家族ほ 2016 4月号 の 商標番号:第5720172号 【発行】日の出証券株式会社 volume.024 暮らしの情報 毎月掲載 ほ えみ 平成28年度の証券税制 ∼今年から変わること・注意すべきこと∼ 株券 株券 2 〒541-0047 大阪府大阪市中央区淡路町二丁目2番14号 北浜グランドビル http://www.hinodeshouken.com/ お問い 合わせ 106-6205-7604 情報提供/㈱東京ファイナンシャルプランナーズ ジュニアNISAの登場 NISA口座とは上場株式や証券投資信託に投資する と、 その配当や売却益が5年間非課税となる口座です。 平成28年4月からはジュニアNISAが始まります。その ポイントと留意点は・ ・ ・ 未成年者(0歳∼19歳)の口座を開設 年間80万円までの非課税投資可能 今年から変わる証券税制やその注意点などをま とめてお伝えします。 1人1口座1金融機関 (投資期間中は金融機関の変更はできない) 18歳までは払出し制限あり 1 (払い出すと過去の利益に対して課税) 大きく変わる公社債の取り扱い 売却損はないものとみなされる (他の配当益や売却益との損益通算はできない) 親権者(父母)が未成年者に代わって運用 ■ 公社債等の売却益や償還益は20.315%課税に 非課税であった公社債等の売却益が、今年からは課 税の対象となり、利子や償還差益とともに20.315% の申告分離課税に統一されます。 ■ 上場株式の譲渡損と損益通算が可能に 上場株式や証券投資信託、公社債等から生ずる利益 や損失をすべて通算することができます。その結果、 利子や配当から源泉徴収されている税金の還付を受 けることができます。また、売却損が残った場合は3 年間繰り越すことができます。 上場株式の売却損益 証投信の売却損益 上場株式の配当 証投信の分配金 公社債等の売却損益 18歳まで払出しが制限されることで、逆に長期の資 産形成には向いているともいえるでしょう。また、売却 損は切り捨てられるため、それを踏まえて投資対象を 選びたいものです。 なお、未成年者が投資資金の贈与を受けた場合、 ジュニアNISA への投資資金を含めて、年間110万円 までであれば贈与税はかかりません。 3 大人ためのNISAの拡充 公社債等の利子 公社債等の償還差益 損益をすべて通算し利益があれば 20.315%、 損失が残れば 3 年繰越。 ■ 特定口座で保管でき便利に 公社債等も上場株式や投資信託と同様、特定口座で 保管できるようになりました。ですから、複雑な損益 通算による還付や納付手続きは証券会社に任せるこ とができ便利になります。 ( ただし、譲渡損を翌年以 後に繰り越すときのみ確定申告が必要となります) 平成28年以後は、NISA口座については、投資限 度 額が年120万円(従来100万円限度)に引き上げられ ます。 ◆お知らせ◆ 「家族のほほえみ」は、創刊3 年目を迎える平成28 年5 月以降、隔月(奇数月)発行となります。 担当者欄 (注)上記の「公社債等」は証券会社で売買可能な通常の公社債や公 社債投資信託の取り扱いです。私募債等は別の取り扱いとなります。 ☆本情報は2016年3月時点の内容であり、将来的に変更となる可能性があります。
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