柏崎市立博物館リニューアル事業設計業務委託 プロポーザル実施要領

柏崎市立博物館リニューアル事業設計業務委託
プロポーザル実施要領
平成28年4月
新潟県柏崎市教育委員会
博物館
1 事業の趣旨
柏崎市立博物館(以下「博物館」という。
)は、昭和61(1986)年7月に、「米山をとり
まく自然と文化 そして創造のまち」
をテーマに開館以来、
郷土の自然と歴史文化の普及と啓発、
保護や育成の拠点として多くの市民に利用されるとともに、プラネタリウムを併せ持つ総合博物
館として多くの天文ファンの期待に応えてきた。平成11(1999)年4月には1階のテーマ
展示室と2階の自然展示室を中心に展示リニューアルを実施し、展示構成や手法の改善・刷新を
図り、時代の変化と市民ニーズに対応してきた。
平成19(2007)年6月、人文展示室等のリニューアルに向け検討委員会を立ち上げた矢
先、同年7月発生の新潟県中越沖地震により計画は中断され現在に至っている。人文展示室は、
開館以来、蓄積された研究成果や市町合併等の社会変化も反映されず、展示情報の陳腐化は否め
ない状況にある。一方、耐震強度の問題により施設の維持が困難になっている柏崎ふるさと人物
館(以下、
「人物館」という。
)の展示機能の移転統合やプラネタリウムのハード面の老朽化も大
きな課題となっている。
この度、これまでの研究成果や資料の蓄積、博物館を取り巻く様々な環境変化を踏まえて、人
文展示室及び収蔵展示室、プラネタリウム室等の改善・刷新を図り、
「柏崎学」の拠点施設として
の役割を果たすことを目的とする。
ついては、公募型プロポーザル方式により、展示等のノウハウやアイデアを有する事業者から
提案を広く求め、その内容を総合的に評価し、最も優れた企画提案を行った事業者を、当該業務
の優先交渉権者として決定する。
2 事業全体の基本的な概要
(1)事業主体
新潟県柏崎市
(2)事業の名称
柏崎市立博物館リニューアル事業設計業務委託
(3)業務実施場所
柏崎市立博物館
新潟県柏崎市緑町8番35号
(4)業務実施期間
契約の日から平成29年3月31日
ただし、詳細な業務実施期間については、契約締結時に決定する。
(5)業務選定方法
公募型プロポーザル
(6)提案上限額
13,030,000円(消費税及び地方消費税相当額を含む)
ただし、この金額は契約時の予定価格を示すものではない。
3 応募資格
本プロポーザルに参加しようとする者は、次に掲げる全ての要件をすべて満たしている者でな
1
ければならない。
(1)提案書類提出日において、柏崎市入札参加有資格業者の指名停止措置を受けていない者
(2)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当していない者
(3)新潟県柏崎市暴力団排除条例(平成24年条例第56号)第2条に規定する暴力団、暴力
団員等又はこれらと密接な関係者ではないこと。
(4)過去5年以内(平成23年4月以降)に、本業務と同種又は類似業務で他の地方公共団体
等において300㎡以上の業務実績が複数あること。
(5)契約の履行を複数の事業者で分担して参加する場合は、上記(1)から(4)までの条件
を満たす複数業者による連合体(以下「コンソーシアム」という。
)を形成し、契約は、事
業者側で定めた代表事業者と当市の間で締結する。
(6)契約締結時までに、平成28年度柏崎市競争入札参加有資格者名簿に登録している者であ
ること。
4 スケジュール
(1)公募開始日及び実施要領等配付期間
平成28年4月15日(金)から平成28年5月13日(金)午前10時まで
(2)質問書の提出期限
平成28年4月22日(金)午前10時まで
(3)質問に対する回答
平成28年4月28日(木)を予定
(4)参加表明書等の提出期限
平成28年5月6日(金)午前10時まで
(5)提案書類の提出期限
平成28年5月13日(金)午前10時まで
(6)プレゼンテーション実施日
平成28年5月27日(金)を予定
(7)審査結果通知
平成28年6月3日(金)を予定
5 質問と回答
本プロポーザル実施要領及び本プロポーザルの実施に関する質問は、下記のとおり提出するも
のとし、電話や口頭による質問は一切受け付けない。
(1)受付期間
平成28年4月15日(金)から平成28年4月22日(金)午前10時まで
(2)提出先
〒945-0841
新潟県柏崎市緑町8番35号
柏崎市教育委員会 博物館
電話番号 0257-22-0567
2
FAX
0257-22-0568
電子メールアドレス
[email protected]
(3)提出方法
質問書(第1号様式)に簡潔にまとめ、電子メール(ワード等)で提出する。
※画像データは不可とする。
※件名を「博物館プロポーザル質問書(団体名)
」とすること。
(4)回答
質問の回答は、電子メールにより回答することとし、平成28年4月28日(木)
(予定)
に行う。なお、質問内容及び回答については参加団体すべてに通知する。
(5)質問書における制限事項
次に掲げる事項に該当する質問は、一切受け付けない。
ア 本プロポーザル実施要領及び本プロポーザル実施に係る内容以外の質問
イ コンソーシアムの場合は、代表事業者からの質問のみを受け付け、コンソーシアムの
構成員からの質問は、受け付けない。
6 参加表明書等の提出
(1)提出書類
ア 参加表明書兼誓約書(第2号様式その1)又は
参加表明書兼誓約書(第2号様式その2)(コンソーシアム用)
イ 会社の概要と規模(第3号様式)
(2)提出部数
8部(正本1部、副本7部)
(3)提出先
5の(2)を参照のこと。
(4)提出方法
持参又は郵送によること。ただし、運搬、送付途上での事故については、一切責任を持た
ない。
(5)受付期間
平成28年4月15日(金)から平成28年5月6日(金)午前10時まで
7 提案書類の作成要領
提案書類の記載事項は、次の項目について記載すること。なお、プロポーザルは業務を行うも
のを選定するために必要な提案を求めるものであり、詳細な設計を求めるものではない。したが
って、通常の基本設計又は実施設計に伴うような具体的な図面、模型等は受け付けない。
(1)提案にあたって参酌すべき事項
「市立博物館リニューアル基本構想」
(以下、「構想」という。)
(2)提案書類の記載事項(1案に限る)
①企画提案
<人文展示室、収蔵展示室、広報展示ロビーについて>
3
ア 構想を踏まえた展示装置等のコンセプト及び展示内容の構成
イ フロア全体の平面図及び立面図
ウ 各展示のゾーニング、動線計画
エ
各展示等の概要
<プラネタリウム室について>
オ 構想を踏まえた座席配置等のコンセプト
カ フロア全体の平面図
(椅子と床材の変更をするものであり、投影機器は本プロポーザルの対象外である。
)
キ プラネタリウム室の配置図
②業務計画及び業務実施体制
ク 想定される業務計画
ケ 本業務の実施体制(第4号様式その1)
コ 総括責任者の経歴(第4号様式その2)
サ 総括責任者以外の経歴(第4号様式その3)
③提案額等
シ 見積書(第5号様式)
ス
見積内訳書
④業務実績
セ 過去5年間における本業務と同種又は類似業務の主な業務実績(第6号様式)
⑤地域経済の活性化
ソ 登記簿上の本店(個人の場合は、主たる営業所)が柏崎市内にある事業所に対して、物
品類の発注が想定される場合、あるいは新潟県産を活用し施設の整備を図ることが想定さ
れる場合に添付すること。
(3)提案書類の形式
ア 使用する文字は10.5ポイント以上とすること。
イ 記載事項アからクは、A3判横使い横書き左綴り(左余白25㎜、カラー可)
、それ以外
は、A4判縦使い横書き左綴り(左余白、白黒)とすること。
ウ 提案書類の枚数制限はしない。
エ
イラスト、写真等を用いてもよい。
オ 表紙、目次を付けて、通し番号を付すこと。
カ 表紙には、業務名称及び提出日付を明記すること。
キ 提案団体名は、正本1部にのみ記載し、副本には記載しないこと。
8 提案書類の提出方法等
(1)提出部数
8部(正本1部、副本7部)及び電子データ(PDF形式)をCD-R又はDVD-Rに
て提出すること。
(2)提出先
5の(2)を参照のこと。
4
(3)提出方法
持参又は郵送によること。ただし、運搬、送付途上での事故については、一切責任を持た
ない。
(4)受付期間
平成28年4月15日(金)から平成28年5月13日(金)午前10時まで
(5)その他
提出後の提案書類等の訂正、追加及び再提出は認めない。
9 審査及び選定方針
(1)審査方針
柏崎市立博物館リニューアル事業設計業務委託プロポーザル審査委員会を開催し、提案内
容について総合的に評価を行い、最も評価の高い1事業者を契約候補者に、次に評価の高い
1事業者を次点者として選定する。
(2)プレゼンテーション
提案内容について、次のとおりプレゼンテーションを実施する。実施日時については電子
メールで通知する。なお、参加人数は、各団体5名以内とする。
ア 実施日時 平成28年5月27日(金)頃(正式な実施日時は別途連絡する)
イ 実施場所 柏崎市立博物館
ウ 所要時間 45分前後(準備5分、説明25分、質疑応答10分、撤去5分)
エ 留意事項
・事前に提出した提案書類を用いて説明すること。ただし、既に提案しているものを
補足するような資料であれば、別途用いてもよい。
・提案者が特定される資料作成や特定を誘導する行為は、禁止する。
・プロジェクター及びスクリーンは、博物館が用意するので、パソコンは提案者が準
備すること。
(3)審査項目
審査項目は、別表1のとおり。
(4)結果通知
ア 審査結果については、平成28年6月3日(金)
(予定)に、代表者にFAX及び郵送
により通知するとともに、柏崎市ホームページにて公表する。なお、審査結果公表時に、
審査結果とは別に応募のあったすべての団体名を公表する。従って応募が2団体しかな
かった場合は、団体名公表により採点結果も明らかになるので留意すること。
イ 審査経緯については、公表しない。
ウ 審査内容及び結果についての異議は、一切認めない。
10 失格条項
次のいずれかに該当する場合は、失格とする。
(1)提案書類等の提出方法、提出先、提出期限が適合しないもの。
(2)提案書等に虚偽又は違法な行為の記載があるもの。
5
(3)提案書類等に記載すべき事項に不備があるもの。
(4)この実施要領に定める手続き以外の手法によって、審査委員会の委員又は本市職員等関係
者に対し、本プロポーザルに関して援助を求めたとき。
(5)参加表明書を提出したものが3に定める応募資格を満たさなくなったとき。
(6)その他審査委員会が不適格と認めるとき。
11 契約に関する事項
(1)契約方法
審査委員会が選定したものを、本業務委託契約に係る随意契約の契約候補者として特定す
る。
ただし、次のいずれかの事由により業務委託契約が締結できない場合には、次点者を契約
候補者として再特定する。
ア 契約候補者が、地方自治法施行令第167条の4第1項又は第2項に規定するものに
該当することとなったとき。
イ 契約候補者が、柏崎市から指名停止を受けることとなったとき。
ウ 契約候補者の見積徴収の結果、その見積額が予定価格を超えたとき。
エ 契約候補者が本業務委託契約の締結を辞退したとき。
オ その他の理由により契約候補者と契約の締結が不可能になったとき。
(2)業務委託契約金額
業務委託契約金額は、発注者の定める本業務委託契約に係る予算の範囲内であって、提案
書類として提出された見積内訳書の総額を超えないものとする。
(3)業務委託契約内容及び実施条件
ア 本業務の委託契約内容については、候補者の提出書類等に記載された内容を尊重し、
柏崎市において定める。
イ 提案書類に記載した総括責任者及び技術担当者は、特別の理由により発注者がやむを
得ないと認める場合を除き、原則として変更できないものとする。
(4)契約保証金
ア 契約候補者は、契約保証金として契約額の100分の10以上に相当する金額を、契
約締結前に納付しなければならない。ただし、契約候補者が、保険会社との間に本市を
被保険者とする履行保証保険契約を締結し、その証書を契約前に締結したときは、契約
保証金の納付を免除する。
(5)その他
ア 契約条件は、
「業務委託契約書」に定めるほか、新潟県柏崎市財務規則(平成16年規
則第5号)の定めるところによる。
13 その他留意すべき事項
(1)提出された提案書類等は、返却しない。
(2)提出された提案書類等は、本プロポーザルの目的以外には使用できないものとする。
(3)提案書類等の作成及び提出に要する費用は、提案団体の負担とする。
6
(4)事業を実施するに当たっては、発注者と協議して進めていくものとし、設計において提案
内容の一部変更を求めることがある。
(5)提案書類の内容に含まれる著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の
法令に基づいて保護される第三者の権利の対象となっている事業手法、維持管理手法等を用
いた結果生じる事象に係る責任は、全て提案者が負うものとする。
(6)提案書類等の内容に含まれる著作権は、それぞれの提案者に帰属するものとするが、審査
の公表及びその他柏崎市が必要と認めるときには、著作権法第18条第3項に基づき、柏崎
市はこれを無償で使用できるものとする。
(7)提案者が提出する書類は、柏崎市情報公開条例上非公開の扱いとなるものを除き、公文書
公開の対象となるので留意すること。
(8)提案を取り下げる場合は、辞退届(様式第7号)を提出するものとする。
(9)提出期限までに提案書類等を提出しない団体は、辞退したとみなす
(10)本プロポーザル参加者の重複参加は認めない(重複応募の禁止)
7
別表1 審査項目
審査項目
配点
基本構想の理解度
展示更新に関する理解度
20
事業別方針の実現
フロアレイアウト・ゾーニング
全体の配置・機能向上
企
画
提
案
外部機関との連携、運営面への配慮
50
バリアフリー、ユニバーサルデザインへの配慮 等
課題への対応
学習利用への対応
展示施設への対応度
幅広い年齢層への対応
150
魅力的で楽しい、独創的な展示
更新性のある、最新情報に対応した展示 等
小 計 (①)
220
業務の実施体制
業務実施体制及び業務計画
20
業務計画 等
類似業務実績
業務実績
20
業務の総括責任者及び担当技術者の経歴
提案額の妥当性
提案額等
20
メンテナンス費用 等
市内業者への業務の一部委任
地域経済の活性化
20
新潟県産の活用
小 計 (②)
80
合 計 (①+②)
300
8