることができるものとする。
別記2
暴力団員等により不当介入を受けた場合の取扱特記事項
第1 乙は、本契約の履行において、暴力団員、暴力団準構成員及び暴力団関係業者(以下、「暴
力団員等」という。)による不当要求及び不当妨害(以下「不当介入」という。)を受けた場
合は、断固としてこれを拒否するとともに、不当介入があった時点で速やかに警察に通報を行
い、捜査上必要な協力を行うこと。
第2 上記1に掲げる規定により警察に通報を行い、捜査上必要な協力を行った場合には、速や
かにその内容を書面により甲に報告すること。
第3 本契約において、暴力団員等により不当介入を受けたことにより、履行に遅れが生じるな
どの被害が発生した場合には、乙は、甲と協議を行うこと。