2007 年2月 参考資料: Q 本研修についてのQ&A このプログラムが自治体にとってどのようなメリットがあるのか判然としない。 自治体に戻って本当に成果を活用できるのか。 A このプログラムの特徴は、単に行政学を学ぶのではなく、自治体で活用できる実践 的行政手法を身につけることにあります。 早稲田大学では、科目履修により最新の公共政策事例と理論を学ぶと同時に、自分 のプロジェクトテーマ(所属する自治体が直面する課題)を絞り込みます。 米国では参加者の希望にあわせた特別プログラムを提供します。自分のプロジェク トに関連する行政現場(自治体や NPO など)を訪問し、米国の行政手法に直接触 れるとともに、講義形式で「プロジェクトマネジメント」という手法を学びます。 研修生には、国内、米国で習得した知識やスキルを自分のプロジェクトに適用し、 研修終了後に自治体で起案できるレベルの企画書を作成、提出していただきます。 また、地域や参加年度を超えた参加者間のネットワーク形成ももう一つの特徴です。 Q 研修先が大学である必要はないのでないか。業務に直接結びつく、より専門的な 研修を提供してもらえないのか。 A そういった種類の研修は既に他の組織・団体が運営しています。 当財団が提供する研修は、具体的な課題を解決するための道筋を考案し、実行に移 すためのケーススタディー型のプログラムであり、日常のルーティーン業務よりも、 むしろ中長期的プロジェクトの企画・運営・評価に効果のある内容としています。 こうした研修目的を達成するために、最も相応しい研修先を選定しました。いずれ も「大学」ではありますが、「専門職」の育成を目的とした「実学」性の高い教育 機関です。研修の内容と効果について他の研修とご比較ください。 Q 研修期間が半年間というのは長すぎるのではないか。長期間職場をあける人的な 余裕はない。 A 研修の効果を考えた場合、国内、海外、それぞれにおいて約3ケ月、計約6ケ月は 必要との結論をだしました。それ以下だと単なる視察旅行になり兼ねず、研修の効 果を期待することができないとの判断です。 Q 英語ができないと研修には参加できないのか? A 英語が不得手でも参加可能です。 米国での研修の基本的な部分には全て日本語の通訳をつけ、教材も日本語で用意し ます。語学力を伸ばすことが研修の目的ではありませんので、英語力は問いません。 もちろん、ある程度の英語能力があった方が、研修の効果を更に高めると考えられ ます。 Q 2008 年度の研修の流れ・スケジュールは? A 同封の「参考資料:2007 年度研修日程」をご参照ください。2008 年度の研修もほ ぼこの流れに沿って実施する予定です。 Q 参加した場合、参加者側の財政負担はどれくらいになるのか? A 国内研修時の履修科目数や地元と東京間の往復回数にもよりますが、これまで地方 から参加した研修生の平均は概算で 50 万円前後でした(補助制度でカバーできな い純粋な自己負担額) 。 これは、他の研修プログラム(市町村アカデミー、国際研修所など)に参加するの と同程度の費用負担です。 Q 合併したばかりの自治体にとってどんな効果があるのか? A 「合併」の効果を一時的なものに終わらせないためにも、中長期的な視野で本研修 の効果をご賢察ください。 合併の効果をより高めるには、先見的な問題抽出能力、戦略的な政策形成能力、そし てその政策を具体的に実践する実行力を身に付けた職員を育成することが重要です。 本研修はそうした人材の育成に必ず役に立ちます。 また、合併前の各地域の職員が一緒にこの研修にご参加くだされば、合併後の行政 によりプラスになると思われます。 以上
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